JR中央線「武蔵小金井駅」南口駅前にある文化施設です。578席の大ホールをはじめ、小ホール、市民ギャラリー、4つの練習室、和室、マルチパーパススペースがあります。
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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45
TEL: 042-380-8077
FAX: 042-380-8078

開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 20:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始
【こがねいジュニア特派員レポート vol.33】「星の王子さま」との出逢い ~能と音楽で綴る物語~ 24. 03. 26

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立緑小学校 3年 近野真帆

星の王子さま新聞

【今回のぶ台は?】
今回の『星の王子さま』は、能と、サックスと、大つづみと、ナレーションで、お話が進んでいました。

【能】
能は、セリフや歌はほとんどなく、動きだけで表現していて、すごいと思いました。一番心にのこっているのは、バラとけんかする場面で、バラをもってゆっくり歩き、バラをピアノの上においていたところです。

【サックス】
場面によって、音の強弱がついていてすごかったです。かなしい場面では、えんそうがしずかになり、「どの星も気に入らなかった」というセリフのところでは、一番はくりょくのあるえんそうになっていました。

【大つづみ】
「おっおっ」というかけ声とともに大つづみをたたいていました。
手がいたくならないのか心配になるくらい大きな音で、サックスにも負けないはく力がありました。

ぶたいのうらを見た時に、ぶたいのまん中より、左かわくらいに、木で作っただんさがありました。
そのだんさに、大つづみの人がすわります。その時に、まん中が分かりやすいように、お客さんからは見えない赤い電気で分かりやすくしているそうです。

【感想】
今回はじめて「星の王子さま」のお話を知りました。
ナレーション、能、サックス、大つづみの4つで、星の王子さまのえんぎをできるところがすごかったです。

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「星の王子さま新聞」☆という素敵なタイトル。
今回の公演を彩った能、サックス、大鼓、それぞれについての印象を書いてきてくれました。
星の王子さまと出演者のイラストも優しさを感じます。

スタッフによるイベントレビューは【こちら

(公演写真:横田敦史)

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.32】「星の王子さま」との出逢い ~能と音楽で綴る物語~ 24. 03. 26

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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大切なこと

小金井市立小金井第四小学校 6年 島田愛理

 私は、三月九日に、「『星の王子さま』との出会い」を見に行きました。

 まず、普段は関係者以外立入禁止の舞台に入らせてもらいました。中は暗くてスタッフさん達の話し合っている声が聞こえました。舞台と、客席の間にスクリーンのようなものがあり、それを紗幕というそうです。そこに映像を映して上演します。舞台裏に明かりがない時は、客席から暗く見えますが、明かりがつくと透けてみえるようになります。また、舞台には能で使われる、橋がかりを再現した段差もありました。

 舞台裏を見せてもらって少ししてから上演が始まりました。まず、サックスを演奏する仲野さんが紗幕に透けて見えました。スポットライトがあたっています。紗幕には綺麗な星の映像が流れています。しばらくして、能の演技もありました。津村さんが、「星のおうじさま」として迫力のある演技をしていました。

 その後、0から9のシーンを途中で休憩を挟みながら見ました。私は事前に「星の王子さま」の本を読んでいったので、大体の内容は理解できました。本より細かくお話が書かれている訳ではなかったけれど、映像、少しのナレーター、演奏だけでしっかり伝わってくるのがすごいと思いました。

 私は、今回の公演で「大切なものは目に見えない。心の目で見ないと。」という言葉が心に残っています。普段生活している上で目に見えない、言葉や感情、時間のことではないかと私は思います。

 最後に、出演者のトークショーがありました。私は津村さんはお茶目な印象、仲野さんは大人な印象、佃さんには優しい印象を受けました。この作品に沢山の思いを持って真剣に作り上げたことが伝わってきました。

 今回の公演で色々な感情があった中、私が一番思ったことは、「不思議」です。紗幕に映る星が本当にあるように見えたり、演奏が少し怖くて不思議でした。

 また、能や楽器のイベントがあったら行ってみたいです。

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丁寧で、公演の様子がとても分かりやすいレポートの島田さん。
事前に『星の王子さま』を読んできてくれての観劇。
「不思議」に感じた公演で、また能や楽器のイベントに行ってみたいとのこと!
とても嬉しい~☆ お待ちしています。

スタッフによるイベントレビューは【こちら

(公演写真:横田敦史)

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.31】
小松亮太 バンドネオン四重奏 ~アルゼンチン・タンゴとバンドネオンの世界~
24. 03. 03

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立緑小学校 2年 アシュハブ真大

小まつりょうたさんのバンドネオンしじゅうそうを見に行きました。
とってもきれいな音でしゅだいかやテーマきょくにぴったりな音だと思いました。

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バンドネオンが色いろなところでつかわれていることやアコーディオンとのちがいをはじめてしりました。
ちがいはバンドネオンのほうがアコーディオンより長いこととボタンとけんばんがちがうことです。
おはなしもおもしろかったです♪

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小松さんのお話も曲も両方楽しんでくれたアシュハブさん。
絵の出演者も楽しそうでカワイイです。

スタッフによるイベントレビューは【こちら

公演写真:友澤綾乃

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.29】[こがねい落語特選]新春 昇華爛漫の会 24. 02. 17

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立緑小学校 4年 吉見 彩

わたしは、令和六年一月二十八日(日)に小金井宮地楽器ホールの大ホールで落語を、聞いてきました。五人の(はなし)を聞いてきました。

一人目の若手落語家さんは「うしほめ」という噺をしてくれました。2人目は立川流で初めての女性真打(しんうち)になった、立川(たてかわ)小春(こしゅん)()さんでした。3人目は古今亭(ここんてい)(ぶん)(ぎく)さんで「あくびしなん」の噺をしてくれました。4人目は、柳家(やなぎや)わさびさんの髪型はどくとくで髪を横に流していてぺたっとして、おでこがキレイに見えていました。最後は、柳亭(りゅうてい)(いち)()さんは、伝説のちょうこく家の左甚五郎(ひだりじんごろう)が登場する「竹の水仙」の噺でした。

わたしにとって一番おもしろかったのは、立川小春志さんの「ふろしき」です。「ふろしき」の登場人物はおかみさんとやきもちやきで酒が好きなだんなと兄き、(はん)(しち)です。わたしが、一番「ふろしき」でおもしろかったシーンは、おかみさんとだんなさんから「たすけて」と言われて兄きが考えた、さくがおもしろかったです。

わたしは、ホールで初めて落語を聞きました。落語は笑わないでしずかに聞くものだと思っていましたが、みんなドッと笑ったりして、落語はこんなに、みんなニコニコ楽しく聞くものだったのでおどろきました。ぜひみなさんも、ホールなどで、おもしろい落語を聞いてみてください。

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吉見さんが初めての落語をとても楽しんだ気持ちが伝わってきます。
立川小春志師匠は小金井に縁のある落語家さんです。
またご縁がありますように。

スタッフによるイベントレビューは【こちら

公演写真:藤本史昭

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.30】[こがねい落語特選]新春 昇華爛漫の会 24. 02. 17

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立小金井第二中学校 2年 反町 佑

今回の落語会も、大いに楽しませてもらった。出演した4人も今の落語会を担っている、あるいは将来的にそういった存在になるであろうという面子で、見ていてとても満足感のある芸だった。この4人の活躍を、これからも見守っていきたい...これじゃあいけない。たった4文で終わってしまう。まあその4文がすべてみたいな気もあるのだが、これだけじゃ読んでる方も書いてる方も物足りない(失礼)ので、1人づつ感想から何やら書いていこうと思う。お目汚しの点もあるとは思うが、どうかお見のがしを。

開口一番から始まり、2人目に出てきたのが立川小春志。最近真打昇進したばかりらしく、二ツ目の時の名前が立川こはる。自分もこの人の名前は知っていて、どうやら今勢いのある噺家の一人らしいから、ぜひ一度聴いてみたいと思っていた。師匠は小金井にゆかりがあるらしく、小金井ネタもからめたマクラ(ちょっとここでは書けないようなものも...)を振ってから噺に入る。今回の根多は、「風呂敷」。テンポが良く、勢いもある語り口で、観客をうまく引きこんでいた。噺の方も上手く演じられており、何も考えず笑うことができた。こりゃあ将来はすごい噺家になりそうだ。この立川小春志という噺家には、今後も注目していきたい。皆さんも一度は聴いてみてはどうだろうか。

次に出てきたのが古今亭文菊。プログラムに「いやらしいお坊さん」と書いてあったからどんな人だろうと思ったら、本当にいやらしいお坊さんみたいだった(メチャ失礼)。根多は、「あくび指南」。かなり有名な根多なのだが文菊師匠はそんな根多でも上手い。あくび指南でここまで笑ったのは、初めてかもしれないというレベルで面白かった。とにかくほれぼれするほど上手い。自らのいやらしさをうまく生かした芸だった。皆さんも師匠の芸といやらしさ(余計)に一度ふれてみてはどうだろうか。

中入りをはさんで出てきたのが、柳家わさび。これまた、今勢いのある噺家の一人にして、新作落語界の若手のエースだ。自分は次の笑点レギュラーなんじゃないかとにらんでいる。今回やったのも新作落語の「MCタッパ」。パリピになりたい老夫婦の噺なのだが、これが面白い。新作落語だから分かりやすいのを抜きにしても面白い。パリピとは無縁の自分でも大いに笑えた。かなり毒も入った語り口にも引きこまれた。ぜひ皆さんにも、この「柳家わさびワールド」を体験してほしい。

そしていよいよトリ。落語協会会長・柳亭市馬が登場。マクラでは得意の歌で会場をわかせ、噺に入る。今回の根多は「竹の水仙」。とにかく上手い。その一言しか出てこない。こう言っちゃ悪いが、前の3人よりも安定感、安心感がある。さすが先代小さん師匠にきたえられてきたベテランである。声も良いし、語り口もきれいだし、演じ方も上手い。うまく客席を自分の空気にしていた。すばらしい芸だった。多分一日中聴いていられる。皆さんにも、ぜひ聴いてもらいたい。

4人ともすばらしい芸を見せてくれた。今年は年始からとんでもない事ばかり起こっているが、それも吹き飛ばすほどの良さだった。皆さん、今年は落語を聴いて笑って幸せになりましょう。

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心のままに綴った熱いレポートは
反町さんの深い落語愛を感じられます。
ぜひまた落語を聴きに来てくださいね。

スタッフによるイベントレビューは【こちら

公演写真:藤本史昭

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.28】
LEO + 黒田鈴尊 「超・邦楽コンサート」 ~時空を超える箏と尺八~
24. 02. 04

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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中学1年 M.N

今回のコンサートに行って、プロの演奏はとてもすごく感動しました。LEOさんと黒田さんの演奏で息がぴったりで少しもずれがなく、とてもきれいな音色でした。

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そして、曲を楽器の音色だけでなく体をつかって曲の雰囲気が分かりやすかったです。私は小学校でお箏と少しだけ尺八を習いました。お琴は短い曲を三曲くらいやりましたが、なめらかな音は出せませんでした。尺八は、音を出すという授業でしてみたことがありました。尺八はまず音を出すのがむずかしく、やってみましたがまったくできませんでした。実際に聞いてみたことがなかったので、今回聞けてとてもうれしかったです。

尺八は、長さと音程の関係があると知っておどろきました。短いほど音が高く、長いほど音が低くでると初めて知りました。楽器って奥が深いと思いました。

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今回の公演と、授業で習ったことが繋がった発見を書いてきてくれました。
絵からも黒のステージに二人の姿と音が映えるイメージが感じられます。

スタッフによるイベントレビューは【こちら

公演写真:藤本史昭

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.25】はけの森美術館「うるおうアジア」展 24. 01. 29

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
今回は小金井市立「はけの森美術館」に出張し、学芸員さんに案内してもらいながら
近代アジアの作品の数々を鑑賞しました。
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立南小学校 1年 荒井咲那

くにによって、ふくがちがうし、かたちもちがって、とてもいい。

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川や山がいろんないろでかかれていて、とてもきれいで、すてきです。

森で女の人が本をよんでいるのが、かわいかったです。

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しゃぼんだまみたいなのが、木にぶらさがっているみたいで、とってもすてきだった。

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注目した作品に丁寧に感想を書いてきてくれた荒井さん。
色鮮やかに書いた絵からも楽しかったことが伝わってきます。

「はけの森美術館」ホームページはコチラ→https://www.hakenomori-art-museum.jp/

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.26】はけの森美術館「うるおうアジア」展 24. 01. 29

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
今回は小金井市立「はけの森美術館」に出張し、学芸員さんに案内してもらいながら
近代アジアの作品の数々を鑑賞しました。
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立前原小学校 1年 溝上心優

はけの森美術館にいきました。うるおうアジアのてんじをみました。ふくおか市から沢山の作品がとどいていました。

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わたしがすきになったのは、森キンセンの「スンビン山のながめ」です。ふじ山のようで、みずうみにうつった木や草がきれいでした。ぜひ見にいってください。(※)

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※「うるおうアジア」展は1/28(日)で終了しています。

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本当に富士山のようですね!
絵日記帳の枠いっぱいに書いてきてくれた溝上さんのレポートは
絵も字も元気があり、エネルギーを感じます。

「はけの森美術館」ホームページはコチラ→https://www.hakenomori-art-museum.jp/

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.27】はけの森美術館「うるおうアジア」展 24. 01. 29

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
今回は小金井市立「はけの森美術館」に出張し、学芸員さんに案内してもらいながら
近代アジアの作品の数々を鑑賞しました。
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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はけの森びじゅつかんの
「うるおうアジア」

小金井市立小金井第三小学校 2年 水野 葵

わたしは、一月十三日に、はけの森びじゅつかんで、「うるおうアジア」の作品を、見学しました。

わたしが気に入った作品は、「子じか」という作品です。なぜかというと、しかの絵がかわいいし、しかの立っている手前の方に、「カラフルなおさら」のようなものがあるからです。

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そんな子じかは、インドで「グワッシュ」をつかってかかれたようです。「グワッシュ」とは、水さいえのぐの一しゅだそうです。そんな子じかには、もう一つ気になったところがあります。しかの右がわに、「つえ」のようなぼうがありました。「なにもささえがないのにどうして立っているのかな?」と思いました。

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つぎにわたしは、二かいのアニメーション作品も見ました。中には、どきがしぜんについて話している作品もありました。それを見てわたしは、「ぜんぶのキャラクターがカワイイ!」と思いました。

みなさんもぜひ来てみてください。(※)

※「うるおうアジア」展は1/28(日)で終了しています。

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「子じか」の作品の感想を丁寧に書いてきてくれた水野さん。
小鹿のかわいい魅力が伝わる上手な絵にビックリです!
次の展覧会も楽しみですね。

「はけの森美術館」ホームページはコチラ→https://www.hakenomori-art-museum.jp/

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.24】滝 千春「12-toneS」~バルトーク・シュニトケ・ペルト~ 23. 12. 25

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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新鮮な音楽

小金井市立小金井第四小学校 6年 島田愛理

私は、十二月九日に「滝千春 12-toneS」の演奏を聴きに行きました。始めに、大ホールの舞台で開演前のピアノの位置や照明の最終チェックをしている所を見学させてもらいました。照明などにも滝さんのこだわりが詰まっているそうで、念入りに確認している姿が見られました。今回のプログラムは、珍しい横型なのですが、それも滝さんのこだわりなんだそうです。こだわりが沢山詰まっているんですね。その後、宮地楽器ホールの構成や、ジュニア特派員の説明をしてもらい、本番が始まる時間になりました。

照明が暗くなり、赤色のドレスの滝さんが出てきました。最初はシュニトケの曲です。ピアノと息が合っていて、私が聴いている二階にまで息を吸う音が聞こえてきました。周りの人も目をつぶってよく聴いている様子が見られます。

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シュニトケの曲の中で一番衝撃を受けたのは、「きよしこの夜」です。元の「きよしこの夜」は知っていたのですが、シュニトケの「きよしこの夜」は原曲をアレンジしていました。所々が不協和音になっており、皮肉な感じがして不思議だったけど面白いと思いました。「ヴァイオリン・ソナタ 第一番」を弾いている時に弓の毛が切れていて物凄い迫力で演奏していたんだなと思いました。私は、第三章がハラハラするイメージの曲で記憶に残っています。

休憩時間を挟んだ後、再び公演が始まりました。次の曲はぺルトの曲です。滝さんは、前半とは違う黒色の衣装を着て登場しました。また、もう一つ前半と違う所がありました。それは、十二人の仲間たちが出てきたことです。今回の、「滝千春 12-toneS」という題名には「十二音技法は音が均等に扱われているのが特徴であり、誰一人抜けてはならない」という意味が込められているそうです。ソロの時とはまた違う、音の掛け合いを聴くことが出来ました。滝さんがメロディを弾く中、他の人たちはそれを支えているような音を弾いていて、前半とは違う良さがありました。

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後のバルトークの曲が終わり、公演が終わったと思いきや...。なんと、アンコールの曲を演奏してくれました!!曲名は、ピアソラの「フーガと神秘」です。準備をしている時に四角いイスのようなものが出てきました。「これは何だろう?」と思っていると、そこに人が座り、イスのようなものを叩き始めました。後から教えてもらったのですが、これは「カホン」という楽器なんだそうです。演奏中には叩くだけでなく、ブラシのようなものでカホンを擦って「シャカシャカ」という音を出していました。情熱的でジャズのような感じがする曲で、聴いていて愉快な気持ちになりました。

今回、演奏されていた曲は私にとっては聴き慣れていない曲が多くて新鮮でした。私はヴァイオリンを習っているのですが、ピッチカート、他の楽器との息の合わせ方などがとても参考になりました。また、生の演奏を聴く機会があったら、今回学ばせていただいたことを参考にしながら聴きたいです。

(公演写真:藤本史昭)

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お客さんの様子や、公演全体の流れが見えるようで
文章のバランスがとても上手です。
ヴァイオリンを習っている島田さんが描く
楽器のイラストからも楽しさが伝わってきます。

スタッフによるイベントレビューはこちら

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.23】滝 千春「12-toneS」~バルトーク・シュニトケ・ペルト~ 23. 12. 25

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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こがねいジュニアとくはいん
小金井市立前原小学校 3年 佐野 笙

12月9日(土)、小金井 みや地楽きホールに滝千春「12トーンズ」を聞きに行きました。
プログラムは、白と黒と赤でとてもかっこいいと思いました。えんそうしている、滝千春さんのドレスの赤とキラキラの銀と同じふんいきがしました。
プログラムの「滝」の三ずいをよく見るとヴァイオリンのイラストになっていて、デザインもこだわっているのだと感じました。
滝さんは、手だけではなく、体全体を使ってえんそうしていて、聞いている人に、音楽をとどけようという気持ちが伝わってきました。

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シュニトケの「きよしこの夜」は、クリスマスのきせつに聞いたことがあるメロディーだったけれど、だんだんふしぎな音がふえていって、ぶきみな世界につれていかれる気持ちになりました。ヴァイオリンのこまをまわして、キィーと音がかわっていったのも、びっくりしました。ピアノの中に手を入れて、だがっきみたいな音にかえてえんそうするのもはじめて見ました。休けい中にピアノをチューニングしていたのは、手を入れて、音をかえてえんそうしていたから、正しく音を入れ直しているのかなと思いました。

ピアニストは、滝さんをよく見て、タイミングを合わせていました。滝さんの音が、かがやくようにピアノもとてもきれいな音で、えんそうしていました。

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ぼくは滝さんのえんそうを色でたとえると「むらさき」だと思います。ちょっと、こわいはげしい音の所は赤くて、さわやかできれいな曲は青い色に感じたからです。いろいろな音が出せる滝さんのえんそうはすごかったです。

アンコールのピアソラはこちらもノリノリになるリズムで楽しかったです。

(公演写真:藤本史昭)

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音を色で表現したレポートを書いてきてくれた佐野くん。
豊かな感性が光っています。

スタッフによるイベントレビューはこちら

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.22】神田伯山 独演会 23. 12. 25

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
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神田伯山 独演会 新聞

ジュニアとくは員
小金井市立緑小学校 3年 近野真帆

【神田伯山さんとは?】
日本一チケットが取れない講談師で、百年に一人の天才といわれています。平成19年に三代目神田松鯉に入門し、「松之丞」さんになりました。
令和2年に真打昇進と同時に六代目神田伯山さんになりました。
講談だけではなく、講談ではないお話もしてくれました。わたしは神田伯山さんのおばあさんのお話がおもしろくて、大わらいしてしまうほどおもしろかったです。

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【講談とは?】
講談は、らく語ににていて、言葉だけでわらわせるものです。らく語とちがうところは、会話だけではなく、くわしいせつ明もしながら、お話を進めていくところです。

講談で使う道具は、はりおうぎと、しゃくだいです。ほかには、らく語と同じように、せんすや、手ぬぐいも使います。
はりおうぎ...しゃくだいを打つ道具です。お話の場面がかわる時に、「パンパン!」とならしていました。
しゃくだい...昔は、本をおいていた台です。ぶ台を見せてもらった時に、しゃくだいの内がわを見たら、「一龍斎貞水贈」と書いてありました。

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【今回のえんだいは?】
今回のえんだいは4つありました。

一、 狼退治(梅之丞さん)
お弟子さんの梅之丞さんがえんじてくれました。みやもとむさしがおおかみをたいじするかっこいいお話でした。

一、 阿武松(伯山さん)
ごはんを7しょう食べるおすもうさんのおもしろいお話でした。

一、 万両婿(伯山さん)
「30分のはずが、お客さんがいっぱいわらっていたので、48分になってしまいました。」と伯山さんもわらっていました。小四郎がいろいろな目に合ったけど、さい後は、幸せになるお話でした。

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一、 南部坂雪の別れ(伯山さん)
忠臣ぐらのお話でした。会場が暗くて、かなしいふんいきがしました。47人の名前を言っていてすごかったです。

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【感想】
むずかしい言葉が多くて少しむずかしかったけど伯山さんの講談や、お話は、おもしろかったのでまた見に行きたいです。

(公演写真:藤本史昭)

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新聞形式で3つの項目に分けて、分かりやすく書いてきてくれた近野さん。
伯山さんの絵も上手!

スタッフによるレビューは【こちら

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.21】神田伯山 独演会 23. 12. 25

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
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レポート「神田伯山独演会」

小金井市立小金井第二中学校 2年 反町佑

 今最もチケットが取れないといわれている講談師、神田伯山。今や講談界の押しも押されぬ大看板になろうという逸材だ。その逸材が、小金井にやってくる。そうなったら、もう行くしかない。自分は伯山先生のラジオを毎週聞いている。講談もよく聞く(専門は落語だが)。運の良い事に、今回はジュニア特派員として見に行く事が出来た。そして今、その会のレポートを書いている。どれくらいの長さになるかは分からないが、会の感想や根多の内容やら伯山のこれからやらについてつらつらと書き連ねていこうと思う。お目汚しですが、お付き合い下さい。

 一度、この小金井宮地楽器ホールで講談を聴いたことがある。その時聴いたのが、神田松鯉だった。他でもない、伯山の師匠である。演っていた根多は、季節もあって、「赤穂義士外伝 天野屋利平」。さすが人間国宝という芸を見せてくれた記憶がある。さて、弟子はどうなんだろう...と思っているうちに会が始まった。開口一番に続いて伯山登場。今回は仲入り前に二席、仲入り後に義士伝を一席。仲入り前に演ったのが、「阿武松」と「万両婿」である。この二席、共通点がある。それは、落語でも演じられているという事。そして、落語の方が有名なのだ。前者は同名で、後者は「小間物屋政談」という名で親しまれている。元は講談なのに。自分も落語でしか聞いた事がない。さて、どうなるんだろうと聴いてみると、やはり落語と講談の違いがはっきりと浮かび上がってきた。その違いをつくるものが、張扇である。張扇とは、講談師が釈台を叩くときに使うアレだ。落語には、張扇がない。その分、講談は物語の山場で盛り上げられる。客を引きこめるのだ。今日も、伯山先生の勢いの良い語り口とホールに響き渡る釈台を叩く音に観客は引きこまれ、気付けばお仲入り。

落語とはまた違った良さがあり、同じ根多でここまで変わるものかと思わされた。他の落語もある講談の根多を聴いてみようかと、一人思った。
 さて、仲入り前でもう満足なのだが、ここで問題が一つ。伯山が熱演しすぎて、時間がない。仲入り後は今日のメインと言っていい、義士伝だというのに。大丈夫なのだろうか。時間ギリギリで席に着く。そして、黒紋付に着替えた伯山登場。時間は延ばしてもらえたらしく、少しマクラを振ってから根多に入る。「赤穂義士銘々伝 南部坂雪の別れ」。一言で言うと、別れの噺だ(まとめすぎ)。というか、この赤穂義士伝全体が別れの噺なのだ。討ち入りに征く四十七士とその家族、友人、大事な人との別れを描いているのだ。義士達の人数だけ、別れがある。その一つ一つを描いたのが、赤穂義士伝なのだ。それを初めて聞いた時、初めて腑に落ちた気がした。自分はあまり忠義というものが好きではない。だから、赤穂義士伝というものもそこまで好きではなかった。だがそれを聞いて、そして伯山先生の「南部坂雪の別れ」を聴いて、そういった感情は消え去った。暗くなったホールにスポットライトで浮かび上がった伯山先生は、仲入り前とは打って変わった落ち着きようで、ホールの客を引きこんでいく。伯山先生は、この別れのストーリーを繊細に、そしてダイナミックに語っていく。涙が出そうになった。気がついたら場内は明るくなり、大拍手に包まれていた。ようやく、赤穂義士伝を好きになれた気がした。

 こうして会は終わった。ただただ、凄かった。だが、一つ心配な所もある。今でああ上手かったら、年を取ったらあの芸はどうなってしまうのだろうか。伯山が早熟でないことをただただ願うばかりだ。そして、もう一つ思っていることがある。伯山先生には、芸人でも、芸能人でもなく、講談師として生きていってほしい。講談師・神田伯山先生の今後のますますのご成長とご活躍をお祈りいたしまして、この特派員レポート、大団円でございます...。

(公演写真:藤本史昭)

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講談と落語に対するとても詳細なレポートを
書いてきてくれた反町くん。
原稿用紙4枚に書かれた力作に、熱い想いが伝わります

スタッフによるレビューは【こちら

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.20】江戸糸あやつり人形 結城座 23. 12. 02

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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結城座の演出を見て

小金井市立東小学校 6年 淵上ことみ

 私は、こがねいジュニア特派員として、宮地楽器ホールに結城座を見にいきました。
 電気が消えて、いよいよ結城座の「東海道中膝栗毛~赤坂並木から卵塔場まで~」がはじまりました。演劇を見ているなか、私は人形たちの表情は変わらないのに、一番後ろの席に座っている私たちにまで、どんな感情を人形が抱いているのかが伝わってきてすごいな、と思いました。劇が終わり、父と話してみたら、父も同じことをいっていました。

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 劇の後は体験をしました。実際にやってみたら思ったより重くてびっくりしました。また、三本の指で手板を支えていたので、持っている時はあまりしびれを感じなかったけれど、終わった時に手が痛かったです。体験で一番心に残ったのは、他のこがねいジュニア特派員の子と人形であく手したことです。まずは向かいあって、人形を歩かせて、あく手という流れでした。あく手しようとしても、手の位置がずれたり目線が合わなかったりととても難しかったです。

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 私は、今回、結城座の演劇を見れたり、体験させてもらえて良かったなと思いました。改めて結城座のあやつり人形は伝とう的な文化だということを知りました。

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「どんな感情を人形が抱いているのかが伝わってきてすごい」と
公演時の驚きが伝わるレポートを書いてきてくれた淵上さん。
人形のあやつり体験の様子も目に浮かぶようです。
絵もかわいい♪

スタッフによるレビューは【こちら

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.19】江戸糸あやつり人形 結城座 23. 12. 02

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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江戸糸あやつり人形 結城座

こがねいジュニアとくはいん
小金井市立小金井第一小学校 2年 木村結彩

たこ糸で、できているのがとてもびっくりしました。
小さいあやつり人形は5cmで大きいあやつり人形は、2メートルあるって、とてもびっくりしました。

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さいごにさわったりうごかしてみて、もちかたもきまっているなんておもわなかったです。
あやつり人形は、ちょっとだけおもかったです。
またあやつり人形をさわったり見てみたいです。

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おちゃくさんがいっぱいいて、おなじまんしょんのしりあいもいました。
しゃべっている人もとてもすてきでした。

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心の内を素直に書いてきてくれた木村さん。
またあやつり人形をさわってみたいとのこと、
これからもいろんな体験をして楽しんでほしいです。

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【こがねいジュニア特派員レポート vol.17】児玉麻里&児玉 桃 ピアノ・デュオ 23. 11. 19

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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児玉姉妹によるピアノのコンサート

小金井市立小金井第三小学校 2年 水野 葵

 十一月三日に、小金井ジュニアとくはいんとして、みやじ楽きホールの大ホールで、児玉麻里さんと桃さんによるピアノコンサートをききました。
 コンサートがはじまると、立ち入りきんしのぶたいうらから二人一しょに出てきます。二人で同じピアノをひく時には、一人がはじでもう一人はまん中でひくというのではなく、はじとはじでひいているように見えました。曲と曲をまぜたような音がしました。
 なめらかにひく時もありましたが、曲のおわりはかならず、はねるようなうごきをしていました。

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 くるみわり人ぎょうという曲では、二人ともはねるようなうごきをしていて、「きれいだしかっこイイな!」と思いました。
 高い音とひくい音できょうそうをしているようにきこえる曲もありました。この曲は、テンポがはやかったので、「この曲テンポがはやくておもしろいな~」と思いました。
 ホールにしょうげきをあたえると、ひびくということをはじめて知りました。
 わたしが一番うきうきしたのは、『ようせいの園』という曲です。なぜかというとはやいテンポとおそいテンポで、きょうそうしているようにきこえたからです。

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 みなさんもぜひ、きいてみてください。

(公演写真:友澤綾乃)

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豊かな感性と表現力でレポートを書いてきてくれた水野さん。
真上から見た絵も分かりやすいし、おもしろい!!


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【こがねいジュニア特派員レポート vol.18】児玉麻里&児玉 桃 ピアノ・デュオ 23. 11. 19

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ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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ピアノ・デュオ・コンサートを聴いて

小金井市立緑小学校 3年 T.K

僕は、初めてピアノの連弾コンサートに行きました。むさし小金井駅の近くの宮地楽器ホールからレポートします。
文化の日に児玉麻里&児玉桃さんのピアノ・デュオを聴きました。お客さんは300人くらいいて、ホールはひびくようになっていました。僕は二階せきで聴きました。一曲目はラヴェルの「マ・メール・ロワ」、二曲目は「くるみわり人形」、最後にストラヴィンスキーの「春の祭典」でした。「くるみわり人形」はバレエ音楽なのでおどりの曲が七曲ありました。「春の祭典」もバレエ音楽なので、おどりの曲が十四曲ありました。
えんそうは連弾で、一曲目はグランドピアノ一台で二、三曲目はピアノを二台で弾いていました。

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二台ピアノの時はピアノを向かい合わせにしておくのピアノのふたは開けて、手前のほうははずされていました。理由は音が客せきに来るようにするためです。
ぶたいの上には四人いて、その内の二人はえんそう者でした。あと二人は、ふめくりさんというがくふをめくる人です。ふめくりさんががくふをめくろうとしたら、えんそう者にもどされているシーンもありました。ふめくりさんが大変ということも学びました。

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僕は「くるみわり人形」が好きでした。理由は、知っている曲があったからです。「春の祭典」では両手をふり上げてふり下して大きな音を出していてはく力がありました。えんそうはとても上手でメロディーがきれいで感動しました。
なので、ぜひ聴きに来て下さい。

(公演写真:友澤綾乃)

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初めての連弾コンサートの様子を丁寧に書いてきてくれました。
好きな曲目もあったとのこと、嬉しさが伝わってきます。

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【こがねいジュニア特派員レポート vol.16】「弦楽器は語る」~ヴァイオリンの歴史 23. 11. 09

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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こがねいジュニア特は員

小金井市立東小学校 5年 小林碧依

 ぼくは、10月28日に、「滝千春 12-toneS 関連講座 弦楽器は語る 第一回 ヴァイオリンの歴史」を見ました。

 まず、講座が始まる前に工房の道具やヴァイオリンの部品を見せてもらいました。ヴァイオリンを作る工程は何個くらいあるのですか?と聞いたら、「数えきれないほどある。」と答えてくれたのでびっくりしました。さらに、カンナが8種類もあったり、いろんな動物の部位(クジラのひげや馬のしっぽ)を使っていることが分かりました。

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 トークでは、ヴァイオリニストの滝さんと、弦楽器職人の岩崎さんがヴァイオリンの歴史について教えてくれました。
 
 ヴァイオリンのはっしょう地はイタリアで、滝さんがつかっているヴァイオリンは、カッパという名前のとても昔のものだそうです。有名なストラディヴァリウスはオークションで、そして一番高いので、約21億円でそのえいきょうでにせものも流通しているそうです。いろいろな変化をとげて今のヴァイオリンになっていて、ヴァイオリンの弓も変化をとげて形が変わっていることが分かりました。弓も高いので1億円くらいで、とてもおどろきました。トークはラジオみたいでとてもおもしろかったです。

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 講座の中で滝さんが3曲演そうしてくれました。トークから演そうに入るときに、気持ちを変えている感じがしました。トークとはまたちがった表情で1音1音大切に気持ちを込めてひいていると思いました。

 特におもしろかったと思った曲は、コリリアーノの「ストンプ」という現代曲です。半音をいっぱい使っていたり、足を床に強くたたきつけて音を出したりしていました。ジャズ風でかっこよかったです。お客さんは圧とうされるような顔で見ていました。

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 終演後にインタビューさせていただきました。演そうに移るとき、かわいい感じから、かっこいい感じに変わるのでいつもどんな気持ち演そうしているのか気になって聞いてみました。すると滝さんは、「楽ふに書いてあることをひくだけではなく、その音ぷのおくになにかがあるのでそこに込められたすばらしさを伝えるようにひいています。あと、悲しいうれしいなどの人間的感情を伝えるようにひいています。それを伝えてつながればいいなと思います」と答えてくれました。

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 今回の講座を通して、ヴァイオリンは大昔から今も多くの人に愛されている楽器だと感じました。そして、滝さんの演そうもかっこよかったので12月の公演も楽しみです。

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工房の方や滝さんに積極的に取材をして、原稿用紙3枚にわたる
レポートを書いてくれた小林くん。
ヴァイオリンという楽器や滝さんの演奏に興味津々であることが伝わってきます。


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【こがねいジュニア特派員 レポート vol.15】 こがねいガラ・コンサート2023 23. 11. 09

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
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5年 上里幸輝

オーケストラを見にいって

【弦楽器】
弦楽器は、えんそうをしながら、体を横に動かしたり表じょうなどで、えんそうしていた。
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【木管楽器】
木管楽器は、特に音が低い楽器が多かった。それに弦楽器と同じように体を使いながらもえんそうしていた。
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【金管楽器】
金管楽器は、トランペットが音が高くてホルンが音が低かったけれども、金管楽器は、音がひびくから、オーケストラの土台みたいだった。
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【打楽器】
打楽器のティンパニーは、太こをたたきながら音を一回とめたいときに太こを手でさわって音をとめていた。
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感想

このオーケストラを見てぼくが思った感想は、2つあります。まず、1つ目は、みんな息がとても合っていると、いうことです。だれかが「せ~の」とかを言っているわけでもないのにぼくはすごいな~と思いました。

最ごは、ホールの中は、とても音がひびくということです。だから、一つ一つの楽器の音がひびくので色々な音が重なって最しゅう的に、きれいな音になると言うことがわかった。この経けんは、学校の音楽の授業などにいかしたいと思います。

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(公演写真:藤本史昭)

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オーケストラだからこそ見られる色々な楽器の特徴と
演奏者のことを書いてきてくれた上里くん。
ホールの中での気づきもあってしっかりとしたレポートです。

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【こがねいジュニア特派員 レポート vol.14】 こがねいガラ・コンサート2023 23. 11. 09

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こがねいガラ・コンサート 2023

小金井市立小金井第一小学校 1年 富田 杏

こんかいのコンサートについて
こがねいにゆかりのあるひとたちがおおくしゅつえんしている。
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プログラムについて
ぜんはんは「ちょうちょう」でこうはんは「たんちょう」になっています。
わたしはピアノで「たんちょう」をひいています。
だから「たんちょう」にかんどうしました。

おすすめのきょく
①モーツァルト・こうきょうきょく
 だい25ばんト「たんちょう」K183よりだい1がくしょう
 モーツァルトの「たんちょう」二きょくのうちの一きょく
②ブラームス・ヴァイオリンとチェロのための二じゅうきょうそうきょくイ「たんちょう」Op.102
 バレエみたいなおんがくでさいごのほうはジャズみたい

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きゅうけいじかんのすごしかた
①カフェてりあでクッキーをたべました
②下とか上とかにいってきぶんてんかん
③そとにでてきぶんてんかん

かんそう
たくさんがっきをつかっていてしっくだった。

わたしはおんがくかいでトライアングルをえんそうするのでつぎはトライアングルがあってほしいです。

(公演写真:藤本史昭)

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たんちょう(短調)のきょくをきけてうれしかったことが、
ハートのイラストとともにつたわってくる富田さんのレポートです。
きゅうけいじかんのすごしかたもとてもよいですね。

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【こがねいジュニア特派員 レポート vol.13】 こがねいガラ・コンサート2023 23. 11. 09

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小金井市立小金井第三小学校 6年 松永珠実

音楽の魅力

 10月22日に「こがねいガラ・コンサート」に行きました。開場する前に、楽器の配置を見ました。げん楽器が手前のほうにあり、その他の楽器が奥のほうにあって段差がありました。遠くまで響くようにしたり、出演されている方が見えるように工夫されていることを知りました。また、コンサートマスターとチェロのいすが他の方のいすとはちがうことに気づきました。高さが自由に調節できるからかなと思いました。

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 演奏を聴き、気づいたことはインターネットとは音がちがうことです。インターネットでもどういう曲か分かるけれどその曲の音のやわらかさや優しさ、響きは分からないと考えました。

 また、指揮者は音は出していないけれど、音楽に入りこんでいることに気づきました。今までは、ただ演奏をしている人に指示を出しているだけだと思っていました。しかし、「こがねいガラ・コンサート」の指揮者の方は音が小さいときには体も小さくしていて、音が激しいときには体を大きく激しく動かしていました。なので音楽に入りこんでいると思いました。

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 曲はどれも美しかったけれど特に気に入ったのはブラームスがつくった「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」です。第一楽章の最初のほうの音は、ゆったりとはじまるのではなく、少し音が激しく始まります。そのあと、少しするとソロのチェロが、演奏をして、ソロのヴァイオリンが演奏して、などのことをしていました。気に入った理由は、チェロとヴァイオリンがまるで会話をしているようだったからです。大きなホールにチェロの低めな音色。チェロの演奏の後ヴァイオリンの高い音色。とても美しい音色でした。また、チェロの演奏では、弦を指ではじいて演奏する場面もありました。弦楽器の演奏は弓で演奏するのしか見たことがなかったので、驚きました。弓で演奏するときとは少しちがい、琴みたいなパチパチと音がしました。ちがった視点からみると新しい魅力がみえてくるんだなと思いました。他の楽器(ソロのチェロとヴァイオリン以外)の演奏もあったけれど、ソロのチェロとヴァイオリンの演奏が多いと感じました。

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 こがねいガラ・コンサートで本物の音を聴いたことで、音楽の楽しさや、楽器の美しさなどのことが分かりました。今回学んだことを忘れないで、音楽を聴いたり、見たりしたいです。

(公演写真:藤本史昭)

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舞台のセッティング、指揮者や演奏者の様子、
印象に残った曲の感想などを
丁寧な字で書いてきてくれた松永さん。
生演奏の魅力を感じて伝えてくれたのがうれしいです。

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【こがねいジュニア特派員 レポート vol.12】 こがねいガラ・コンサート2023 23. 11. 09

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
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小金井市立南小学校 1年 荒井咲那

こがねいジュニアとくはいん   あらい さな

きれいなおとでした。 はやくうごかしたり ゆっくりうごかしたりして すごかったです。
すてきなおんがくでした。

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すてきできれいなおとでした。がっきもいろいろなかたちでよかったです。

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すてきなえんそうでした。

(公演写真:藤本史昭)

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オーケストラのがっきやうごきに注目して、がっきのえもかいてくれた荒井さん。
コンサートのおとがきこえるようです。

 

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【こがねいジュニア特派員 レポート vol.11】 こがねいガラ・コンサート2023 23. 11. 09

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立東小学校 4年 石川藍子

私は「こがねいジュニア特派員」として取材に行きました。
小金井宮地楽器ホールでは、いろいろなコンサートがありますが
その中でガラコンサートをききに行きました。

ホールには、たくさんのお客さんがいました。ガラコンサートの「ガラ」というのは、「記念」という意味です(※)。出演者は、小金井ゆかりの音楽家たちです。

私はガラコンサートをきいていろいろな事を考えました。
私はバイオリンを習っていますがひいている曲は、1楽章だけだったり小曲だったりしたので、4楽章もある曲を、ぶたいでひいた事はありません。だから「ソリストはすごいな」と思いました。
いつか私もオーケストラでひいてみたいです。 

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【私が選んだ好きな曲ランキング】
1. モーツァルト 競争しているみたいで、いきおいがある曲
2. ベートーベン 馬が走ってくるみたい、カノンのような曲
3. ブラームス 高い波がせまってくるみたいで、リズムが速い曲
4. R.シュトラウス 楽しい所や悲しい所がいっぱいある曲

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〈モーツァルト:交きょう曲 第25番〉
モーツァルトは交きょう曲をたくさん作りましたが、その中で短調の曲は、2曲だけです。
その中の1曲です。メロディーがかいだんみたいに上がったり下がったりして
波がせまってくるみたいにきこえた。よう気な所もあった。

〈ブラームスのバイオリンとチェロのための二重協奏曲〉
力づよい。いきおいがある。バイオリンの手の動きが、なみみたい。
オーケストラと、バイオリンとチェロがカノンみたいにおたがいに話しかけていた。
メロディーがふしぎ。

〈ベートーベン:交きょう曲第1番〉
ベートーベンは、交きょう曲を九曲作りましたが、
その中でも1番始めに作られた曲です。
音がどんどんたかくなっていてスケールみたいになっている。
カノンのように話しかけている感じ、
おばけが、あるいているみたい。
リズムがとても速い。

〈R.シュトラウス:オーボエ協奏曲〉
とてもおちついていて、気持ちがおだやかになる曲でした。
オーボエのメロディーが、とてもよくきこえてきれいでした。
波のようなメロディー

※「ガラ」とは「祝祭」「祭典」という意味です。

(公演写真:藤本史昭)

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画用紙4枚に曲目ごとの感想を書いてきてくれた石川さん。
作曲家のイラストも上手!
今回のジュニア特派員の参加が、
オーケストラでバイオリンをひいてみたいという
夢のきっかけになって嬉しいです。

 

★スタッフによるレビューはこちらから

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.10】 [こがねい落語特選]納涼 柳家さん喬 一門会 23. 10. 15

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!

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                                   小金井市立緑小学校 3年 T.K.

初めてみた落語

 僕は初めて落語をみました。武蔵小金井駅の近くにある宮地楽器ホールからレポートします。ホールの大きさは、学校の体育かんよりも大きくて、小さい声もひびくように天上が高く、ギザギザになっていました。ぶたいも広くて、話しやすそうでした。僕たちとくは員は二かいでみました。

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落語はひとりでおもしろい話をします。着物を着ていました。道具はせんすだけでした。柳家さんがおもしろいことをやってみんなはワハハと笑っていました。げんだいや、江戸時代の話でした。道ばたでのおもしろい話もありました。

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小さい子には、むずかしい言葉も出てくるので、少し分からないかもしれませんが、とってもおもしろいです。この日は四人がえんじていました。いろいろなギャグが出てきて、とってもおもしろかったです。僕は、思わず、笑ってしまいました。とくに、さん喬さんの落語が一番おもしろかったです。さん喬さんは七十才くらいのおじいさんでした。まん員で千五百人位(※)いました。とっても大人気でした。なのでぜひ見に来てみて下さい。

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(公演写真:藤本史昭)

※)満席で約600席のホールです。たしかにたくさんの人でにぎわっていましたね。

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「初めて見た落語」というタイトルの通り、
落語の感想、ホールやお客さんの様子など
初めてづくしを感じさせるレポートが素敵です。

★スタッフによるイベントレビューはこちらから

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.9】 [こがねい落語特選]納涼 柳家さん喬 一門会 23. 10. 15

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!

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小金井市立緑小学校 1年 近野千穂

納涼 柳家さん喬一門会

▽ことばだけでわらわせてすごいとおもいました。

▽どろぼうさんがやさしくしてくれるおはなしがおもしろかったです。(おきどろ)

▽おうちにかえってからテレビでらくごをみました。らくごがすきになりました。

いっぱいわらいました

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(公演写真:藤本史昭)

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近野さんはレポートとして絵を描いてきてくれました。
楽しく落語を観てくれたことがとても伝わってきます。
ジュニア特派員へのチャレンジが、
落語を好きになるきっかけになってくれて嬉しいです。

★スタッフによるイベントレビューはこちらから

 
イベントレポート
まちかどコンサート~小金井市立前原小学校~
23. 10. 03

市内の小中学校や福祉施設等にアーティストとともに訪問し、本物の芸術文化に触れる機会を創る「まちかどコンサート」。
今回は9/22(金)に、昨年に引き続き小金井市立前原小学校3・4年生の音楽の特別授業として開催しました。
出演は、小金井市立第二中学校の卒業生でこがねいガラ・オーケストラでもおなじみのトランペット奏者・林千紗さんを中心とした金管五重奏「こきんブラス」です。

先生の紹介でこきんブラスの5名が登場すると、さっそく「ウィリアム・テル序曲」の演奏がスタート。児童たちは真剣に聴き入ります。

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お次は「となりのトトロメドレー」。
なじみのあるメロディに自然と身体がリズムにのって動きだし、中には楽しそうな表情で手拍子をしている子も。

続いては、今回のコンサートは音楽の特別授業ということで、演奏で使われている楽器についてお勉強の時間です。
楽器の管と同じ長さのホースを使って、楽器の構造を学びます。

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トランペットの管と同じ長さのホースにマウスピースをつけたこちらの模型、ホースに息を吹き込むと実際に音が鳴るそう。
「吹いてみたい人!」と聞くとたくさんの児童たちが勢いよく手をあげます。

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選ばれた3年生の子が息を吹き込むと、確かに楽器と同じような音が!


チューバの管の長さはなんと約5mもあるそうで、登場した模型に驚きの声が上がり、興味津々の様子で、引き寄せられるようにホースのもとへ。
音がなると管が振動することを、実際にホースに触れることで体感していました。

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トランペットの活躍する楽曲、「トランペット吹きの休日」の演奏を終えると、早くもコンサートは最後の1曲に。最後は「サウンド・オブ・ミュージックメドレー」です。

演奏後、鳴りやまない拍手にアンコールで2曲演奏されることに!
1曲目は「ドレミの歌」、そしてラストを飾ったのは前原小学校の「校歌」です。
「校歌」は演奏に合わせて児童のみなさんも合唱しました。

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残暑にも負けない元気な歌声とともに、コンサートは無事に終演となりました。

間近でプロの演奏を聴くだけでなく、楽器のしくみにも触れられた今回のコンサート。
45分間という短い時間でしたが、みなさんにとって心に残る時間となっていたら嬉しく思います。

  

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[出演]
こきんブラス(写真左から)
・阿部一樹(トランペット)
・北山順子(ホルン)
・喜名 雅 (チューバ)
・戸髙茂樹(トロンボーン)
・林 千紗 (トランペット)

 
イベントレポート
子どものためのコンサート 2023
23. 09. 20

2日間で、小金井市内の園児のみなさんと引率の先生方約500名が「おはようございます!」と元気にご来館。

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3階の大ホールに上がると、スタッフが手作りの動物プラカードで小さなお客さまたちをエスコート。

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今年の出演者は、サクソフォン四重奏団"Adam(アダム)"さんです。
いざ開演!...と思いきや、「あれ?音はするけど、どこにいるの?」とキョロキョロする子どもたち。なんと、客席後方から、演奏しながら登場する楽しいサプライズで、自然と手拍子が沸き起こりました。

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大きさも音の高さも違う、4種類のサクソフォンの音色を1つずつ聴き比べしたあとは、モーツァルト「トルコ行進曲」を。楽器紹介で盛り上がっていた会場でしたが、「さあ、曲がはじまるぞ」という瞬間にシーンと静まり、お耳が集中したのは、さすが年長さん!艶やかで迫力のある音色が大ホールの空間いっぱいに広がります。

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その後も、「こぶたぬきつねこ」「あたま・かた・ひざ・ポン」「アンパンマンたいそう」「さんぽ」などのおなじみの曲の演奏と、Adamさんの軽快なトークに、座ったままのんびり楽しむ子、ハイテンションでぴょんぴょんしながら楽しむ子、ステージからの問いかけに大きな声で答える子、隣のお友だちとワイワイしながら楽しむ子、思い思いにコンサートを堪能していました。

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アンコールの「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」の速吹きに聴き惚れているうちに終演。ステージ上から手を振るAdamさんに「だいすきだよー!」と叫んだり、お見送りのスタッフにハイタッチしたりしながら帰っていくお顔は、鼻を膨らませて興奮気味、そしてみんなにっこり満足気で、我々スタッフもとても幸せな気持ちになりました。

みんなの思い出に残る「ホール・デビュー」になっていたら嬉しいです。

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[出演]サクソフォン四重奏団 Adam(アダム)
(写真左から)
【緑】野原シーサー朝宇(ソプラノサックス)
【赤】馬越脇崚(テナーサックス)
【黄】奥野祐樹(バリトンサックス)
【青】太田大地(アルトサックス)

 
【こがねいジュニア特派員 レポート vol.6】
夏休み木工チャレンジ2023 《共催》
23. 09. 08

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!

ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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★「なつやすみもっこうチャレンジ」

じっこういいんにきいたこと。

小金井市立前原小学校 1年 溝上心優

① 0さい~6ねんせいまでおうぼできる。

② ことしは1さいがいちばんちいさい。

③ 1ねんせい~3ねんせいのおうぼがおおくて、207さくひんあり。

④ ことしは9ねんめ。

⑤ こがねいしでこどもとおとなでいいイベントがしたい!とかんがえてはじめた。

⑥ たくさんのかいしゃやがっこうににもつをもっていくのがたいへんだった。

★かんそう。

いろんなさくひんがあってわたしもまねしてみたい。

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わかりやすく1点1点簡潔にレポートしてくれた溝上さん。

インタビューの後も長時間熱心に作品を鑑賞していたのが印象的でした。

来年、木工作品を作ってくれるのを楽しみにしています。

 
【こがねいジュニア特派員 レポート vol.5】
夏休み木工チャレンジ2023 《共催》
23. 09. 08

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!

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木工チャレンジジュニアとくは員

今年で、9回目となる木工チャレンジを取材してきました。今回も(みや)楽器(がっき)ホールでかいさいされました。作品は8月22日~8月26日までです。

取材(しゅざい)してきいてきたことを頭からぜんぶだしてレポートしていきます!

小金井市立東小学校 4年 石川藍子

実行委員さん えりこさん インタビュー

わたし:どんな所に注目して賞を選んでいるのですか?

実行委員さん:どこに注目するか決めている人もいれば、決めていない人もいます。

わたし:どのような、工夫をしてならべて、いるのですか?

実行委員さん:今年から0~6才 1~3年 4~6年にわけていて、大きい物は、上においていて、学年の中でも大きさでも分けています。

わたし:何才から何才までさんかできるのですか?

実行委員さん:0才から小学校6年生までです。今年の最年少は1才です。

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わたしの注目した作品

1才 佐とう希海さん

カンカンカン

最年少!!

今年は1才が最年少でした。だい名がカンカンカン

1才で作品をつくるのはすごいですね。

組み合わせる木の工夫もしているしバランスもいい...

これから23456才 123456年まで作品だすとボランティアまであります。

どんどん作品に工夫がふえていい作品ができますね。

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わたしのお気に入り4~6位

4位は、田中けんたろうさんのかまきりです。

はがとてもするどくてかっこいいですね。

5位は、くりはら わかさんの森のレコードプレーヤー

じっさいに回せるのはいいね。

回したくなるー。

6位は、たかはしけいすけさんの畑です。

やさいがとてもていねいで

すなが本物にみえますね!!

わたしのお気に入り1~3位

第一位はつかもとりおさんの「パパ、ママお願い!! こんなワンちゃんがかいたい」です。

まつぼっくりを一つ一つはがしてつくるのは、さぞたいへんでしたね。

でもとても、いいアイディアですね。

第二位はたかはしいつきさんの「ピザにハチミツがかかってるやつ」です。

バターしみしみパンやちょっとやきすぎちゃったあじなど去年の作品はうごきがなかったですね。

来年はうごきがもっと大きいものをつくってみたらいいですね。

第三位はおじまこのさんの「なにがみえる?」です。

木に色をつけてあらわしていますね!!

色あいがとてもきれい!!

来年は、もっと大きいものをつくってみたらいいですね。

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感想

わたしは鑑賞(かんしょう)して、2つ気づいたことが、ありました。まず1つは、学年によってとくちょうが、ありました。0~6才は、とてもかわいくて、1~3年生は、工夫をいっぱいしていて、4~6年生は、リアルでとっても難易度(なんいど)(たか)作品(さくひん)が多かったです。

2つ目は、人によってさくひんにつかっているそ(ざい)がちがうことに気づきました。

木を(おお)使(つか)っている人、

木より多く紙をつかっている人、など

人によって、つかい方がちがいました。

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石川さんは画用紙6枚で紙いっぱいに描いてきてくれました。

お気に入りの作品ランキングが

めくると見えるように作ったしかけも楽しいアイディアです。

 
【こがねいジュニア特派員 レポート vol.5】
「My Favorite Songs~旅する映画音楽~」
23. 08. 19

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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My Favorite songs
~たびするえいがおんがく~
をかんしょうして

小金井市立小金井第二小学校 2年 塚本莉央

わたしは、こがねいジュニアとくはいんになって、コンサートをかんしょうして、たくさんメモをとってきたので、それをまとめます。

【どんながっきだったか】
・がっきのしゅるいは、チェロ、ヴァイオリン、ピアノ
・ヴァイオリンとチェロは、にた形だけど大きさがぜんぜんちがう

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【どんな曲だったか】
・きょくがおそくなったり早くなったりリズムにのっちゃうような早さ
・ヴァイオリンのぼうをもつ手は、同じうごきをしているのにいろんな音がでていておもしろいと思った。
・ヴァイオリンのぼうをもってないほうの手でげんをぶるぶるうごかすとひびいたように聞こえた


【コンサートに行ってみて】
・一ばんヴァイオリンの音が私の体には、ひびいた
・がっきの音よりはくしゅの音のほうが大きいから音をたのしんでたんだとわかった
・目をつぶると雲の上にのってるかんじがしたけど、目をあけるとがんばっているすがたが見えた
・さいごアンコールをするともう一回ひいてくれてうれしかった

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(公演写真:友澤綾乃)

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ヴァイオリンにとても興味をもってくれた塚本さん。
「目をつぶると雲の上にのってるかんじ」という例えが素敵です。
ヴァイオリンのビブラートを目と耳で感じ取った感性にも脱帽!

★スタッフによるイベントレビューはこちらから

 
【こがねいジュニア特派員 レポート vol.3】
「My Favorite Songs~旅する映画音楽~」
23. 08. 19

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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「マイ・フェイバリット・シングスを聴いて」

小金井市立東小学校 6年 淵上ことみ

八月六日の日曜日に私は、特派員として、こがねい宮地楽器ホールに音楽を聞きに行きました。
バイオリンとチェロとピアノの組み合わせは、体の奥まで響きわたるような音色でした。

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目を閉じるとその曲の場面が脳内にくりひろげられ、臨場感をとても感じられました。明確な手の位置なのに速いテンポに追いつけるバイオリンは凄くかっこ良かったです。チェロは優雅な音色がホール中に響きわたりました。ピアノは、バイオリンとチェロを包みこむような音でした。

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 バイオリンとチェロとピアノ。全く違う音色、特徴を持っていますが、一つになると、そう大で素敵な音楽がホールを包みこみました。他のお客様も心を奪われている様子でした。また、こがねい宮地楽器ホールに音楽を聴きに行きたいです。

(公演写真:友澤綾乃)

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各楽器の音色を一つ一つ、繊細に感じ取ってくれた淵上さん。
またぜひホールに、いろいろな楽器の演奏を聴きに来てください。

★スタッフによるレビューはこちらから

 
【こがねいジュニア特派員 レポート vol.2】
「0歳からの脳育クラシック」
23. 07. 09

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第三小学校 3年 門田結南

私がきいたのは、「0歳からの脳育クラシック」です。演奏者は、四人で三つの楽器を使います。一つ目は、チェロで一人です。二つ目は、バイオリンで二人です。三つ目は、ヴィオラで一人です。チェロは低い音でゆっくりひいている時が多かったです。バイオリンはちょうどいい音で、早いテンポでした。ヴィオラは一番、高い音で早いテンポでした。みんな音程がちがったからこそ、やさしい音や温かい音が出ていました。四人の演奏をきいていると、音の世界に入り込むようでした。

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 一番いんしょうに、のこった曲は四曲目のモンティのチャルダッシュです。なぜかというと、他の曲はゆっくりだったけれどこの曲だけ始まりがドーーーンとなって、その後もはげしい音楽が続いて、楽しい心がふん水のように湧き上がってきたからです。チェロが速いテンポの時は、全ての音が速くなり心が弾みました。

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 ゆっくりなテンポの曲の時は、目をつむって聞くのも気持ちよかったので寝る前にきいたら、ぐっすり寝れるだろうと思いました。他のお客さんは、赤ちゃんを連れている人が多く、赤ちゃんの泣き声も聞こえてきたけれど、クラシックだからこそ泣き声が、歌声のように聞こえました。お父さんお母さんたちは、赤ちゃんが泣くとあせっていたけれど私は、泣き声も歌声みたいだから、赤ちゃんが泣いてくれると、ぎゃくに嬉しかったです。

 クラシックは初めての人も楽しめる音楽だと、私は思います。私も初めてききましたが、生でもう一度聞いて、楽しみたいです。

(公演写真:藤本史昭)

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一番いんしょうにのこった曲の感想などを、とてもわかりやすく
自分のことばでひょうげんしてくれた門田さん。
赤ちゃんの泣き声を「歌声みたい」と感じてレポートしてくれた
やさしい心のすてきなお姉さんですね。

★スタッフによるレビューはこちらから

 
【こがねいジュニア特派員 レポート vol.1】
「0歳からの脳育クラシック」
23. 07. 09

市内の小中学生による「こがねいジュニア特派員」が鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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0さいからの のういくくらしっく


小金井市立小金井第一小学校 1年 富田 杏

【がっきについて】
・う゛ぁいおりん2だい
・う゛ぃおら1だい
・ちぇろ1だい
→くぁるてっとえくせるしお

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【ふくそうについて】
・じょせい(にしのさん、きたみさん、よしださん)→ももいろのどれす
・だんせい(おおともさん)→しろのしゃつ

【おはなしをしてくれたひと】
・うらひささんとえんどうせんせい

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【こんさーとのおやくそく】
・おこさまがないてもいい
・おこさまがなきやまないときはそとにでてもいい。

【きょくについて】
ぜんぶで10きょくえんそうしてくれました。
わたしは、あんこーるでえんそうしてもらった「やぎぶし」がすきです。
なぜなら、かいじょうのみんながおとにあわせておどってたのしそうだったからです。
そしてさぷらいずがあったんです!
こきんちゃんがきたのです!

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【かんそう】
・ぶたいじゅんびのじかんにぶたいにあがらせてもらいました。
 きんちょうしました。
・3さいのいもうともたのしんでました。
・おとがすごかったです。
・たのしそうなときもかなしそうなときもあって
 がっきのおとはたのしいとおもった
・う゛ぁいおりんよりう゛ぃおらのほうが、おおきかった
 ちぇろのほうがもっとおおきい。

(公演写真:藤本史昭)


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富田さんがコンサートぜんたいをよくみて、きいてくれていたことがわかる
レポートで、とてもうれしいです。
こうもくごとにわけてくれているので、とてもよみやすく、
こきんちゃんのイラストもかわいいですね!

★スタッフによるレビューはこちらから

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.32】
「DUO×DUO~4手の名手が奏でる多彩なデュオ~」
23. 04. 05

市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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DUO×DUO レポート

小金井市立東小学校 4年 下田るな

① カルリ:《6つの対話風小二重奏曲》
 Op.34より 第2番「ラルゴ」「ロンド」

「ラルゴ」の感想
・静かでやさしい感じ。
・2つの音が重なってきれい。
・高い音と低めの音でえんそうされている。

「ロンド」の感想
・「ラルゴ」とはちがい、ちょっとはげしい感じ。
・最後のほうは音がだんだん大きくなっている気がした。
・音が大きくなったり小さくなったりするところがおもしろい。

〈作者のプロフィール〉
名 前:フェルディナンド・カルリ
生没年:1770-1841年
出身地:イタリア

その他のじょうほう
・「ギター黄金期」とよばれる19世紀初頭のパリで活躍したギタリスト。
・ギターデュオ曲を好んで書き、イギリスのテレビ番組のテーマ曲として使用されたものもある。

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ポンセ〈サラーテへん〉:間奏曲

「間奏曲」の感想
・なんかかなしい感じがする曲。
・2人こうごにギターをひいているところもあった。
・高い音と低い音がそれぞれを追いかけるようにひいている。

ギター豆ちしき①
・「間奏曲」はピアノ曲なのに、なぜかギターでひかれることが多い!
・次のページに出てくる「スケルツィーノ・メヒカーノ」は、「間奏曲」を書いた人と同じ人が書いた!

〈作者のプロフィール〉
名前:マヌエル・マリア・ポンセ
生没年:1882-1948年
出身地:メキシコ

その他のじょうほう
・20世紀を代表するギターの巨匠、アンドレス・セゴビアと仲が良かった。
・書いた曲はピアノ曲が多いが、今ではむしろギターでひんぱんにひかれる。

ポンセ〈サラーテへん〉:スケルツィーノ・メヒカーノ

「スケルツィーノ・メヒカーノ」の感想
・「間奏曲」とはちがい、やさしい、おだやかな曲。
・うれしそうな感じもする曲。
・ポジティブな感情をぜんぶ集めたような気持になる。

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ヴィヴァルディ:《2台のマンドリンのための協奏曲》より
 第2楽章「アンダンテ」

「アンダンテ」の感想
・なんだかふしぎな感じがする曲。
・音が重なっていてきれい。
・高い音を低い音が追いかけている。

〈作者のプロフィール〉
名 前:アントニオ・ヴィヴァルディ
生没年:1678-1741年
出身地:イタリア

その他のじょうほう
・リュートやマンドリンなど、撥弦楽器のためにも協奏曲を残しており、それらは今でもギタリストたちの人気のレパートリーとして有名である。
・有名な「四季」をはじめ500をこえる協奏曲を残している。

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レイモン:ミッドナイト・メモリーズ

「ミッドナイト・メモリーズ」の感想
・すごくきれいな音だった。
・かなしい感じもするし、うれしい感じもするふしぎな曲。
・一番好きかもしれない。

ギター豆ちしき②
・今回「DUO×DUO」に登場していた福田さん・荘村さんがプロデュースしている「Hakuji ギター・フェスタ」のため、この曲が書かれた。

〈作者のプロフィール〉
名 前:ジャン=マリー・レイモン
生没年:1949年~
出身地:フランス

その他のじょうほう
・「ミッドナイト・メモリーズ」は、作者(レイモン)と交流のあったギタリスト、稲垣 稔との思い出を回想するようにこう成されている。
・なお、稲垣さんは、福田さんとパリ留学時代をともにした旧友だった。

ピアソラ:《タンゴ組曲》より第2楽章「アンダンテ」
 第3楽章・「アレグロ」

「アンダンテ」の感想
・やさしい感じ。
・音が大きくなったり小さくなったりする。

「アレグロ」の感想
・元気ではげしい感じ。
・はげしくなったり静かになったりする。
・どろぼうがにげてるみたい。

〈作者のプロフィール〉
名 前:アストル・ピアソラ
生没年:1921-92年
出身地:アルゼンチン

その他のじょうほう
・すぐれた作品を多く残しているため、ギタリストたちの間ではいだいな作曲家としてずっとそんけいされてきた。
・「タンゴの革命児」とよばれるほど天才的だった。

武満 徹:不良少年

「不良少年」の感想
・かなしそうな感じもするし、うれしそうな感じもする。
・急に音が大きくなった。
・音と音が重なっている。

ギター豆ちしき③
・「不良少年」、次のページでしょうかいする「どですかでん」はえい画の名前で、えんそうされるのはそのえい画の挿入曲である!

〈作者のプロフィール〉
名 前:武満 徹
生没年:1930-96年
出身地:日本

その他のじょうほう
・荘村さんと仲が良かったらしい。
・この曲で武満さんは「毎日映画コンクール音楽賞」を受賞した。

武満 徹:どですかでん

「どですかでん」の感想
・なんだかうれしそうな感じの曲だった。
・高めの音と低めの音が重なっている。
・いっしゅんソロパートになった。

アルベニス:椰子の木陰で

「椰子の木陰で」の感想
・やさしくておだやかな感じがする。
・音が大きくなったり小さくなったりする。
・少しかなしい感じもする。

〈作者のプロフィール〉
名 前:イサーク・アルベニス
生没年:1860-1909年
出身地:スペイン

その他のじょうほう
・おもにピアノ曲の作曲を手がけたが、たまにギター曲としてえんそうされることもある。
・「椰子の木陰で」では、国際的に活やくしたスペインのギタリスト、ミゲル・リョベートがギターデュオのためにへん曲を施している。

タレガ・アルハンブラの思い出

「アルハンブラの思い出」の感想
・やさしい感じ。
・きれいな曲。
・きれいなふんすいみたいなメロディー。

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〈作者のプロフィール〉
名 前:フランシスコ・タレガ
生没年:1852-1909年
出身地:スペイン

その他のじょうほう
・「椰子の木陰で」をへん曲したミゲル・リョベートの師にあたる人物。
・「近代ギター音楽の父」とよばれている。

フォーレ:組曲《ドリー》より〈子守唄〉〈ドリーの庭〉

「子守唄」の感想
・ねむくなってくるようなやさしい曲。
・きれいで高い音がベース。
・だんだん曲がはげしくなってくるが、すぐ静かになる。

「ドリーの庭」の感想
・はずむような、やさしく楽しい曲。
・きれいな音が重なる。
・庭を散歩しているような感じ。

〈作者のプロフィール〉
名 前:ガブリエル・フォーレ
生没年:1845-1924年
出身地:フランス

その他の情報
・組曲《ドリー》は、フォーレが友人のエンマ・バルダックのむすめ、エレーヌのたんじょう日祝いのために書いた曲でこう成されていて、「ドリー」はエレーヌの愛称。
・フォーレの曲は、温かみのあるやさしい作品が多い。

メンデルスゾーン:《無言歌集》より

第20番〈浮き雲〉op.53-2

「浮き雲」の感想
・おちついているやさしい曲。
・なんだか心地よい感じ。
・雲みたいにういているようなふわりとした曲。

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〈作者のプロフィール〉
名 前:フェリックス・メンデルスゾーン
生没年:1809-47年
出身地:ドイツ

その他のじょうほう
・この曲も、ミゲル・リョベートがへん曲した曲のひとつ。
・メンデルスゾーンが生涯をとおして書いた〈無言歌集〉には、全48曲もの曲が入っていて、すべてピアノ曲である。

カステルヌオーヴォ=テデスコ:エレジー風フーガ

「エレジー風フーガ」の感想
・かなしそうな感じだけど、同時におちついた感じもする。
・とちゅう音がとても大きくなるところがある
・一気に起こされる感じ。

ギター知識④
・カステルヌオーヴォ=テデスコは、ポンセと同じく巨匠セゴビアとの出会いから数々のギター作品を残している。

〈作者のプロフィール〉
名 前:マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ
生没年:1895-1968年
出身地:イタリア

その他のじょうほう
・「エレジー風フーガ」は、フランスの女性ギタリスト、イダ・プレスティの42さいという若さでの死を悼んでできた曲。
・また「エレジー風フーガ」は作者自身の最後の作品である。

ディアンス:《ハムサ》より第5楽章
〈チュニス・チュニジア〉

「チュニス・チュニジア」の感想
・エキゾチックな感じ。
・4人でひくとやっぱりはく力がある。
・夜の雰囲気。

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〈作者のプロフィール〉
名 前:ローラン・ディアンス
生没年:1955-2016年
出身地:フランス

その他のじょうほう
・タイトルはアラビア語で「5」を表す。
・5つの楽章それぞれはディアンスと同世代のギタリスト・作曲家に捧げられている。

(公演写真:藤本史昭)

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楽曲の感想と作曲者の情報などを1ページ1ページ
本のようにまとめてくれた下田さん。
曲を聴いてイメージしたイラストも描いてくれて
見ていて楽しくなります♪

スタッフによるレビューはこちらから

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.31】
ピアノ・フェスティバル「金子三勇士 ショパン vs リスト」
23. 03. 15

市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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金子三勇士「ショパンVSリスト」を見て

小金井市立小金井第一小学校 5年 北川真琴

えんそうを聞いて感じた思ったこと

1つの曲の中にも、明るい⇔暗い、音が大きい⇔小さいなど、ちがいがたくさんあった。特に、最後の「ピアノ・ソナタ」は、何度ももり上がったり、小さくなったりしたところや、全体的にテンポが速いところから、勢いを感じた。
私の中のお気に入りの曲は「ラ・カンパネラ」だ。高い音と低い音を交ごに何回もひいていたところが、かねみたいだと思ったからだ。

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ぶたいうらを見て感じた、思ったこと

ぶたいうらには、照明を調節するなど、たくさんの人がこのコンサートに関わっていることが分かった。お客さんもそうだが、たくさんの人がこのコンサートを完成させるために動いているんだな、と感じた。
また、金子さんが本番前にピアノの調りつを行っているのを見て(※)、本番、ピアノをひいて話すだけが仕事ではないのだなと思った。

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感想

小さな音の強弱など、実際に生で見ないと分からないようなものがあった。次、コンサートに行くときは、そういったことにも意識を向けながら見たいと思う。

(公演写真:友澤綾乃)

(※ピアノを調律していたのは金子さんの調律師さんです。)

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演奏の感想に加えて、舞台裏見学のレポートも書いてくれた北川さん。
コンサート全体に興味を持ってくれて、
楽しんでいる様子が伝わってきました。

  

スタッフによるレビューはこちらから

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.30】
ピアノ・フェスティバル「ショパンとリストの名曲ベスト10」
23. 03. 15

市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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ひびきわたるピアノの音色

小金井市立南小学校 5年 漆畑芽生

今回私が聞いたのは、
「ショパンとリストの名曲ベスト10」です。
ショパンは6曲、リストは4曲でした。
私は、演奏を聞く前に、
「本日の演奏曲目と演奏者」という紙に目を通してみると、ショパンの別れの曲と、仔犬のワルツが演奏されないことに、おどろきました。自分のなかでのショパンは、別れの曲と仔犬のワルツだからです。あと、リストのつくった曲で、「超絶技巧練習曲」という曲名があり、少しかっこよく聞こえる曲名だなと思いました。そう思っているときに、演奏が始まりました。

  

 ピアノをひいてくれたのは、高橋多佳子さんと、近藤嘉宏さんです。私は演奏を聞いて思ったことは、手がはやくまわっているし、音程もあてているのですごいと思いました。私はピアノを習っていないので高橋さんと近藤さんのちがいがわからなかったけど、曲に対して思いやりをこめながらひいているように聞こえました。ほかに切替えができていてすごいなと思ったのは、はやいリズムやゆっくりなリズム、大きい音や小さい音です。しかも切替えができていながらホールにひびきわたっていたので音色がとてもきれいでした。

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 曲によって色々な特ちょうがあり、トリルがたくさんはいっていたり、ゆったりとリラックスできる曲、はく力がある曲などさまざまな曲があったので聞いていると、「次の曲はどんな特ちょうがあるのかな?」と心の中で思えたので楽しかったです。何曲か終わったら、トークがありました。トークでは、まだ私たちにはわからないことが知れたりしたので楽しかったです。たとえば、名曲を名曲らしくひくむずかしさです。名曲ではない曲は少しまちがえてもあまり気付かれないけど、名曲はまちがえると気付かれるから大変なそうです。

 このようなむずかしさがあったりするのにプロの方々はまちがえずにひいているので、すごいと思いました。トークで少しだけショパンとリストの歴史がしれたりして、とっても楽しかっったです。もし、次の機会があるなら、また演奏を聞いてみたいです!

(公演写真:藤本史昭)

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漆畑さんは自分の心の中で思ったことを丁寧に書いてきてくれました。 
「機会があったらまた演奏を聞いてみたい」とのこと。
興味を持ってくれてうれしいです。

  

スタッフによるレビューはこちらから

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.29】
ピアノ・フェスティバル「ショパンとリストの名曲ベスト10」
23. 03. 15

市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立小金井第二小学校 2年 加藤百華

えんそうをしてくれる人は、たかはし たかこさんとこんどう よしひろさんでした。
(ナビゲータ)の人は、うらひさ としひこさんでした。ショパンのだい四番げんそうそっきょうきょくでは、えんそうしてくれる人は、たかはし たかこさんで、えんそうしてる人、(たかはし たかこさん)はどんなうごきをしてたかと言うとそんなに体はうごかしてないけれどたまに、体を前や後に、うごかしていました!!

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リストのラ・カンパネラのきょくでは、とちゅうで音が早くなったり、音が小さくなったりしてました。
リストのえんそうしてくれたきょくの、一いはラ・カンパネラでした。

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ショパンのえんそうをきいて、どう思ったかと言うといいきょくだなーと思った。

(公演写真:藤本史昭)

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紙いっぱいの大きな字で、元気よく書いてきてくれた加藤さん。
ピアニストの動きや曲の大きさなど
コンサートをよく観て、聴いてくれたレポートです。

  

スタッフによるレビューはこちらから

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.28】
ピアノ・フェスティバル「ショパンとリストの名曲ベスト10」
23. 03. 15

市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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2/25かいさい
ショパンとリストの名曲ベスト10
ランキング

演奏:高橋多佳子さん・近藤嘉宏さん

 小金井市立小金井第四小学校 4年 矢野未来

<イベントについて>

2月25日(土)にたくさんの人たちが、ショパンとリストの名曲を聞きに来ていた。その前の日にもピアノコンサートがあったようで、その週はピアノのウィークだったようだ。
今回のテーマは「ショパンとリストの名曲ベスト10」なので、たくさんの人が知っている曲が多かった。
ショパン推しかリスト推しかを集計すると、あっとう的にショパンが多かった。(もちろんリストもいたが...)
トークがおもしろいし、すごいと思った。

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<感想>

この演奏を聞いて、あこがれのショパンをひいてみたいとさらに思った。中でも英雄ポロネーズがひいてみたいです。ひけるようになりたいので練習を重ね、がんばろうと思います。

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ショパン
6位 舟歌 嬰ヘ長調
5位 革命のエチュード
4位 ノクターン 第2番
3位 バラード 第1番
2位 幻想即興曲
1位 英雄 ポロネーズ

リスト
4位 コンソレーション 第3番
3位 ハンガリー狂詩曲 第2番
2位 愛の夢 第3番
1位 ラ・カンパネラ

(公演写真:藤本史昭)

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ショパンとリストのベスト10を一目で分かる記事にしてくれた矢野さん。
あこがれのショパンの「英雄ポロネーズ」を弾けるようになりたいとのこと。
応援しています!

スタッフによるレビューはこちらから

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.27】
ピアノ・フェスティバル「トイピアノで聴くショパン」
23. 03. 15

市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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トイピアノで聴くショパン

小金井市立小金井第二小学校 4年 山田絵真

★コンサートについて

小金井宮地楽器ホールでは、2月23日~26日に「ピアノ! ぴあの!! PIANO!!!」というフェスティバルで、ピアノの色々なコンサートやイベントがありました。その中で、私は「トイピアノで聴くショパン」という世界一小さなコンサートに参加しました。90名程度のお客さんで、小ホールはほとんど満席です。赤ちゃんや子どもも30名くらいいて、会場はとてもにぎやかです。飯田さんは6台のトイピアノについて分かりやすく説明して、ショパンの一生について演そうとろう読をしてくれました。

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★トイピアノってどんな楽器?

「トイピアノとは、夢と思い出をかなでてくれる、大事な相ぼうです。」飯田有抄さんは、このように思いをこめて話していました。

私は、トイピアノは、小さなおもちゃで、どれも同じ音色かと思っていましたが、6台のトイピアノは様々な音色をかなでていてびっくりしました。うっとりするような音、キラキラした音、ロマンチックな音、やさしい音...。私のとなりに座っていた赤ちゃんは、演そうをきくと落ち着いたようですやすやと眠ってしまいました。トイピアノでむずかしいのは、けんばん数が少ないためピアノの曲の必要な音だけを残して、曲をアレンジすることだそうです。私も、本番の後に少しひかせてもらったのですが力加減がむずかしかったです。

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★トイピアノでつづるショパンの一生

「ピアノで歌を歌い、ピアノで詩を書いたショパン。」ショパンといえば、歌うようなメロディーが有名な、美しい曲をたくさん生みだしたポーランド出身の作曲家です。
みなさんが一番好きなショパンの曲は何ですか?飯田さんは「前奏曲 第4番ホ短調 Op.28-4」が好きだそうです。トイピアノでひくと、暗い音も明るく聞こえました。私がショパンで好きなのは、「華麗なる大円舞曲 変ホ長調 Op.18」です。かっこよくて、華やかな曲ですが、トイピアノだと、夢のような音楽に聞こえました。

ショパンは「サロンこそ、ぼくの生きる場所だ」と言ったそうです。私はサロンに興味を持ちました。サロンは貴族のパーティーのような場所だそうです。私のイメージでは、サロンはごうかなお城のような広間に、きれいなドレスやかっこいいスーツを着た人たちが集まって楽んでいるところです。ショパンはそんなキラキラした場所にぴったりだと思います。とても楽しそうなので、私もサロンに行ってみたいです。

一方で、ショパンは結核という病気で、39さいという若さで亡くなりました。短い一生でしたがたくさんの名曲を残していて、本当に才能あふれる作曲家だと思います。そんなショパンの曲をトイピアノの演そうで聞かせてもらって、ショパンの一生について深く感じることができました。

(公演写真:藤本史昭)

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山田さんのトイピアノへの気持ち、ショパンの気持ちを
丁寧に文章と絵で書いてきてくれました。
サロンでショパンがピアノを弾いている絵も
とてもすてきです!

 

スタッフによるレビューはこちらから

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.26】
道山×SINSKE~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~
23. 02. 25

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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藤原道山 × SINSKE
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~
「Piazzolla」

小金井市立東小学校 4年 中村 碧

わたしは、尺八そう者の藤原道山さんとマリンバそう者のSINSKEさんの2人のコンサートをかんしょうしました。

前半にピアソラというアルゼンチン作曲家の曲、後半に藤原道山さんやSINSKEさんのオリジナルのえんそうがありました。
その中から、わたしの印象に残った曲を紹介します。

まずは「タンゴの歴史」より
Bordel 1900
Café 1930
Night Club 1960 です。

この曲は、「タンゴ」というおどりの60年の楽しみ方を表した曲です。タンゴは昔は男の人がおどるおどりでしたが、だんだん曲を楽しむようになりました。

Bordel 1900は、ジャズっぽい感じがしました。
えんそう者の藤原さんとSINSKEさんが楽しそうにひいていたので、こちらも楽しくなりました。
たまにSINSKEさんがマレット同士をたたいて「カチカチ」と音を鳴らしていたので、「こんな技もあるんだなぁ」と思いました。

Café 1930は、一変しておしゃれなふんいきを感じました。
また、尺八の音と音のつなぎ目がなめらかできれいだなと思いました。
マリンバもとてもきれいで、音を出す時に「ふわっ」と力をぬいていることがわかりました。

Night Club 1960は、メリハリがあって、ゆっくりな所も速い所もありました。
最初はゆっくりで、音色がきれいでした。尺八が「ララ~ン」と歌う所が何度も出てきました。
次は急に速くなり、尺八が「タッタッタ タッタッタ」というリズムをたんとうしていました。
最後は「ジャン!」と元気に終わったのでもり上がりました。

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次は「東風(こち)」という藤原さんの曲です。
この曲を一言でいうと、「迫力満点」です。
すごかったので、おもわず手が止まってしまいメモもあまり書けなかったほどです。足を「ドンドン」とドラムのようにしていたので、迫力が出てもり上がっていました。尺八で「ピー!」とやるところもかっこよかったです。 またききたいなと思いました。

楽器しょうかい

●尺八
尺八は、自分が知っているそう法よりもたくさんのそう法があると思います。
使う体の部分は口と指だけではないのです。
主な材料...竹
形は単じゅんで竹のつつに穴をあけたかんじです。

穴を開け閉めするだけでは5つの音しかでませんが、穴を少しだけ開けたり、首をたてにふったり、足で下の穴をふさいだり、音を変える方法はたくさんあります。

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尺八をくわえたじょうたいで首をたてにふると音の高さがかわるのですが、横にふるとビブラートをかけることができます。

ふく習クイズ
① 穴を開け閉めするだけでは音はいくつしか出ない?
② 尺八をくわえたじょうたいで首をたてにふるとどうなる?
答えはこのページにかくれています!

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●マリンバ
強くたたくとかん単にわれてしまいます。
マレット→ピンクや白など色は様々
長さ...2.7m(SINSKEさんのマリンバの場合)
重さ...約100kg
マリンバはローズウッドという木からできていて、ローズウッドはギターや家具などにもよく使われます。

マレットは、1つの種類だけでなく色々な種類があります。
マレットによって固さがちがい、やわらかい音色や深い音色などその時によって持ちかえます。

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ふく習クイズ
① マリンバは何という木からできている?
② SINSKEさんのマリンバは何mある?

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楽器についてくわしくなれましたか?

感想
わたしは、尺八やマリンバにはあまりなじみがなく、生でえんそうをきいたのが今回で初めてでした。そのため、とても新せんでコンサートにむ中になりました。
尺八とマリンバという、和楽器と洋楽器のユニークな組み合わせで最初は想像がつかなかったのですが、きいてみると尺八のすき通った音色とマリンバの深みのある音色のハーモニーがとてもきれいで、すばらしい組み合わせだなと思いました。

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ふじ原さんとSINSKEさんはクラシック音楽のへん曲やオリジナル曲の作曲もしていて、とてもきれいだったりユニークだったりと色々なタイプの曲が楽しめました。
ぜひ、このレポートを読んでくれた方にも
ふじ原道山さんやSINSKEさん、それぞれの楽器のことをよく知ってほしいし、尺八やマリンバの音色を生できいてほしいです。

ありがとうございました。


(公演写真:藤本史昭)

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B4用紙6枚のイラスト付きレポートを
書いてきてくれた中村さん。
楽器の説明も丁寧にわかりやすく描いて
興味を持ってくれてうれしいです。

スタッフによるレビューはこちらから

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.25】
こがねい落語特選 新春 達士鳴動の会
23. 02. 07

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立小金井第二中学校 1年 池尻淳史

 今回は二回目となる落語の公演「新春達士鳴動の会」を見せていただいた。 
 一回目に見せていただいたのは若手の落語家さんの公演だった。今回の公演は落語界のベテランの方であり、たくさん笑わせてくださるのかなと期待していた。
 しかし、実際に今回の公演を聞き、その内容は理解が難しいものばかりであった。また、私は初めて浪曲を知った。「男はつらいよ」の話だったが、寅さんも柴又も何一つ知らなかったので、会場の笑いについていけなかった。私は阿波おどりを踊っているので三味線といえば阿波おどりのぞめきのイメージしかなかった。三味線が話を盛り上げることに驚いた。

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 落語というのは一人で何人もの人を演じ分け、聞き手の想像力によって話を理解し、その映像を思い浮かべ、時に笑い時に考えさせられるものである。なぜ落語家さんは人を引き付けることができるのだろうか? 
 それは話し方である。落語家最大の武器だ。
 今回のトリは五街道雲助さんで「幾代餅」という話だった。
 私は初めて聞く話だった。雲助さんの話し方は聞きての想像力を存分に発揮させた。例えば、雲助さんがただ上を向いて「三月、三月」というセリフを言っていたのだが、私にはせいぞうの頭に血が昇ったような表情を思い浮かべられた。他にも、「餅を忘れてきちまった」というセリフにはどれだけ幾代太夫が美人だったのかを聞き手に感じさせるセリフである。

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 このように聞き手の想像力をかき立てるようなセリフの表現が豊かで、声色に強弱があることによって、聞き手は落語に、のめりこむのである。達士鳴動の会の方々の落語はどれも続きが聞きたくなるような話し方で飽きないように会場の雰囲気を考えたり時代の流行を交えたりしていた。

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 私は学校で夏休みのレポートをクラスの代表として発表する機会をいただいたのだが、クラスの中で発表した時よりも上手く発表できなかった。一方的に話してしまって早口になってしまい、間を作れなかった。見られていることを強く意識して緊張してしまったからだ。
 人に聞いてもらうには人を引き付けなくてはならない。今回、相手を引き付けるための表現や声色の強弱などを学んだが、それができるには緊張しないことが大前提だ。
 落語家の方はなぜ緊張をしないのか、それは話に入る前の枕話の話術だ。落語家は枕話を使い、自分の話しやすい世界を作るのだ。
 これからも発表することがあると思うが、今回のジュニア特派員を経験して発見できたことを生かしていきたいと思う。

(写真:横田敦史)

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池尻くんは自分が感じた色々な気持ちを分かりやすく書いてくれました。
話し方にも発見があったとのことで
学校での発表の場でも生かせるといいですね。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.24】
こがねい落語特選 新春 達士鳴動の会
23. 02. 07

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立緑小学校 3年 西村里音

 1月21日に小金井宮地楽器ホール大ホールに落語・ろう曲を聞きに行きました。始めに、係りの人に案ないをしてもらって舞台うらから舞台に行きました。そこでわたしの目にとまったのが、『めくり』です。めくりには文字ができるだけ太く書かれています。なぜかと言うと、まず、紙を会場に見たてます。そして文字をお客さんにすると、会場にたくさんのお客さんが来ていることになります。でも、細いと少なくなるのでできるだけ太く字を書いています。

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 自分のせきにつくとビックリしました。なぜなら目の前のまくに小金井市の地図が描いてあったからです。落語がはじまる前に自分の家のある場所らへんを見つけられたので何だかうれしい気持ちになりました。

 落語が始まって空気がなごんできました。おもわず笑ってしまうような話を聞いているといつのまにかつかれがとれていました。他のお客さんもそうだと思います。

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 みんなで笑ったりはく手したりして楽しむのはいいなぁ~と思いました。それと、落語やろう曲を聞いていると心にきれいなお花畑ができていくように、あたたかなフワフワしているような気もちになりました。

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 とても楽しかったのでまた、落語やろう曲を見に行きたいです。

(写真:横田敦史)

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西村さんは開演前に見た舞台や緞帳幕や
公演のこと全てに興味を持って見てくれました。
またぜひホールに遊びにきてくださいね。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.22】
コンドルズの遊育計画 2022《共催》
22. 12. 27

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
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あそいくの感想

小金井市立小金井第二小学校 3年 志水 瑛吏奈

私は、みやじホールに、妹、弟といっしょにいきました。まずは、小ホールで、ダンボールの工作で遊びました。一番私がきになったのは、ダンボールのスコップで箱に運んで遊ぶダンボール工作です。理由は、スコップですくうときかなりむずかしくてたのしかったからです。ほかにも、とびばこ、キャタピラがありました。

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小ホールの遊びだけかと思っていたら大ホールのステージもあったのでびっくりしてうれしかったです。私が一番きになったのは、さいしょのパフォーマンスです。理由は、玉がつぎどうやって、どこに行くのか、わくわくしたところです。

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ほかにも、一まいずつくばられた紙をまるめてなげたり、ダンス、などでもりあがりました。そして、ステージのモニターにうつったピクトグラムをくばられたプリントからさがしたりしました。

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さいごにあそいくで学んだうごきの中で一番すきになったうごきは、「ける」です。理由はこつをつかんだからです。とおくにけるときはつよく、たんきょりにけるときにはよわくけるのがこつだと分かったからです。今体育でキックベースをしているのでいかせるからです。

(ステージ写真:藤本史昭)

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遊びからの学びがあったという志水さん。
その気持ちを表す素敵な絵も描いてきてくれました。
体育で習っているキックベースに生かせるといいですね。

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.23】
コンドルズの遊育計画 2022《共催》
22. 12. 27

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
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コンドルズのあそいく計画(けいかく)

小金井市立南小学校 2年 松山(まつやま) (すず

12月10日(土)は、コンドルズのあそいく計画でした。
 一番いちばんさいしょは、1かいの小ホールでダンボールで作られたいろいろなあそびばにきました。
 まずは、ウラのつうろにはいると、くものやくもがはってありました。
 くものすが、いろいろなばしょにあって、とおりづらかったです。

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しばらく()くと、少しひらけたところに出ました。
すると、左がわにダンボールで作ったきょうりゅうが、「ガオゥーガオゥー」と、ほえていました。
けっこうリアルで少しこわかったです。
そのウラのつうろを出ると、「しんぶんクロスひき」をしました。
「しんぶんクロスひき」は、ダンボールのはこのうえみずれたペットボトルがおいてあり、ペットボトルのしたにしんぶんがひいてあり、そのペットボトルが、おちずにしんぶんがとれるか?というようなゲームです。
は、むずかしそうでしたが、じっさいやってみたら5さいおとうともできたので、かんたんだなあと思いました。

つぎは、ダンボールのとびばこをしました。
ダンボールのとびばこは、レベル1からレベル4まであり、3、4からレベルが高くなりすごくむずかしくて本気ほんきでやらないと、8さいわたしでも、できないくらいでした。
5さいおとうとは☆レベル2☆で「もうむり!」と、言っていました。

そして、しんぶんを(まる)めて(たま)にして、まとに()てるのも、(たの)しかったです。
かあさんがおとうとと、もう1かいきょうりゅうをっているあいだに200のまとをねらってなげて5かいぐらいははいりました。
ところが、おかあさんがもどってると、200をねらってやっても、ぜんぜんはいりません。
かあさんに見せられなくて、ざんねんでした。

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(ほそ)(なが)いダンボールの(うえ)(ある)くゲームも、おもしろかったです。
このゲームは、ほそながいダンボールの下が海で、とちゅうでサメのせびれや顔があり、おちたらサメにおそわれてしまうそうていです。
リアルな海だなぁと思いました。

 その1かいのあそびばを出ると、目に前にまたあそびばがあったので、少しあそんでいくことにしました。
 さいしょは三角や四角や丸の形のダンボールでできたわなげがあって、私は三角を入れるのに4回ぐらいかかりました。なので少しむずかしかったです。
 つぎに、小さなダンボールで作ったひくいへいがあって、それをとんでみたら小さくてかんたんだったのですが、いくつもつづけてぴょんぴょんとぶと、おもしろかったです。

 こうえんがもうすぐはじまるので3かいの大ホールに行くと、またそこにあそびばがありました。その1つが、ダンボールで作った「ボールのめいろ」でした。「ボールのめいろ」は、小さなボールがとおれるくらいのめいろができたダンボールのはじとはじを2人でもって、かたむけることでボールをころがすゲームです。
1番てまえの小さいめいろはかんたんで、30びょうくらいでゴールできました。さいごにやった1番大きなめいろはむずかしくて、1分ぐらいかかりました。

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 そして、こうえんがはじまりました。
 さいしょは、ボールをつかったおもしろいあそびで、ボールをおとさずにどんどんつぎの人にわたしていくゲームでした。
 とくにさいごのボールをほうきでうって、ダンボールのはこに入れていたので、むずかしそうだなぁと思いました。
 「あそんどるず」のダンスは長くて、ふりつけをおぼえるのがたいへんでした。
 つぎに、いろいろなどうさをしてくれるもののうち、ペットボトルに水を入れて、それをひもの先につけてまわしてまわりの人がとぶどうさは、弟を大わらいさせました。私もおもしろいなと思いました。なぜかというと、とんでいる人のとび方が、とてもおもしろかったからです。

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また、(のぼる)は、すごいなと思いました。(のぼる)は三人いて、バナナが上にぶらさがっていて、三人のうち二人が組合って、1人が2人の上にのりました。
そしてとろうとしたけれど、バナナがもっともっと上に行ってしまってとれなくなってしまいました。それも、三人のバナナが上に行った時のひょうじょうがとてもおもしろかったです。

 あと、4人の人が出てきて、()()()()の一ことずつを体やうごきでひょうげんしてみてと言われてやったひょうげんのしかたがすごくおもしろかったです。

 ()は、両手を大きくひろげるどうさでした。

 ()は、そろそろとした、しのび足でした。

 ()は、顔のよこでおもいっきり手をふるどうざでした。

 ()は、顔の前で両手をふって、さいごに両手をよこに思いっきりひらいて、「バァ」と言うようなしぐさでした。そんなふうにくふうしているところが、おもしろかったです。

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こうえんを作ってくれたコンドルズのみなさん、どうもありがとうございました。

(ステージ写真:藤本史昭)

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松山さんはあそび場であそんだことや、
公演のあそびの演出も詳細に書いてきてくださいました。すごい!!
親子や姉弟のやりとりも手に取るようにわかる、温かいレポートです。

 
イベントレポート
まちかどコンサート
22. 12. 25

市内の小中学校や福祉施設等にアーティストとともに訪問し、本物の芸術文化に触れる機会を創る「まちかどコンサート」。
今回は、2学期の終業式を間近に控えた12/22(木)、小金井市立前原小学校3・4年生の音楽の特別授業として、サクソフォーンのコンサートを実施しました。出演は、「ヴィーヴ!サクソフォーンクヮルテット」です。

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「背筋ピーン!」で待機しているところに、ピッカピカの楽器を持ったメンバーが入場し、華やかな「バーレスク」(プラネル)の演奏が始まると、3年生はドキドキそわそわしながら、4年生は食い入るように見つめながら、聴いていました。

楽器紹介の「サックスはなに楽器でしょうか?」クイズでは、こんなにキラキラしているのに「木管楽器なの!?」と驚きの声も。

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続くちょっと大人なクラシック「カルメン・ファンタジー」(ビゼー)や、教科書に出てきた「茶色の小瓶」を含むジャズ「グレン・ミラー・メドレー」を聴き、緊張気味だった4年生も徐々にほぐれてきた様子。

そして、やっぱりみんな楽しみクリスマス! かわいいアレンジのクリスマスソングでは、自然に手拍子が沸き起こり、盛り上がりました。

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最後の「アナと雪の女王メドレー」は、タイトルを聞いただけで「わーい!」と歓声が。(アナ雪の人気はすごい...!)曲に合わせて体を揺らしたり、手拍子をしたりしながら思い思いに楽しんでいました。

プロの演奏を友だちとみんなで聴いた体験が、それぞれの心に何かを残してくれていたら嬉しいです。ホールにもぜひ、遊びに来てね。

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[出演]
ヴィーヴ!サクソフォーンクヮルテット(写真左から)
・豊田晃生(ソプラノ・サクソフォン)
・荻島良太(アルト・サクソフォン)
・鶴飼奈民(テナー・サクソフォン)
・浅利 真(バリトン・サクソフォン)

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もっとサックスについて知りたい、演奏を聴きたい方は、こちらのイベントにぜひ!
3/4(土)・5(日)開催
「第39回 ジャパン・サクソフォーンフェスティバル《共催》」

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.21】
el tempo directed by KAVKA SHISHIDO
22. 12. 17

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立小金井第一小学校 3年 島田 侃

12月3日(土よう日)に、「小金井ジュニア特派員で「el tempo directed by KAVKA SHISHIDO」に行かせてもらいました。にぎやかで、はく力のあるカッコイイLiVEでした。

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色々なしゅるいのがっきの、中でも一番すきながっきは、ベースです。太いこの、あとにベースが鳴りひびくのがとくによかったです。あとサインの事で同じ太いこなのにたたくとこは、どうやってサインをしているんだろうとか、ステップやジャンプはサインなんだろうか、や、気になる事がたくさんあります。

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色々なリズムが、あって、心にのこる楽しいLiVEでした。

(公演写真:藤本史昭)

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公演を見た気持ちを素直に詳しく書いてきてくれた島田くん。
かっこよかったし、気になる事もたくさんあったとのことで
興味を持って見てくれて嬉しいです。

スタッフによるレビューはこちら

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.20】
el tempo directed by KAVKA SHISHIDO
22. 12. 17

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
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特派員新聞

小金井市立東小学校 4年 下田るな

〈el tempo(エル・テンポ)とは?〉
「el tempo(エル・テンポ)」は、シシド・カフカさんがプロデュースするグループで、「コンダクター」とよばれる人が手でサインをつくり、えんそうする人に合図します。
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ハンドサインについて
「コンダクター」がつくりだすハンドサインは、百種類以上あり、サンティアゴ・バスケスという人が生み出したのだそうです。ハンドサインが使われる演奏はすべてそっきょうなので、ちゃんと見てないとしっぱいして大変なことになっちゃいます。

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次の記事では、私が公演を見て思ったこと、感じたことをしょうかいします!

〈公演を見て思ったこと〉
次は、私が公演で見て思ったこと、感じたこと、気づいたことについてしょうかいします。
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○たいこが多いから全体的に音が低くて暗い感じになっちゃうのかなと思ったけど、明るく楽しい感じだった。
○ぼうを使ってたたくたいこもあれば手でたたくたいこもあった。
○お客さんは手びょうししたりして楽しそうだった。
○演奏してるときはライトがいろんな色に光ってきれいだった。
○お客さんは大人の人が多く、子どもはほとんどいなかった。
○演奏してる人も楽しそうだった。

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〈シシド・カフカさんのプロフィール〉
・メキシコ生まれ
・二〇一二年にCDデビューしてから、これまでに四まいのアルバムをリリースしている。
・また女(じょ)ゆうとしてNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」に出演した。
・二〇二〇年にはドラマの主演もつとめた。
・今年デビュー十周年をむかえて、女ゆう、モデル、番組のナレーションなど多方面で活やくしている。
・二〇二一年にはパラリンピックの閉会式に登場した。

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(公演写真:藤本史昭)

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新聞形式で大きく3つに分けて書いてきてくれてとても見やすかったです。
お客さん、出演者、照明のことまで書いてきてくれた下田さんのレポートは
会場の雰囲気がよくわかります。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.19】
ワルター・アウアー ~フルートが彩るウィーンの響き~
22. 12. 07

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小金井市立第二小学校 2年 加藤百華

〈じぶんのこころの中にどんな気持ちがわいてくるか〉
① いちばんさいしょの、音がくの音(ね)いろがいい音いろで、こころが楽しくなります。
② モーツァルトのきょくでは、ほんとうにほしをみてるみたいになります。
③ ベートーヴェンのきょくでは、つよいかんじのきょくで、つよくなってるみたいだった。
④ シュトラスのきょくでは、いろんな音が入ってるきがした。

〈音〉
① フルートの音と、グランドピアノの音がきこえる。
② ベートーヴェンのきょくは、音がたかくなったりひくくなったりして、おもしろかった。シュトラスのきょくでは、音がつよいイメージの音。
③ さいごのうたは、明るいうただった。
④ モーツァルトのきょくは、楽しいきぶんになった。

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〈ステージの上の出えんしゃはどんなうごき?〉
① たまに前、後ろにからだをうごかしてる。
② 頭も、うごかしてるときがある。
③ たまに後ろにむいたりしてる。

〈ほかのおきゃくさんはどんなはんのうをしてるか〉
① おきゃくさんは、しゅつえんしゃしかみてない、よそみしてる人はだれもいない。
② 10人くらいがねむってた。
③ 30~40人ぐらいの人がねむってた。

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(公演写真:藤本史昭)

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曲目ごとの箇条書きでわかりやすく書いてきてくれた加藤さん。 
1曲1曲をしっかり聴いてくれていました。
こころが楽しい気分になったとのことで
コンサートを楽しんでくれたことも伝わってくるレポートです。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.18】
こがねいガラ・コンサート 2022
22. 11. 26

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立第三小学校 3年 小林みおり

えんそうしている方・歌っている方の様子
楽器をえんそうしていた方は、みに来てくれた人に楽しんでくれるように、笑顔でひいていました。歌っている方は、歌うのといっしょに分かりやすいジェスチャをしながら、男の人、女の人、1人ずつ高い声の人、ひくい声の人がいました。

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お客様の様子・ロビーの様子

コンサートがはじまる前のお客さんは、ロビーにあるカフェでコーヒーをのんだりしていました。コンサートに来た方は家族づれもいましたが、おばあちゃんおじいちゃんぐらいが一番おおかったです。きゅうけい時間は外に出てカフェの飲み物をのんだり近くをさんぽしていました。曲を聞いている時は、目をつぶってきいたり、リズムに合わせてうなずいたりしてる方もいました。

楽器のこと
私はタンバリンをあまりオーケストラでえんそうするイメージがありませんでした。けれどタンバリンが主役のように目立ってえんそうしていたので思わずあっとうされました。
あと、私が好きな音は、ハープとフルートがまざった音や、バイオリンとオーボエのまざった音がすごく好きでした。

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全たいで思ったこと
私は、はじめてのガラコンサートでした。私がいちばん好きだった曲は第2部の「第三まくへの前そう曲」です。なぜかというと、私はハープの音色がとてもすきだから。あとさいごのカルメンの曲でトランペットなどがうらにかくれてえんそうがきれいで、とおくからきこえるように、と、工ふうが好きでした。

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とても素敵な絵を描いてきてくれた小林さん。
楽しさが伝わってきます。
レポートも大きい画用紙に見やすく書いてきてくれました。

スタッフによるレビューはこちら

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.17】
こがねいガラ・コンサート 2022
22. 11. 26

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井ガラ・コンサートをかん賞して

小金井市立南小学校 6年 朝見和央

 私は、学校でオーケストラを見に行ったことがありました。その時、生のオーケストラを聞いて主せん律の中にリズムをとっている大事な楽器があることを知り、オーケストラはおくが深いのだなと思いました。そして、ピアノや、バイオリン以外にもものすごくたくさんの楽器があることを知りました。私はそのコンサートに感動して、オーケストラに興味を持ち始めました。
今回のガラ・コンサートを見て、学校でいった時のオーケストラを思い出しました。楽器のせんさいな音色、演奏者の観客が一体になっているような感覚が色々とよみがえってきました。

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ガラ・コンサートの中で「第一幕への前奏曲」が何回も聞いているけれど一番心に残りました。
この曲の特ちょうだと思うテンポの良さは、トランペットが刻むリズムによってできていると思いました。この曲を聞いているとなぜ楽しくなるのか知りたいです。
はじめてガラ・コンサートをかん賞しましたが、とっても楽しかったです。私が弾きたいと思った楽器はクラリネットです。なぜならクラリネットを弾いているときは重いふんいきでも明るいかんじになっていたからです。次のかん賞でもお気に入りの曲を見つけたいです。

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公演写真:横田敦史

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オーケストラに興味を持っているという朝見さん。
今回はクラリネットを注目してくれたとのこと
どんどんと好きな楽器が増えていくといいですね。

スタッフによるレビューはこちら

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.16】
こがねいガラ・コンサート 2022
22. 11. 26

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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~こがねいガラ・コンサート 特は員~

小金井市立東小学校 4年 小林碧依

ぼくは、こがねいガラ・コンサートを聞いて、声なども入っていていいなと思いました。そして、選挙で決まった曲や、《カルメン》での知っている曲などの曲もたまに入っていていいなと思いました。なぜかというと、知っている曲もないと子どももいたのであきちゃうからいいなと思ったからです。

 そしてぼくが注目した第一ヴァイオリンのたきちはるさんとお客さんのはんのうについて書きます。
 まずたきちはるさんについてです。昨年のガラコンサートに行ったときに変わったすわり方をしてワイルドにひいていたので、すごいなと思ったので今回でも注目しました。はげしいけいの曲ではたきさんはとてもはげしくて、その仲間のヴァイオリンのつえなどがそろっていてキレイでした。そして、ひき方をかえてひいているところもそのときはやさしいけいだったのでやさしい感じでしたけどまた、はげしくなるととってもワイルドさがもどってきてワイルドになっていました。このことから、たきちはるさんは曲のイメージを自分のひき方に表していてひょうじょうゆたかだということが読みとれます。

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 つぎに聞いているお客さんのはんのうです。5曲目の始めくらいではめをつむりながら聞いている人が多くて8曲目の始めでしんけんに目をこらして見る人が多くなってなかにはスコープを使ってみる人もいました。そして第二部がスタートして11曲目に目をこらして見ている人がだいたい全員でめをつむって見ている人も目をこらして見ていました。このように、だんだん目をつむっていた人も目をはっきり開けて見ていて終わりにつれて目をこらしめて見る人が多くなったのかなと感じました。

 つぎにおまけでぼくが気に入った作品ベスト3を発表します。第三位.........カルメンより第三まくへの前そう曲!! なぜかというと、フルートとハープの音色が、とてもやさしく、げんそう的な風景を思いうかべるようなメロディーだったからです。

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第二位.........カルメンより第一まくへの前そう曲!! なぜかというと、ぼくも知っている曲で、シンバルがはげしくてたきさんとかがとてもはげしくてかみがふられながらやっていてかっこいいなと思ったからです。
第一位.........オーボエ協そう曲ハ長調第一楽章!! なぜかというととてもきれいでヤンキーが聞いたらやさしくなれそうなくらいのやさしい曲で、オーボエの音色に心をうばわれそうなくらいよい曲だからです。

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 ぼくは、このこうえんを聞いて、歌とのコンビネーションばつぐんだなと思いました。(ちょっと歌が多すぎたかなと思う)そして、やさしい曲やはげしい曲などが多くていいと思いました。知っている曲もあったと思うので子どもも、楽しめたのかなと思いました。

またつぎのガラ・コンサートもいきたいと思いました。ぜひみなさんも見に来てみてください。

公演写真:横田敦史

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滝千春さんに注目して見て聴いてくれた小林くん。
好きなヴァイオリニストがいる中で聴くオーケストラの響きは
色々な思いを感じさせてくれたようです。
大人だけでなく"子どもも楽しめるコンサートだった"という視点で書いてくれているのも
ジュニア特派員ならでは。
また来年も聴きに来てほしいです。

スタッフによるレビューはこちら

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.15】
奥村 愛 デビュー20周年コンサート ~ヴァイオリンの旅路~
22. 11. 02

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立本町小学校 2年 花田珠有 

今回のコンサートにはヴァイオリンとピアノとギターのえんそうしゃとナレーターがいました。

① 「ナレーターについて」
ナレーターはヴァイオリンそうしゃがつかっているヴァイオリンの長いれきしについて色いろ話してくれました。

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② 「えんそうについて」
わたしはヴァイオリンのコンサートに行ったことがないので、どんな音が出るかわくわくしました。
目をつぶって聞くといろんなところからどうぶつの鳴き声がきこえてくるようなかんじでした。3つの楽きを合わせてひくと、3つも楽きを合わせたんだからきれいな音にはならないと思いました。だけどものすごくきれいな音がひびきました。

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③ 「まわりのようす」
おきゃくさんは、手びょうしをやったり頭をふったりしていてチラッとみてみるだけでも楽しさがつたわってきました。

公演写真:藤本史昭

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初めてのヴァイオリンコンサートだった花田さん。
目をつぶって聞いてみたり、周りの様子も見たり
色んな感じ方でレポートを書いてくれました。

スタッフによるレビューはこちら

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.14】
奥村 愛 デビュー20周年コンサート ~ヴァイオリンの旅路~
22. 11. 02

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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奥村さんの奏でるヴァイオリン

小金井市立南小学校 5年 漆畑芽生

 辺りはシーンと静まり返っていました。私は宮地楽器ホールにいて奥村愛さんのコンサートを聞いていました。舞台に出て来たのは奥村愛さんではなく、ナレーターの甲斐田さんでした。彼女はヴァイオリンの歴史について話していました。

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 一曲目は、ヴィヴァルディ作曲ヴァイオリンソナタイ長調第二番でした。初まって少したつと私は奥村愛さんの技術に驚きました。愛さんの弓使い、ポジション移動の速さ、重音の正確さ、トリルの速さ、そしてビブラートなど。私はヴァイオリンを7年間習ってきたけど、どれをとっても今の私にはできないことばかりです。曲はどんどん進んでいき、ヴェニアフスキーの曲になって少したつと、私はハッとしました。なぜかというと、私はとばす音はだいたい弓の元で弾いているけど奥村愛さんは弓先でも弾けていておどろきました。やさしく弾くところが聞いてて気持ちがよくて、リラックスできるようでした。大きい音でも、小さい音でもホールにひびいているし使い方がうまくて本当にすごいと思いました。ジョプリン作曲ラグタイムダンスは奥村さんの雰囲気などに似ていて、明るく元気できれいでかっこいいと思いました。けれど最後に弾いた奥村さんをイメージして作った曲はすごくきれいな音色で小川の水がサラサラとゆっくりと流れていくような曲でした。この曲を作った人は、奥村愛さんのことをきれいでやさしい人と思ったのかなと思いました。人によってイメージの仕方ちがい、おもしろいのでほかの人たちにも聞いてみたいと思いました。

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 ヴァイオリンとギターが一緒に弾いていた曲でギターの音色がピアノのように聞こえました。まずヴァイオリンとギターが一緒に弾くということを初めて知りました。すごく楽しそうだったので、私の家族でギターが少しだけ弾ける人がいるので、かんたんな曲を一緒に弾いてみたいと思いました。

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 コンサートが物語のように、最初から最後まで楽しめたのは、きれいな音楽や声の使い分けができる甲斐田さんのナレーションのおかげだと思いました。次回は、お城などでコンサートをしたいと言っていたので、もしあるなら、そのコンサートにも行ってみたいです!

公演写真:藤本史昭

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ヴァイオリンを7年間習っている漆畑さん。
演奏者だからこその細かい観察や気付きはさすが!
いろいろな目線からの楽しいレポートです。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.13】
奥村 愛 デビュー20周年コンサート ~ヴァイオリンの旅路~
22. 11. 02

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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楽しいヴァイオリンコンサート

小金井市立南小学校 2年 松山 鈴

 10月15日は、ギターとピアノとヴァイオリンのコンサートでした。
 まだ、コンサートがはじまるまえ、あんないをしてくれている人と、だれがどのせきにすわるのかなと、よそうするのも楽しかったです。

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 はじまると、甲斐田さんのナレーションが、今、話している人になりきって、話しているのですごいな、と思いました。
 第一部、ヴィヴァルディ作曲のヴァイオリンソナタ、イ長調、第2番は、奥村さんが、体をうごかしながら、ヴァイオリンをひいていて、私もあんなふうにピアノでひきたいなと思いました。

 二曲目の、モーツァルト作曲、ヴァイオリンソナタ、第2番、ホ短調は、河野さんの手がすごくこまかくうごいていて、いいなぁと思いました。
 とくに、上がったり下がったりするのが、きれいでした。
 3曲め、パガニーニ作曲、チェントーネ・ディ・ソナタ 第16番は、岡本さんは、手先がきようでまるで、ピアノやヴァイオリンをひいているようななめらかで、きれいな音色でした。

 第一部さいごの曲、ヴィエニアフスキー作曲、創作主題による華麗なる変奏曲は、少しものがなしい曲で、奥村さんはヴァイオリンをはげしくひいていてトランペットをふいているように聞こえました。
 奥村さんは、ひくい音や高い音を出していて、なめらかできれいでした。
 きれいで、バレエをおどれそうで、心がウキウキしました。
 河野さんも、奥村さんも、とちゅうで、足をタンタンとして楽しそうでした。

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きゅうけいが入り、いよいよ第2部......。
 第2部、一曲めの、クライスラー作曲、シンコペーションは、おどりやかしをつけたくなるような、ウキウキした曲でした。
 ピアノもヴァイオリンもなめらかで、きれいでした。
 6曲めは同じくクライスラー作曲の、ウィーン小行進曲は、オーケストラのように、にぎやかで、きょうじゃくがあってきれいでした。
 でも、少しだけくらいおんていでした。
 ほんとうに、こうしん曲で、音がつよくてまるで、へいたいさんたちがこうしんしているような曲のメロディーでした。
 奥村さんは、せがひくいほうで、奥村さんのもっている、ヴァイオリンも小ぶりで、あいしょうがあったと話していて、私も、あいしょうのあるがっきを見つけたいな、と思いました。
 河野さんと奥村さんが、同じ学校だった、ことにはビックリしました。
 7曲は、山中惇史編曲、ジプシーメドレー(チャールダーシュ~ひばり~ツィゴイネルワイゼン)は、テンポが速くて、3人ともじょうずにだれがどのがっきをひいているのか、わからないくらい、オーケストラみたいでした。
 スタッカートもきいていて、きれいでした。

 とちゅうでバードコールもつかっていて、奥村さんがヴァイオリンで1回だけ鳥のなきごえをひいていて見ている人も少しだけ、笑っていて私も、おもしろいな、と思いました。
 8曲めの、ゲーゼ作曲、ジェラシーは、ピアノもヴァイオリンも、スタッカートがきいていて、ほかの曲にもあったけれど、ヴァイオリンは、すごく高い音を出そうと思って出すと、キーと言う音が出るんだな、と思いました。
 いよいよ10曲めの、アヴレウ作曲、ティコ・ティコ・ノ・フバは、今まで聞いてきた曲の中で、一番、オーケストラかんがあって、きれいでした。
 そしてそして、ほんとのさいごの曲アンコール曲は、なめらかできれいで真夜中に、ひいてそうな曲でした。

 と中と中で、甲斐田さんが話していたことで、ビックリしたことは、モーツァルトは、8才でがくふを書いていたと聞いて、すごいな、と、思いました。
 もう1つは、ヴィエニアフスキーが、7才で、パリこうとう音楽いんに入学したと聞いて、すごいな、と思いました。
奥村さん、河野さん、岡本さん、すてきなえんそうを聞かせてくれて、ありがとうございます。
 これからも、えんそうがんばってください。
 甲斐田さん、すてきなナレーションをしてくれて、ありがとうございます。
 また、ナレーションを聞かせてください。
 3人のえんそう、また聞きたいです。

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公演写真:藤本史昭

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きれいな字で一曲ごとに丁寧に気持ちを書いてきてくれた松山さん。
一生懸命きいてくれたことが伝わってくる大作です。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.12】
北川 翔 バラライカ・コンサート ~哀愁のバラライカ~
22. 10. 08

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立第三小学校 6年 荒川幹史

1、始めに
ぼくは今回のバラライカコンサートがすごく楽しみでした。
それはバラライカという楽器がどのような楽器かどのような音が出るのか全く分からなかったからです。
このコンサートで心に残った曲をピックアップしてしょうかいします。


2、曲を聞いて
[第一部]

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〈黒い瞳〉
バラライカの切なげな音がとてもきれいでした。アコーディオンの音はだんだんのびるほど大きく美しくなっていきました。バラライカはものすごく速く手を上下にふってたくさんの音を出していました。弾き方によってバラライカの音は楽しく聞こえたり、悲しく聞こえたり音の聞こえ方が全然ちがいました。

〈ロシアの調べ〉
初めはとてもゆったりとしていておだやかな気分になりました。と中からテンポが上がりはなやかな感じがしました。アコーディオンの急に大きくなる音が元気にホールにひびいていました。細かい音が楽しそうに聞こえました。速くはなやかになったり、おそくゆったりになったりしたりと独特な感じの曲でした。

〈死の舞踏〉
この曲は不思議で少し不気味な曲でした。おそろしい夜を連想させるバラライカの連続したおどろおどろしい音色がホールをただよい、ぼくはより一層夢中になりました。

〈剣の舞〉
バラライカの速く、細かく連続した音が飛び出しぼくをみりょうしました。
それを出している手は目に見えないほど速くバラライカの上を上下していました。
アコーディオンの大はく力の音はホールの空気を包みこむようでした。


[第二部]
コントラバス・バラライカが舞台に現れるとあまりの大きさにどよめきが起こりました。

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〈月は輝く〉
おだやかな感じで平和でした。他の楽器が入ると音に厚みが増し、重低音がきれいでした。グースリの音はとてもはく力があり、演奏をより美しいものにしていました。

〈めぐる季節〉
それぞれの単音がすこしさびしく、きれいに聞こえました。アコーディオンと3つのバラライカの音が合わさってとても美しくひびいていました。
聞いたことのある曲をちがう楽器で聞くと、新せんな感じがしました。

〈日陰のまち〉
アコーディオンの出だしが悲しくさびしくひびいていました。
ゆっくりと落ち着いたリズムでグースリの流れるような音が悲しさの中にあたたかみを感じさせました。アコーディオンのボタンをおさずに出した空気の音がさみしくホールにひびいていました。

[アンコール曲]
〈モンティ〉
最初のグースリの初まりがダイナミックでした。バラライカの高い音はピアノのようでした。
だんだんテンポの上がるところは元気な感じでした。

3、楽器をさわって見て
今回、公演が終わった後に、舞台の上で楽器をさわらせてもらうことができました。

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〈バラライカ〉
3本の弦のまん中に小さい穴があいていました。
1弦は鉄でできていてラの音、2,3弦はナイロンでできていてそれぞれミの音の出る弦だそうです。

〈グースリ〉
鍵盤は重くピックで弦を弾くと全てのその音が鳴りました。

〈アコーディオン〉
中にハーモニカのような物が入っており、ボタンをおすとそのふたが開き、そこに空気が入ることで音が出ます。ボタンは左右に200個以上あり、和音を出しやすくするために同じ音のでるボタンがあります。


3、最後に
初めて見る楽器の演奏を心から楽しむことができました。
グースリなどめずらしい楽器をさわるという貴重な体験ができて本当にうれしかったです。これからも知らない楽器や曲に親しんでいきたいです。

公演写真:友澤綾乃

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1曲1曲を大切に聴いて、感じたことを、細かく丁寧に文章にしてくれた荒川くん。
これからも知らない楽器や曲にどんどん出会って、楽しんでほしいです。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.11】
北川 翔 バラライカ・コンサート ~哀愁のバラライカ~
22. 10. 08

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立東小学校 4年 中村 碧

1、いんしょうにのこった3曲
1つ目は、「剣の舞」です。北川さんの右手がとてもはげしくて、「すごいな」と思いました。速いリズムがいんしょう的で、きいていて楽しかったです。

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2つ目は、「カリンカ」です。最初、全部の楽器がいっせいに大きな音をならして、少しびっくりしました。グースリの「キラン」という音がきれいでした。また、だんだんテンポが速くなる所が楽しかったです。

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3つめは、「チャルダッシュ」です。ヴァイオリンではきいたことがあるけど、バラライカではきいたことがなかったので、うれしかったです。速い所で、お客さんはリズムにのるのかとおもったけど、みんなむちゅうでみていました。北川さんの左手がとてもすばやくて、びっくりしました。


次は、楽器の絵と説明です!

2、今回登場した楽器

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3、感想
わたしはピアノとヴァイオリンを習っていて、ピアノやヴァイオリンのコンサートしか行ったことがなかったので、バラライカという楽器のコンサートに行けて良かったです。
なぜなら、北川さんは日本でゆいいつのプロのバラライカそう者で、なかなかきくことができない楽器だからです。
また、バラライカは日本では売っていないので、とてもきちょうな機会でした。しかも、ひかせてもらえるなんて、人生でもう二度とないかもしれません。

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【「アルトバラライカ」にさわらせてもらいました】
2ページでしょうかいしたアルトバラライカを、特別にひかせてくれました!
わたしはギターにさわったことがあるのですが、ギターとはちがい、とても押さえるのに力がいりました。だから、長い間えんそうし続けるのは大変そうだなと感じました。右手のピックを使ってげんをはじいた時も、とにかくかたかったです。
とてもきちょうな機会をありがとうございました。


公演写真:友澤綾乃

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全部の楽器の絵と解説をとても丁寧に書いてくれた中村さん。
楽器を習っているだけあって、曲の間のトークなどもよく聞いて、
よく理解して書いてくれていることがわかる聡明なレポートです。
新しい楽器に触れた嬉しさも伝わってきます!

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イベントレポート
まちかどコンサート
22. 10. 07

9/30(金)、市内の小中学校や福祉施設等にアーティストとともに訪問し、本物の芸術文化に触れる機会を創る「まちかどコンサート」を、番外編として当館の大ホールで開催しました。お迎えしたのは、小金井市立小金井第二中学校の1年生と先生方、約160名です。そして出演は、二中の卒業生でもあるトランペット奏者、林千紗さんを中心とした金管五重奏「こきんブラス」です。

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まずは「ウィリアム・テル序曲」(ロッシーニ)で華々しくスタート! 秋晴れの空にスカッと抜けるようなファンファーレと高揚感溢れるギャロップ調のマーチが大ホールに響きわたりました。

みんな大好き「となりのトトロメドレー」に続いては、音楽の授業の一環らしく、お勉強の時間です。各楽器の成り立ちや構造を、楽器の管と同じ長さのホースを吹き比べたり、小豆を用いて空気の振動を確認したりする実験を通じて楽しく学びました。300年前のトランペットのレプリカも披露!

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そして後半。「赤とんぼ」では、金管楽器のあたたかい音色で豊かなメロディーやハーモニーを堪能し、「パプリカ」では、手拍子をしながらジャジーでクールなリズムを体感しました。

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最後の2曲は、この日のために特別に編曲された金管五重奏版に乗せて、みんなで合唱。合唱コンクールの課題曲「We Find The Way~はるかな道へ~」と「小金井第二中学校 校歌」を演奏しました。未来を担う若者たちのさわやかで澄んだ歌声と、それに寄り添うアンサンブル、すべてを支えるチューバのやさしく力強い低音が印象的でした。

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プロとして活躍する大先輩の姿や、ホールいっぱいに響く美しい音、みんなで聴いて歌った体験が、それぞれの心に何かを残してくれていたら嬉しいです。

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[出演]
「こきんブラス」(写真左から)
・阿部一樹(トランペット)
・北山順子(ホルン)
・喜名 雅(チューバ)
・戸髙茂樹(トロンボーン)
・林 千紗(トランペット)

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.10】
こがねい落語特選「納涼 新風轟音の会」
22. 10. 04

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立第一小学校 3年 島田 侃

こがねいジュニアとくはいんで、こがねい落語とくしゅう『納涼新風轟音の会』を見させてもらいました。そして、ぶたいの裏側を見せてもらい、びっくりしました。色々なきかいや火の用心のまくや、たたみのゆかがかっこよかったです。初めて落語を聞くので、さいしょはどきどきしましたが、落語を聞くとすごくおも白くてどきどきをわすれちゃいました。

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とくに覚えているのは、どろぼうの話です、どろぼうが料理屋に来て「金をよこせ。」と言ったら店長が、「はい、ただいま」と言ってお金をあげました。どろぼうが「腹がへったなにか食わせろ」と言うと、店長が「ちゃんとお金をはらってくださいね。」と、言いました。そして料理を出しました。食べ終わりました。そして、どろぼうが「ちゃんとはらってやる。いくらだ。」そしたら店長が「さっきうばわれたお金ぜんぶです。」と言い、「わかったよちゃんとはらってやる」と、どろぼうがはらったところが、店長とどろぼうがなかよさそうにしているとこがおも白かったです。

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公演写真:横田敦史

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公演前の裏側が見られて嬉しかったことや、落語を聞いて
ドキドキがどっかにいっちゃうくらい楽しかったことをレポートしてくれた島田くん。
またぜひ落語を観に来てください。

スタッフによるレビューはこちら

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.9】
こがねい落語特選「納涼 新風轟音の会」
22. 10. 04

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立第二中学校 1年 池尻淳史

 私は落語が好きで落語家さんを生で見たのは今回を入れて二回目である。私は桂宮治さんを笑点で知り情熱大陸などを見てすっかりファンになっていた。母に「宮地ホールに宮治さんがでるよ。」と言われ本公演を知り、今回のジュニア特派員に応募した。

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 特派員として見に行った日は台風であり大雨だった。しかしホールの中に入ってみると静かな空間で雨の音一つも聞こえなかった。お客さんの多くは年配の方で満席だった。

 私は時々落語をするのだが物語を最初から始めてアレンジはしないでいる。しかし今回の落語家さんはニュースを入れたりアレンジが効いたりしていたのでとても参考になった。

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 今回の公演で感じたことは落語は笑うだけではないということだ。それは春風亭一之輔さんの心眼というお話だ。貫いちさんという若手落語家さんから瀧川鯉八さんまではいわゆる落語という落語を行っていたのだが一之輔さんは「笑うのに疲れたでしょ。」と言いはじまった。私は落語=面白い話だとずっと思っていたが、考えさせられる作品もあったんだと新しい発見があった。

 これからも大好きな落語と一緒に過ごしていきたい。

公演写真:横田敦史

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一筆添えて、封書に入れてレポートを提出してくれた、礼儀正しい池尻くん。
「落語=面白い話」だけではない!という大きな発見をしたとのこと、
とてもステキなレポートです。
これからもいろいろな落語を聞いてみてね。


スタッフによるレビューはこちら

 
イベントレポート
子どものためのコンサート 2022
22. 09. 18

9/14(水)・15(木)に、「"ぼくの、わたしの、ホール・デビュー!"子どものためのコンサート2022」を開催し、小金井市内の保育園から約350名の園児さんと先生方をお迎えしました。なんと3年ぶりのリアル開催です!(コロナ禍のため、ここ2年は映像での開催を行っていました。)

スタッフ手作りの動物プラカードで小さなお客さまたちをエスコート。感染対策として、園ごとに距離をとっての配席&ご案内です。

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出演は、パーカッションユニット"Tuk-Pak(ツクパク)"さん。みんな大好き「さんぽ」でコンサートがスタートしました。

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続く「剣の舞」では、わかりやすくダイナミクスを大きくつけた演奏にどの子も釘付け。小さい音は息をひそめて聞き入り、大きな音と激しいリズムには手足をバタバタさせて大興奮でした。

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楽器紹介に身を乗り出して観察したり、リズム遊びで思い切り体を動かしたり、知っている曲を口ずさんだり、ホールに響く美しい音にじーっと耳を澄ませたり。思い思いに全身でコンサートを楽しむ子どもたち。

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最初は遠慮がちに拍手をしていた子も、徐々にリラックス。最後の「パプリカ」、アンコールの「ドラえもん」までたっぷり楽しみ、元気に園に帰っていきました。

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コロナ禍もあってか、大半がホール初体験だった子どもたち。思い出に残る「ホール・デビュー」になっていたら嬉しいです。

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[出 演]
Tuk-Pak(ツクパク)
・熊本比呂志(パーカッション)
・山口真由子(ビブラフォン)
・海野 茜(マリンバ、スティールパン)

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.8】
夏休み木工チャレンジ2022
22. 09. 08

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
今年は初の試みとして、インタビューやアート鑑賞も取り入れています。
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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木工チャレンジニュース

小金井市立第三小学校 3年 小林みおり

今回で8回目となる、「夏休み木工チャレンジ」です。今回もいろんな人が見に来ていました。

【1】お客さんの様子
だいたいは作品を出した、子どもたち、その家族が来ていましたが中にはふつうの会社員、大人、高れい者もいました。
1人1人みんな気に入いった作品があり、その作品をずーっとながめていたり、あるいは他の作品を見てから何度も見たりしていました。

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【2】じっこういいんさんへインタビュー!
私がインタビューを行なった方は
・ふくししせつをうんえいしてる 森田さん
・材木屋さんの 山本さん(キットを作ってくれています)
・主ふの 宮崎さん

しつ問① 何人の人が関わってやってるのですか?
―「全員を数えたら数えきれないぐらいの方がきょう力してやってるんだよ。」(じっこういいん・受つけしてくれる人・キットや材料をおいてくれるお店・参加してくれる子どもたち・などなど)

しつ問② 木工チャレンジをはじめるキッカケ
―木をつかってこどもたちに物を作るたのしさをかんじてほしいと思ったから、だから
「コンテスト」じゃなくて「てんらん会」にしてるんだそうです。


【3】感想
・私はきょねんからさんかしていますが、きょ年より大きい作品が多いと思いました。
 私もきょねんは小さい作品でしたがことしは私も大きい作品を作りました。
・今年はカラフルな作品も多いと思いました。
 きょねんは一ぶぬって一ぶぬらない作品が多かったですが
 今年はカラフルな作品が大かったため会場がはなやかになっていました。

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【4】木工クイズ!!
Q1 今年おうぼされた作品数はなん作品でしょう
   ①280 ②732 ③441

Q2 じゅんびするのにどれくらいかかったでしょう
   ①4ヶ月 ②9か月 ③1年

答え Q1③ とても多いと言っていました
    Q2③ キットなどじゅんびしてると1年かかってしまうと言っていました

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小さい子でも読めるようにぜんぶにふりがなをふって、ニュースにまとめてくれた小林さん。
クイズもあって、とても工夫されたレポートでした。

木工チャレンジのホームページはコチラ

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.7】
夏休み木工チャレンジ2022
22. 09. 08

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
今年は初の試みとして、インタビューやアート鑑賞も取り入れています。
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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夏休み木工チャレンジ特はいんレポート!!

小金井市立東小学校 4年 小林碧依

☆インタビュー☆
Q1、このイベントはいつから始めたんですか?
A1、2016年からで、今回8回目です。

Q2、どのようなきっかけで始めたんですか?
A2、子どもたちに木にさわってもらったり、何かをつくり出す体けんをしてほしかったからです。

Q3、コロナでなにか変化したことはありますか?
A3、会場のやり方を考え、学校で使うようになったオンラインを取り入れ、工夫をしました。
   そしたら、会場に来なくても、さんかできるってことに気づいて、入院してる子もできるんじゃないかと
   声をかけるようにしてみました。

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☆作品かんしょう☆
ぼくが気に入った作品 ベスト3!!

第1位
赤いガントリークレーンをさいげんしていて、黒い船がいんしょうてきでいいなとおもいました。
かっこいい!!

第2位
とにかく木でこんなにリアルな作品がつくれるんだとおどろきました。
細かい!!

第3位
一年生がこんなリアルな作品を作れて一年生でもこんな作品がつくれるんだなと思いました。
すごかったです。

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〈まとめ〉
ぼくは、この特は員をやって、毎年、さんかしている、木工チャレンジのウラがわを知ることができて、よかったです。
また、実行委員さんたちの考えていることがわかってうれしかったです。
小金井市みんが協力していることでこのイベントが成立しているのがなんだかいいなと思いました。


読んでくれてありがとうございました。

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インタビューでは積極的に次々と質問をしていた小林くんは、二つ折りのリーフレットにレポートをまとめてくれました。
これぞ特派員!と思える、しっかりした内容でした。

木工チャレンジのホームページはコチラ

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.6】
BLACK BOTTOM BRASS BAND
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今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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BLACK BOTTOM BRASS BAND の公演を見て

小金井市立東小学校 4年 下田るな

①感想
・にぎやかで楽しい公演でした。
・いろいろな楽器のメロディーが聞こえてきて、
 とてもワクワクした気持ちになりました。
・聞いているだけで元気になるような気がしました。
 またコンサートやってほしいです。

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②会場のようす
・お客さんたちの中には手びょうしをしたり
 体をゆらしたりして楽しんでいる人もいました。
・演奏している人は体を反らせたりステップをふんだりしていて
 楽しそうでした。

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③出て来た楽器(※イラスト付)
・トランペット ・トロンボーン ・テナーサックス
・スーザフォン ・スネアドラム ・ベースドラム

(公演写真:藤本史昭)

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「にぎやかで楽しい公演」の様子をカラフルなイラスト入りのレポートにまとめてくれた下田さん。
ポスターのように貼って飾りたい、デザイン性のあるレポートです!

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.5】
BLACK BOTTOM BRASS BAND
22. 09. 03

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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BBBB新聞

小金井市立第四小学校 4年 矢野未来

〈はじめに〉
 八月二十日(土)にBBBB(ブラック・ボトム・ブラス・バンド)のコンサートが午後四時から行なわれた。入口ふきんではカフェがあり、とてもオシャレな雰囲気だった。そのすこし先には、グッズを売っており、さらにコンサートをもりあげている感じがした。会場の中ではしんけんに見入っている人や楽しんで見ている人がいた。BBBBはアンコールふくめ、16曲くらいえんそうした。

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〈BBBBについて〉
 BBBB(ブラック・ボトム・ブラス・バンド)は六人編成でトランペット・トロンボーン・テナーサックス・スーザフォン・スネアドラム・ベースドラムの楽器で曲をひいている。コンサートではメンバーの一つ一つの発言がおもしろかったりしたから、さいごまでとても楽しかった。一人スーザフォンをもっている人がいて、コンサート中には「スーザフォンの重さは十五キロ」といっていた。ずっと十五キロをもっているのがすごいと思った。

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感想〉
今回のコンサートを見て、ジャズっていいと思った。私はピアノを習っていてジャズを聞いたことがなくてこのコンサートがはじめてきいたジャズだった。曲をきいてげんきでPOPな「一本節」という曲とオシャレな雰囲気の「幽霊のいるカフェ」が心に残った。ステージでえんそうしているときのしょうめいが曲調にピッタリで曲のイメージがとてもそうぞうできた。コンサートは楽しかったし、おもしろかった。今度は今回のような楽器やピアノやギターなどなどのジャズもきいてみたい。

(公演写真:藤本史昭)

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はじめてのジャズ体験を見やすい新聞形式にまとめてくれた矢野さん。
会場全体の様子や雰囲気もよくわかるレポートです。

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.4】
はけの森美術館「小山敬三展」
22. 08. 25

小金井市立「はけの森美術館」企画展『小山敬三展-浅間より出でその頂に至る-』
今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
今回は、市内の他の文化施設へ、初の出張取材を行いました。
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立緑小学校 3年 西村里音

8月7日にはけの森びじゅつ館に小山敬三てんを見に行きました。
まず、学芸員さんのあんないで一かいを見ました。一かいにはいろいろな絵がたくさんありました。とくにわたしが好きな絵は、「古都の雨」という絵です。この絵に描かれている雨は色をつけているのではなくぎゃくに雨がふっているところの絵がうすくなっていました。こっちのほうがなんだか雨っぽいかんじがしてきていいなと思いました。

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次に二かいを見ました。二かいにもいい絵がたくさんありました。二かいにあった絵の中でこんな絵がありました。その絵は地面が雪で見えなくなっていました。その絵の雪を見てわたしは、めずらしいなと思いました。なぜならその絵の雪はピンクや黄色にオレンジが入っていました。でもその絵はそれで明るいかんじがしていいなと思いました。それににていて一かいに木がある絵があってその木が黄色も入っていました。それもみりょくてきだなと思いました。

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さいごに学芸員さんのお仕事について書こうと思います。学芸員さんのお仕事はびじゅつひんをかざるだけでなく絵に当てるライトの強さをちょうせつしたりします。たとえば水さい絵の具だと光のえいきょうをうけやすいので弱めにします。そのほかにもこの絵はどんなところがみりょくかなと調べたりもするそうです。
小金井にこんなすてきなびじゅつ館があることをはじめて知りました。みんなにも来てほしいです。

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「雨」や「雪」や「木」の中に、様々な色を発見した西村さん
印象に残った絵の表現が感性豊かでおどろきました。
学芸員さんの説明もよく聞いていたことがわかるしっかりとした文章です。

「はけの森美術館」ホームページはコチラ

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.3】
はけの森美術館「小山敬三展」
22. 08. 25

小金井市立「はけの森美術館」企画展『小山敬三展-浅間より出でその頂に至る-』
今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
今回は、市内の他の文化施設へ、初の出張取材を行いました。
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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小金井市立小金井第一小学校 5年 北川真琴

★全体的なふんい気について
小さい作品は手前に、大きい見ごたえのある作品ほどうしろにあり、一番最後まで見てもらう工夫があった。
また、全体的に明るいけれど、1つだけ暗いところがあった。
学芸員さんは油絵はあるていどの強さの光を当ててもいいけれど、紙・水さい絵の具の作品は、少し弱くしなければいけないと言っていた。
お客さんに見やすくするための工夫と、作品に合った光、気温、湿度を同時につくらなければいけないんだな、と思った。

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★私が気に入った作品について
少し小さい、水さい絵の具でかかれた「信州の秋」という作品だ。
水が多くふくまれているような感じで、オレンジや黄色がたくさん使われていて、秋のほっこりした感じがした。
「信州」が長野県で、小山敬三さんが生まれたのも長野県だから、田んぼが多いふるさとのような風景にしたのかな?と思った。
他にも色々な作品があるので、9月4日までにはけの森美術館の「小山敬三展」に行ってみてほしい。

取材8/7(日)

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美術展の全体の構成や、「水が多くふくまれている感じ」「秋のほっこりした感じ」など
柔らかな表現で丁寧に書いてくれた北川さん。
皆さんに見て行ってほしいですね。

「はけの森美術館」ホームページはコチラ

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.2】
演劇『ウラシマコタロウ』
22. 08. 18

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立前原小学校 4年 山口 翼さん

ウラシマコタロウの話は浦島小太郎と亀吉が竜宮城に行くまでは原作と同じで竜宮城でイベントが始まり、HIPHOP☆STARSから始まりメガロス武蔵小金井空手、カジキタドリームさんたちがより舞台をもり上げてくれました。

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その後浦島小太郎が四季の窓を見て四季様々の春、夏、秋・・・・冬のまどを開けたらカミナリがふってきて、浦島小太郎のいやな事を思いだしてしまいました。

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浦島小太郎が泣きやむと乙姫が小太郎に玉手箱をわたして陸に上げると小太郎の親友を探しましたが全くいるようすはなく、小太郎は仕方なく玉手箱の中を見ると親友が出てきて二人で反省し合って、そうすると親友は消えてしまいました。その後亀吉とすえながく生きたとさ。

(公演写真:藤本史昭)

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画用紙に文と竜宮城の絵をカラフルに描いて提出してくれた山口さん。
注目した箇所にも線が引いてあって思いが伝わってきます。

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.1】
演劇『ウラシマコタロウ』
22. 08. 18

今年度も当館では、市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画を継続!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立第二小学校 3年 志水えりなさん

 私はウラシマコタロウの中のツバメのダンスや空手などがよかったと思いました。なぜかというとウラシマコタロウがこわい話だったからです。ツバメのダンスや空手がよかったのは、お客さんたちが笑ったりしていたからです。

 私はショーの中でぼんぼり、五人囃子の、まんざいがおもしろかったです。なぜかというと五人囃子がぼんぼりを水ぞく館につれていくのにスシローや人魚のかそうをしているところがおもしろかったです。

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 私がこわいと思ったのはかめきちがいなくなったあとと、りゅうぐうじょうのふすまを開けた時がこわかったです。なぜこわかったかと言うとホールが暗くなったり、かみなりがなったりしたからすごくこわかったです。

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 私はホールでえんげきを見たことがいちどもないので見れてうれしいです。テレビではホール全たいが見えないけれど実際だと自分が見たいところがすべて見られるのがいいなと思いました。

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(公演写真:藤本史昭)

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志水さんが、原稿用紙のレポートのほかに添えてくれた絵。
怖い気持ちと楽しい気持ちを表している感性がとても素敵です。

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.23】
砂川涼子 ソプラノ・リサイタル
~日本歌曲とオペラ・アリアの宝石箱~
22. 03. 17

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第一小学校 1年 佐久間和葉さん

●ソプラノとは...?
女の人のこえがたかい音いきのこと。
キラキラした、たかいこえがすてきでした。
マイクないのに大きいこえすごい!!

●ドレスもすてき!!!
きせつや、きょくにあわせてえらぶのかな?

こんかいのリサイタルは日本かきょくとオペラどっちもたのしめる、ないようでした。

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♪♪はじめての人でも楽しめる♪リサイタル♪♪
ピアノも一人のとうじょうじんぶつみたいでした。

●ぜんはんは日本かきょく
日本かきょくは、日本ごでうたっていて、ことば、たんごのおもしろさやよさ日本ごのひびきをたのしめました。ふだんつかってることばや、しっているむかしばなしも、もっとかんどうすることができました。

●こうはんはオペラ
テノールのふえ田さんと、いっしょに、すべて、うたでひょうげんしたげき「オペラ」をえんじてくれました。ことばは、わからなくてもじょうねつてきな、2人のげきとうた。
1人より2人でこえがかさなるときれいにすごくきこえました。

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●おすすめのきょくしんだん
※しつもん
・本をよむのがすき ・かいがいにいってみたい
・おもしろいことだーいすき ・そとに出るのがすき ・こいをしてみたい
・ほしを見るのがすき ・おさけをのんでみたい

※しんだん
・「あさっておいで」
 とてもおもしろくてたまらなくなるきょく。きくと、げん気になれるよ。

・「竹とりものがたりより こくべつのアリア」
 みんなに、「ありがとう。」というアリア。
 このきょくはとてもかなしみのきょく。ありがとうをつたえる。

・「オテロより すでによもふけた」
 ことばは、つたわらなくても、かんじょうが、つたわってくる
 じょうねつてきなあいのきょく。

・「ラ・ボエームより ミミ、ロドルフォの出あい」
 クリスマスイブのであいと、ひとめぼれのとてもすてきなきょく。

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●おきゃくさんチェック☆
ねんれい...50~70さいくらいの人おおい
      小学生もたのしめるからかぞくでいくのもおすすめ
せいべつ...女の人のほうがすこしおおい
      ふうふできてる人、ロマンチックですてき!
      おともだちどうしできてる人、たのしそうでした。
ふくそう...ふだんよりすこしおめかししてるかんじ
      とくべつなおしゃれした人もいました。
      ふだんぎでいってもだいじょうぶ

●かんそう
あたしが、このコンサートにいって、またいきたくなりました。
りゆうは、かいせつも、わかりやすくて、こんなコンサートはじめて!て、おもっていましたし、ふつうだったらあのこえは、マイクつかわないと出せないと、おもいます。とても楽しく聞けてうれしかった。

(公演写真:友澤綾乃)

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リサイタルの感想、お客様の様子など全体の雰囲気を感じ取れるすてきなレポートです。
佐久間さん作の「おすすめのきょくしんだん」はとても楽しいチャートでわかりやすく、
たどりついた曲の解説を読んで納得!
みんながコンサートに行きたくなるようなワクワクするレポートです。

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.22】
砂川涼子 ソプラノ・リサイタル
~日本歌曲とオペラ・アリアの宝石箱~
22. 03. 17

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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月姫の祈り

小金井市立南中学校 2年 南波美月姫さん

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2022年2月、小金井宮地楽器ホールに舞い降りた歌姫

<DIVA>、砂川涼子氏が演ずる沼尻竜典氏作曲演出

歌劇<竹取物語>の中のアリアを熱唱する場面である

日本語によるアリアは私たちの心に深くしみわたり魅了し

月姫の祈りは、小金井宮地楽器ホールに

幸せな春の訪れと 美しい満開の桜を咲かせてくれた

新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大から2年

間の月日が経過し、そして今、まさにこの瞬間

紛争が続いているロシアとウクライナの人々への

<平和の祈り>を込めて

(公演写真:友澤綾乃)

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南波さんはレポートとして絵を描いてきてくれました。
ホールでの演奏から、このような情景までイメージでき、そして表現できる感性に驚きです!
絵やキャプションに込められた南波さんの強い思いが感じられます。

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.21】
ケロポンズ ファミリーコンサート
22. 02. 20

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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ケロポンズとねこのおいしゃさん

小金井市立東小学校 1年 田中美桜さん

 二月六日日よう日、今日は二回目のとくはいんの日でした。早くケロポンズを見たいという気もちをおさえて、みやじ楽きホールにむかいました。
 会じょうには、赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで、いろいろな人がいて、みんなのドキドキワクワクがきこえてきました。
 かえるのうたでコンサートがはじまりました。あったまるあそびで、手やあたまやおなかをこすりました。

 タコクロナイズドスイミングは、わたしの大すきなうたです。「タコ一ぽん」で手をぶらぶらしたり、「タコ四ほん」でぜんしんでばたばたしたりしました。

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 中でも気に入ったのは、「ねこのおいしゃさん」といううたです。ねこのおいしゃさんのところに、ぞう、きりん、くま、きつね、ねこのおくさんがいろいろなびょう気のそうだんにくるおはなしで、ねこのおいしゃさんは、「ニャー」と気合いを入れてなおします。ケロちゃんとポンちゃんがパネルシアターでしょうかいしてくれました。

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 楽きもたくさん出てきました。アコーディオンやリコーダー、ピアノ、けんばんハーモニカ、ウィンドベル、ウクレレ、どれもきれいな音でした。

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 本当にあっというまのコンサートでした。またケロポンズがきたら見にいきます。

(公演写真:藤本史昭)

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とても丁寧な字と上手な絵で、コンサートの様子をレポートしてくれました。お客さんの様子や、コンサート全体の説明のほか、特に楽しかった2曲についてくわしく紹介するという文章のバランスもすばらしい!!

スタッフによるイベントレビューはコチラ

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.20】
こがねい落語特選 新春 異才競演の会
22. 02. 09

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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初めての落語新聞

小金井市立小金井第一小学校 3年 佐久間瑞希さん

落語特せん新春異才競演の会を聞きに行きました。
わたしは学校で先生が話してくれた「じゅげむ」など昔からある落語を聞いてきょうみをもって行ってみました。
五人の落語家それぞれが面白くてみんなたくさんわらっていました。

    

[やまびこさん]
見習いどろぼうの話「出来心」をひろう。
ししょうとの話もリンクしていて面白かった。

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[わさびさん]
さいしんの券売きと思いきや・・・中に人が入っていると言う話「券売き女房」をひろう。
毎日、自分でかみがたをセットしているらしい。

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[はくしゅさん]
パンダみたいな見た目?!
いやし系かと思いきや、キレキレのリズムで「うまや火事」をひろう。

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[けんこうさん]
勝ったのかと思わせて、ひたすら負けつづけるおすもうの話「大安売り」をひろう。
話くちょうと、みぶりてぶりも面白い。

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[ひこいちさん]
予定よりおくれて登場したのもわらいのうち!?
生まれこきょうと東京を比べた話「長島のまん月」とゆう新作をひろう。

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五人それぞれこせいがあって、長い時間だったけど、あきずに楽しく見ることができた。
今まで行ったコンサートなどは、しずかに聞く物だったけど、落語は、回りの人もおもいっきりわらっていて自分も楽しくわらうことができました。また行きたいです。

    

[おまけ]
ふうふで来ている人が多かった。50代から60代の人が多いいんしょうがあった。家ぞくで来ている小学生の子も、みた。来ている人のふくそうは、らくなかっこうの人がほとんどだった。

(公演写真:藤本史昭)

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ステキな和装姿でおめかしして来てくれた佐久間さん。
初めての落語を、レイアウトや内容を工夫した新聞形式にまとめてくれました。
「伝えよう」という思いと、センスが光っています!

スタッフによるレビューはコチラ

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.19】
こがねい落語特選 新春 異才競演の会
22. 02. 09

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立前原小学校 6年 反町 佑さん

このコロナ禍、落語会なんてまったく行けない。行こうと思って準備してコロナでだめになる。そのくりかえし。そんな中でもやってくれるこの会。ありがたい。ひさしぶりの生落語は、「いろんな意味で」面白かった。え...?と思っている人がほとんどかもしれない。その理由は、後ほどたっぷりと書きましょう。それではさっそく、スタートです。

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開口一番の林家やま彦(この名前を覚えていてください)の「出来心」に続き、柳家わさび。本人いわく、「今元気がない」そう。そりゃあそうだと思う。桂米助の「ヨネスケちゃんねる」などで笑点から卒業した(わさびいわく『リストラされた』)林家三平の後任こうほとしてあげられたものの別人(いい芸をやる人です)が選ばれたんだから、落ち込みもするはずだ。次に期待してます!(次ってだれだ‥・?)そんな話はどうでもいい。そうやって客にぐちりながらもしっかりと笑わせている。そんなまくらをふりながらも噺へ。今日の演目は、「券売機女房」。し、新作...。どうもぼくは新作落語を好まない。時代設定が江戸ごろならいいのだが、今回のような現代となると...。落語の内容は、ある古いラーメン屋が客に言われて、券売機を買うことをけんとうするも、値段が高すぎるため、女房を券売機にする(?!)ことに・・・という噺。いやぁ、面白かった。まず、時代設定。おそらく東京オリンピックがあったころなので、なんとなく「そうなるよな」という所がある。どこかというと、冒頭の客のセリフ。どんなことをいっていたかというと、いわば「グローバル化しよう」ということだった。確かにと思ってしまう。時世が重なっていて、すばらしい。よくわかる。そしてバカバカしさ。なぜ女房を券売機にする?! ありえない。だからおもしろい。バカバカしい。さらに、やはり演者のうまさ。若いからこそのさわやかさがある。これでは、笑点の新メンバーでもよかったのでは?とも思ってしまう。今度はぜひ、わさびの古典を聞きたい。

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続いて、桃月庵白酒。師匠は、五街道雲助。雲助は金原亭馬生の弟子で、とてもうでがいい噺家。その弟子なんだから、うでもいいんだろうなと思い、楽しみにしていた。結論から言うと、白酒は期待をうら切らなかった。とても面白かった。まず、マクラでグイグイ笑わせてくる。マクラでは、なぜか小金井をほめたたえる。客は小金井近辺の客がほどんどだから、ホール中大爆笑のあらし!こ・こいつはすごい...。そして、とんでもない一言。「どうしてこんなに長々としゃべっているのかといいますと、現在、トリの彦いち師匠がまだきていないという。」

えーっ!まさか!彦いちが?! 来てない?! まさかである。館内中大爆笑。そんなこんなで噺へ。今日の演目は、「厩火事」。内容はというと、夫婦げんかばかりしている夫婦の妻が、夫の兄の助言を受けて夫の気持ちを見極めるというもの。しかし、面白かった。白酒はスゴイ!まず、演出。要所要所にクスグリがちりばめられている。このクスグリが、絶妙に面白い。バカバカしい。そして、やはり演者のうまさ。さすがだ。ぼくは、この人に心をつかまれてしまった気がする。うまい。絶対にもう一度、見にいきたい。

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中入りをはさんで、三遊亭兼好。第一印象は、「ハキハキしてるな」ということと、「ニコニコとして愛きょうがあるな」ということ。いつも笑顔(春風亭一之輔いわく『うその笑顔』)なイメージがある。マクラでは、冒頭にホール中の人々が気になっていた問題について言及。満面の笑みで、「あッ、ちなみに彦いち師匠はまだ来てません!」やっぱりね...。もしかしたら、この人で終演という可能性もあるのだ。一しゅん、ドキッともした。そんな不安もどこへやら、相変わらず明るい兼好。ここも、この人の良さだと思う。マクラでは、ちょうど行われていた相もうの噺、「言われてみれば」と思う話がとても多い。そして噺へ。今日の演目は、「大安売り」。なるほど、行事にからめてきたな。この噺は、ある男が町中で、自分がひいきにしている力士にぐうぜん会い、先場所の結果を一日目、二日目...(このころは一場所十日制だった)と聞いていくが、どうやら負けっぱなし‥・というあらすじだ。いやぁ、面白かった。まず、意外性がある。相もうの内容をくわしく説明しているのだが、「これは勝つな」と相もう好きのぼく(いや、ホール中のほとんどの人)が思っていても、うっちゃられたり物言いがついたりで負けている。「まさか!!」という負け方なんだからすごい。次にくわしさ。マクラでものすごくたくさんの相もうの笑い話をひろうしたうえ、噺の中でもたくさんのマニアックなクスグリを入れてくる。よく調べたなァ~と思ってしまう。でも、やっぱり一番の面白かった理由は、演者の人がらだろう。とにかく明るい。楽しんでやっている。この人は、こっけい噺が似合うと思う。これからも、がんばってもらいたい。

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さあ、兼好の高座が終わった。さあ、ここで打ち出し太こがなれば、彦いちは来なかったということになる。さあ、運命の時がやってきた。なったのは...出ばやし!そう、彦いちは来たんだ!...だが、ぼくたちは気付いていなかった。この出ばやしが彦いちの出ばやしではないという事に・・・。高座返しが出てくる。座布とんをふっくり返す。そして、メクリの方に行って、めくった。僕たちは、メクリが「林家彦いち」になる事を信じていた。が、前座(この人の正体はすぐ分かります)は、メクリをめくったのではなかったのだ。もどしたのだ。出た所に書いてあったのは...。

・・・「林家やま彦」だった...。そう、彦いちは間に合わず、あの開口一番をつとめた弟子がつなぐことになったのだ。そして、その高座返しをつとめた前座が、そのまま高座に上がった。かれこそが、やま彦だったのだ。やま彦の説明によると、兼好の大安売りの7日目で、彦いちは武蔵小金井駅についたとの事。さあ、いつごろくるか。そんなわけでやま彦が彦いちに入門したわけなどを話していて、何個目かの話のと中で、やま彦がなにかのしらせを受け、客席にこう告げる。
「あッ、師匠がとう着しました」

ついに来たぞ!彦いちがとう着した!そしてやま彦が高座をおりる。流れてきたのは「まりととの様」。これだ!これが本当の彦いちの出ばやしだ!めくられたメクリには、ちゃんと「林家彦いち」と書いてある。

そして、彦いちが出てきた。着物のそでには、ジャージのような白いすじ。これが彦いちだ!そして、彦いちがしゃべり初める。第一声は、
「暑いですね。」
そりゃあ暑いでしょうね。この林家彦いちは、新作落語の名人。「SWA」という新作落語グループに所ぞくしている。とにかく、人間観さつが上手ということを聞いている。とても楽しみだった。マクラでは、コロナ禍が初まったころの落語界の様子を「公開」していた。そして噺へ。今日の演目は、「長島の満月」。新作だ。鹿児島県の長島生まれで大学進学と共に上京してきた安田(後の彦いち)が、周りの人たちとある店に出かけるも、昔のみんなの話についていけないので、記おくをたどってみるも、生まれたところがド田舎だったから、とんでもない記おくばかり出てくる...という噺である。はっきり言おう。最高だった。まず、ストーリー。なんか共感できるのだが、バカバカしい。島に初めて信号機が来たときの事(えっ!?)、オイルショックは、「なかった」事(えぇっ!?)、ご近所さんにもらった東京みやげの石けんが何だか分からなくてお客にお茶が子で出しちゃった事(えぇぇっ?!)...。これが、実体験なのだというところも面白さを増している。そして、彦いちのすばらしい話じゅつもある。語りかけるようなナレーション。会話だけだったら、こんなに面白い落語にはならないと思う。残念だったのが、実体験にもとづいているため、彦いちの人間観さつからの架空の人物描写を見ることが出来なかったという事だ。噺はとても面白かった。もう一度、彦いちの新作を観たい。

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以上に書いた事を読んだ皆さんは、冒頭の「いろんな意味で」面白かったという言葉の意味を分かってくれたと思う。こんなハプニング、ぼくも初めてだ。この会、大満足だった。本当に「異才」だったと思う。次回も楽しみだ。

・・・と終わると思ったら、大まちがいだ。2月1日、小金井 宮地楽器ホールの2022年度の主さい公演が発表された。その中には、もちろんこがねい落語特選も入っている。さあ、今年はどんな人が来てくれるのかなぁ...

・・・というわけで、発表当日にホールの公式サイトを見てみると...出た!出ました!ラインナップが出てる!というわけでさっそく見てみよう。今年は開館十周年だから、主さい公演はスペシャル。きっとこがねい落語特選もスペシャルなんだろうな......(絶句)。

こっ、これはすごい。すごすぎる。スペシャルすぎる。大興ふん。まず、9月18日(日曜日)にあるのが、「納涼 新風轟音の会」。出演者は、桂宮治、瀧川鯉八、三遊亭萬橘、春風亭一之輔。うーん、この4人はすごい。桂宮治は笑点の新メンバーになった上手な芸をやる。瀧川鯉八は神田伯山が絶賛した新作のホープ。三遊亭萬橘は、三遊亭兼好が五代目円楽一門会のエースだとすれば、五代目円楽一門会のホープ。春風亭一之輔は、今一番いきおいがある若手のエース。みんな、期待の若手だ。ぜひ見に行ってほしい。そして、2023年の1月21日(土曜日)にあるのが、「新春 達士鳴動の会」。出演者は、玉川大福(浪曲)、瀧川鯉昇、柳家権太楼、五街道雲助。こ、こっちのほうがすごい...。玉川大福は、浪曲界のエース。瀧川鯉昇は、新作落語界の重鎮であり、古典もできる名人。柳家権太楼は、落語界のとびぬけた爆笑派の大名人。五街道雲助は、あの大名人、古今亭志ん生の孫弟子で、古典の正統派である名人だ。このラインナップはすごい。これもぜひ見に行きたい。料金は、両方とも3,500円、こがねいメンバーズ会員(年会費2,000円)だと3,200円なのだが、会員だと両公演セット券が6,000円で買える。ぼくもこれを買うつもりだ。とにかく、両方ともいい公演だ。ぜひ見に行ってほしい。

(公演写真:藤本史昭)

※2022年度の落語ラインナップはこちらをご覧ください

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落語愛あふれる小学生、反町さんによる落語レポート第2弾は、なんと原稿用紙11枚!
評論家のような冷静な考察もさることながら、
反町さんのリアルタイムの興奮が手に取るようにわかる、勢いのある文章です。
そして2022年度のラインナップの紹介まで!またのご来場お待ちしています。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.18】
島田歌穂&島 健 Duoコンサート
21. 12. 20

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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立川国際中等教育学校 中学1年 畑 苺香さん

島田歌穂さんの歌声素晴らしかったです。力強くてドラマチックな歌や優しく大切にあつかう歌とで歌声を変えていて音域が広いなと感じました。わたしが特に心に刺さった曲が二曲あります。

一曲目は10番目に歌われた『レ・ミゼラブル』の「On my own」です。「レ・ミゼラブル」は私の大好きな本です。ミュージカルは観たことがなかったのですが、始まる前からとても楽しみにしていました。歌が始まり、「私、また独りになっちゃったわ...」からどんどん引き込まれていきました。私は島田歌穂さんがエポニーヌの役を演じたと知って驚きました。エポニーヌは子供のころはコゼットをいじめるなどしていましたが、ある青年を愛することで心が美しくなった少女です。しかし、エポニーヌの愛は届くことはありませんでした。島田歌穂さんの歌からその切なさがひたひたと心に染みこんできました。特に「愛してる...」の場面では背筋がぞくっとしました。感情が強くなる時はドラマチックに歌ったり、つぶやくようにせん細に歌ったりとまるで島田歌穂さん自身がエポニーヌのようでした。エポニーヌは主役ではないけれど美しい歌だと思いました。

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二曲目はCherry こきん'sと島田歌穂さんと島健さんが全員で歌った『レ・ミゼラブル』の「民衆の歌」です。Cherry こきん'sのみなさんは私と同じ中学生の子から七十代の人までが共に美しいメロディーを作り出していて素晴らしいなと思いました。こんな風にみんなで仲良く歌える小金井市はなんてすてきな町なんだろうと思いました。「民衆の歌」は、みんなが心を一つにして歌って一つの大きなものをつくっていると感じました。歌を楽しむのにかべはないんだなと思いました。また、Cherry こきん'sの人たちのソロもあってとても驚きました。こんなに大勢の人の前で歌うのはとても勇気がいることだと思います。久しぶりにたくさんの種類の歌が聞けて、すてきな時間を過ごしました。

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(公演写真:藤本史昭)

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畑さんは、ミュージカルが好きなのでしょうか。歌の持つ魅力をとても深く感じ、それを伝える表現をしてくださったレポートです。
また、公演前に他の小学生特派員に優しく声をかけてくれるなど、お姉さん役もしてくださり、ありがとうございました!

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.17】
島田歌穂&島 健 Duoコンサート
21. 12. 20

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第一小学校 3年 佐久間(さくま)(みず)()さん

(わたし)は、このコンサートを()いて(こころ)(のこ)ったことを、4つに()けて(しょう)(かい)していきます。

①どんなコンサート?

このコンサートは島田歌(しまだか)()さんと(しま)(けん)さんのふうふ二人(ふたり)のステキなステージでした。(うた)(うた)ったり、ピアノをひいたり、ふうふ二人でお(はなし)をしたりしていて、「いいな」と(おも)いました。(ほか)のコンサートだと、お(はなし)(はい)っていなかったりすることもあるので、お(はなし)()くことができとてもよかったです。

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二人(ふたり)(こと)

()()さんは、(ちい)さいころからぶたいに()ています。今は、デビューから45(ねん)以上(いじょう)たっていて、おどろきました。(けん)さんは、ジャズピアニストで、いろいろな(きょく)を作ったり、作曲(さっきょく)したり、(きょく)をアレンジしています。

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③チェリーコキンズといっしょに

この団体(だんたい)は、小金井(こがねい)市民(しみん)中心(ちゅうしん)とした30人の団体(だんたい)です。2(きょく)にしゅつえんしました。(きょく)(なか)()()さんが(うた)ったところを(あと)から()(かえ)したりしていたり、コーラスを(うた)っていてよかったと(おも)います。

(うた)上手(じょうず)だったし、えんそうの(なか)でいっしょに拍手(はくしゅ)をしたので、自分(じぶん)たちもえんそうをしている気分(きぶん)になれて、それがすごく(たの)しかったです。

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④アンコールの(きょく)

この(きょく)は1(ねん)~2(ねん)くらい(まえ)までディズニーシーで(なが)れていたこともある(きょく)です。みなさんの(なか)にも()っている(ひと)がいるのではないのでしょうか?(きょく)名前(なまえ)は『ウェルカムトゥクリスマス』です。この(きょく)をえんそうするときは、ミラーボールが(まわ)り、そのミラーボールで(ゆき)がふっているのをイメージできたことと、もうすぐクリスマスということが、この(きょく)から(つた)わってきました。

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きせつにもあっていたし、(うた)がメインのこうえんには()ったことがなかったので、勉強(べんきょう)になりました。

(公演写真:藤本史昭)

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佐久間さんは、1年生でも読めるようにふりがなをふったり、段落ごとに挿絵を入れたり、「みなさんも~」と呼びかける表現を入れたり、と読み手を意識されているレポートで、びっくりしました!
コンサートを楽しんでいる様子もとてもよく伝わってきました。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.16】
島田歌穂&島 健 Duoコンサート
21. 12. 20

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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かほさんはきれい

小金井市立緑小学校 2年 吉見彩さん

12月5日日曜日、わたしはしま田歌ほ&しまけんDuoコンサートへ行きました。

歌ほさんはいっぱいいきをすって、さいごまで声を出しきっていました。きょくの中に入って歌っていました。うれしい、さみしい、楽しい、あいしてるのきもちを体でひょうげんして歌っていたので、わたしもそういうきもちになりました。

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わたしは、「アニーよ、じゅうをとれ」のきょくで、エプロンをもっているように、おどけて歌っているところがおもしろかったです。「two sleppy people」というきょくでは、歌ほさんとしまけんさんの声がそろっていて、すてきでした。チェリーこきんずさんとの合しょうでは、メリーポピンズのきょくを歌っていました。30人だったので、はく力がありました。

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しょうめいも、とてもきれいでした。歌に合っていて、まどがうつった時は、一人でさみしいきもちに見えました。「メモリー」のきょくでは、月がきれいでした。さいごのクリスマスのきょくででてきたミラーボールは、さらにきれいで、ホールぜん体をうつくしくしました。

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歌ほさんがおもしろいことを言ってみんながわらったり、手びょうししたりして、かいじょうが一つになっていました。きょくのせつめいもしてくれて、イメージがわきました。

歌ほさんは、ドレスもきれいだったし、声もうつくしかったです。きょうコンサートにいって、楽しかったです。いつかわたしも、ぶ台に立ちたいです。

(公演写真:藤本史昭)

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出演者のしぐさや、照明の演出からも、曲のイメージや会場の雰囲気を感じ取れていることがよくわかる、すてきなレポートです。
吉見さんの元気でしっかりとした字も気持ちがいい!!

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.15】
三浦一馬×宮田 大 スペシャル・デュオ
21. 12. 13

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第二小学校 4年 山田康太さん

ぼくが今回演そうを聞いて印象に残った事が3つありました。それを今からご紹介します。

一つ目は、席が満席だった事です。お客さんは大人の女性がほとんどで、後からスタッフの小林さんが「とても人気のある演奏家さん」だと教えてくれました。始まる前会場を見学させていただき「とても広々としたホールだと」感じもした。その会場を満席にするほど人気のある人の演奏を聴けると思うとワクワクしました。

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二つ目は、今回バンドネオンという楽器の音色を初めて聞けた事です。チェロは名古屋に住むおじいちゃんが習っていて聞いたことがあり、ヴァイオリンよりも低かったり高かったりする楽器だなぁ。と思って聞いていました。だけど、バンドネオンは初めてでした。バンドネオンを最初に三浦一馬さんが持って出て来た時に「アコーディオンのようだな」と思いました。でもけんばんが無く、代わりにボタンが沢山ついていました。聞く前はどんな音か想像できなかったけど、多分アコーディオンのような音かな?と想像しました。後から調べたらバンドネオンの発祥はドイツで、現在はアルゼンチンタンゴで主に使われているそうです。三浦さんが「構造はパイプオルガンが小さくなったような物」と話していました。

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三つ目は、二つの楽器の演奏がとても合っていた事です。最初見た時に形が全く違う楽器の音色が合うと思いませんでした。実際聞くとそれぞれ違った音色なのに、一緒に奏でると同じようなひびき方をしていてとても心が踊りました。バロック、ワルツ、タンゴなど爽やかな曲、悲しげな曲を沢山演奏してくれましたがそのどれがととも合っていました。僕は「ガルデル:首の差で」という曲が爽やかで好きでした。それを後から家で聞いたら母が「昔の映画で使われていた曲でとてもすてきな曲だった」といっていました。そして印象的だったのが三浦さんも宮田さんも手だけでは無く、体全体を、リズムに合わせて動かし演奏してた事です。小さな音を出すときはゆっくり小さく動き大きな強い音を出すときは素早く動いていました。手だけで弾くよりも体を一緒に動かして演奏すると曲が観客により伝わると感じました。観ていて気分が盛り上がりました。

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〈まとめ〉
たった2人なのに沢山の種類のキレイな演奏を出来る事がすごいと思いました。ぼくも感動したけど会場を見渡すと手を高く上げて拍手をする人、立って拍手を送る人が沢山いました。それをみて「素てきな音楽だったよ」と皆がほめているようだと感じました。また三浦さん宮田さんの演奏を聞きに行きたいと思いました。


〈おまけ〉
曲の間のお話でチェロの宮田さんが「演奏する前に鼻の油を弦につける」と言っていたのがびっくりしました。弦のすべりを良くするために行うそうです。ぶたいを直接聞きに行ったからこそ聞けた話だと思いました。

(公演写真:藤本史昭)

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山田さんは、演奏についてはもちろん、会場のお客さんの様子もよく観察してレポートしてくれました。また、音色を予想して聴いたり、おうちに帰ってから家族でお話したりさらに調べたりと、演奏会の前後も楽しんでくれたことが伝わってきて、すばらしいなと思いました。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.14】
三浦一馬×宮田 大 スペシャル・デュオ
21. 12. 13

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第三小学校 6年 永井玖奈さん

私が今回の「三浦一馬さん × 宮田大さんの スペシャル・デュオ」を見て、思ったことは、まずバンドネオンという楽器についてとてもびっくりしたことがありました。それは、バンドネオンは、アコーディオンにとても似ていますが、アコーディオンは片方しかのばせないのに、バンドネオンは両方のばせることです。私は、アコーディオンはけんばんがあるけど、バンドネオンにはないから、そういうつくりにできるんだと思います。けんばんは、はばを広く取ってしまいます。バンドネオンは、けんばんではなくて、ボタンで演奏するので、あまり場所を取りません。だから、両方のばせるのではないかと思います。

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他に良いと感じたのは、コンサートのときの曲と曲の間で話をすることについてです。私は曲の説明をして、演奏をして、また曲の説明をするというようなのを、くり返すだけだと思っていました。けれど、三浦さんと宮田さんは雑談をしていました。

コンサートが始まる前のルーティーンや、相手のいいところなど、ときには、笑える話もしていました。例えば、コンサートが始まる前のルーティーンについては、三浦さんは、汗をかいてしまうと冷えるので、手をドライヤーで温めたりしていることで、相手のいいところは、宮田さんが、「三浦さんは、タンゴのリズムに乗って体をゆらしていてイイネ!」とほめていました。相手を互いに尊敬しあっていて、いいな。と思いました。
また機会があったら、コンサートに行きたいです。

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(公演写真:藤本史昭)

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永井さんは、バンドネオンの楽器の不思議と、曲間のトークの面白さをレポートしてくれました。バンドネオンとアコーディオンの違いなど、興味を持った点については、さらに学校や市の図書館、インターネットなどで調べてみると楽しいかもしれませんね♪

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.13】
ピアノと物語「ジョルジュ」
21. 11. 27

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立緑小学校 5年 藤井陽香さん

私が今回観賞したピアノと物語「ジョルジュ」は、女流作家ジョルジュとかの女を支えた弁護士との手紙のやりとりと朗読と同じ時代に作られたショパンの曲がピアノで演奏されています。

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私の心に残った音楽と朗読をいくつか紹介します。

演奏曲の中で一番心に残ったのは、前半の最後に演奏された「雨だれ」です。この曲の特徴は、雨音のような低い音の伴奏に、やさしいメロディーが重なるところです。やさしいメロディーからは、春の暖かい様子が心にうかびました。低音の伴奏からは、まるで本当に雨がふっているような気がしました。

後半の中ごろに演奏された「英雄」も心に残りました。この曲のおもしろさは曲の調子がいろいろと変化していくところです。後から調べたことですが、ショパンが故郷のポーランドに帰りたいと思いながら帰ることができなかった思いがこの曲に表されているといわれているそうです。私も、この曲を聞いて、ショパンの強い思いが伝わってきました。

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朗読の中では、終盤のジョルジュと弁護士の二人が、ショパンとの思い出を語る場面が心に残りました。

「散歩中にジョルジュのポケットに入っている食べ物のくずをジョルジュの後ろを歩いているロバがほしがって鼻でジョルジュの背中をつっつく。そうするとロバの上に乗っているショパンが笑う。その笑い声が今でも聞こえてくるよう。」

このセリフは、観賞しながら思わずメモを取りました。私は、このセリフから、今でもジョルジュはショパンのことを愛しているのだなと思いました。

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今までに音楽だけの演奏会は何度か行ったことがありますが、朗読を聞いたのは初めてでした。げきとはちがって動きが少なく、読むだけなのに、げき以上に話の中身が伝わってきました。

学校の授業などで、音読や朗読をすることがありますが、初めて聞いた相手でも、話の中身が良く伝わるようにできるようになりたいです。

(公演写真:藤本史昭)

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藤井さんは心に残った曲やシーンについて、レポートしてくださいました。「北村英治スーパ―カルテット」の時と同様に、自分自身の体験に結び付けた学びとして吸収しているのもすばらしい!

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.12】
ピアノと物語「ジョルジュ」
21. 11. 27

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第一小学校 1年 佐久間和葉さん

【このこうえんは...】
ショパンのピアノと、ジョルジュとミッシェルのやりとりをたのしいこうえんでした。はじめての、ろうどくといっしょに、コンサートをきいたら、ショパンのことがよくわかってきたと、おもいます。

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【ジョルジュってこんな人】
ショパンのきょくをつくるために、ジョルジュはひつようでした。
ジョルジュはつよくて、あたまがよくて、ショパンのひくきょくがすきと、かんじました。

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【ショパンのきょく ベスト3】
ジョルジュは「青」といっていたけど、わたしがおもった色もあるよ!

①「げんそうそっきょうきょく」・・・わたしがすきだったからきけてうれしい(※紫・青)
②「えいゆうぽろねーず」・・・きゃくがうれしそう(※赤・オレンジ・黄色)
③「ロマンチェ」・・・きれい、いやすような...(※黄色・緑)

※描いてくれた色を文字で表記しました。

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(公演写真:藤本史昭)

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佐久間さんは、セリフも曲数も盛りだくさんだった情報量の多い公演を、画用紙1枚に一目でわかる楽しい記事に上手にまとめてくれました。絵も記事の構成も素晴らしくてびっくりです!!

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.11】
こがねいガラ・コンサート 2021
21. 11. 11

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第三小学校 5年 中川夏也子さん

私は、今回クラシックのコンサートを初めて聴きました。聴く前は、「どんなだろう」と想像もつきませんでした。そして、他のお客さんを見ると、クラシックを聴きなれているような人がたくさんいました。なぜかというと、拍手のタイミングや曲の聴き方など、マナーを知っていたからです。

 一曲目のバッハのブランデンブルク協奏曲では、4人の奏者に私はひきつけられました、男性がトランペットを、女性3人がフルート、オーボエ、ヴァイオリンの楽器を奏でました。そして、オーボエのはっきりしていて、芯のある音と、フルートの高く品のある音がすてきでした。すずしい朝に4人の人たちが楽しくお話しているような、元気で明るい曲でした。後ろの楽器の人たちも、それぞれ楽しくお話しているようでした。

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 二曲目のドヴォルザークのチェロ協奏曲は、最初はすごくミステリアスで、森の中を歩きながらうすぐらくてけものと出会いそうな曲でした。チェロの音がすごく強くて、かっこよかったです。

 そして、三曲目のベートーヴェンの交響曲ではヴァイオリンとティンパニーの二つの楽器がすごく合っているなと思いました。私はバレーボールをやっているのですが、ティンパニーが「ドン!」と強い一つの音を出してトスをあげて、ヴァイオリンがスパイクを打つような感じでした。ティンパニーは、細かく小きざみな音でも、全部の音が生きているように感じました。

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 最後のアンコール曲は、すごく楽しかったです。女の人がふいたハトの鳴き声がするふえと、他の楽器も合わせて手をたたいたのが、春の公園できれいなお花を見ながら小鳥の大合唱を聴いているみたいでした。

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 クラシックのコンサートは、はげしかったり、強弱があったり、バラエティが豊かでした。私も、学校の発表会のために楽器の練習をがんばっているので、上手に合わせたいです。

(公演写真:藤本史昭)

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中川さんは前回の日舞公演に続き、2回目の特派員レポート。「クラシックのコンサートは初めて」とは思えないほど、曲からいろいろな情景をイメージしたり、自分が習っているバレーボールに重ね合わせて表現したりと、感性豊かな楽しいレポートです。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.10】
こがねいガラ・コンサート 2021
21. 11. 11

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第三小学校 5年 荒川幹史さん

<はじめに>
ぼくは今回のコンサートがオーケストラだったので、すごく楽しみにしていました。なぜかというと、楽器がたくさんあり、すごくはく力があるからです。
開演後、バイオリンの1人が音を鳴らすと、他の人も同じ音を出して音を合わせていました。

<曲を聞いて>

《J.S.バッハ:ブランデンブルク協そう曲 第2番 ヘ長調 BWV1047》

[第1楽章]
バイオリンのなめらかな音がきれいにひびいていました。バイオリンの一人一人の動きがそろっていてかっこよかったです。指揮者が、演そうしている人の中で大きい音を出す人を見ていたりしました。前に立っているバイオリンがたくさん手を動かしているのに対し、後ろの人は少ししか手を動かしていませんでした。ほぼ全ての楽器が、同じせんりつを鳴らしていたときは、すごく大きく元気な音が出ていました。

[第2楽章]
チェンバロ→バイオリン→フルート→クラリネットの順に音を出していました。最初前に立っている3人とチェンバロしか演そうしていませんでしたが、すごくきれいに聞こえていました。フルートとクラリネットの音が合わさって、流れるようになめらかな音が出ていました。指揮者が時々、なめらかに手を上下させていました。

[第3楽章]
出だし、すごく元気なメロディーで聞いていて元気が出ました。トランペットが加わるだけで、すごく曲のふんいきや印象が変わりました。バイオリンがたくさんあると、すごくはく力のある音になりました。曲のと中で、音を鳴らしているとき、コントラバスや、バイオリンが小きざみに指を動かしていました。曲が終わると演そう者は退場していきました。

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《ドヴォルザーク:チェロ協そう曲 ロ短調Op.104》
2曲目になると1曲目に比べて楽器がたくさん増えました。

[第1楽章]
最初低く、少し暗く悲しい音から始まりました。ティンパニが連打する音はすごく力強くはく力がありました。金管楽器の音ははく力があり、1曲目に比べて力強くイメージがガラっと変わりました。第1楽章は同じせんりつをくりかえし使っていました。1人で演そうするチェロの音と、フルートの音がすごく合い、気持ちよく鳴っていました。低い音がより一そう曲をきれいにしていました。ホルンが音をきざみながら音を大きくしていくところがすごくかっこよく聞こえました。ほぼ全ての楽器で最初のせんりつを演そうしたとき最初のときよりはく力があり、あまりの音の大きさにびっくりしました。チェロが一人で最初のせんりつを弾いたとき、たくさんの楽器で演そうするのとちがい、悲しくひびいていました。チェロの人が指でげんをはじいて音を出していました。もり上がるとき金管楽器の音が楽しく元気に鳴っていました。もり上がる少し前に指揮者が大きく手をふっていました。バイオリンがいっせいに1つの音を鳴らすと、きんぱく感が増しました。

[第2楽章]
すごく平和な感じにゆったりと始まりました。トロンボーンがゆったりと気持ちよく聞こえ、落ちつく気分になりました。チェロの音が悲しく聞こえました。コントラバスが指でげんをはじいて低い音を出していました。チューバの低い音がホールにすごくきれいに広がって聞こえました。

[第3楽章]
低い音をじくに勇ましいメロディーがかっこよく聞こえました。ティンパニがすごく速い連打で曲のみ力をひきたてていました。トライアングルの「チリリリリリリ」という音がするどく大きくひびいていました。二つのフルートがぴったりとそろってきれいにひびいていました。同じようなせんりつを色々な楽器でかわりばんこに演そうしていました。第一楽章でよく出てきたせんりつが聞こえました。曲が終わった後、かん客が退場する演そう者にはく手していました。

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《ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 Op.68「田園」》

[第一楽章]
のどかな田園のようなゆったりとした始まりでした。リラックスするゆったりとしたリズムでした。同じ音をずっとバイオリンが続けて鳴らしていました。チェロやコントラバスのメロディーがゆったりとしていて気持ちがよくなる曲でした。悲しい感じはまったくなく、楽しくリラックスする曲で、ゆったりとなめらかなメロディーでした。大きく元気なメロディーのとき指揮者が大きく手をふっていました。フルートのやさしい音が田園の風景を思いうかばせてくれました。

[第2楽章]
最初から気持ちのいい音でした。楽しいリズムで元気が出て、やさしい音でリラックスもできました。同じせんりつをくりかえし使っていてすごくきれいでした。フルートの音がきれいにひびいて安心する気持ちでした。

[第3,4,5楽章]
今までよりはやいテンポで演そうしていました。指揮者はそのテンポに合わせてはやく手をふっていました。最初の音が大きくリズミカルに聞こえました。コントラバスが高速で弾く音は嵐の風のように聞こえ、ティンパニが力いっぱいたたいたところは雷のように聞こえました。だんだん大きくなる金管楽器の音はすさまじいはく力でした。

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〈感想〉
今回すごく良かったなという点は2つあります。1つ目は楽器のすさまじいはく力です。たくさんの楽器が力いっぱい音を出すとびっくりするぐらい大きな音がでるので、本当にオーケストラはいいなと思いました。
2つ目はアンコール曲についてです。曲の合い間に「ポッポ」という音を入れたりと中で鳥の効果音を付けるという所で、見ている人をさらに楽しませてくれました。
すごく感動しましたし、すごく楽しかったので来てよかったなと思いました。

(公演写真:藤本史昭)

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荒川さんは2回目の特派員レポート。1回目よりも熱量倍増!
まるでオーケストラスコアを見ながら聞いていたかのような詳細なレポートで、集中力と耳の良さにびっくりです。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.9】
こがねいガラ・コンサート 2021
21. 11. 11

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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はじめてのしゅざい

小金井市立東小学校 1年 田中美桜さん

 こんかいはじめてジュニアとくはいんになりました。はじめてのしゅざいはとてもドキドキしました。

 みやじがっきホールは、ひろくてすてきなところでした。ホールは、ガラコンサートをみにきたおきゃくさんでまんぱいでした。わたしは2かいせきからかんしょうしました。

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 ガラコンサートできいたきょくは、どれも音がそろっていてきれいな音いろになっていました。

 おすすめしたいきょくは、二ばんめの「ドヴォルザーク チェロきょうそうきょく ロたんちょう」で、きれいな音がこころにひびいてきました。小さながっきや大きながっきが、みんなそろって一つの音をだすと、こんなにこころにひびく音になるのかと、おもいました。とくに、チェロとティンパニーがどのがっきの音よりも大きい音でした。はじめてみるがっきの音は、どれもあたらしい音でした。

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 わたしのすきながっきは、ヴァイオリンです。わたしもあんなふうにがっきをひけるようになって、いつかみやじがっきホールで、おきゃくさんたちをにこにこにしてあげたいです。

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(公演写真:藤本史昭)

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まず、小学1年生とは思えないきれいな字で、ていねいに聴いて書いてくれたことに感動!
そして、「はじめてのしゅざいにドキドキ」し、「はじめてみるがっきはあたらしい音」がしたという、キラキラした感想にも感動!フレッシュでステキなレポートです。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.8】
北村英治スーパーカルテット with キャロル山崎
21. 10. 04

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小金井市立緑小学校 5年 藤井陽香さん

 私が「北村英治スーパーカルテット with キャロル山崎」の演奏を聞いて心に残った曲を三つしょうかいします。

 一つ目は、「ローズ・ルーム」という曲です。この曲はクラリネットが美しい音でメロディーを奏でていました。私はこの曲を聞いて、いろいろなリズムや音があり、楽しそうで、活き活きとしていて自由な感じの曲だと思いました。美しくて明るい場面や、楽しくて無邪気な場面などの音の変化もあって聞いている人も演奏している人も楽しくなる曲だと思います。

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 二つ目は、「枯葉」という曲です。この曲では、ドラムが枯葉をふむ音みたいに「シャラシャラ」と音を出したりしていました。私は聞いていて秋に枯葉がはらはらと散っていく様子が心にうかびました。音が大きくなったり小さくなったりしているのはまるで気持ちの変化を表しているみたいだなと思いました。

 三つ目は「ボナ・セラ」という曲です。この曲は、聞いているとリズムに合わせて体を動かしたくなってきそうな曲です。同じ曲なのに少し暗くて静かな所と明るくて楽しい感じの所があるのでちがう曲みたいに聞こえました。

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 私は、このコンサートを聞いて、演奏している人がみんな自分の楽器の音だけではなくて、どの楽器の音も聞いてそれに合うように自分の楽器をならしたりしていてすごいなと思いました。

 私もピアノを習っているので、いつか今回聞いたようなジャズにも挑戦してみたいと思います。

 (公演写真:藤本史昭)

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特に心に残った3曲について、その印象を細やかにレポートしてくれました。
今回のコンサートで体感したグルーヴ感を活かして、藤井さんが弾くジャズピアノを、ぜひ聴いてみたいです!

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.7】
北村英治スーパーカルテット with キャロル山崎
21. 10. 04

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。
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小金井市立緑中学校 1年 輿水健太さん

 僕は「北村英治スーパーカルテット with キャロル山崎」を観に行った。カルテットとは、四人で演奏することだ。今回のコンサートは、クラリネット、ピアノ、ベース、ドラムで編成されているジャズバンドだ。北村英治さんは、世界的ジャズ・クラリネット奏者である。ステージでは「演奏が楽しい」や「支えられているから続けられる」とにこやかに言っていた。九十歳を超えてもなお楽しむ力、楽しませる力がかがやいている。

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 演奏された曲は、明るい曲や落ち着いた曲などがある。これらを聞いて、僕は心がはずんだ。「スマイル」という曲は、歌のある曲だ。英語の歌詞で内容はよく分からなかった。しかし、歌の中に「スマイル」という言葉が聞きとれた。この歌は「笑う」という意味で、僕は太陽に向かって一生けん命にのびているひまわりが思い浮かんだ。「ティーフォートゥー」は、男女の歌声が混ざり合って、とてもきれいな曲だった。

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「キュート」は、ソロパートの印象的な曲だ。ドラムのソロが、とてもかっこいい。音の強弱や早さがリズムを生んでいて、思わず体がゆれた。ホール全体で手びょうし、拍手をして、自分も音楽の一部のようになった。「シング・シング・シング」は、聞いたことがある曲だ。やはり生は全く違う。音につつみこまれたような感じで、曲にひきこまれた。HAPPYな気持ちで、とても特別な時間だった。

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 「いい仲間と演奏できるのは最高の幸せ」という言葉を北村さんが何度も口にしていた。それだけ大切なことなのだ、と僕の心に残った。北村さんがクラリネットを続けられているのは、周りにいい仲間がいて、支えられているし、言葉にできない楽しさがあるからだろう。僕は弦楽部でバイオリンをひいている。周りにいる「いい仲間」を大切にして、続けられるかぎり演奏をしていきたい。

(公演写真:藤本史昭)

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「楽しむ力、楽しませる力がかがやいている」や、「自分も音楽の一部のようになった」など、ステキな表現で紡がれたレポート。
弦楽部に入部したものの、コロナ禍でなかなか合奏ができないと嘆いていた輿水さんですが、これから、「いい仲間」とたくさん音楽を楽しんでほしいなと思いました。応援しています!

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.5】
こがねい落語特選 納涼 古典究理の会
21. 09. 27

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。
(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立前原小学校 6年 反町 佑さん

 「こがねい落語特選」とは、宮地楽器ホールで一年に二度行なわれている(特に毎年この時期にやるというものはない)落語会。僕は昨年十二月の会を見に行ったことがあるのだが、出演者を選ぶセンスにおどろいた。実際には歌ばかり歌っている柳亭市馬に少し失望したのだが、そんなことはどうでもいい。

 さて、今回の出演者は、僕が初めて見たとき、思わず「うーん」とうなってしまうほどの人である。柳家三三、立川生志、古今亭菊之丞、入船亭扇遊。立川生志はあまり知らないのだが(!?)、ほかの三人についてはよく知っている。三人とも、古典落語の名人だ。それでは、一人ずつレポートしていこう。

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 前座が〈道具屋〉を演り、その次に出てきたのは、柳家三三。講談師の神田伯山いわく、「将来の人間国宝」だそう。マクラでは学校寄席について話す。ずいぶん学校寄席は面倒なんだそう。そして、本題に入る。この日のネタは、〈真田小僧〉。子供が父から小づかいを得るために、父に「お父っつぁんがいない間に家にきた男の人」の話をして、その料金を得る噺。しかも、最初は一銭もらって話していたのが、いいところで切って「続きは二銭」というからしぶしぶ二銭わたし、また話してもらうと、またいいところで切って「続きは三銭」・・・。と、こんな具合でどんどんまき上げ、しまいには、父が前のめりになって払ってしまうまでに。子供はすごい。そんな感じに、だんだん父が前のめりになっていく描写の演じ方が、上手だった。やはり、前に出てきた前座とはまったくちがうとまで思ってしまった。これからもっと上手になり、大名人になるだろう(今でも大名人なのだが)。人間国宝である、師匠・小三治を超える存在になると、僕は思う。

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 次に出てきたのは、古今亭菊之丞。この人は、大名人・古今亭志ん生の弟子・古今亭園菊の弟子。いわば、大名人の孫弟子なのだ。この人も、とてもいい。今回のネタは、〈死神〉。おなじみのネタである。一応あらすじを書いておくと、金にこまった男が死神が見えるようになり、医者になってもうけるも、金に目がくらみ、きたない手を使い、三千両という金を得る。しかし、その追いはらった死神は、死神が見えるようにしてくれた死神で、「死神協会で前座にもどされた」(!?)とのこと。うらまれた男が死神に連れられ、やって来たのはろうそくのたくさんある場所。このろうそくは、「人の命」。この火が消えると、人が死ぬ。だが、男のろうそくの火はきたない手で助けた人と交かんされていて、もう消えそう。「最後のチャンス」で新しいろうそくを渡される。火を移そうとするが、移せず男が死ぬという噺なのだが、死神を「しーさん」とよんだりしていてなぜか面白い。しかも、サゲまで書いたのは理由があるのだ。それは、菊之丞が使ったサゲが、書いたものとちがうのである。どんなサゲかというと、一旦はついたものの死神がわざと消して男が死ぬという最悪のシチュエーションである。これは、立川談志がつくりだしたもので、これを菊之丞が使うとは思ってもみなかった。しかもその死神が、あの男に「因ねんがある」という伏線もあるので、ふき消されてもなぜか納得がいくのもいい。こわい話なのに、ずいぶん笑わせてもらった。この人も、しょう来が楽しみだ。

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 中入りをはさんで出てきたのは、立川生志。本日の出演者の中でただ一人落語立川流からの出演。この事から、マクラでは落語の協会を政党にたとえたり、師匠・立川談志の話をしたりで会場をばく笑にまきこむ。そして本題。今回のネタは、「たいこ腹」。あらすじは、鍼にこった若旦那が、たいこもちの一八を呼んで鍼を打つ噺...というと面白いところなどどこにもないように思えるが、そうではない。よく考えてほしい。若旦那は、鍼師の息子などではないのだ。先生を呼んだわけでもなく、独学。たいてい落語に出てくる若旦那は、道楽物。親に勘当されるようなやつ。でも、今回は鍼をマジメにやっている...と思ったら、そうでもない。独学で使った本は「きくハリのコツ」だと思ったら「気配りのコツ」。てんてんがついただけで大ちがい。一八はおびえていたほどなので、この噺、大変なのだ。大いに笑わせてもらった。描写がとてもくわしい。あと、ふんいきが一八に似ているのも面白い理由かもしれない。生志は本当に談志の弟子なのかとうたがってしまうほどだ。僕はこの人を初めて聞いたが、なかなかおもしろかった。この人は、また聞きたいと感じた。

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 さて、楽しい時間は早くすぎる。あっというまに大トリ。入船亭扇遊。大名人である。柳家小三治のライバル・入船亭扇橋の弟子。二年前には紫綬褒章を受けている。実をいうと、この人が一番楽しみだった。とてもワクワクした。今回のネタは、〈試し酒〉。商家の旦那二人が話をしていて、片方が「うちの店には酒が五しょう飲める者がいる」と言いだす。「飲めるわけがない」「いや、飲める」とちょっとだけ言い合い、その者をつれてきて五しょう本当に飲めるのかかけをすることに。そして本人がやって来ると「少し考えさせてくれ」と外に出て、しばらくすると帰ってきて、五しょう本当に飲むと引き受ける。はたしてどうなるか...という噺。そっ直に感想を言う。最高だった。上手い。これなら紫綬褒章も納得だ。ぼくも何度かCDで聞いたが、生はやはりちがった。最高の名人芸。もう、小三治と人間国宝を交代してほしい(?!)ほどだ。これほどまで上手いのはなぜだろうか。まず、ふんいきがいい。それこそ、江戸時代の商家の旦那のようなふんいきをまとっている。物ごしやわらかな感じだ。なのにいせいのいい町人もできる。すごいとしかいいようがない。そして、余計なクスグリが一切ないとうのも理由の一つだとぼくは思う。今日出た立川生志などは、現代的なようそを入れてくる(実際、今回もそういうクスグリを入れてきた)。だが、そういうものが一切ない。古典の本格派なのだ。さらに、描写がとてもくわしい。これも長年のつみ重ねだと思う。五しょうを飲むうちにだんだんよってくるところや、「飲めない」にかけていた方の顔色がみるみる変わっていくところなど、とてもくわしい。もう、じょう景が目に見えるほどだった。やはり、この会に最適の演者だと思った。もう一度言う。最高だった。絶対、この人をまた見に行きたい。

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 というわけで、最高の二時間三十分だった。どの演者も、とても良い高座だった。そして、やはり選ぶセンスも最高だった。次回(※)も、楽しみだ。

(公演写真:藤本史昭)

※次回は2022年1月22日(土)「こがねい落語特選 新春 異才競演の会」です。

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反町さんの落語への熱い想いが、原稿用紙7枚にぎっしり!
そのボリュームと、評論家のような深い知識と考察に脱帽です。
これからもとことん「好き!」を突き詰めていってほしいなと思います。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.6】
こがねい落語特選 納涼 古典究理の会
21. 09. 27

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。
(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第三小学校 6年 永井玖奈さん

落語はむずかしい言葉を使うときがありますが、小学生の私でもわかる内容だったので、面白かったです。
私が特に好きだったお話が2つあります。死神と試し酒というお話です。

死神は、ある男が合言葉を言うと死神を追い払うことができ、患者さんを治してお金をもらいますが、最後にルール違反をしたので、自分の命のロウソクを死神に消されてしまうというオチのあるお話でした。

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試し酒は、ある2人の男がかけをするお話です。1.8Lのお酒を5本飲むことができればおこづかいをやるとうものです。見事5本飲まれてしまったのでおこづかいをあげました。負けた男が、「そういえば、かけをやるかやらないか迷いながら居酒屋に入ったのはなぜだ?」と聞くと、勝った男は、
「試しに1.8Lを5本飲んでみてからかけをしようと思った。」
と答えました。なんと、1.8Lを10本飲んでいたことになります。
とても面白いお話です。
また機会があれば落語を聞きに行きたいです。

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(公演写真:藤本史昭)

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学校で落語体験をしたことがあるという永井さん。
今回は大人向けの本格古典落語の会でしたが、しっかり内容を理解し、
特に面白かった噺をわかりやすく紹介してくれました!

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.4】
伝統芸能NEO~躍動する日本舞踊
21. 07. 23

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。
(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立南小学校 3年 見上萌菜さん

わたしは、日本舞踊を見ました。さいしょは、どんなおどりかワクワクしましたが、おもしろいときいて、もっと見たくなってきました。見にきてる人は、着物で来てる人もいました。

わたしは、ぶたいの前のまくが気になりました。それは、どんちょうといって小金井市の地図で、おりものでできているそうです。(※)

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はじまるとき、たいこがドドンドドンと鳴って、わたしは、ドキドキして気をとられました。まるでみんなの目線を集めているようでした。さいしょは、いろいろせつめいをしてくれました。「弧の会」を作ったのは、20年前だそうです。わたしの生まれるずっと前です。日本舞踊は体の動きとせんすだけで、目の前にない物をひょうげんしていてすごいなと思いました。わたしがすきだったのは、男の人が女の人のまねをして、男の人にお酒をのませるところです。すごくおもしろかったです。さるかにがっせんのときも、さるのまねをしたり、体の動きに、ちゃんと意味があって、すごいな、と思いました。

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お話もおもしろくて、みんなえ顔になっていました。あといきがぴったりでした。すごいチームワークだと思いました。

さいごに、日本舞踊を見てわたしもやってみたいなと思いました。

(公演写真:藤本史昭)

※小金井 宮地楽器ホールの緞帳は、小金井の地形的特徴をテーマにしたホール全体の空間デザインを手がけた宮崎桂さんによる『小金井の道』です。水と緑豊かな小金井を表す美しい青緑色となっています。

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開演前の様子や気持ちまで伝わってくるステキなレポートです。
演目「さるかに合戦」の絵も上手!

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.3】
伝統芸能NEO~躍動する日本舞踊
21. 07. 23

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。
(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立第三小学校 5年 中川夏也子さん

私は、今回日本ぶようを初めて見ました。ふだんは、ヒップホップなどのダンスが好きです。見る前の日本ぶようの印象はおどりがゆっくりで、衣しょうがは手なイメージがありました。でもそれははずれていて、衣しょうは黒と白の羽おりとはかまでした。おどりは速いところとゆっくりなところがありました。

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そして、私がすごいと思ったところは三つあります。

一つ目は、せんすと体の動きだけでいろいろなものを表現することです。動作の強弱やせんすを使って、女の人や男の人、海や川などの生き物ではないものも表現していました。例えば、海はせんすを上下にゆらゆらと大きく動かしていました。後半でお客さんとせんすの使い方を体験した時に、使うのはむずかしいと実感しました。なぜなら私は大きなせんすを最初は開くこともできず、一緒に見ていたお父さんに広げてもらわなければならないくらい大変だったからです。最後に他のお客さんと一緒に波をつくりましたが、あまりそろわなくて、動きをそろえるのはむずかしいなと思いました。また男の人と女の人を表現のちがいは、力強さとしなやかさです。足をふむときの力の入れ方がちがいました。女の人は、やさしく足音はあまり立てず、男の人は、「ドンッ」と音を立てて、たくさん動かして表していました。

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二つ目は、「さるかに合戦」です。おどりとせんすだけなのに、物語の中にいるようでした。日本ぶようは、「とびはねる」というイメージがなかったのですが、とぶことによってたくさんのことを表現していました。

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三つ目は、最後に公演した「わかじし」です。なぜなら、おどっていた三人の動きがぴったりとそろっていたからです。と中から鈴が出てきて、鈴の音まで合わせられるのかなぁと思ったのですが、鈴の音も足音も動きも全部完ぺきにそろっていて、見入ってしまいました。

今回いくつかの作品を見て、日本ぶようについて少し知ることができたので、次は代表作「おんばしら」を見てみたいです。

(公演写真:藤本史昭)

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体と扇だけで様々な人物やモノを表現する振りを注意深く観察し、説明をとてもよく聞いてくれていたことがわかる原稿用紙3枚の力作です!

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.2】
伝統芸能NEO~覚醒する邦楽の未来
21. 07. 11

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。
(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立第三小学校 5年 荒川幹史さん

〈はじめに〉
ぼくは最初どのようなものなのかドキドキしていました。なぜかというと三味線や尺八などの日本の楽器とピアノやドラムなどの外国の楽器が一しょにえんそうしても合うのかどのようになるのかまったく想像がつかなかったからです。いざ聞いてみると力強く日本の楽器と外国の楽器が組み合わさってすごくきれいにひびいていました。

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〈曲と楽器の感想〉
ぼくは三味線のはきはきとした音が気持ちよく聞こえドラムの音がはく力があったので力強いなと思いました。
ドンパン節は三味線と尺八が同じせんりつをえんそうしているところがすごくきれいでした。日本の伝統の音楽のようにも外国の音楽のようにも聞こえました。
三味線のソロは三味線の良さがすごくよく聞こえました。三味線の元気な音がよく聞こえ音を鳴らしたときの「パチッ」という音がきれいにひびいていたからです。三味線の小山さんによると津軽三味線の皮は犬の皮が使用され弦はきぬ糸やナイロンなどが使われているそうです。
尺八古典曲は尺八のふき始めたときの少しかすれた音がすごくきれいでした。だんだんと大きくなる音がすごく迫力がありました。ピアノソロは悲しいように聞こえました。音が小さくやさしくひびいていました。
コキリコ節はすごくようきな曲で楽しいメロディーでした。ドラムの音がかっこよくピアノのこきざみな音がきれいでした。

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〈さいごに〉
えんそう者の質問に観客が手を挙げて答えたり、コミュニケーションがとれていていいふんいきでした。ぼくはコキリコ節が一番元気が出る曲で好きでした。
2時間楽しく聞けてよかったです。

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(公演写真:藤本史昭)

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便箋にぎっしり書いてくれました。
三味線の「はきはきとした音」、ピアノの「悲しくてやさしい音」、尺八の「すこしかすれたきれいな音」、ドラムの「力強い音」など、各楽器の聞き分けと表現には脱帽です!



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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.1】
伝統芸能NEO~覚醒する邦楽の未来
21. 07. 11

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。
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小金井市立第一小学校 4年 中山 唯さん

今回えんそうした曲で使っている楽器は、三味線、尺八、ピアノ、ドラムというめずらしい組み合わせでした。三味線と尺八だけだと日本風の曲になると思いますが、そこにピアノとドラムを組み合わせることで、三味線と尺八だけでは表すことの出来ない音楽が作り出されました。

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ところで、三味線はねこや犬の皮で作られており、バチはべっこうやぞうげで作られているそうです。

まず第一部では、1.ドンパン節 2.津軽じょんから節 3.鹿の遠音 4.ソーラン節ほか 5.「すばらしき世界」エンディング 6.遠き海 7.TAWARAZUMI をえんそうしてもらいました。
とくに、「鹿の遠音」は、尺八で高い音を長くふいているところが鹿が鳴き合っている様子や風がサーッとふいている感じにうまくえんそうされていて、すごかったです。

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第二部は、1.EL SOL 2.SUPERTITION 3.イノシシとの決とう 4.COYOTE 5.時雨 6.コキリコ節 でした。どれも全部いい曲でしたが、中でも一番心に残った曲は「コキリコ節」という曲です。この曲はお祭りのようなかんじでノリがよく、みんなが楽しくなるような曲でいいと思いました。

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聞いたことのない曲がたくさん聞けてよかったです。
そして、これらの曲を聞いたことのない人たちにもみてもらいたいと思いました。

(公演写真:藤本史昭)

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画用紙にていねいに書いて提出してくれました。三味線の絵も!
尺八の「鹿の遠音」から情景をイメージできたのがステキです!



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イベントレポート
【こがねい落語特選】納涼改め早春 四彩笑宴の会
21. 03. 19

春の訪れを少しずつ感じられるようになってきた3月4日、待ちに待った昨年7月からの延期公演「こがねい落語特選 納涼改め早春~四彩笑宴の会~」を開催いたしました。

四者四様の個性を楽しめるとあって人気のこがねい落語特選。まずは「あふれ出る品格」を湛え色気ある高座で観客を魅了する、古今亭文菊師匠の登場です。師匠の美声で聴く『替わり目』に、観客からはハート型のため息がこぼれます。古典落語の美しさを存分に魅せてくれました。

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そしてお次は・・柳家喬太郎師匠が登場!風刺を効かせた時事ネタを取り入れたマクラであっという間に観客の心をつかむと、その勢いのまま『そば清』を披露。観ているだけでお腹がいっぱいになりそうなほどのリアルな表現や仕草で、落語ファンをひとり、またひとりと虜にしていきました。

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お仲入り(休憩)後に登場したのは、こがねい落語特選初の高座となる柳亭小痴楽師匠です。披露された『湯屋番』は、「道楽者の若旦那」が主人公の滑稽話。お父様譲りの「べらんめえ」口調、アドレナリン全開で観客を巻き込み、出演された師匠方で一番の若手ながら圧倒的な存在感を放ちました。

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そして大トリをつとめたのは春風亭一朝師匠です。満を辞して登場した落語界の重鎮が披露してくれたのは、落語通が好むネタとしても名高い『抜け雀』。ネタの仕込みのマクラ、交わされるひとつひとつの会話、ありありと浮かぶ情景、物語を追う観客の想像力を掻き立てる名人芸に、万雷の拍手が贈られました。

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公演後のアンケートでは、「開催してくれてありがとう」「こんな時だけど笑って元気が出ました」などのお声をいただきました。
コロナ禍においても笑ったり、泣いたり、時に感傷的になったり...生の舞台で得た感動は何物にも代え難い心の栄養になる、ということを皆様から教えていただきました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

公演写真:藤本史昭


2021年度も「納涼」と「新春」の2本立てで落語会を開催してまいります。
お腹の底から大笑いに、ほっこりと和みに、今後のこがねい落語特選もぜひ御贔屓に!

【こがねい落語特選】

<納涼 古典究理の会>
2021年9月12日(日) 13:00開演
入船亭扇遊 古今亭菊之丞 立川生志 柳家三三

<新春 異才競演の会>
2022年 1月22日(土) 13:00開演
林家彦いち 桃月庵白酒 三遊亭兼好 柳家わさび

 
イベントレポート
【ホールの響きシリーズ】ザ・ブラス・ワンダース
21. 02. 27

バレンタインデーにふさわしい、春の陽気に包まれた2月14日(日)。「ザ・ブラス・ワンダース」公演を開催しました。

「ザ・ブラス・ワンダース」とは、NHK交響楽団首席トランペット奏者・菊本和昭氏の呼びかけで都内プロ・オーケストラ等で活躍する12名のトップ奏者たちが集結し、12名="1(ワン)ダース"と"ワンダフル"をかけてネーミングされた、最強の金管アンサンブル。これがデビュー公演となりました。

さらに、プログラムもスペシャル!吹奏楽の名曲《たなばた》や《大仏と鹿》《森の贈り物》で有名な作曲家・酒井格氏が、この日のために書き下ろした新曲2曲を含む、オール酒井作品のプログラムでした。とくに新曲については、すなわち世界初演であり、会場のお客様は歴史の証人ともなったわけです。

金管楽器のトップ奏者たちが、名曲の作曲家の作品を演奏するという夢のようなコンサートとあって、会場には楽器を持った学生さんたちがたくさん訪れ、開演前から期待とエネルギーが漂い、賑やかな雰囲気でした。

 

まずはコンサートの幕開けを彩るファンファーレから。今回演奏されたのは、新作初演の《グランド・ファンファーレ》。圧巻の十二重奏のアンサンブルで、洗いたての糊のきいたシャツのように清々しいファンファーレが気持ちよく鳴り響きました。

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プログラム前半は、各楽器の特徴と魅力を味わえる、とりどりの四重奏から。

まずは、トロンボーン四重奏による《季節の律動》。春風にそよぐような、軽やかな大人のスウィング・ワルツに心も躍りました。

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続いて、トランペット四重奏。〈食いしん坊のマーチ〉と〈食べ過ぎた後悔〉の2曲から成る新曲《異調宴》(いちょうえん)が初演されました。冗談めいたタイトルとは裏腹に、なんと調性の異なるトランペット4管(E♭・D・C・B♭)の倍音のみで書かれた、論理的で実験的な作品なのです!そしてまた、そのメロディーが頭から離れない...!大変よく効くクスリです。

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そして、ユーフォニアムとテューバ各2管=「バリテューバ四重奏」による《フルーツ組曲》。愛媛(オレンジ・プレリュード)を出発して、岡山(ピーチ・マーチ)→山梨(グレープ・ワルツ)→青森(アップル・エクスプレス)を旅する洒落た構成で、メロディーやハーモニーがとてもロマンティックな作品です。さらに、この4人のバリテューバ四重奏だからこそあふれる、安心感と包容力にうっとり。甘いひとときに酔いしれました。

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前半最後は八重奏。《空色のアクア》という既存の作品ですが、今回は「トランペット&トロンボーン八重奏版」で、より一層広大な風景が感じられるようでした。

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こうして、前半は、酒井格氏のオリジナル作品を堪能。いよいよ、プログラムは後半へ。

 

とその前に、会場に足を運んでくださった酒井さんご本人登場。菊本さんとのトークで、演奏を聴いての感想や作品のエピソードをお聞かせくださいました。

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さて、後半のプログラムは、大注目のムソルグスキーの名曲《展覧会の絵》です。もともとはピアノ曲で、オーケストラ版も有名なこの作品は、吹奏楽でもよく演奏されますが、今回はそれを金管楽器12本だけでこなすという、編曲も演奏も前代未聞の挑戦です。構成はラヴェルの編曲版に倣いながらも、吹奏楽を知り尽くす酒井氏の手にかかると、各管楽器の性格や特徴を最大限に活かしながら、ときに意表を突くような組み合わせもされていたり、「悔しいけどピアノやオーケストラではできないな~」と思わされるような、金管楽器にしかできない味付けが随所になされていました。

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そして、奏者各人の超絶技巧はもちろん、ひとりで吹いているように流れる細かいパッセージの受け渡し、美しく溶け合うハーモニーなどなど、最後までプロの妙技が炸裂!とぼけた雰囲気がよく表された〈卵の殻をつけたひなどりのバレー〉、テクニカルな〈リモージュ〉、重厚で荘厳な〈カタコンブ〉や〈キエフの大門〉などなど、どれひとつとして聴き逃せませんでした。

ちなみに、トランペットを吹く人なら一度は吹いてみたいであろう、冒頭のあの有名な旋律。酒井編/金管十二重奏版では、"あの"楽器から始まります...(気になる方は、オンライン配信で!)

 

35分に及ぶこの難曲を、12人の輝ける男たちが全集中で吹き切り、堂々たる響きが会場と観客の心を満たしました。

鳴りやまない拍手に応え、カーテンコールの最後には、菊本さんが今回の楽器とメンバーを示して「"前向き"に(トランペット&トロンボーン)"上向き"に(ユーフォニアム&テューバ)、いろんなことに負けずに頑張っていきましょう!」という名言を贈ってくださいました。

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★本公演はオンライン配信でもお楽しみいただけます★

会場にお越しいただけなかった方はもちろん、ご来場くださった方も映像ならではの視点でお楽しみいただけますので、吹奏楽を知り尽くした酒井格の美しくもユーモアあふれる作品と、百戦錬磨の屈強なプロフェッショナルたちの華麗なテクニックとアンサンブルを、ぜひオンライン配信でお確かめください!!

 

●配信期間 2/28(日)10:00~3/13(土)19:00

●オンライン鑑賞券 1,000円

 3/10(水)23:59まで「TIGET(チゲット)」 にて販売中。

 https://www.tiget.net/tours/brasswonders

 

公演写真:藤本史昭

 
イベントレポート
【EXCITING STAGE】山中千尋ジャズ・ライヴ
21. 02. 10

1月24日(日)、東京で連日の感染者数増加の報道に加え、折しも関東地方に大雪の天気予報!お客様は無事にお越しいただけるのか・・不安を抱きながらも、コンサートを心待ちにしてくださっているお客様を思い浮かべながら準備をすすめ、日本が誇るジャズ・ピアニスト、山中千尋のデュオ・コンサートを開催しました。

開演前は、どことなく少しの不安と緊張感が漂っていた会場内ですが、静かに、静かにピアノがリズムを刻み始めると、そのエネルギーは徐々に会場を駆け巡り、少しずつ光を帯び高揚感へと変化していきます。自身の作曲「Living without Friday」でジャズの世界への扉が開かれました。

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目の前のピアノが体の一部であるかのように、低音から高音までを自在に操り、送り出される一粒ずつの音にグルーヴ感溢れるベースの低音が呼応し、心地よく響きます。弦をはじく音までもが生き生きと聞こえ、スリリングな駆け引きが舞台上で繰り広げられます。

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「Pasolini」、「In A Mellow Tone」ではアコースティックな生音を存分に堪能。メランコリックでメロディアスな曲を緻密に表現するピアノ、大人の色香を感じさせるベースの旋律に身を委ね、うっとりするような時間が流れていきます。

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続いて、チャーミングなエピソードとともに披露された「Antonio's Joke」。ジャズの本場を彷彿とさせる演奏に、会場はすっかりニューヨークの雰囲気に!

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そして、ジョージ・ガーシュウィンが作曲したオペラ『ポーギーとベス』から、「I Loves you Porgy」で始まった後半。

幼少のころからクラシックにも親しみ、作曲家へのリスペクトをもちながらアレンジをしている山中千尋流の編曲も、

このコンサートの醍醐味の一つです。

「自分のアレンジがきっかけで原曲を聴いてもらえる機会が増えたなら、こんな幸せなことはない」と

事前のインタビューで語ってくれています。「Hackensack」はジャズの大御所、セロニアス・モンクの曲。

独特のメロディラインが癖になる、といわれる原曲と聴き比べてみるのも、楽しみの一つかもしれません。

・・とここで、セットリスト変更の作戦タイムが入ります。

当日の会場の雰囲気で、プログラムを柔軟に変えていく・・これもジャズならではの楽しみですね。

そして、選ばれたのは「星に願いを」。この曲を演奏しよう、と感じてくれたことに感謝したくなるような思いやりに溢れた優しい音が会場を包みます。

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その後は流れる雄大な川をイメージしたという「Beverly」を歌心たっぷりに。続いては「あたたかくなるような音楽を」と、ガーシュウィンの「Summer time」を圧巻の演奏で披露してくれました。

鳴りやまない拍手に応え、アンコールで演奏してくれたのは、ご本人が「私の代名詞」と語る、出身地である群馬の民謡「八木節」でした。その熱量たるや、言葉ではとても表現できません。。

会場中から渾身の拍手と、声にならない"ブラボー!"が降り注ぎ、再度のアンコールとなった「So Long」。小さい頃の貴重な思い出と、ノスタルジックな曲で締めくくられ、コンサートの幕が下りました。

今回の公演のプログラムを振り返ると、自由なアメリカ!を表現したガーシュウィンの曲、自然や郷里への想いを馳せた曲など、日常を当たり前に過ごすことの幸せや願いなどを音楽にのせ、私たちへ届けてくれたメッセージのように感じました。一流のアーティストから贈られた、心温まるアコースティックなジャズ・ライヴでした。

ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

公演写真:藤本史昭

 
イベントレポート
【THE SUPER PREMIUM】樫本大進&キリル・ゲルシュタイン
21. 02. 03

皆がいつもとは違う年末年始を過ごし、緊急事態宣言再発出とともに世の中が動き始めた1月9日(日)、年明け最初の公演となる「樫本大進&キリル・ゲルシュタイン」を開催しました。 世界最高峰のオーケストラ「ベルリン・フィル」の第1コンサートマスターと、世界中のオーケストラと共演するスター・ピアニストの小金井登場に、早くからたくさんの期待が寄せられ、チケットは早々に完売。座席の半数制限を継続せざるを得ない非常に厳しい状況下で、お越しいただけなかった皆様には申し訳ない気持ちでしたが、万全な対策をとって開催いたしました。

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今回のプログラムは、事前インタビューで樫本氏が「"ビュッフェ・スタイル"、1曲1曲の内容の濃さ、対比や面白さ、味わいがある」と述べていた通り、プロコフィエフ、フランク、武満徹、ベートーヴェンと、国も時代もさまざまな作曲家の作品が並ぶ、彩り豊かなものでした。

まずは、プロコフィエフの《5つのメロディー》。元々は歌曲として書かれた作品で、性格も色合いも異なる5つの世界が表現されます。芯があって情感豊かなヴァイオリンの音色と、その空気を感じ取って増幅するピアノとが、聴く者を夢幻の世界へと誘いました。

続いては、フランク《ヴァイオリン・ソナタ》。フランス音楽らしい匂い立つようなハーモニーとたゆたうメロディー、ドイツ的な力強い構築を備えるこの名曲が、一音たりとも無駄なく隙なく、余韻までを動かすほどの濃密な演奏で描き切られました。二人の高い精神力と情熱的な"歌"は、ピアノとヴァイオリンだけとは思えないほどのエネルギーと色彩を放ち、まるでオーケストラ作品を聴いているかのような壮大さと高揚感を覚えるものでした。

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後半は、演奏者本人が「今回のプログラムの核」と位置付けた、武満徹《妖精の距離》からスタート。言葉少なに描かれ、緊張感ただよう静けさをまといながら、うつろう光や空気を感じさせる繊細で美しい作品です。二人とも初めて演奏されたそうですが、フランク、ベートーヴェンと劇的な作品の合間に置かれ、会場は束の間の静けさと余白の美しさに身をゆだねました。

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そして大トリは、古今東西あまたあるヴァイオリン・ソナタの中でも、最高傑作のひとつに数えられる、ベートーヴェンの《クロイツェル》。作曲者自身によって「ほとんど協奏曲のような様式」と記される通り、コンチェルトを思わせる構成やボリューム感があり、ヴァイオリンもピアノも高い技術と表現力を要し、肉体・精神ともに大変な能力を求められる作品です。 スリリングな第1楽章はパワフルに厳格に、愛らしい変奏曲で紡がれる第2楽章は軽やかに優しく、疾走する第3楽章はあふれる躍動感と冒険心を、一糸乱れぬ見事なアンサンブルと丁々発止の高度な対話で展開しました。

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これだけの"骨太"なプログラム、期待をはるかに超える渾身の演奏に、会場の感動と興奮は最高潮に達し、鳴りやまない拍手に応えたアンコールは、なんと2曲!ルドルフ・フリムル(「蒲田行進曲」の原曲の作曲者だそうです!)の《ベルスーズ》(子守歌)と、クライスラーの《シンコペーション》が贈られました。

互いに傾聴し、そこからさらにインスピレーションを得て表現を昇華していく様は、これぞ音と音との対話、一流の演奏を焼き付けるものであり、かつ喜怒哀楽や包容力といった人間味にもあふれ、芸術のすばらしさ、生きる喜びをも私たちの心に深く訴えるものでした。

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今回の来日では、お二人ともクリスマス前にドイツから入国され、2週間の隔離期間を経てこの日本ツアーに臨んでくださいました。演奏者も、こうした経験は初めてとのことでしたが、厳しい条件をクリアして、小金井で演奏してくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。

ご来場くださったお客様からも、「コロナ禍をすっかり忘れる、至福のひとときでした」「地元小金井で世界トップの演奏が楽しめて幸せです」「音楽(芸術)は人間にとって、必要不可欠のものと改めて感じました」など、喜びを噛みしめるコメントが多数寄せられました。

歌舞音曲は不要不急のものとされがちですが、芸術はどんなときにも人間の心に寄り添ってくれるかけがえのないもの。世界中が困難に立ち向かい苦しい状況である今だからこそ、一層人間に必要不可欠なものであることを胸に、これからも皆様に文化芸術のすばらしさをお届けして参ります。

公演写真:藤本史昭

 
イベントレポート
こがねい落語特選 年忘れ 至高名宴の会
21. 01. 22

今回は「年忘れ 至高名宴の会」と銘打ち、こがねい落語特選として初となる講談と落語の2本立てで開催しました。
講談界からは、人間国宝・神田松鯉師匠と、12月初めに逝去された一龍斎貞水師匠の弟子でもある一龍斎貞橘。
落語界からは、柳家権太楼、柳亭市馬、柳家さん光(二つ目)の計5名がしのぎを削りました。

〔開口一番〕 柳家さん光 - 「新聞記事」

 

 本来、開口一番は、修行中の前座が勤めますが、
 今回は、二つ目のさん光さん。
 明るく元気な声で演じられた、
 ちょっと間抜けな八五郎は、終始笑いを誘いました。

〔講談〕 一龍斎貞橘 - 『源平盛衰記』より「扇の的」

 

 話の中でも人気の高い『源平盛衰記』。 「扇の的」は
 平家物語の一部でもあり、平氏と源氏の屋島の戦いの一説です。
 ところどころに「講談のいろは」を組み込みながら、
 日輪の扇を射るまでの緊張感あふれる描写を、
 リズミカルな口調と力強い声で演じました。

〔講談〕 神田松鯉 - 『赤穂義士外伝』より「天野屋利兵衛」

 

 後半最後の一席は、押しも押されぬ人気の講話「忠臣蔵」。
 赤穂義士を支援した「義商・天野屋利兵衛」のお話です。
 洗練された所作、深みのある声色、穏やかでありながら力強い口調で、
 講談の世界にお客様をどっぷりと惹き込みました。

〔落語〕 柳亭市馬 - 「掛け取り」 

 

 年末らしいネタの一つ「掛け取り」。
 新年を迎えるにあたり一年の精算をするため、
 借金を回収しにくるいろいろな登場人物を言葉巧みに撃退するというお話。
 登場人物のキャラクター描写は落語家の腕の見せどころの一つ。
 市馬師匠お得意の美声を活かした歌う借金取りも登場し、
 巧みな話芸で魅せつつ、会場を和ませました。

〔落語〕 柳家権太楼 - 「二番煎じ」

 

 2020年のオオトリは爆笑王・権太楼師匠。
 話のテンポ、口調、粋でいなせな落語を語るだけでなく、市馬師匠の流れを受け、
 お得意(?)の歌を織り交ぜ、柔軟性も見せながら、話の世界をより楽しく、面白く展開しました。
 大看板とよばれる貫禄たっぷりの一席に、笑いと拍手が惜しみなく贈られました。

次回は、「納涼改め早春 四彩笑宴の会(3/4)」です。ご期待ください。

公演写真:藤本史昭

 
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【FOCUS こがねい】津村禮次郎の能楽の楽しみ
20. 12. 26

12月6日(日)当館主催では初となる能楽の公演を、小金井市が誇る能楽師、津村禮次郎プロデュースにより開催しました。

「能ってなんか難しそう・・」と敬遠してきた方にこそ足を運んでもらいたい、能の楽しさをお伝えしたい!と、冒頭にミニ能楽講座を設けました。

能・狂言の歴史、今回のあらすじや見せ場となる場面での小道具の役割、謡(うたい)の解釈などを解説し、これから始まる古典芸能の世界へと期待が高まります。

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能楽では、能と狂言がセットで上演されます。解説の後は、まずは狂言師・野村万蔵さん、野村万之丞さん、野村晶人さんが登場。棒に縛られながらも、何とかして酒を飲もうとするコミカルな狂言『棒縛(ぼうしばり)』を披露しました。

狂言ならではのリズムある言い回し、大胆でありつつ細やかな表情や美しく可笑しみのある所作に、客席からは笑いがこぼれます。

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後半は、能『葵上』です。

源氏物語の「夕顔」、「葵」の巻を大胆に能に作りこんだ代表的な作品で、最も人気がある能の演目の一つ。演目名にもなっている「葵上」は人物としては登場せず、舞台中央に置かれた美しい小袖が病に伏せる葵上を表します。

光源氏を廻る女性の中でも、深く光源氏に心を寄せていた六条御息所。嫉妬心に苛まれ、葵上のために巫女が祈祷を始めると、生き霊となり葵上を幽界へと連れ去ろうとします。

ここで用いられているのは「泥眼(でいがん)」と呼ばれる能面。髪が乱れているのも多く、嫉妬に苦しむ女性やこの世のものではないものをあらわす虚ろな目が特徴です。

どことなく漂う薄気味悪さ。客席にも少し緊張が走ります。

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そして、怨霊を鎮めるために比叡山からの横川の行者が祈りを捧げ始めると、怨霊は真の鬼と化します。

激しい憎しみと妖艶さを表す真っ赤な袴、恐ろしい形相の「般若(はんにゃ)」の能面をつけて舞台上へあらわれます。

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行者を激しく威嚇する鬼、いさめようとする行者。お囃子や謡も大きくなり、両者の争いもピークに!

凄まじい争いの末、六条御息所は遂に仏の心を得たとして一曲を結び、舞台上には静寂が訪れるのでした。

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ご来場いただいた方からは、「初めてだったけど解説があったので楽しめた」「幽玄の世界を堪能した」などのお声をいただき、普段のホールとはまた違った舞台の魅力を感じていただけました。

こちらのブログを読んでくださっている方に特別に、今回の舞台裏を少しだけ公開!

能の舞台には所作台(しょさだい)と呼ばれる特別な舞台を設置します。所作台は、足袋でのみ歩くことが許されるとても神聖な場所。舞台スタッフも皆足袋を履き、橋掛かりの位置や背景の竹の長さなどを入念にチェックします。

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能の舞台上では、場面に合わせて衣装の早着替えが必要です。そのため、舞台袖には鏡などが設置され、小さな楽屋に変身。後見(こうけん)と呼ばれるお支度を整える役割の人が、能面をつけるとほぼ前が見えないシテ方を舞台上へ送り出し、手際よく着替えさせるその鮮やかな仕事ぶりに、初めて能の舞台裏を体験した担当は感動しました。

また、背景に使われた竹の装飾は、前夜に小金井市内の造園の職人さんが舞台上で竹を割って手作りした一点もの!ライトアップされた竹の装飾は、今回の舞台の世界観を表していてとても素敵でした。

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ご来場いただいた方、ブログをお読みいただいた方、どうもありがとうございました!

公演写真:藤本史昭

 
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まちかどコンサート(10月~12月 複数回開催)
20. 12. 17

例年、市内各校の小学6年生が合同で行っている校外学習「オーケストラ鑑賞教室」が中止になったことから、その代替企画として、当館大ホールでミニコンサートを実施しました。
通常は希望された学校へ出張して行っている「まちかどコンサート」をホールに児童と先生をお招きする形で開催。10月~12月にかけて、市内6校の6年生がそれぞれ来館されました。

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演奏は「こがねいガラ・オーケストラ」メンバーで構成された室内楽ユニット「ムジカこがねい」。

開演前、ホールという空間に緊張気味だった児童たちは、舞台袖からチューニングの音が聞こえると、にわかにドキドキソワソワ・・・
フチークの「剣闘士の入場」からコンサートが始まると、次第にリラックス。徐々に音楽に引き込まれていきました。

メンバーがヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、オーボエ、イングリッシュホルンの楽器紹介などのお話しを交えながら、ヴィヴァルディの『四季』より「春」、アンダーソンの「プリンク・プレンク・プランク」、ドヴォルザークの「家路」と、聴きなじみのあるクラシックの小品を演奏。

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また、作曲家をイラストパネルで見せながら楽曲紹介をする「作曲家メドレー」と、ヴァイオリンの奥村さんのナビゲートで、タンゴ、フォークダンス、ジャズ、ルンバ、ソーラン節、といろいろな国のリズムや曲想を堪能できる「世界音楽旅行」という、趣向を凝らしたメドレー2曲をお送りしました。

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熱心にメモをとっている子、リラックスして響きを堪能している子、それぞれのスタイルで楽しそうに鑑賞していました。

後日いただいたお手紙には、「5人だけだったのにすごいきれいな音色だったので、大勢のオーケストラになるとどんな感じなのか、もっと気になりました。家族で聞きに行ってみたいです」「コロナでいろいろな行事ができなくなって、しずんでいた心が、音楽を聞けて明るくなりました」「自分にはない力がこの人たち(ムジカこがねい)の体の中にあるとずっとかんじていました。えんそうする力、あきらめずにプロまでがんばった力がとくにつたわってきました」など、嬉しい感想がたくさん書かれていました。

「今度は僕たちの学校にも来てください。そのときは、マスクをはずして笑顔で迎えられたらいいなと思います」と書いてくれた子も。

私たちもまた、様々な形で、みなさんにアートを届けられる機会を作りたいと思っています。
来年度のまちかどコンサートもお楽しみに!

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[出演] ムジカこがねい
[メンバー]写真左から
・杉本真木(オーボエ)
・奥村 愛(ヴァイオリン)
・阪田宏彰(チェロ)
・今井香奈(ヴァイオリン)
・金 孝珍(ヴィオラ)

 
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【THE SUPER PREMIUM】ゲルハルト・オピッツ ピアノ・リサイタル
20. 12. 04

11月22日(日)、ゲルハルト・オピッツによるピアノ・リサイタルを開催しました。

未曽有の事態となった2020年は、ベートーヴェン生誕250周年のアニバーサリーイヤー。

コロナ禍により多くの演奏会が中止を余儀なくされ、アーティストの皆さんも様々な葛藤を抱えながら過ごされている中、ベートーヴェンの魂を受け継ぐとも言われているドイツの巨匠、ゲルハルト・オピッツが来日を果たし、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ4曲という贅沢この上ないプログラムを披露してくださいました。

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冒頭は、「悲愴」。ベートーヴェン自身がつけたタイトルではないそうですが、昨今の世相を思い起こさせるような重々しい序奏や突如走り出す焦燥感のあるアレグロが特徴の第一楽章、耳にする機会も多い甘美でメロディックな第二楽章、歌心にあふれた第三楽章と、オピッツ氏が紡ぐ淡々とした表現ながらも深い情感をたたえた音に胸を打たれます。

続いて、「ルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」と、ドイツの詩人に評された「月光」。ベートーヴェンの音楽を読み解き、「ベートーヴェンの音楽は、他者への思いやりにあふれる彼の人柄を映し出しています」とご本人が語ったように、異なる曲想の3つの楽章を豊かな音色で彩り、聴衆を虜にしました。

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後半に入ってもなお、聴衆の心を掴んで離しません。

ベートーヴェン自身が苦悩に立ち向かいながら作曲を続けた「テンペスト」はどこか哲学的であり、それとは対照的にまるで物語のページをめくるかのように流れる音楽に身を委ねます。続く「熱情」では、「第1、3楽章に込められた溢れんばかりの情熱と、第2楽章が提示する平穏や思慮深さとの対比が見事」、とご本人が語られたように、魂がほとばしる熱演を披露してくださいました。ベートーヴェンが生涯を賭して作曲を続けたピアノ・ソナタ。その情熱を受け取った客席の皆さんからは、あたたかな拍手と喝采が贈られました。

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鳴りやまない拍手に応え、アンコールでは、同じくドイツの作曲家、ブラームスの「6つの小品Op.118」より第2番 間奏曲イ長調の演奏を。コンサートの終了を惜しむようなメランコリックな美しいハーモニーが響きました。

「ベートーヴェンは、人類の美徳と共感力に訴えかけ、人々に救済と希望を与えます。」

と、事前インタビューで語ってくれたオピッツ氏。コロナ禍により生のコンサートに足を運ぶ機会も少なくなってきている今だからこそ、ベートーヴェンの音楽によるメッセージが、オピッツ氏による演奏で心の奥底まで響いてくるような珠玉のコンサートでした。

公演写真:藤本史昭

【プログラム】

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
 第8番 「悲愴」
 第14番 「月光」
 第17番 「テンペスト」
 第23番 「熱情」

<アンコール>

ブラームス:「6つの小品Op.118」より 第2番 間奏曲 イ長調

 
イベントレポート
【EXCITING STAGE】小野リサ with フェビアン・レザ・パネ
20. 11. 28

半数の定員制限だったこともあり、チケット争奪戦となったこのコンサート。
都内近郊のコンサートは、バンド編成での開催が多い中、ボサノヴァの歌声をたっぷりと味わえる希少なデュオでお贈りしました。

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プログラムは、ボサノヴァの名曲を中心に据えながらも、映画音楽や昭和歌謡曲などをボサノヴァ・テイストにアレンジした、とても聴きやすい内容。ピアノとのデュオだからこそ楽しめるシンプルなアレンジは、ボサノヴァの本質に迫る魅力的な響きを作り出しました。さらに、演奏にあわせて変化する照明が、その世界感をお洒落に彩りました。

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ボサノヴァの名曲「イパネマの娘」「ケ・セラ・セラ」「マシュ・ケ・ナダ」などでは、ボサノヴァ特有の心地よさを堪能。「スマイル」「ニュー・シネマ・パラダイス」「OVER THE RAINBOW」では、オリジナルに勝るとも劣らない心に染み入る音楽で、涙を流すお客さまもいらっしゃいました。そして、フェビアン・レザ・パネさんの優しく心に染み入るようなピアノの音色に、小野リサさんが思わず涙ぐむ一幕も。「女ひとり」「星影の小径」「いのちの歌」では、日本歌謡曲の新たな魅力を発見する機会になりました。

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小野リサさんの奏でる音楽は、誰にも真似のできない、唯一無二のものであることを強く印象づけ、「小野リサ ベスト・ヒット・コンサート」と言うべく、誰もが楽しめる素敵なコンサートになりました。

公演写真:藤本史昭

 
イベントレポート
FOCUSこがねい「こがねいガラ・コンサート2020」
20. 11. 13

新型コロナウイルス感染症の影響により、大ホールでの主催公演としては、令和2年度初の開催となりました。感染症拡大防止ガイドラインにのっとり、客席定員を半数に抑えての開催とはいえ、8か月ぶりに多くのお客さまをお迎えしての公演。安全かつ円滑に実施するため、案内スタッフの入念な研修や、出演者・スタッフの体調チェック、オーケストラの緻密な舞台配置、弦楽器奏者のマスク着用など、細心の注意と準備を重ね、公演を迎えました。

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プログラムはベートーヴェン生誕250年のアニバーサリーイヤーにちなみ、ベートーヴェン中心の構成。演奏はもちろん、小金井ゆかりのプロ奏者とその仲間たちが集った「こがねいガラ・オーケストラ」。そして指揮には、昨年体調不良のため、急遽降板を余儀なくされた茂木大輔さんが元気な姿で帰ってきました!

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まずは「バレエ音楽『プロメテウスの創造物』」(ベートーヴェン作曲)より、力強く、華やかな旋律でおなじみの「序曲」と、コンサートではあまり取り上げられたことの無い「第5曲」でお客さまをお出迎え。「第5曲」は神々を象徴するフルート、クラリネット、ファゴット、チェロ、ハープのソロがとても美しく、お客さまはもちろん奏者をも魅了しました。

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続いて、「2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調」(J.S.バッハ作曲)。
バッハの音楽の象徴ともいえる対位法の旋律が美しい名曲です。小金井が誇るヴァイオリニスト奥村 愛さんと滝 千春さん、2人のソリストによる音楽の対話や、オーケストラとの掛け合いで、甘美な響き、活き活きとした音楽が紡ぎ出されました。

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後半は、「ヴァイオリンと管弦楽のための二つのロマンス」(ベートーヴェン作曲)からスタート。
第1番は、無伴奏のヴァイオリン独奏から始まり、ヴァイオリンの低音が作り出す重厚な響きが聴きどころの一曲。第2番は、ヴァイオリンの高音の美しい旋律が音楽を先導する一曲です。第1番では滝 千春さん、第2番では奥村 愛さんが再びソリストを務めました。

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いよいよ最後は、〝ジャジャジャジャーン″でおなじみの「交響曲 第5番『運命』」(ベートーヴェン作曲)。
冒頭のイメージから暗く劇的な曲という印象が強いですが、全4楽章にわたるドラマは「葛藤から希望、決意、そして歓喜へ」という音楽的ストーリー。それは、今春から続く混沌とした状況とリンクし、これから希望をもって前に進むための、とても感動的で勇気づけられる時間となりました。

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ベートーヴェンとバッハの音楽によって、地元小金井という共通のつながりを持つ奏者たちの「演奏する喜び」、そのあたたかな演奏に包み込まれる「聴く喜び」、そしてそのような喜びを分かち合える場を「提供できる喜び」。それらを改めて強く感じられるコンサートとなりました。

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このコンサートが活動再開となった出演者も多くいらしたようで、演奏の終わりが近づくにつれて、お客さまの前で演奏している喜びと、まだ終わらないで欲しいという寂しさが交錯していたとのお話もお聞きしました。

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今回は、当館初の試みとして、オンライン配信も実施。多くの方にご視聴いただき、そのうち38名の方には、「小金井市新型コロナウイルス対策」への500円募金付きチケットをご購入いただきました。

ご来場いただいたみなさま、オンライン配信をご視聴くださったみなさま、誠にありがとうございました。そして、またのご来場をお待ちしております。

[アンコール曲目]
モーツァルト:歌劇『魔笛』より 「序曲」

公演写真:藤本史昭

 
【イベントレポート】
まちかどコンサート@小金井市立東小学校
20. 03. 13

6年次に学ぶオーケストラ鑑賞の入門編として、こがねいガラ・オーケストラから特別編成された「ムジカこがねい」による室内楽コンサートを東小学校4年生対象に行いました。

「オーケストラの中で活躍している楽器」という切り口から、楽器の種類や特徴、オーケストラの中での役割などのお話や、さまざまな技法を駆使した曲も加え、楽器の魅力をいろいろな角度から深堀りするプログラムを構成しました。

まずはご挨拶代わりにフチーク作曲の「剣闘士の入場」からスタート。
そして、弦楽器の紹介とあわせて、弦楽四重奏版のヴィヴァルディの『四季』から「春」とサンサーンスの「白鳥」を演奏。アンダーソン作曲「プリンク・プレンク・プランク」では、弓を使わずに指で弦を弾くピチカート奏法で軽快な音楽をお届け。オーケストラの中心的存在であるオーボエの紹介とあわせて、オーボエの仲間の楽器イングリッシュホルンでドヴォルザークの「家路」を披露しました。

演奏家メドレーでは、作曲家のイラストを使い、作曲家の紹介とともに名曲を数珠繋ぎにしたアレンジで、たっぷりとクラシック音楽の世界を聞いていただきました。最後にお届けした世界音楽メドレーではタンゴやルンバ、ジャズ、日本伝統のソーラン節など、世界各地で親しまれている音楽をお届け。短い時間ではありましたが、ギュッとつまった濃密な時間をお贈りしました。
質問をすると元気な声で答えたり、知っている音楽が流れると口ずさんだり、作曲家のイラストを見て笑ったりと、子ども達の素直な反応に「ムジカこがねい」のメンバーは終始楽しそうに演奏していました。

今年度も小学校、中学校から声をかけていただき、小金井ゆかりのアーティストたちが出張いたしました。子どもたちの心に残るステキな時間になっていると嬉しいです。
来年度のまちかどコンサートにもご期待ください!

 
【イベントレポート】
ホールの響きシリーズ 第3回 ラテンの響き
20. 03. 13

当館大ホールの響きを楽しむ企画《ホールの響き》シリーズ。
第3回は、クラシック界の若手奏者の中でも、人気・実力ともにトップクラスの朴 葵姫(ギター)と上野星矢(フルート)による、デュオコンサートを行いました。

今回初共演となるふたりのテーマは"ラテン音楽"。
スペインを代表する作曲家ファリャや、パラグアイの作曲家バリオスの味わい深いタンゴの作品、ギタリスト兼作曲家として活躍をするフランスのキルシュナーの作品、そして、タンゴ音楽の巨匠ピアソラの情熱あふれる作品を取り上げたタンゴ音楽の遍歴を感じることのできる魅力あるプログラムです。

朴さんのソロでは、天使のトレモロと称される演奏にうっとり。一粒一粒のギターの繊細な音色が、ホールに響き渡りました。
上野さんのソロでは、豊潤で力強いフルートの音色、圧倒的な音楽世界で聴衆を惹きこみました。

   

今回が初めてのデュオコンサートとは思えないほど、演奏もトークも息がぴったり。
上質な演奏と、軽快なトークで、あっという間の約2時間でした。
終演後にはこきんちゃんとの撮影も!
そして、「他の場所でもこの企画をやりたい」との、お2人の話もありましたので、
再演されることを、心から期待しています。

ご来場いただき、ありがとうございました。

(公演写真:藤本 史昭)

 
【イベントレポート】
こがねい落語特選 「新春 鏡花水月 ~美の真髄~」
20. 02. 09

笑う門には福来るー 小金井 宮地楽器ホールで新春恒例となった、「こがねい落語特選」。

美の真髄を体現する豪華な面々がそろい、華やかな会となりました。

冒頭を飾るのは本家和風のいい男、艶のある所作と上品な佇まいで落語ファンを魅了する古今亭菊之丞。今回の滑稽話「幇間腹(たいこはら)」では現代風のスパイスを加え、三枚目役も見事に演じ分け、寄席で磨かれた本格古典で観客を虜にしました。

続いては上方落語界から、プリンス桂米團治の登場です。枕から爆笑を誘い、会場内を味方につける落語界きっての若旦那っぷりを発揮。「はてな茶碗」の熱演で観衆をさらに笑いの渦へ引き込み、米團治フィーバーを巻き起こします。その熱気が冷めやらぬまま、お仲入りへ。

お仲入り後は、当館の主催公演では初となる浪曲をお贈りしました。類稀な才能で浪曲の歴史に新たな風を吹き込む、活躍目覚しい女流浪曲師玉川奈々福が「浪曲百人一首~恋歌篇~」を披露。奈々福さん曰く、大ベテランでありながら愛らしさを併せ持つ曲師の沢村豊子との絶妙な掛け合いと、全身から発するエネルギーの塊に、会場からは笑いと共に感嘆の声が湧き上がりました。(浪曲ファンも増えたはず!)

東西落語に浪曲と、バラエティに富んだ今回の新春落語をまとめあげるのは大トリの柳家さん喬。「幾代餅」を巧みな語り口で熱演し、毎回来館してくださる当館の目、耳の肥えた落語ファンをもうならせる美の真髄を魅せつけ、新春の寄席は幕を閉じました。

ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。

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  公演写真:©藤本史昭

~次年度もあります!『こがねい落語特選』~ 《限定150セット!》

★セット券の発売は2/16(日)からこがねいメンバーズ限定!!

<7/11(土) 納涼 四彩笑宴の会>

https://koganei-civic-center.jp/calendar/2020/07/041213.html

<12/27(日) 年忘れ 至高名宴の会>→次年度は、新春改め年末の年忘れ公演です。

https://koganei-civic-center.jp/calendar/2020/12/041260.html

どうぞお楽しみに!

 
【イベントレポート】
東儀秀樹 with Special Guest 溝口 肇
20. 02. 03

1/19(日)に「こがねいニューイヤーコンサート東儀秀樹 with Special Guest 溝口 肇」を開催。新しい雅楽の楽しみ方を世に広めた東儀秀樹ならではの親しみやすいトークと音楽をお贈りしました。

狩衣(かりぎぬ)を身に纏い、笙(しょう)を吹きながら客席から登場する演出でコンサートがスタート。エンターテイメント性を大切にする東儀秀樹さんならではの演出と、天の響きとも称される美しい「笙」の音色に、あっという間に、お客様は雅楽の世界に惹きこまれていきました。

前半は、雅楽を中心にしたプログラム。「雅楽=難しい」という印象をとりはらうように、笙、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)の特徴をわかりやすく説明し、それぞれの楽器の音色を楽しんでいただけるように工夫を凝らした内容。雅楽の音楽をたっぷりとお楽しみいただきました。

  

後半は、前半から一転。溝口 肇さんをゲストに迎え、ジャズ、J-POP、洋楽、タンゴなど、ジャンルを超えて聞きなじみのあるプログラムがならびました。服装もスーツに変わり、ステージ上の照明演出も加え、演奏だけでなく視覚からも楽しめる構成に。コンサートでは初演奏となった「Every Breath You Take」「卒業写真」や、サポートピアニストの松本圭司さんが、このコンサートのために再アレンジした曲など、聴きどころたっぷりの内容でした。

  

途中、東儀さんがチェロを弾いたり、溝口さんが笙を吹いたりと、お客様を楽しませるための演出が組み込まれ、東儀さんと溝口さんの出会いや、2人の関係性をネタにした軽妙な掛け合いに、終始、お客様の和やかな笑い声が飛んでいました。
公演終了後の握手会にも多くのお客様がならび、出演者との交流を楽しまれていました。

(公演写真:藤本 史昭)

 
【イベントレポート】
まちかどコンサート@小金井市立本町小学校
20. 01. 08

昨年に引き続き、小金井市立本町小学校5年生のみなさんへ、東京農工大学卒、同大学落語研究会出身の落語家、柳家小八(こはち)さんによる「落語のいろは」をお届けしました。

軽快な出囃子にあわせて、小八さんが登場すると、子どもたちから「師匠!」という元気な掛け声があがり、小八さんも苦笑い。

まずは"落語のいろは"をお勉強。小噺を聞きながら落語の聞き方を知り、落語を演じるためのコツを知り、扇子や手ぬぐいを使って「箸を割る」「お茶をのむ」「七味の効いた、から~い、おそばを食べる」などの所作を覚えて、いざ体験。

「やりたい!」と手をあげた子どもたちの中から代表で3人が挑戦しました。

その後、子どもたちだけでなく先生も高座にあがり所作に挑戦!

小八さんから厳しい突っ込みを受ける場面もあり、大いに盛り上がりました!

 

会の最後は、「牛ほめ」を鑑賞。今ではあまり使われない昔言葉もあるため「どこまで噺についていけるのだろう」との、心配もありましたが、子どもたちの豊かな想像力と理解力で終始笑いにあふれ、拍手喝采、大盛況に終わりました。

 
【イベントレポート】
クリスマス・ミニ・コンサート
19. 12. 25

本日はクリスマス!
12/22(日)、今年も事前申込不要・入場無料の「クリスマス・ミニ・コンサート」を開催しました。

今回は、小金井北高等学校 コーラス部 KKC に出演いただき、コーラスのコンサートをお届けしました。

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今年大流行した Official 髭男dism の「宿命」や、映画『君の名は』の挿入歌でヒットした RADWINPS の「スパークル」などのポップスから、アカペラでの讃美歌「荒野の果てに」や、本格的な混声合唱曲「風に寄せて」まで、高校生らしい幅広い選曲で聴かせてくれました。

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クリスマスソングは少数編成のグループで。
最初のグループのプログラムは「クリスマス・メドレー」。しっかりとしたアンサンブルを聴かせながら、途中でサンタが登場して光るスティックをお客さまに配る楽しい演出も。

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次のグループのプログラムは「きよしこの夜」。透き通る歌声に加え、ハンドベルの演奏が厳かなクリスマスの雰囲気を盛り上げます。

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最後のグループのプログラムは「サンタが街にやってくる」。振りつけもまじえた、弾むような歌声に、小さなお客さまたちも大喜びでした。

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コーラス部のみなさんが手作りした壁のかざりは、より一層クリスマスのワクワク感を盛りたてました。 
そして、プログラム裏面にシールがあった方には、手作りオーナメントをプレゼントするサプライズも!

音楽が好きで、コーラスが好きで、真摯に向き合い、楽しんで表現している歌声は、クリスマスのイルミネーションにも負けない"キラキラ"に溢れていました。

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会場の入口には、東京工学院専門学校グラフィックデザイン科の学生さんに制作いただいたデザイン案を展示。採用させていただいた髙橋紗羽さんの作品を含む、全11作品をみなさまにご覧いただきました。

ご来場、ありがとうございました。
それではみなさま、良いクリスマスを♪

 
【イベントレポート】
チェコ少女合唱団《イトロ》 
19. 12. 20

12/8(日)に、こがねいクリスマスコンサート「チェコ少女合唱団《イトロ》」を開催しました。

この合唱団の特徴の一つに、パートが固定ではないことがあります。曲によってソプラノパートを歌ったり、

アルトパートを歌ったり、また、いわゆる合唱で一般的な定位置で歌うのとは大きく異なり、曲ごとに並びや位置を変え、時には客席に下りるなど、並び方自体を演出の一つにしてしまいます。

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前半は、華やかな赤い衣装でクリスマス・ソングが中心のプログラム。

ブリテン作曲の《キャロルの祭典》やビーブル作曲の〈アヴェ・マリア〉、そしてチェコのクリスマスを歌った〈イトロとチェコのクリスマス〉などをお贈りしました。

カンパヌス作曲の〈一つの言葉を大切に〉では、4名が1階席の客席後方にたち、ステージとの掛け合いを披露。まるで、教会にいるかのような美しい響きに包まれました。

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後半は民俗衣装を身に纏い、チェコを代表する作曲家たちの名曲を披露。

誰もが一度は耳にしたことがある、スメタナ作曲の《モルダウ》やドヴォルザーク作曲《新世界》の〈ラルゴ〉、そしてチェコの民謡を題材にした曲など、自然や暮らしなどを取り上げたチェコの魅力をたっぷりと歌い上げました。

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そして、そして・・・当初アンコールは小金井市内の中学生を中心とし結成された有志のコーラス隊との共演2曲のみを予定していましたが、ホールの響きをすっかり気に入ったイトロの関係者からの提案もあり、急遽4曲に倍増!

最後に披露した「花は咲く」では、涙を流すお客様の姿が多く、心の底まで響く素敵なコンサートになりました。

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(公演写真:藤本史昭)

 
【イベントレポート】
こがねいガラ・コンサート2019 みんなのオペラ 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』
19. 11. 30

11/24(日)に、こがねいガラ・コンサートの第8回として、「みんなのオペラ 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』」を開催しました。

オペラは総合芸術といわれるとおり、まさに多くの人の想いと力が結集した舞台となりました。

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まずご紹介するのは、こがねいガラ・オーケストラのみなさん。毎秋、茂木大輔マエストロを中心に集結する、小金井ゆかりの音楽家たちによる"わが街のオーケストラ"です。
本番2週間前、要である茂木さん急病の知らせを受け、驚きと心配で衝撃が走りましたが、急遽指揮の代役に立ってくださった平林遼さんと出演者のみさなんが気合のこもった熱いリハーサルを重ね、迫真のアンサンブルを聴かせてくれました。
(茂木さんは順調に回復中と伺っています。みなさまご安心ください。)

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音楽面では、歌手陣もなんとも豪華!オペラ好きの方なら誰もが唸るような面々が出演。有名なアリア「カタログの歌」(レポレッロ)、「セレナーデ」(ドン・ジョヴァンニ)、「薬屋の歌」(ツェルリーナ)をはじめ、聴きどころがたたみかけるようにやってきて、会場からはたびたび拍手が沸き起こっていました。素敵な衣装も、それぞれのキャラクターを際立たせています。

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構成・演出はドン・ジョヴァンニ役の宮本益光さん。当館にはオーケストラピットがないため、オーケストラと歌い手が全てステージ上にのる(そのため大道具が仕込めない、合唱がのれない)という物理的な制約がある中で、これまたスゴ腕のスタッフを集めて、ダ・ポンテの台本とモーツァルトの音楽を丁寧に紡ぎながらも、初めてオペラを観る方にも優しい舞台を作ってくださいました。

ナビゲーターがナレーションで場面をつないだり、ダンサーがあるときは死神、あるときはエルヴィラの侍女、あるときはドン・ジョヴァンニの心情を表現したり。

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普段は見せない音響反射板の裏の鉄骨を全面的に活かし、照明の陰影によって、木立や街並みや壁紙に見立てたり、照明だけで窓辺やサロンの室内を表現したり。

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時にはオーケストラやマエストロを巻き込んだ演出で観客の笑いを誘ったり。

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そんな楽しいしかけが詰まったステージも終盤。ドン・ジョヴァンニが殺めてしまった騎士長が石像となって現れると、死を彷彿とさせる戦慄のニ短調、弦楽器によるざわざわした不穏な生暖かい風、金管楽器による葬送の重音、ティンパニによる死への足音が聴こえてきます。1オクターブという大きな跳躍の下降音を伴って地獄へと引きずり込もうと「ドン・ジョヴァンニ!」と静かに呼びかけた瞬間、観客全員が固唾を呑んでいる雰囲気が伝わってきました。

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カーテンコールでは、満席の会場から惜しみない拍手が贈られ、お客さまひとりひとりもまた、この総合芸術の参加者であることが強く感じられた、あたたかい"みんなのオペラ"となりました。

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また、"みんなのオペラ"と冠した今回の公演には、チラシとプログラムのデザインを東京工学院専門学校グラフィックデザイン科の学生さんに制作いただき、公演当日は市内の中学生がご案内係のインターンシップとして参加、プロモーション協力として、プレ講座からリハーサル、当日を通して、市民レポーター(まろんレポーター)さんに取材していただきました。

まろん通信はこちらから 
・東西南北さん https://koganei-kanko.jp/maron/archives/22826
・ちとらさん https://koganei-kanko.jp/maron/archives/22771

ご来場、ご協力いただきましたみなさま、ありがとうございました。

(公演写真:藤本史昭)

 
【イベントレポート】
まちかどコンサート@小金井市公民館緑分館
19. 11. 03

ホールを飛び出して、市内各地に生の音楽をお届けする「まちかどコンサート」。

今回は、小金井の名所「浴恩館公園」の隣にある小金井市公民館緑分館にて、ソプラノ歌手の莟道子さんとピアニストの今川恵美子さんを迎えて、歌のコンサートを開催しました。

会場に入ると、まず驚くのが黒板に描かれたハロウィン版まちかどコンサートのチョークアート。前夜、リハーサル終了後に、莟ファミリーが描いてくれました。 完成品はこちらの画像。Excellent!

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たくさんの子どもたちとご近所さんが駆けつけてくださり、超満員御礼となりました。
みんな小金井の人びと。始まる前からあたたかい雰囲気になるのは、小金井らしいですね。

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さて、ドレスアップし登場した莟さんと今川さん。 コンサートへの期待を感じる大きな拍手をいただきました!

前列に座っている子どもたちに向けて『切手のないおくりもの』でスタート。 続いて『サッちゃん』や『犬のおまわりさん』で有名な作曲家、大中恩さんの『ドロップスのうた』と『子供部屋より ぴいぴ、麦笛』を演奏。子どもたちの心を掴みました。

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そして、ちょっと大人向けの作品へ。 作曲家木下牧子さんの『竹とんぼに』。

♪ なるべく高く、なるべく遠く でも、ここを忘れないで

日本らしさあふれる作品。緑に包まれた緑分館で聞くこの歌は、より心に染みました。歌詞の意味や作曲家の思いを知ると、歌はもっともっと楽しくなると話す莟さん。 まだ聴いたことのない方は、ぜひ聴いてみてください!

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最後は、ヘンデルの『私を泣かせて下さい』、グノーの歌劇『ロミオとジュリエットより 私は夢に生きたい』の2曲を披露してくださりました。

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大きな拍手と『ブラボー』の掛け声。音楽を心から楽しんでくださっている気持ちが伝わってくるあたたかいコンサートとなりました。

 
【イベントレポート】
「みんなのオペラ」をもっと楽しむための茂木大輔音楽講座
19. 11. 01

今年8回目を迎える"こがねいガラ・コンサート"はオペラに初挑戦!
11/24(日)に開催する「みんなのオペラ こがねいガラ・コンサート2019 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』」のプレ・レクチャーとして、「茂木大輔音楽講座」を開催しました。

かねてから、「1曲だけオペラを振らせてやるといわれたら、『ドン・ジョヴァンニ』と答えていた」という茂木さんだけに、開講から2時間フルスロットル!お話にも熱が入ります。

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前半は、台本のダ・ポンテ、作曲のモーツァルト、今回の演出・主演の宮本益光さんの素晴らしさなどにも触れながら、ストーリーと曲目の解説。時折、現代の日本に置き換えて例えるなど、軽妙な茂木節でストーリーを追っていきました。そして、ポイントとなる曲は音源を流して、その音楽の作りや特徴を丁寧に解説しました。

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後半は、登場人物の人物像について。
主人公は稀代のプレイボーイで、ペラッペラに軽薄な放蕩貴族ドン・ジョヴァンニ。でも一方で、非常に魅力的な人物として映るようにも描かれているといいます。あるときは捨てられてもなお愛してしまう貴婦人エルヴィーラによって、またあるときは若くて美しい花嫁ツェルリーナのよろめきかたによって、さらには騎士長を剣でしとめてしまう場面や、美しいセレナーデを歌い上げる場面などによって、魅力的な人物像が浮き彫りにされています。

"悪者"であるジョヴァンニが地獄に落ちて、残った一同は大団円となる、オペラ・ブッファ(喜劇)と位置づけられている本作品ですが、"ハッピー"なはずの残った人物がみんなどこか虚ろで寂しく映り、観客はなぜか悲しみを感じて涙してしまうという、深みのあるオペラ。その所以は、ジョヴァンニという人物の魅力にあるのかもしれません。

ほかの登場人物も同様に、ダ・ポンテの台本と、モーツァルトの音楽表現によって、しっかりと人物造形がされており、またそれぞれの対比によって、そのキャラクターが浮き彫りにされる設計となっているとのこと。

そんな深いレクチャーに、熱心にメモをとる方や、質疑応答コーナーで質問をする方も。

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アンケートには、オペラを初めて観る方からは「11/24の本番が楽しみになりました。予習ができて安心しました」など、オペラを既に楽しんでいる方からは「茂木さんの曲や人物像に関する解釈をきいて、これまでとはまた違った見方ができるような気がします」などの声が寄せられました。

終了後には、「みんなのオペラ」のプロモーション協力として参加いただいている、小金井市観光まちおこし協会のまろんレポーターのお二人による取材も行われました。

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まろんレポーターによる記事はこちら
・東西南北さん https://koganei-kanko.jp/maron/archives/21780
・タッドさん https://koganei-kanko.jp/maron/archives/22246

あいにくの冷たい雨の中、たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。
11/24(日)の「みんなのオペラ こがねいガラ・コンサート2019 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』」公演も、どうぞお楽しみに。

 
【イベントレポート】
まちかどコンサート「こきんブラス・コンサート」 at.小金井市立緑中学校
19. 10. 21

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。
今回は、緑中の文化発表会の第一部に参加しました。今年の文化発表会のテーマは"しずく"。「一滴のしずくから波紋が広がるように、刺激を与え合って成長していきましょう」という校長先生のお話から、文化発表会が開幕となりました。

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コンサートは、この時期運動会でもよく耳にする、歌劇『ウィリアム・テル』序曲からスタート。
金管五重奏のクラシックコンサートとあって、かしこまって聴き始めた子どもたちも、テューバの喜名さんの「もっとリラックスして楽しんでね」のひとことで、会場の空気がホッと和みました。

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金管楽器の音の出る原理の説明として、くちびるをプルプル震わせるバズィングや、マウスピースだけ外してブーブー鳴らす様子を披露すると、その蚊のような?おならのような?音に、会場全体からクスクス笑いが沸き起こりました。

トランペットの長さのホースと、テューバの長さのホースにマウスピースをつけたものを使って、音の出るしくみを体験するコーナーには、1年生の男の子2人と3年生の男の子1人が立候補。フーーーッと力いっぱい吹き込んでも、スカーーーッとなってしまう様子に、どっかんどっかん笑いが起きて大盛り上がり。(何度か練習して、みんな成功しました!)

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金管楽器の原理を理解したところで、次は個々の楽器の歴史などのお話と、ソロ演奏を楽しみました。
金管の花形といわれるトランペットは、「戦いの組曲」で細かいパッセージの応酬を披露、ベルが後ろ向きで柔らかい音色が持ち味のホルンは「アメイジング・グレイス」を歌い上げました。スライドをびよーんと伸ばしたり縮めたりするトロンボーンは、ご機嫌なラグタイム「ラッサストロンボーン」でグリッサンド奏法を披露、一段と大きく最も低い音が出るテューバは陽気なジャズ「浮気はやめた」でその魅力を表現しました。

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時折、金木犀の香りをまとった涼しい秋の風がふわっと吹き込む体育館で、「主よ人の望みの喜びよ」「サウンド・オブ・ミュージック・メドレー」をあたたかい金管のサウンドで味わい、終演となりました。

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終演後、体験コーナーに手をあげてくれた生徒さんにインタビューすると、「楽器はやったことないけど、ちょっとやってみたいなと思った!」「難しかったけど練習すればできそうな感じ♪」などと話してくれました。「高校に入ったら吹奏楽部でホルンをやるのもいいかな・・・」とつぶやいていた子も。先生によると「普段、進んで人前に出るような子たちじゃなかったからビックリしました」とのことでした。

吹奏楽部がないため管楽器の生の音を聞かせてあげたい、ということで、金管五重奏にオファーがあった今回。生徒のみなさんの心に"しずく"の波紋が広がっていく様子を感じるまちかどコンサートとなりました。

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[出演] こきんブラス(金管五重奏)

[メンバー]写真左から
・佐藤秀徳(トランペット)
・庄司知世(ホルン)
・喜名 雅(テューバ)
・戸高茂樹(トロンボーン)
・林 千紗(トランペット)

 
【イベントレポート】
ホールの響きシリーズ 第2回「甘美なるイタリア・バロックの響き」
19. 10. 20

当館大ホールの響きを楽しむ新企画《ホールの響き》シリーズ。
第2回は、フランスを中心に海外で活躍するレ・タンブルと、日本国内で幅広い客層の支持を得ているハルモニア・レニス、2つの古楽アンサンブルによるコンサートを10/5(土)に開催しました。

トゥリーニ、グェッリエーリ、メールラ・・・と連なる名前を見て、「おお!イタリア初期バロックの作曲家ね!」とピンと来る方は、なかなかの古楽通ではないでしょうか・・?!

今回の演奏会は、バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディなどバロック音楽の巨匠としてその名を轟かせている作曲家が、影響を受けたとされる初期イタリア・バロックを中心にしたプログラム。

始まりは、華やかなイタリア・オペラ『オルフェオ』からの1曲で、2台のチェンバロ、バロックヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リコーダー、という編成。

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上声部をリコーダーとヴァイオリン、通奏低音をオルガンと2台のチェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバはあるときはソロ・パート、あるときは通奏低音・・と、曲にあわせて都度違う編成で演奏するのがこのアンサンブルの面白さ。

曲が変わると、出演者がおもむろに移動し、楽器を持ち替えたり、位置を変えたり、曲の個性を最大限引き出す響きを奏でていきます。

最初の写真との違いを探してみてください笑

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中でも、特筆すべきはこの試み。

ヴェネツィアのサンマルコ寺院で行われていた、石造りの教会の2階にあたる部分から歌い、音に包まれているような感覚の二重合唱の響きを再現してみたい、という出演者の熱い想いが実現!

ホール2階バルコニー席の向かって左手側にリコーダー、右手側にヴァイオリンが立ち、舞台の3人と音を合わせて

演奏するという、まさに離れ技を繰り出します!

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アンケートでは、「音が降ってくるように感じた」「初めての来館だが音の美しさに驚いた」など、まさに《ホールの響き》を楽しむ声をいただき、大成功でした。

そして、「響き」を楽しむ実験的な仕掛けがもうひとつ。

後半の、「エコーによる2声のカンツォン」(リッチョ作曲)。ステージに現れたのは3名のみ。あとの2人は、というと・・・

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なんと、舞台袖で演奏!! この曲には、「"エコー"に聞こえるように」との指示があるそうで、それを再現するのに

最もエコーのように音が響く場所、をリハーサルで入念に吟味し、この場所に落ち着いたのでした。みなさんにも、やまびこのように聞こえる"エコー"が届いたでしょうか。

アンコールの「悪魔のダンス」(ファルコニエーリ作曲)では、こきんちゃんもステージに!

ヴィオラ・ダ・カンバのミリアムさんのひざの上で、貴重な体験させてもらったようです笑

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17世紀当時の響きが、時を越えて21世紀の小金井に蘇った珠玉のコンサートでした。

そして、終わったあとには舞台上で楽器の見学会を開催。貴重な機会とあって大盛況!

楽器の仕組みや由来など、たくさんの質問にも丁寧にこたえてくださいました。

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恒例となったこきんちゃんとの記念写真はこちら!サイン色紙は、みなさんのサインとともにミリアムさんの力作、似顔絵つきのかわいらしい色紙を書いてくださいました!

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ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!

出演:レ・タンブル&ハルモニアレニス

<レ・タンブル>

川久保洋子(バロックヴァイオリン)

ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

ジュリアン・ヴォルフス(チェンバロ、オルガン)

<ハルモニア・レニス>

水内謙一(リコーダー)

村上暁美(チェンバロ、オルガン)

(公演写真:藤本史昭)

 
【イベントレポート】こがねい落語特選 特別編 <こがねい亭> 19. 10. 09

市内の福祉施設利用者の方を招待する"初イベント"<こがねい亭>を開催しました。
今回は、小金井ゆかりの落語家・柳家小八(やなぎや こはち)さんの落語を二席と、
仙三郎社中で最年少の太神楽師・鏡味仙成(かがみ せんなり)さんの華麗な芸をお楽しみいただきました。

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挨拶がわりに、枕では手ぬぐいや扇子をつかった所作の説明や小噺で、お客様を落語の世界に誘いました。
1席目は、落語の定番「寿限無」、そして2席目は「お菊の皿」をお楽しみいただきました。

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太神楽では、和傘や鞠を使っての芸や、五階茶碗などをご覧いただきました。
目の前でくり広げられる迫力満点で華麗な芸に、歓声をあげたり、拍手をしたりと大いに盛り上がりました。


今後は、各施設へ文化芸術をお届けする「まちかどコンサート」に加えて、
今回のようにホールへお招きする形での公演も実施していく予定です。お楽しみに。


<番組>
寿限無(じゅげむ)ー 小八
太神楽 - 仙成
お菊の皿 - 小八

 
【イベントレポート】
「サーカス コンサート~We Love Harmony!~」
19. 10. 07

9月23日(月・祝)、サーカス コンサート~We Love Harmony!~を開催しました。今回は、ピアノとヴォーカルのみのシンプルな編成。サーカスの真髄である歌声を堪能できる、小金井だけの贅沢な公演!

昨年結成40周年という節目をむかえてなお、人々を魅了し続けるサーカス。冒頭のメンバー紹介から、これぞサーカス!というハーモニーで開幕しました。

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次々と披露される名曲の数々。代表曲『アメリカン・フィーリング』でギュっと心を掴み、『星に願いを』で会場内をしっとりと包み込んだか思えば、情熱的な『Spain』ではその迫力で会場を圧倒します。

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多彩なプログラムで観客を巻き込んでのパフォーマンスに、会場のお客様も大盛り上がり!

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 後半は、絶妙なアレンジの中にあっても感じる日本の心、『北の宿~津軽海峡冬景色』からスタート。登場した4人の手にはなんと、こきんちゃんが!!!

サーカスの4人に連れられて、初めてのステージ・デビューを果たします。

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このあとのソロコーナーの順番は、公開じゃんけんで決定!

どこまでもエンターテイナーなみなさんの計らいに、会場は笑いに包まれます。

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 それぞれのソロをしっかり聴かせた後は、『Mr.サマータイム』などサーカスの代名詞ともいえる曲が登場!

コンサートは一気にフィナーレへ。

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 万雷の拍手に出迎えられてのアンコールでは、叶 正子さんがピアノを弾くシーンも。

4人の抜群の歌唱力、サービス精神、ユーモアがたっぷり詰まったコンサートは、大盛況のうちに幕を閉じました。 

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終演後は、すっかりサーカスの一員になれた?!こきんちゃんとの記念撮影。ポスターにはサインのみならず、叶ありささんがこきんちゃんのイラストまで描いてくださいました!ところどころから顔をだしているこきんちゃんを見つけられますか?

ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!

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(公演写真:藤本史昭)

   

 

 

 

 
【イベントレポート】
こがねい落語特選 納涼 威風堂々 ~個の極み~
19. 10. 01

今回は「威風堂々~個の極み~」と題して、エッジの効いた落語を得意とする師匠方にご登場いただきました。

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開口一番のあとは、三遊亭遊雀の登場。
夫婦喧嘩を描いた「堪忍袋」を披露。喧嘩の仲裁に入った男に喧嘩にいたる経緯を説明する滑稽噺を
演技力抜群、ユーモアたっぷりに聞かせてくれました。

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続いては、三遊亭白鳥。
今回、はじめての出演だったこともあり、自虐ネタを交えながら、自己紹介。
そして、白鳥ならではのアレンジ抜群の「トキそば」を披露。落語の所作の枠から大きく飛び出し、
座布団までも小道具の一つにしてしまう、斬新な語りに、客席は笑いの渦に巻き込まれました。

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仲入り後に登場は、三遊亭兼好。
休憩で開放されたお客様の集中力を引き戻す「食いつき」を担うためには、実力が必要!
という話をコミカルに繰り広げながら、お客様の心をつかんだのち、「のめる」を披露。
人には気づかずとも癖があることをネタにしたお話。
登場人物二人のやりとりを軽快に聞かせてくれました。


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そして大トリは、立川志らく。
枕だけで今までの会場の雰囲気をガラッと変え、“志らくワールド”にお客様を誘います。
そして古典落語の名作のひとつ「火炎太鼓」で、今回の納涼落語を締めていただきました。

次回開催の新春落語(2020年1月25日開催)は、名人3名に加え、浪曲も初登場します。

 
【イベントレポート】
子どものためのコンサート
19. 09. 23

9/18(水)・19(木)に、「“ぼくの、わたしの、ホールデビュー!”子どものためのコンサート」を開催し、小金井市内の幼稚園、保育園から、約650名の園児さんと先生方をお迎えしました。お席まで、どうぶつプラカードでご案内。

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出演は、パーカッション&ギターによるユニット“エリクオ”さん。華やかな「カルメン前奏曲」でコンサートがスタートしました。

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マリンバや鉄琴のほかにもさまざまな楽器が次々に登場し、子どもたちは興味津々。

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おはなしやクイズをはさみながら、「剣の舞」「山のおんがくか」「ディズニーメドレー」などを聞きました。

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出演者の問いかけに「はーい!」「しってる!しってるー!」と手を上げたり、楽器体験に参加したり、歌ったり踊ったり、じーっと見つめて耳を澄ましたり。思い思いに全身でコンサートを楽しむ子どもたち。最後は「さんぽ」と「パプリカ」の大合唱が大ホールに響き渡りました。終演後は興奮した様子で、お見送りのスタッフとハイタッチをして元気に園に帰っていきました。

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子どもたちは可能性のかたまり。音楽のたのしさに触れて、未来の演奏家が生まれるかも!? 楽しみですね。
 

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[出演]
erikuo(エリクオ)
・大橋エリ(マリンバ&打楽器)
・後藤郁夫(ギター)

 
【イベントレポート】
親子のためのシリーズ 「めにみえない みみにしたい」
19. 09. 08

8/27(火)、藤田貴大(演劇作家・演出家/マームとジプシー主宰)が初めて手がけた、子どもから大人まで一緒に楽しめる演劇作品の小金井公演を開催しました。

 会場の入り口ではスタッフ・キャストのみなさんが心をこめて選んだ絵本やおもちゃが並ぶキッズスペースが、子どもたちを歓迎します。

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会場内にも同様の芝生エリアが設けられ、大人も子どもも芝生の感触を楽しみながら、並んで座って観劇するスタイル。配られたプログラムを双眼鏡代わりに「スクリーンの目が動いた!」「あそこにランプがある!」と会場を見回している子もちらほら。いつもと違う雰囲気を味わいながら、今か今かと開演を待わびていると・・

 お姉さんが、みんなにお話を始めます。

「おねしょに悩むおんなのこが、ある夜、森へ冒険にでかけました。めにみえないいきもの、みみにしたい鳴き声とは・・?」

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 4人の役者が、森でのめくるめく出会いを巧みに表現し、子どもたちを演劇の世界へと引き込んでいきます。

道をはばむ大きな木をじゃんけんで突破したり、峠を越えるおんなのこたちをしりとりで援護射撃したりと、子どもたちは森での冒険にどきどきしながら、元気に参加してくれました。

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出演者の表情、動き、そしてそれに伴う風を感じるほどの至近距離でありながら、目の前に大きく広がる物語の世界。そこを彩る音楽は、観客の感性の奥深くへ訴えかけます。子どもたちだけではなく大人も、それぞれが持っている想いをかみしめているようでした。

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小ホールが、不思議な森、めにみえない みみにしたいものであふれている優しい世界へと変貌を遂げた印象的な公演。夏休みの大事な思い出の1ページとして持って帰ってくれたことと思います。

 恒例の、こきんちゃんとのオフショットはツアーメンバーみんなで撮影!

全国14箇所をめぐるツアーも終盤。13箇所目の小金井公演、出演者にも大人気のこきんちゃんは長い旅路の癒しとなったようです☆

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 ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!

 藤田貴大(作・演出)
原田郁子(音楽)
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伊野香織、川崎ゆり子、成田亜佑美、長谷川洋子(出演)

南香織(照明)、竹内和弥(音響)、召田実子(映像)、須田雅子(舞台監督)

企画制作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団、合同会社マームとジプシー

 公演写真:細野晋司

 
【イベントレポート】
能楽師 津村禮次郎の能楽入門講座「Let's 能 vol.3」《共催》
19. 08. 15

8/12(月・祝)、小金井市在住のシテ方観世流能楽師 津村禮次郎さんによる入門講座「Let’s 能」を開催。第3弾の今回は、能楽囃子にスポットをあてたレクチャーです。

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能は謡(うたい/ヴォーカル)と舞(まい/ダンス)、それらをつなぐ囃(はやし/ミュージック)から成る、いわばミュージカル。ただし、能楽囃子はミュージカルや歌舞伎と異なり、ヴァイオリンや三味線のような弦楽器がないのが特徴だそうで、使われる楽器は、太鼓、大鼓、小鼓、笛の4種類です。胴と皮の部分に分解された鼓を客席に回してくださり、手にとって観察しながら、その素材やしくみの説明を聞きました。

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興味深かったのは、舞方(まいかた)と囃方(はやしかた)のコミュニケーションのとり方です。指揮者もいない、面をつけているからアイコンタクトも取れない中、舞方は謡の「イヨーッ!」「イヨッ!イヨッ!イヨッ!」「ホー!」などのかけ声を聞いて、囃方は舞の足元の動きをみてタイミングを合わせているそう。そのため、お互いの理解が必要で、CDなどの音源ではやりにくいとのことでした。

前半の最後は、津村先生の太鼓に合わせて『羽衣』の一節をうたってみる体験をしました。

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後半は、能管・篠笛奏者の田中義和さんも加わり、笛のお話を聞きました。
能の音楽には弦楽器がなく、音程を合わせる必要のある楽器が他にないため、笛も音程よりも音色が大切だそう。その音色は笛の素材、塗りの厚さ、巻きの多さによって、変わってくるということで、さまざまな笛の聴きくらべ。甲高い音、硬い金属のような鋭い音、柔らかく哀愁が漂う音、賑やかな祭囃子などを聞きました。

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最後はお二人による、颯爽とした神舞(かみまい)。寸法(すんぽう/曲の長さ)をその場で打ち合わせて、披露してくださいました。

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小金井薪能実行委員会委員長の佐藤さんからは、8/25(日)開催の「第41回小金井薪能」のお知らせがありました。津村先生をはじめとした豪華な出演者がつどい、江戸東京たてもの園の旧光華殿をバックにした最高のロケーションで繰り広げられる幽玄の世界をお楽しみに。

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【イベントレポート】
小金井阿波おどり応援イベント「えんにち」
19. 08. 02

7/27(土)・28(日)に開催した、小金井阿波おどり応援イベント「えんにち」の様子を写真でお伝えします!

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公募により出展者を募った“オリジナル・アイテムをつくろう!”の各ブースは、開始時間前から列ができるほど大人気!

『手作りうちわで書!』では文字だけではなく、絵で表現するアートなお子さまたちも。

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キラキラしたパーツにくぎ付け☆ 『天の川モビール』

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当館のコンシェルジュスタッフが2日間にわたって出展『ハッピーバッグ』

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貝がらにお花とビーズを散りばめて・・・手のひらサイズの『貝がらの宝石箱』

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 ぐいっと折ったり貼ったり、ダイナミックな工作を楽しんだ『彩りうちわ』

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『ハッピを着てハイ・ポーズ!』のコーナーでは、自分が着たハッピの「連」紹介をじっくりご覧になる方も。

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地下のあそび場『布で遊ぼう!クロスフェスティバル』では、布を体に巻いたり、投げたり、つなげたり。大学生のお兄さんお姉さんが一緒に遊んでくれました。

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たくさん遊んでクールダウンしたい方は、『絵本とぬり絵のお部屋』へ。夏をテーマにした絵本の数々と、「えんにち」のためのオリジナルデザインのぬり絵を楽しみました。

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各ブースでキーワードをあつめたら、大きなごほうびスタンプをペッタン!

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外向きの写真パネルは、踊り手さんにも好評。「えんにち」で作ったうちわを手にお祭りを楽しむ姿も見られ、まさに“小金井阿波おどり応援イベント”として大いに盛り上がった2日間となりました。

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たくさんのご来場、ありがとうございました!

 
【イベントレポート】ホールの響きシリーズ 第1回「天上の響き」 19. 07. 21

当館大ホールの響きを楽しむ新企画《ホールの響き》シリーズ。
第1回は、小金井ゆかりのオルガニスト松居直美さん、ソプラノ歌手の鈴木美紀子さん、
ヴィオラ・ダ・ガンバの福沢宏さんによるトリオ・コンサートを開催しました。

オルガンと言えばバッハ。
バッハと言えばオルガン。
ということでポジティフオルガン(移動可能な小型オルガン)を中心に、
オール・バッハのプログラムで、ホールの響きを楽しむコンサート。

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コンサートは、名曲「主よ、人の望みの喜びよ」で幕を開けました。
日本人には聞き馴染み深いポピュラーな作品ですが、この編成で聴くのは、
かなりレアな体験です!

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初めてバッハやオルガンのコンサートを聴く方も楽しめるように、バッハとオルガンの関係や作品について                解説する松居さん。

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1500年頃に誕生したヴィオラ・ダ・ガンバを説明する福沢さん。
楽器の名前のガンバを訳すと「脚」、脚で支えるヴィオラという意味らしいです。
ちょっと誰かに話したくなる豆知識。ありがとうございます!
 

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美しくホールに鳴り響くポジティフオルガンのすばらしさもさることながら、
松居さんが惚れ込んだという鈴木さんの美しく澄んだ歌声と、柔らかで心地よいヴィオラ・ダ・ガンバの音色。
特に3人で演奏されたカンタータは、重なり合う響きが、とにかく素晴らしかった!
美しかった!

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ソロ、デュオ、トリオの様々なスタイルで、全9曲を演奏。
アンコールは、バッハの「あなたがそばに居てくれたなら」で締めくくりました。

こきんちゃんとの記念撮影も!

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次回のホールの響きシリーズは、10/5(土)開催「甘美なるイタリア・バロックの響き」です。お楽しみに!

公演写真:藤本 史昭

 
【イベントレポート】キッズ・カーニバルコンサート 「キッズ・ミート・ジャズ!」 19. 07. 06

0歳から参加ができる全国各地で人気のファミリーコンサート「キッズ・ミート・ジャズ!」
今年から小金井 宮地楽器ホールにやってきた「キッズ・カーニバル」にあわせて、プレ・コンサートとして開催しました。

子どもたちに楽しい気持ちになってもらうために、趣向を凝らした演出が盛りだくさん。
そのための準備が実はちょっと大変!!照明の準備やマイクの準備、舞台上のセットなど、朝早い時間からそれぞれのプロのスタッフが入念にチェックし、たくさんの作業をテキパキと進めます。
 

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リハーサルも無事おわり、いよいよ開場時間。
ウェルカム・ミュージックが場内に流れ、今から楽しいことが始まりそうな雰囲気の中、たくさんの親子連れが開演を待ちわびました。
いよいよ歌あり、タップあり、演奏あり、そして特別参加もありの親子コンサートがスタート。

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ジャズの名曲「バーボン・ストリート・ジャズ」からはじまり、歌とタップも加わり「小さな世界」「スウィングしなけりゃ意味ないね」など、ウキウキ、ワクワクの演奏が続きます。「L-O-V-E」ではお客様と一緒に体全身でアルファベットをつくり、一緒にうたいました。
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タップを踊ろうのコーナーでは、ステージで一緒に踊ってくれる参加者を客席から募集!たくさんの希望者の中から選ばれた5人が舞台裏で練習し、ステージで堂々と披露。たくさんの拍手が贈られました。

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その他にも、英語で一緒にうたったり、手拍手をしながら演奏を盛りあげたりと、終始、会場全体が一体となったコンサートでした。
終演後は、こきんちゃんといっぱいのお客様を交えて、ステージ上でパシャリ!またホールに遊びにきてください♪
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公演写真:藤本 史昭

 
【イベントレポート】セプトゥーラ ブラス・コンサート 19. 07. 06

ウィーン=ベルリン ブラス・クインテットのコンサートに続き、話題のブラス・アンサンブル「セプトゥーラ」のコンサートを開催しました。
セプトゥーラはイギリスの名門オーケストラで活躍する若手実力者たちが結成した金管7重奏のアンサンブルで、今回が初来日、初公演でした。


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1曲目は『3つの讃歌』より 第2 番「神は上れり」(フィンジ作曲)。金管楽器の透き通ったハーモニーを駆使し、教会にいるかのような音楽で観客のため息を誘いました。「弦楽セレナード ホ短調」(エルガー作曲)と「弦楽四重奏曲 第8 番 ハ短調」(ショスタコーヴィチ作曲)は、もともと弦楽器のためにつくられた曲。それを金管楽器で奏でることに違和感を感じさせない圧倒的な演奏を披露し、強烈な存在感を示しました。

歌劇『リナルド』組曲(ヘンデル作曲)からは劇中で歌われるアリアを演奏。情感豊かにたっぷりと歌い上げたと思いきや、続く「パリのアメリカ人」(ガーシュイン作曲)では、軽やかなリズムとポップなハーモニーで全く違った金管アンサンブルのサウンドを響かせました。

金管アンサンブルの幅広さや奥深さ、そして新たな魅力をたっぷりと聞かせてくれた今回の公演。お客様からは、多くのご好評のコメントをいただいたのはもちろんのこと、次回公演への期待も多く寄せられました。

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こきんちゃんとの写真撮影もバッチリ!今年度も引き続き、実施します。

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♪おまけ♪
音楽雑誌「バンドジャーナル」(音楽の友社)の取材が入りました。公演レポートの掲載や表紙なども飾る予定です。ご期待ください!
 

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公演写真:青柳 聡

 
【イベントレポート】キッズ・カーニバル KOGANEI 2019 19. 06. 18

6/16(日)に開催した「キッズ・カーニバル KOGANEI 2019」の様子を写真でお伝えします!

 

まずは、かわいいバルーンがお出迎え♪

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大ホールでは鮮やかなわくわくステージが次々と!

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大ホールホワイエ、マルチパーパススペース、小ホール、市民ギャラリーにはワークショップのブースがズラリ!

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練習室では楽器体験や体操体験、食育ブースでは腹話術による食育クイズも行われました。

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フェスティバルコートも大賑わい!そとあそびのコーナーのほか、おいしいもののブースも。

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こきんちゃんも遊びにきてくれました。

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紹介しきれないほど、たくさんの「あそぶ」「まなぶ」「つくる」「みる」「たべる」!
梅雨の晴れ間に、多くの親子が思い切り楽しんだ一日となりました。

 

主催:キッズ・カーニバル KOGANEI 実行委員会/小金井市民交流センター 指定管理者 こがねいしてぃ共同事業体
 

 
【イベントレポート】「こがねいのミューズたちによるMy Best of Music」 19. 04. 17

小金井の桜が咲きそろった3月30日(土)、奥村愛さん(ヴァイオリン)、高木綾子さん(フルート)、菊池洋子さん(ピアノ)出演「こがねいのミューズたちによるMy Best of Music」を開催しました。

今回のコンサートは、小金井ゆかりの3人によるアンサンブルと、それぞれが「とっておき」の1曲を演奏する、というコンセプトでお贈りしたスペシャル企画。

冒頭は、エルガー「愛の挨拶」をトリオのバージョンで。春色のドレスをまとった3人が奏でる美しいアンサンブルに、これから始まる演奏会への期待感が高まります。

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ソロの演奏で先陣を切って登場したのは、奥村さん。小金井の地元トークで場を和ませたかと思いきや、演奏に入ると雰囲気は一変。緊張感を帯びたリサイタルさながら、学生の頃弾きこんだというイザイの「ヴァイオリン・ソナタ第3番 バラード」を披露しました。

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 続いては、奥村さんと高木さんによるデュオで、ゲイリー・ショッカー『日本の唱歌による二重奏』から「早春賦」「荒城の月」「ふるさと」の3曲。誰しも聴いたことがあり、日本のこころを感じさせる懐かしいメロディが、優しく会場を包みます。

次々と異なる編成で楽しめるのも今回のコンサートの醍醐味のひとつ。再びトリオでイベール「2つの間奏曲」を演奏。フランスの作曲家らしい小技をきかせた楽曲に、興奮冷めやらぬまま前半は終了しました。

 

後半は、菊池さんによるピアノソロで開幕です。現在お住まいのウィーンで出会ったというシュルツ=エヴラー「美しく青きドナウの主題によるアラベスク」を、菊池さんならではのアレンジを加えた圧巻の演奏で聴かせてくれました。

続く高木さんは、J.S.バッハ「無伴奏フルートのためのパルティータ」で美しさと静謐さを湛えた、胸を打つ演奏を披露し、聴衆をバロックの時代へと引き込みました。

それぞれの珠玉のソロは、まさに「とっておき」。トークも交えて、その曲への想いが語られると感動もひとしおです。

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 ソロ、デュオ、トリオと続き、いよいよ最後の曲となるマルティヌー「フルート、ヴァイオリン、ピアノのためのソナタ」。

この曲は、「演奏機会の少ない曲だからこそ、今日のこの演奏が、聴いてくれた人の印象になるから」と、リハーサル時から3人で丁寧に音作りをしていた作品。抜群のアンサンブルで会場を魅了しました。

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アンコールに応えて披露してくれたのは、3人バージョンのモンティ「チャルダッシュ」。聴衆からは「ブラボー!」の声が飛び交い、大盛況のうちに特別なコンサートを締めくくりました。

 

 恒例の、出演者とこきんちゃんとの記念撮影も!

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ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!

公演写真:横田敦史

 
【イベントレポート】親子de華道・茶道体験 19. 04. 12

日本の伝統文化を子どもたちに身近に感じてもらうイベント、「親子de華道・茶道体験」を3/23(土)に開催しました。

【華道体験】

講師は、小金井市文化連盟華道部のみなさま。使うお花の名前や扱い方、活け方を伝授いただいたら、早速実践!

「どれが一番咲きそう?」「どの向きが一番きれい?」

講師からの質問に、「こっち!」とすぐさま活け始める直感派、「うーん」とうなってあれこれ試してみる試行錯誤派。それぞれのスタイルで自分の作品に仕上げていきます。

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【茶道体験】

 茶道の講師は小金井市文化連盟茶道部のみなさまです。部屋のしつらえと、これから使う茶道具についての説明後、まずは講師によるお茶席を体験します。お茶碗の扱い方や置き方など、慣れない所作に戸惑いながらも、見よう見まねで美しい仕草をみせる子どもたち。

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 ひととおりの流れがわかったところで、自分でお茶を点ててみることに挑戦!綺麗な泡をたてるのに四苦八苦しながら、それぞれのお抹茶ができました。親御さんのため、自分のため、誰かを思いながら点てたお茶の味は格別。桜のお菓子と共にじっくり味わい、親子でおもてなしの心を育むひと時を過ごしました。

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日本の伝統文化に触れ、「楽しかった!」と笑顔に溢れた1日でした。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

 

 

 

 
【イベントレポート】音楽物語「ぞうのババール」 19. 04. 10

ピアニスト・高橋アキさんと落語家・柳家花緑さんによる、親子のためのコンサートを開催しました。
プログラムの前半は、ネコにまつわる小曲集を取り上げました。おどけたネコ、おこったネコ、ネコの一日、ネコとの思い出など、さまざまなテーマで作曲された作品を高橋アキさんのピアノと語りでお贈りしました。

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後半は今回のメイン「ぞうのババール」。作曲家のプーランクが親戚の子どもたちに「ぞうのババール」を読み聞かせるため、音楽を作曲。まさに実体験から誕生した名曲です。あどけなかったババールが、色々な出会いと経験を重ね、最後には王様になるまでを描いた成長物語。登場するキャラクターによって匠みに声色を使い分ける柳家花緑さんの語り。情感ゆたかに奏でられる高橋アキさんのピアノ、そして、絵本のスライドに子どもたちは食い入るように舞台を見つめていました。

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子どもも大人も目一杯の拍手を贈り、出演者のお二人もにっこり笑顔で応えました。

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公演写真:藤本史昭

 
【イベントレポート】世界の絵本展 19. 03. 28

3/20(水)~24(日)に開催した「世界の絵本展」を写真で振り返ります。

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会場は、当館1階のマルチパーパススペースと、地下1階の市民ギャラリー。

マルチパーパススペースには、この企画に賛同して小金井市立図書館からご提供いただいた「ぞうのババール」や「おさるのジョージ」などの人気シリーズを展示し、世界の絵本への導入を演出しました。

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 市民ギャラリーには、 IFLA(国際図書館連盟)の「絵本で世界を知ろうプロジェクト」によって集められ、世界の図書館員が選んだ、さまざまな国の絵本、約350冊を展示。

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当館スタッフがダンボールとスチレンボードを組み合わせて、手作りした展示棚にも飾りました。IMG_3590.JPGIMG_3617.JPG

実際に手にとって、気に入ったしかけ絵本を何度も「よんで、よんで~」と持ってくる男の子や、キレイな色の絵本をじっくり眺める女の子、ベビーカーの赤ちゃんがスヤスヤ寝ている間にじっくりといろいろな絵本をパラパラめくっているお父さん、合わせて展示されている日本語のあらすじを読んでから、読めない外国語の絵本に想像でストーリーをつけながら楽しむ親子など、様々なスタイルで世界の絵本に触れていました。

大人の方だけのご来場も多く、充実した展示に読みふける姿もありました。

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展示最終日には、主催公演「音楽物語『ぞうのババール』」を開催。そのコンサートに関連して設けた「ババールのぬりえをやってみよう」コーナーは、みんなが描いてくれたぬりえで壁一面が賑やか!会期中に描いてくれた作品もその場で展示し、最終日にはこんなに豪華な壁面となりました。

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親子が絵本に親しみ、世界へとイマジネーションを膨らませる、そんな春休みの心あたたまるイベントとなりました。

 
【イベントレポート】まちかどコンサート(at.小金井市立図書館) 19. 03. 28

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

今回は、小金井市立図書館本館にて、図書館との連携事業として、平成30年度図書館イベント「落語の世界へようこそ」を開催しました。
会場は満席!小学生のお客さまもいらっしゃいました。

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まずは、立川談志最後の弟子、立川談修(たてかわだんしゅう)さんが登場。
本編に入る前の、自己紹介に早くも笑い声が起き、お客さまの期待も高まりました。

一席目は、“味噌豆”というホクホク煮えた豆を旦那と定吉がつまみぐいする噺。おいしそうにほおばる所作にも笑いが起きました。二席目はそそっかしい熊五郎のうっかりエピソードがポンポン飛び出す楽しい噺“堀の内”。三席目は雰囲気がガラっと変わり、お花と半七の馴れ初めを描いた、いわゆる『恋バナ』“宮戸川”。気弱な若者から、瑞々しい若い女性、厳格なお父さん、お花と半七を泊めてあげるおじいさんとおばあさん、といった、多くの人物を巧みに演じ分け、お客さまはどんどん惹きつけられていきました。

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仲入り(休憩)中は、会場に設けられた落語関連図書コーナーで、本をパラパラとめくるお客さまも多くいらっしゃり、図書館スタッフが「貸し出しもしていますよ」とお声がけしていました。

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仲入り後は、鏡味仙成(かがみせんなり)さんによる太神楽(だいかぐら)。最年少22歳の太神楽師ということで、一段と大きな拍手で出迎えられました。

“投げる”“回す”“バランス”の技に歓声の連続!クライマックスの五階茶碗は天井まで届きそうな高さで、一番前の席の方は思わず体をのけぞらせるほどハラハラドキドキ。コンパクトな会場ならではの緊張感があり、大いに盛り上がりました。

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そして、締めくくりは談修さんの落語、“人情八百屋”。長屋で起きた事件を巡る、ウルッとくるような人情噺に聴き入り、大充実の落語イベントとなりました。

 今後も小金井市内の様々な施設と連携した「まちかどコンサート」をお届けしたいと思います。どうぞお楽しみに!

 
【イベントレポート】NAOTO×柏木広樹×榊原 大 アコースティック・コンサート 19. 03. 17

自らの演奏活動だけでなく、作編曲家としても活躍している3名によるコンサートを開催しました。
ソロ、デュオ、トリオとさまざまな編成と・・・そして、オリジナルからカヴァー曲まで、この日のコンサートために編曲しなおされた特別なプログラムで満員御礼でした。

まずはNAOTOさんの演奏。
特殊な奏法がふんだんに盛り込まれた、超絶技巧の「Get Wild」からスタート!
1曲目からお客様を惹きこみます。

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続いて“チェロの魔術師”柏木広樹さん。ヴァイオリンとチェロのデュオで「strings shower」と、ソロでオリジナル曲「月からの使い」をお聞きいただきました。

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そして榊原 大さんの登場。柏木さんとのデュオで、映画『風とともに去りぬ』の「タラのテーマ」を演奏し、お客様を魅了しました。榊原さんいわく「演奏するのも、合わせるのも難しい」とこの公演の一番のヤマ場だったそうです。

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 シックで大人の魅力たっぷりの前半が終了し、後半は少し衣装もカジュアルなものにチェンジ!
後半は榊原さんのソロで「ファイト メイン・テーマ」からスタートです。
2曲目でヴァイオリンとピアノのデュオを披露し、3名の全ての組み合わせを制覇!!

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曲ごとに使い分ける変幻自在な音色、そして一糸乱れぬ息の合った演奏、間あいだのトークも息がピッタリで、お客様を魅了しました。演奏中に時折みせる笑顔は、この3人の人間関係を象徴するかのようで、この3人だからこそ成せる、温かでユーモア溢れるコンサートでした。

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実は、開場後に中央線の鉄道トラブルが起きましたが、出演者の全面的な協力のもと、予定になかった曲を1曲追加した上、お客様が到着するまでの間、「前座トーク(ご本人曰く)」で楽しませてくださいました。
アンケートには「感謝」のメッセージが多く寄せられました。

もちろんお三方とこきんちゃんの貴重なショットもゲットです!

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 公演写真 ©藤本史昭

 
【イベントレポート】ガチdeチャレンジ!<能楽編> 19. 03. 10

 小金井市在住の能楽師、観世流緑泉会代表津村禮次郎さんを講師にむかえ、能楽を本気で挑戦する講座を2/3(日)、10(日)の2日間にわたり開催しました。

冒頭、津村先生から「『ガチdeチャレンジ!』というタイトルどおり、たっぷりと能を体験してもらいます」との宣言からスタート。まずは、「能楽」の歴史から始まり、舞台で使用される楽器についてなどのお話を聞きながら能楽の世界に入っていきます。能の舞台を構成する「謡」(うたい)と「仕舞」(しまい)のレクチャーを受け、「謡」のお稽古からいざ実践です。

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 「高砂」という演目を熱烈指導してくれる津村先生に応えるように、お腹から声を出し、物怖じせず難しいリズムや旋律をなぞる受講生の方々の声が練習室に響きます。

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 「謡」の次は「舞」の基本形である「カマエ」と「ハコビ」に挑戦します。同じ姿勢を保つだけでもバランスをとるのがかなり難しい能の所作。「この姿勢で居るだけで汗が出てくる」「意外ときつい」など、美しく優雅な動きに見せることがいかに大変かを実感したところで1回目は終了。宿題を出されながらも「次回も楽しみです!」と2回目が待ちきれない様子でした。

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2回目の講座は能の演目や面(おもて)のレクチャーから始まりました。

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レクチャー後は、前回宿題に出された謡のおさらいをし、ウォーミングアップが済むと、難易度は急上昇!「猩々(しょうじょう)」という演目を謡いながら舞うことに挑戦しました。

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最後は実際に面をつけての動きにも挑戦。狭い視界で動くむずかしさや角度が少し変わるだけで表情が違ってみえる面の面白さなどを体験しました。

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2回の体験講座を通じて、参加者からは「能はとっつきにくいと思っていたけど、やってみたら意外と面白かった」などの感想をいただき、伝統芸能である能の魅力や奥深さを肌で感じてもらうことができました。

 

 

 

 
【イベントレポート】ガチdeチャレンジ!<雅楽編> 19. 03. 07

日本を代表する雅楽団体の一つ「伶楽舎」のみなさんを講師に招き、雅楽に本気で挑戦する講座を開催しました。

まずは雅楽の音楽にふれるところからスタート!

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雅楽の演奏会の開始を告げる「平調音取(ひょうじょうねとり)」を聞いたあと、雅楽の名曲「越天楽(えてんらく)」を楽しみました。雅楽の構成、楽器の特徴などのお話とともに、楽器体験に備えて、演奏方法や演奏するときの姿勢など、細かなレクチャーがありました。

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そして、雅楽を演奏するために必ず行う練習の一つ、音楽の間や拍子などをあわせるために行う唱歌(しょうが)体験。楽譜の読み方を教わり、「チ~ラ~ロ、ル~ロ~タ・・・」と、節をつけて、実際に越天楽の一節の唱歌に挑戦してみました。

さていよいよ楽器体験の時間です。

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5つの楽器(笙、篳篥、龍笛、楽太鼓、鞨鼓)に一人ずつ講師がつき、楽器の持ち方や音の出し方などを教わります。はじめはおそるおそる楽器にふれながらも、実際に音がでると笑顔がはじけ、少し時間がたつと音階などにもチャレンジ!

参加者全員が5つ全ての楽器に触れ、体験することができました。

参加者からは「雅楽が身近に感じられました」「雅楽の演奏会を聞きに行きたいと思いました」などのお声をいただきました。平安時代からつづく日本の伝統文化の魅力を再認識する貴重な機会となりました。

 

 
【イベントレポート】
日曜カフェ~飯田有抄のクラシックは面白い!~<Vol.3>
19. 03. 03

 第一線で活躍するクラシック音楽の演奏家を招いて、クラシック音楽の魅力を知る講座の第3回。

3/30(土)開催の「こがねいのミューズたちによるMy Best of Music」に出演するピアニストの菊池洋子さんをゲストに迎え、クラシック音楽ファシリテーターの飯田有抄さんがその魅力に迫りました。

 日本人として初めてモーツァルト国際コンクールで優勝を果たし、モーツァルトの名手として注目を集める菊池さん。「モーツァルトの魅力は?」という質問に、とても一言では語れないけれど、と前置きしつつ、「人を喜ばせたいというサービス精神旺盛で、人間味に溢れた人柄」だと語ってくれました。

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菊池さんは、高校卒業後に留学したイタリアで「フォルテピアノ」という楽器に出会い、モーツァルトの世界へと足を踏み入れたそうです。

数多くあるモーツァルトの作品の中でも一際重要とされている作品の解説や、その作曲技法の凄さや面白みを、ピアニストならではの視点でたっぷりと語っていただきました。

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今なお、ウィーンの巨匠、ピアニストのパウル・バドゥラ・スコダ氏のレッスンに通われているそうで、「今までに何度も弾いてきた曲でも幾度も新たな発見があり、音楽が与えてくれる豊かな時間を楽しんでいる」というお話もありました。

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国内外で大活躍中の菊池さんに、ご来場のみなさんから数々の質問が飛び交い、充実した日曜カフェでした。

そして、いよいよ開催が3/30(土)に迫った「こがねいのミューズたちによるMy Best of Music」。

美しい桜とともに春の訪れを感じる華やかなコンサートへ、ぜひいらして下さい。

<奥村 愛さん、高木綾子さん、菊池洋子さんのインタビュー記事公開中!>

https://koganei-civic-center.jp/calendar/2019/03/029531_pickup.html

 

 
【イベントレポート】
こがねい落語特選 「新春 落語の彩 ~躍る個性~」
19. 02. 24

類まれなる個性をもち、笑いの渦へと引き込む落語家たちによる新春落語。 

“平成最後”となった新春落語会の幕開けは、立川談幸流に味付けされた「茶の湯」から。

続く笑福亭鶴光は地元ネタを絡めて「紀州」で小気味良い落語を披露しました。

お仲入り後の桂文治はのっけから爆笑を誘い、「親子酒」を熱演。

 

小金井 宮地楽器ホールに初めて登場した和妻(日本の手品)が賑やかに会場を彩り、大トリの柳家権太楼が登場。「井戸の茶碗」で円熟の極みを魅せ、大向こうを唸らせました。

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 公演写真:©藤本史昭

盛況のうちに幕を閉じた『こがねい落語特選』、次年度の開催も決定!

 <納涼>

http://koganei-civic-center.jp/calendar/2019/09/035491.html

<新春>

http://koganei-civic-center.jp/calendar/2020/01/035497.html

どうぞお楽しみに。

 

 
【イベントレポート】
小金井市市制施行60周年記念事業 こがねいニューイヤーコンサート
東京楽所~源氏物語が誘う「雅楽の世界」~
19. 02. 20

今年のニューイヤーコンサートは、小金井市市制施行60周年を記念して、宮内庁式部職楽部のメンバーを主体に創設された「東京楽所」による雅楽のコンサートを開催しました。1,400年以上の歴史をもつ日本の伝統芸能でありながら、生の演奏には触れる機会の少ない「雅楽」。どんな歴史があり、どんな楽器を用い、どんな魅力が秘められているのかをよりわかりやすく知っていただくために、平安時代の古典文学の傑作「源氏物語」を題材として、その中で取り上げられた演目を上演しました。

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公演の冒頭で、音楽プロデューサーの野原耕二さんがナビゲーターを務め、雅楽の歴史や季節によって変化する調性など、「雅楽のいろは」を紹介しました。その後は、東京楽所代表の多忠輝(おおの ただあき)さんが引き継ぎ、雅楽で使用される「管・絃・打」の楽器の説明。それぞれの楽器が持つ意味や楽器の仕組みとともに、楽器の音色もお楽しみいただきました。

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そしていよいよ<管絃>の演奏がスタート。1曲目は「盤渉調音取(ばんしきちょうねとり)」。短い曲ながらも楽器の音あわせやいよいよ「雅楽のコンサートがはじまる」という雰囲気づくりをする重要な意味を持つ演目です。その後は源氏物語のお祝いの席で演奏された「青海波(せいがいは)」、雅楽の名曲「越天楽残楽三返(えてんらくのこりがくさんへん)」をつづけて演奏。ホール内が悠久の歴史を感じさせる荘厳な雰囲気に包まれ、前半は終了。

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後半は<舞楽>から2演目を上演しました。ともに源氏物語の中で舞われた人気の高い演目です。「萬歳楽(まんざいらく)」では4名の舞人が管絃の演奏にあわせて一糸乱れぬ舞を披露。つづく「落蹲(らくそん)」では、雅楽特有の面をつけた1名の舞人が躍動的な舞を披露しました。

 定番となったこきんちゃんと一緒のショットもゲットできました。

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また、小金井市内の「典雅きもの学院」様にご協力をいただき、スタッフ4名が和装でお客様をお出迎えしました。

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公演写真 ©藤本史昭

 
【イベントレポート】
まちかどコンサート(at.特別養護老人ホーム「つきみの園」)
19. 02. 16

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

今回は、特別養護老人ホーム「つきみの園」にお邪魔して、小金井ゆかりの演奏家で構成する「ムジカこがねい」による室内楽コンサートをお届けしました。

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生憎の雨模様でとても寒い日でしたが、蝋梅や、折り紙で作られたお雛様が飾られている会場に、パステルカラーのドレスを着た出演者が登場し、一気にあたたかい春の雰囲気に。立春を迎えた季節に合わせ、ヴィヴァルディ作曲の『四季』より「春」も演奏されました。

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次々と聞きなじみのあるメロディーが登場する「有名作曲家メドレー」のあとは、「世界音楽旅行」でタンゴ、ジャズ、ルンバ、ソーラン節など、世界の踊りのリズムを楽しみました。

「ふるさと」「上を向いて歩こう」「幸せなら手をたたこう」など、演奏に合わせて歌ったり、体を動かしたりするコーナーも。中には、机の上を指で叩いてリズムをとりながら楽しむ方もいらっしゃり、終了後にお話を伺ったところ、小学生のときに弾いていたピアノを思い出したとのことでした。

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最後は、小金井ゆかりの落語家・立川こはるさんをスペシャルゲストにお迎えし、落語の『平林』というリズミカルな滑稽噺をオリジナルの音楽劇仕立てでお贈りし、たくさんの笑い声が響きました。

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次はどこに出かけていくのか、今後の「まちかどコンサート」をお楽しみに!

出演者
●ムジカこがねい[写真左から]
金 孝珍(ヴィオラ)
今井香奈(ヴァイオリン)
杉本真木(オーボエ)
阪田宏彰(チェロ)
奥村 愛(ヴァイオリン)
●立川こはる(落語)

 
【イベントレポート】
日曜カフェ~飯田有抄のクラシックは面白い!~<Vol.2>
19. 02. 05

第一線で活躍するクラシックの演奏家を招いて、知られざれるクラシックの魅力を知る講座。第2回も聞き手は、クラシック音楽ファシリテーターの飯田有抄さん。ゲストには、リコーダー奏者の水内謙一さんを迎えて、リコーダーの世界についてたっぷりとお話いただきました。

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水内さんは、東京藝術大学楽理科を卒業後、リコーダー奏者としてドイツへ留学。ヨーロッパと日本を中心に演奏活動されている、古楽界注目のリコーダー奏者です。

小学校の音楽の授業でお馴染みのリコーダー。「誰でも吹けば音は鳴り、一見単純そうに思えるが、実はとても奥が深い楽器」と語る水内さん。

軽快な曲を吹くのに適している楽器、ゆったりとした曲に適している楽器、楽譜に書かれている音域だけで楽器は選ばず、作品の音楽的雰囲気を感じ取って、楽器を使い分けているそうです。

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楽器にも個性があり、その音色は千差万別。同じメーカーのリコーダーでも、それぞれ個体差があり、驚くほど音は違うと、4本のリコーダーを用いて、音域や音色など、プロの演奏家ならではの視点で、楽器の特徴をお話されました。ちなみに、写真に写っているリコーダー立ては特注品!

聞き手の飯田さんも、実はリコーダーの愛好家。楽器を習う者にとっては、誰もが気になるのが「簡単!!上達方法」です。指導者としても活動されている水内さんから、「自分が演奏者として回り道した分、みなさんには最短で上手になってもらって、リコーダーの楽しさを知ってほしい」と、初心者でもできる練習方法、上手になるコツを伝授いただきました。

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楽器のお話からリコーダーが上手になるコツまで、知られざるリコーダーの世界へと連れて行ってくれた水内さんと飯田さん、ありがとうございました!

 最後に、リコーダーに囲まれたこきんちゃんともパチリ☆

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次回は、2月17日(日)ピアニストの菊池洋子さんにご登場いただきます。

3月30日(土)に大ホールで開催される「こがねいのミューズたちによるMy Best of Music」にもご出演いただく菊池さんから、 どんなお話が聴けるのか・・ぜひお楽しみに!

 

 

 
【イベントレポート】
まちかどコンサート(at.小金井市東小学校)
19. 01. 16

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

今回は小金井市市制施行60周年記念事業「東京楽所 ~源氏物語が誘う『雅楽の世界』~」に関連し、音楽プロデューサーの野原耕二さんによるレクチャーと、東京楽所メンバー3名による演奏を6年生のみなさんにお届けしました。

野原さんの「1,000年という長さはイメージできるかな?君たちのおじいちゃんの、そのまたおじいちゃんが生まれるよりずーっと前だね」という呼びかけから特別授業はスタートしました。シルクロードの終着駅として情報が蓄積していった日本に豊かな文化が育まれ、雅楽が生まれた歴史を、様々な資料を映しながらレクチャー。

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楽器の紹介では、東京楽所のメンバーが、なんと装束をまとって登場!

まずは天平琵琶が、現存する最古の楽譜に記されていた音楽を奏でました。この譜面は、譜面を書き損じた紙が反古紙(裏紙)として東大寺の出納帖に使用されていたために、年月を経て発見されたもの。野原さんからは「失敗したからこそ活きることもある。失敗を恐れずに、いろいろなことにチャレンジしてほしい」という子どもたちへの熱いエールも送られました。

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続いて、鳳笙、篳篥、竜笛について、それぞれの楽器がもつ意味合いや、特徴的な吹き方などの説明を交えながら音色を紹介。子どもたちは、次々に紹介される楽器を不思議そうに眺めながら、吸い込まれるように聴き入っていました。

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雅楽が大切にしている四季と調子の関係についてのクイズや、質疑応答にも積極的に参加してくれた子どもたち。最後は古今和歌集の詩から生まれた雅楽の名曲「君が代」を楽人の生演奏に合わせてみんなで口ずさみ、終了しました。

終了後、子どもたちからは、「貴重な体験ができてよかった」「もっと難しいかと思ったけど、意外と楽しかった」「吹くのは大変そうだけど、聴くのは気持ちよかった」などの感想を話してくれました。

講師:野原耕二(音楽プロデューサー)、野津輝夫(天平琵琶/鳳笙)、高多祥司(篳篥)、纐纈拓也(竜笛)

 
【イベントレポート】
まちかどコンサート(at.小金井市立本町小学校)
18. 12. 28

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

 今回は、小金井市立本町小学校5年生のみなさんへ、東京農工大学卒、同大学落語研究会出身の落語家、柳家小八(こはち)さんによる「落語のいろは」をお届けしました。

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まずは、小八さんから、「顔の方向が変わったら違う人物という意味だよ」「扇子と手ぬぐいを色々なものに見立てて使っていくよ」という“落語のルール”を教えてもらい、所作当てクイズなどをしながら、落語を聞くための想像力のウォーミングアップ!

「桃太郎」「鶴の恩返し」「花咲じいさん」などの小噺を、最初はポカーンと聞いていたみなさんでしたが、“情景を想像しながら聞く”ことや、“オチ”の要領がわかってくると、次第に笑い声が大きくなりました。

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次は、“おそばを食べる”“フライドチキンを食べる”などの所作の体験。2人の男の子と、担任の先生が挑戦し、大いに盛り上がりました。

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最後は、落語『牛ほめ』を鑑賞。「はじめての落語で、どのような反応をするか・・・」という先生方の心配をよそに、子どもたちはケラケラ、ゲラゲラ、時にはお腹をよじって爆笑しながら、すっかり日本の話芸を堪能した様子でした。

 

 
【イベントレポート】
クリスマス・ミニ・コンサート
18. 12. 25

毎年開催している入場無料の「クリスマス・ミニ・コンサート」。

今年は、小金井吹奏楽団 GREEN’Sに出演いただき、1回目は「子どものためのブラス」、2回目は「みんなのためのブラス」と、内容を変えて開催。1回目の様子をレポートします。

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楽器ごとにワンフレーズ吹きながらの出演者入場に、みんなのワクワクが高まったところで1曲目。ベルギーの作曲家、ヤン・ヴァン・デル・ローストによるコンサートマーチ「アルセナール」です。これぞ“ブラス(吹奏楽)”という華やかな音色が響きました。

次は保育士をしているという団員が“うたのお兄さん”として登場!みんなと一緒に「となりのトトロ」を歌って盛り上がりました。

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「ファミリーアニメ・コレクション」で聞きなじみのあるアニメのメロディーを、豪華なブラスバンドバージョンで演奏した後は、さらに小さな観客向けに「手遊びメドレー」。うたのお兄さんのリードで、「大きな栗の木の下で」「むすんでひらいて」などを、パパ・ママのお膝のうえで、またはノリノリで通路に踊り出て、ご家族みんなで楽しんでいました。

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最後は手作りマラカスのプレゼントを配り、「クリスマス・メドレー」を演奏。赤ちゃんは抱っこでゆらゆらしてもらいながら、少し大きい子はマラカスを振ったり歌ったりしながらクリスマスのひとときを楽しみました。出演者もお客さまも笑顔いっぱいのあたたかいコンサートとなりました。

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出演:小金井吹奏楽団 GREEN’S
指揮:佐々木由美子

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また、会場の外には、このコンサートのチラシデザインにご協力をいただいた、東京工学院専門学校グラフィックデザイン科のみなさまの作品を展示。多くの方にご覧いただきました。

 
【イベントレポート】
「こがねいクリスマスコンサート 森麻季&林美智子 デュオ・リサイタル」
18. 12. 25

全国各地から引っ張りだこの人気オペラ歌手、森麻季と林美智子によるデュオ・リサイタルを開催しました。

コンサートの幕開けはアダンの「オー・ホーリー・ナイト」。ソプラノ、メゾ・ ソプラノの二重唱で会場全体がクリスマスムードに。

デュオの後は、森さん、林さんがそれぞれソロを披露。森さんの透明感溢れる歌声と、林さんの情感たっぷりの艶やかな歌声がホールを包みます。

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後半は、オペラ・アリアの有名曲を中心とした贅沢なプログラム。衣装をチェンジしたお2人が、時に妖艶に、時に可憐に・・・と歌い演じていきました。オペラの世界へと引き込まれた聴衆から、『ブラボー!』の声が飛び交います。

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最後は歌劇『ラクメ』より花の二重唱「ジャスミンが咲くドームへ」。

鳴り止まない拍手に、ピアニストの山岸茂人さんとともに満面の笑みの歌姫(ディーバ)たち。

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アンコールに応えて、『ヘンゼルとグレーテル』より 二重唱「夕べの祈り」で今年のクリスマスコンサートを締めくくりました。

恒例となったこきんちゃんとの撮影にも、「かわいい!」と快く応じてくださいました。

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みなさまも素敵なクリスマスをお過ごしください☆

公演写真:©藤本史昭

 

 
【イベントレポート】
オッテンザマー・トリオ コンサート
18. 12. 20

12/2(日)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者アンドレアス・オッテンザマー、人気急上昇中の注目のヴァイオリニスト郷古 廉(ごうこ すなお)、そして2人の音楽をより上質な音楽へと誘うホセ・ガヤルドのピアノによる「オッテンザマー・トリオ コンサート」を開催しました。

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今回、このトリオとして初の日本公演ということもあり、自己紹介とばかりに、はじめはそれぞれの楽器の音色をたっぷりと聴かせる曲が続きました。

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アンドレアス・オッテンザマーは、ドビュッシーの「クラリネットのための第1狂詩曲」。クラリネット1本とはとても思えない重厚な響きと、想像を超える甘美な音色で、1音目が鳴った瞬間から、観客の心は釘付けに。

2曲目に登場した郷古 廉は、ドビュッシーの「ヴァイオリン・ソナタ」。まだ20代とは思えない堂々とした佇まいの中、力強く、歌心たっぷりに奏でるヴァイオリンの演奏に、圧倒される観客たち。

「亜麻色の髪の乙女」をはさみ、前半最後はトリオでプーランクの「城への招待」。高い演奏技術を求められる難曲にもかかわらず、それを楽しみながら、お互いの演奏で会話をするかのようなかけあいを披露しました。

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後半はバルトークとブラームスの楽曲で構成されたプログラム。それぞれのソロで情緒たっぷりに奏でたあと、いよいよ「コントラスツ」へ。ジャズ・クラリネット奏者のベニー・グッドマンの依頼を受けて作曲されたこの曲は、ジャズ的要素やアドリブ的奏法、そして超絶技巧がたっぷりと盛り込まれています。それぞれの旋律が寄り添ったり、相対したりと、躍動感と緊張感あふれる演奏を披露。最後は割れんばかりの拍手が沸き起こりました。 

こきんちゃんと一緒に満面の笑顔で記念写真もバッチリGETです!

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公演写真:©藤本史昭
 

 
【イベントレポート】
日曜カフェ~飯田有抄のクラシックは面白い~<Vol.1>
18. 12. 08

日曜の朝、飲み物片手に楽しむミニ講座『日曜カフェ』。
今回から3回に渡りクラシック音楽ファシリテーターの飯田有抄さんをナビゲーターに迎え、第一線で活躍する音楽家からクラシック音楽のうんちく、トリビア、裏話を聴き出します。
初回のゲストは小金井ゆかりのヴァイオリニスト滝千春さん。今年、デビュー10周年を迎え、来年はミュンヘン放送管弦楽団の客演コンサートマスターに就任が決定している、今をときめくヴァイオリニストの一人です。

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ひとつ目の質問は「ヴァイオリンを始めるきっかけは?」
「親の影響ですね。姉はピアノ、私はヴァイオリンを5歳から始めました。
今はもう弾けませんけど、子どもの弾くヴァイオリンはとても小さいんですよ」と和やかな雰囲気でスタート!

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「プロへの道を歩み始めた分岐点について」の質問には、
「2002年にコンクールに出場して優勝するまでは、練習がつらく感じることもあったけど、自分がどれだけ成長できるかが面白くなってきたので、自然とその道を目指すようになりました」と、振り返っていました。

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本番のときにもパンツルックでとってもスタイリッシュな滝さん。トークはそんなファッションの話題にも展開。
「ヨーロッパでは、このスタイルがスタンダードだと思います。私自身、足でしっかり踏ん張らないと弾けないので、スカートをはくことは無いかもしれません」

その他にも、室内楽の活動への熱い思いや、これからの抱負など、
テレビのトーク番組を見ているような明るい雰囲気の中、興味深いお話を聞くことができました。

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次回は2019年1月13日(日)にリコーダー奏者の水内謙一さんをゲストに迎えて開催します。
お楽しみに! 

 
【イベントレポート】
こどものためのコンサート
18. 12. 03

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

今回は、小金井市内の幼稚園、保育園のみなさまを当館大ホールに招待し、小金井ゆかりのチェロ奏者、阪田宏彰さんが代表を務める「チェロアンサンブルユイット」によるコンサートを開催。 

園ごとに手作りの動物プラカードでお席までご案内。先生やお友だちとドキドキしながら開演を待ちます。

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 アンダーソンの「舞踏会の美女」で華々しくコンサートが開幕。みんなが大好きな「さんぽ」「となりのトトロ」では演奏に合わせて、弾むような歌声も響きました。

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続くプログラムは再びアンダーソンの「踊る子猫」。かわいいワルツのリズムに、子猫の鳴き声のようなメロディ、スライドホイッスルの不思議な音を楽しみました。

 次は全員立ち上がって「幸せなら手をたたこう」の演奏に参加。全身を使って音楽を体感しました。

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「スーパーマリオブラザーズ」「アンパンマンマーチ」「勇気100%」という子どもたちになじみのあるプログラムに続き、アンコールでは、風船を使ってメロディを奏でるサプライズも。

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終演後は「楽しかった」「チェロっていい音がした」「ヒューっていう笛が面白かった」「風船が面白かった」など、口々に興奮した様子でお話をしてくれて、スタッフとハイタッチをしながら元気に帰っていきました。

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【チェロアンサンブルユイット】

(写真左から)櫻井慶喜、阪田宏彰、中林成爾、野村奈美、横山二葉、佐野朋子、宮坂俊一郎、小川泰典

 

 
【イベントレポート】
パスカル・ロジェ ピアノ・リサイタル
18. 11. 28

11/18(日)、クロード・ドビュッシー没後100年のメモリアル企画として、フランスの巨匠、パスカル・ロジェのピアノ・リサイタルを開催しました。

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海外ピアニストのリサイタルは実に7年ぶりということもあり、大きな拍手に包まれて登場したロジェ氏。

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リサイタルの幕開けは、ドビュッシーとも親交のあったサティの「ジムノペディ」と「グノシエンヌ」。続いて、ラヴェルの「ソナチネ」。序盤から、言葉にならないほど美しい音色に、観客は飲み込まれていきました。

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そしていよいよ本命のドビュッシー。「版画」、「映像」、「喜びの島」と人気の高い3曲を披露。
過剰さの無い淡々と控えめな語り口でドビュッシーの魅力をあるがままに聴かせたロジェ氏。

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続く第2部も、ドビュッシーの「ヴェール(帆)」で幕開け。
抽象的でミステリアスな「前奏曲集 第1集&第2集」から12曲を演奏されました。

あっという間の後半40分。最後の一音を鳴らし終えると、ひと際大きな拍手が沸き起こりました。

恒例となった、こきんちゃんとの記念写真もバッチリGETです!

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 公演写真:©藤本史昭
 

 
【イベントレポート】
まちかどコンサート(at.小金井市立小金井第一中学校)
18. 11. 10

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

今回は小金井市市制施行60周年記念事業「東京楽所 ~源氏物語が誘う『雅楽の世界』~」に関連し、音楽プロデューサーの野原耕二さんによるレクチャーと、東京楽所メンバー3名による演奏をお届けしました。

野原さんの「1,000年って、どの位の長さかイメージしてみよう!」という呼びかけから始まったレクチャーは、雅楽の成り立ち、今も解明されていない楽器のフシギ、雅楽の宇宙観などに拡がりました。

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東京楽所のメンバーは、なんと、装束をまとって登場!天平琵琶の初めの1音で音楽室が異空間へ変わったような雰囲気になり、生徒さんたちは、ハッと顔を上げて聴き入っていました。楽器や調子の説明に対応した、三管(鳳笙、篳篥、竜笛)での各種演奏のあと、締めくくりは雅楽の名曲、古今和歌集の「君が代」。「これって“君が代”じゃない?」というヒソヒソ声が、あちこちから聞こえてきて、興味を持って聴いている様子が伝わってきました。

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野原さんからは「インターナショナルな今、例えば留学した時に聞かれることは、留学先の国のことではなく、日本のこと。雅楽を始め、日本のことをまず知ろう!」「平成生まれの君たちに、次の1,000年に残る日本文化を作ってほしい!」という熱いエールも送られました。

終了後、吹奏楽部でトロンボーンを吹いているという生徒さんは、「私たちが普段吹いている音楽のような、4拍子とかのわかりやすい拍が無いのが不思議だったけど、それがステキで、かっこいいなーと思いました。」との感想をニコニコ話してくれました。

 次はみなさんの学校や施設でお会いできるかもしれませんね。お楽しみに!

 
【イベントレポート】
「こがねいガラ・コンサート2018」
18. 10. 31

【イベントレポート】

10/14(日)、「こがねいガラ・コンサート2018」を開催しました。

小金井ゆかりの演奏家により結成されたこがねいガラ・オーケストラによるコンサートも今年で7回目。小金井の秋の風物詩として、「そろそろ"こがねいガラ"の季節かな?」と楽しみにしてくださる方も増えています。

 

今年のガラ・コンサートの幕開けは、モーツァルト『劇場支配人』の序曲から。オーケストラのメンバー同士も1年振りの再会を喜ぶかのような躍動感溢れる演奏に、期待感が高まります。

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  コンサートは前半から、聴きどころが目白押し。

フルートの高木綾子さん、ハープの有馬律子さん、チェロの向山佳絵子さんをソリストに迎え、モーツァルト『フルートとハープのための協奏曲』、チャイコフスキー『ロココ風の主題による変奏曲』が続けて聴けるという贅沢なプログラム。

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茂木さんのトークもこがねいガラ・コンサートの醍醐味のひとつ。

笑いを織り交ぜながらのオーケストラメンバーの紹介など、軽快なトークで場を沸かせたかと思うと、ベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』について熱心に解説するなど、聞き応えがありました。

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後半では、そんな茂木さん渾身のベートーヴェン『英雄』がいよいよ登場します。’音楽のフランス革命’とも呼ばれ、音楽史にその名を刻むこの曲を、当時とほぼ同じという編成で聴かせる圧巻の演奏を披露。コンサート前半でソリストとして演奏されていた向山さん、高木さんもオーケストラの中に入り一緒に演奏をするという、このオーケストラならでは計らいも。アンコールにはハープの有馬さんも再び登場し、ビゼー『アルルの女』 第2組曲より第2曲「メヌエット」、マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』より間奏曲の2曲で締めくくりました。

 
【イベントレポート】
青少年のための「こがねいガラ・コンサート」2018リハーサル公開」
18. 10. 30

10/14(日)開催の「こがねいガラ・コンサート2018」に先駆け、オーケストラの音楽作りに立ち会えるリハーサル公開を青少年(中学生~25歳未満)対象に実施しました。

リハーサル見学の前には、音楽ライター・音楽評論家の柴田克彦さんから、プログラムの

1曲、ベートーヴェンの『英雄』についてのプレレクチャーを聞き、予備知識もばっちり。

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「このあとは、ステージ上で生のオーケストラのリハーサルを見学します!」と伝えると、心なしか皆緊張した面持ちに(笑)。ドキドキしながらステージ上にあがると、指揮者の茂木さんから「ようこそ!」の一言。和やかに始まるかに見えたのもつかの間、いざ茂木さんが指揮棒を振り始めると、一同息を呑みます。

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 間近で聴くオーケストラのアンサンブルの迫力たるや・・!皆、胸に手を当てて感無量の様子。指揮者の指示、コンサートマスターやオーケストラのメンバーとの目配せなどを通じて、演奏が研ぎ澄まされていくのを感じる体験はスペシャル感満載、1時間のリハーサルもあっという間に時間が過ぎていきました。

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興奮冷めやらぬまま、柴田さんから茂木さんへのインタビュー。「オーケストラの配置は?」「コンサートマスターの役割は?」といったオーケストラにまつわるエトセトラを解説いただきました。質疑応答では、待ってました、とばかりに次々に質問が!「オケには音大出身の方が多いのですか?」「指揮者として、とオーボエ奏者として、とでは心構えはどのように違ってきますか?」など好奇心溢れるピュアな質問に、茂木さんが真摯に答えてくださり、その様子をオーケストラの皆さんも微笑ましく見守ってくださいました。

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公演前日の緊張感溢れる現場を体験でき、参加した中学生・高校生たちの感激した様子がとても印象的でした。

 

 

 
【イベントレポート】
まちかどコンサート(at. 小金井市立緑中学校)
18. 10. 25

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

今回は小金井ゆかりのヴァイオリニストで、2019年からミュンヘン放送管弦楽団のコンサートマスターとしての客演就任が決定している、滝千春さんによるヴァイオリン・コンサート。

文化祭のオープニングイベントとしてお招きいただき、全校生徒で製作した色鮮やかな貼り絵をバックに、ヴァイオリンの定番曲「チャールダーシュ」や技巧を駆使した「バンジョとフィドル」などを演奏しました。

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演奏の合間には、海外留学時代~現在までの写真を使い、
「夢に向かって努力を続ける大切さ」や「日本と海外の文化や生活の違い」などのお話をしました。
また、市内唯一の弦楽部の部員へ質問を投げかけたり、生徒たちからの質問を受けたりなどの交流もありました。

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次はみなさんの学校や施設でお会いできるかもしれませんね。お楽しみに!

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(写真は右から)滝千 春(ヴァイオリン)斎藤 龍(ピアノ)

 
【イベントレポート】
こがねい落語特選 納涼 落語の華 ~煌く個性~
18. 10. 13

「個性に品を持ち、華もある」落語家たちが集った納涼落語。


いまや飛ぶ鳥を落とすほどの人気落語家の地位を確立した春風亭一之輔の「黄金の大黒」からはじまり、
夏の定番「目黒のさんま」を愉快に語る入船亭扇辰。
仲入り後は、所作も語りも色気たっぷり、古今亭文菊の「紙入れ」、
大トリの柳家花緑は「井戸の茶碗」を熱演。
どの落語家も「古典落語」の魅力を存分に聴かせた落語会でした。

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出番を終えた師匠方は、小金井市公認キャラクターのこきんちゃんと写真撮影。
高座では見ることのできない、お茶目な一面をのぞかせてくれました。 

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公演写真:©藤本史昭

 
【イベントレポート】
「こがねいガラ・コンサートをもっと楽しむための茂木大輔音楽講座」
18. 09. 30

いよいよ来月に迫った、「こがねいガラ・コンサート2018」。毎年、本番公演のプレレクチャーとして人気を博している「こがねいガラ・コンサートをもっと楽しむための茂木大輔音楽講座(ミニコンサートつき)」を今年も開催しました。

前半は、こがねいガラ・コンサートの公演でソリストとして登場いただく有馬律子さんによるハープの演奏と、楽器の歴史や構造についてのミニレクチャー。

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有馬さんが舞台上に上がられると会場の空気は一変し、バッハをはじめ3曲を演奏してくれました。

・J.S.バッハ:リュート組曲第1番BWV996

・C.サン=サーンス:ハープのための幻想曲Op.95

・F.ゴドフロア:ヴェニスの謝肉祭 Op.184

なかなか近くで見る機会の無いハープですが、その歴史は古く、最古の楽器といわれているそうです。有馬さんが弾いているのはハープの中で最も大きいグランドハープという種類。

今回多くの感嘆の声があがっていたのは、ハープについているペダルのお話の時でした。

弦にそれぞれドレミファソラシの音階があり、このペダルを踏むことで半音上げる・下げる(ピアノでいう黒鍵の音)を弾きわけているのだとか。

「ハープ奏者は白鳥に例えられます。弾いている姿は優雅ですが、足元は必死です笑」と、チャーミングな一面も。

質疑応答では「弦は全て同じ素材なのか」「手は痛くならないのか」など、ひとつひとつ丁寧にこたえてくださいました。

ハープという楽器がぐっと身近に感じられ、その魅力を存分に味わえる素敵な演奏とお話でした!

 

後半は、茂木大輔さんによるベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』の解説。

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今年のプログラムのメインである『英雄』は、茂木さんが情熱を傾けている、思い入れたっぷりの作品。音楽のフランス革命ともいわれる歴史的な大曲の解説とあって、会場の方も思わず身を乗り出す熱弁ぶり。

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それまでの交響曲との違い、この曲が世の中に与えたインパクト、楽章ごとに際立つ個性や影響を受けたと思われる楽曲の話など、溢れる情熱と知識を惜しみなく注いでいただきました。

 

茂木さん渾身のベートーヴェンの『英雄』。こがねいガラ・オーケストラの演奏が待ち遠しくなりました!

 

 
【イベントレポート】
小金井阿波おどり応援イベント「えんにち」
18. 08. 10

小金井の夏の風物詩「小金井阿波おどり」にあわせて開催した「えんにち」。
台風の影響により、7月29日(日)のみの開催となりましたが、多くの家族連れで賑わいました。

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 色をぬったり、紙をはったり、思い思いの作品を作りました。
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(左上から)・手作りうちわで書!  ・アロマバスボム~入浴剤をつくろう!  ・阿波おどり人形づくり
(左下から)・夏の夜空にキラキラ☆流れ星スノードーム ・ハッピーハットづくり

そして、飛んだり、くぐったりの遊び場では、笑い声がたくさん!

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遊んで疲れたときは絵本のお部屋で休憩も。

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阿波おどりのハッピを着て、家族やお友だちと記念撮影!最後にはごほうびスタンプも!

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みなさんの「楽しい夏休みの思い出」になっていると嬉しいです。ご来場ありがとうございました!

 
【イベントレポート】
ジャン・ワン 無伴奏チェロ・リサイタル
18. 07. 25

世界最高峰のチェリストのひとり、ジャン・ワンが小金井に登場し、バッハ作曲

「無伴奏チェロ組曲」第1~3番のソロ・リサイタルを開催しました。

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「この作品をソロで演奏するのは、ひとりきりで人生について考えるようなもの」と事前のインタビューで語ってくれたジャン・ワン。

舞台上では彼の人生について語られているかのように深く、慈愛に満ちた音色が響き渡りました。

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バッハが残したチェロのバイブルといわれる所以、高い演奏技術と表現力を要求されるこの「無伴奏チェロ組曲」。

シンプルながらも濃密な音楽に客席の集中力も高まりホールにはぴんと張り詰めた空気が漂いました。

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ホールを包んでいた言いようのない緊張感は演奏終了と同時に解き放たれ、満面の笑みでアンコールに応えてくれました。

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また、コンサート終了後には、スタッフがお願いした楽屋でのオフショットにも笑顔で応じてくれました(こきんちゃんにチェロを弾かせてくれている!)。

素晴らしい演奏に圧倒され、そのお人柄に癒された演奏会でした。

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公演写真:©藤本史昭

 
【イベントレポート】
まちかどコンサート(at. 小金井市立小金井第三小学校)
18. 07. 22

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。
今回は、小金井第三小学校を室内楽ユニット「ムジカこがねい」と一緒に訪問し、
小編成のクラシック音楽をお届けしました。 

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それぞれ楽器の紹介や、いろいろな作曲家の有名曲、また小金井市らしいスタジオジブリの音楽などを交えた、約45分間のプログラム。

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とても暑い夏の日の体育館でしたが、みなさん最後まで熱心に音楽とおはなしを聴いていました。

次はみなさんの学校や施設でお会いできるかもしれませんね。お楽しみに!

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ムジカこがねい(左から)
小金井市在住やゆかりの名手たちによるスペシャル・ユニット
奥村 愛(ヴァイオリン)
今井 香奈(ヴァイオリン)
阪田 宏彰(チェロ)
杉本 真木(オーボエ)
金 孝珍(ヴィオラ)

 

 
【イベントレポート】
施設見学会 市民ギャラリー編
18. 06. 28

“小金井 宮地楽器ホール使いこなし術シリーズ”として、6/23(土)に「施設利用者のための 施設見学会 ~市民ギャラリー編~」を開催しました。

 

日頃から展示設営の手伝いで活躍されているシルバー人材センターの方をアドバイザーにお迎えし、可動壁やワイヤーフックの使い方、照明の調整の仕方などを丁寧にレクチャー。

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市民ギャラリーの備品の使い方にとどまらず、展示作品を扱うときの心構えや、並べ方のパターンなど、展示会を企画する際にも役立つお話がたくさんありました。

 

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参加者も設営を体験しながらの、実践的な見学会となりました。

 

 
【イベントレポート】トリプルピアノ 三大ジャス・ピアニストの競演
-羽田健太郎 没後10年トリビュート-
18. 06. 24

2008年のコンサートを最後に活動を終了した「トリプルピアノ」。
羽田健太郎さんの没後10年のメモリアル企画として、
オリジナルメンバーの前田憲男さん、佐藤允彦さんに国府弘子さんを迎えて
6/17(日)にコンサートを開催しました。

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コンサートは「トリプルピアノ」の定番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」からスタート。
その他「ハンガリー狂詩曲」や「Recado Bossa Nova」など人気曲がならび、それぞれのソロ演奏もありました。

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曲と曲の間には、三名の軽快なトークにお客様の笑い声も絶えず、
羽田健太郎さんとのエピソードも交え、思い出話にも華が咲きました。

プログラムの最後は25分もつづく大曲「MEDLEY from“WEST SIDE STORY”」。
国府弘子さんとの新たな「トリプルピアノ」としての魅力を余すことなく披露し、
満員のお客様のあたたかな拍手で終了しました。


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歌心たっぷりのピアノを演奏する国府弘子さん。

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これがジャズとばかりに、本場仕込みのエキサイティングな演奏を披露する佐藤允彦さん。

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古き良きジャジーな雰囲気の前田憲男さん。

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舞台裏には取り外された3台のピアノのふたが並べられた、珍しい光景も。

 
ジャズ・ピアニスト3名が語る「私とジャズ」
-ジャズの巨匠たちによるスペシャル・トーク・イベント-
18. 05. 21

6/17(日)に開催する「トリプルピアノ」公演に先駆けて、関連企画を開催しました。
同じジャズ・ピアニストの肩書きを持ちながら、異なる経歴を持つ前田憲男さん、佐藤允彦さん、国府弘子さんが、「私とジャズ」というお題をもとに、3つのテーマについて話をしました。そして各テーマの間には、荒川康男さん(ベース)、稲垣貴庸さん(ドラムス)も加わり、豪華な演奏を披露。濃密な90分間でした。

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テーマ1 『ピアノとの出会い』
「生まれたときには既にピアノがあった(前田)」とのコメントには“お坊ちゃま疑惑”が急浮上。「いやいや、普通の家庭だよ!(前田)」とのやりとりから始まり、それぞれのピアノの思い出が語られました。

テーマ2 『ジャズとの出会い』
「親の影響で、いつの間にかジャズにふれていた(前田)」。というエピソードや、「ピアノで生きていくと決めたときに出会ったのがジャズ(佐藤)」「いろいろと音楽に行き詰っていたとき心を開放してくれたのがジャズ(国府)」など、興味深いエピソードが飛び出しました。

テーマ3 『トリプルピアノの思い出』
やはりここで出てくるのは、故・羽田健太郎さんのエピソード。「一番細かく難しいパートを弾いていた」や「お話が上手」、また、「コンサートで話すための駄洒落を必死に考えていた」など、亡くなって既に10年が経過しながらも、今なお、仲間に愛され続けられていることを、強く印象づけられるお話でした。

~演奏の様子~

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<国府弘子 セクション>
・ Girl Talk (ニール・へフティ)
・ You Tune My Heart (国府弘子)※Solo
・ マシュ・ケ・ナダ (ジョルジ・ベン)

 

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<佐藤允彦 セクション>
・ もみじ (岡野貞一)
・ Michelle (ビートルズ)

 

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<前田憲男 セクション>
・ Five Spot After Dark (カーティス・フラー)     
・ Get Me Ti The Church on Time (フレデリック・ロー)

 

 
【シェイクスピア・ウィーク】2日目の様子 14. 07. 24

スペース「N」にて開催している『シェイクスピア』を自由にお楽しみいただるイベント。

シェイクスピアを色々な角度から、それぞれお楽しみいただいています。

 

19時~開催した本日の『シェイクスピア・カフェ』は、

東京学芸大学の近藤弘幸先生に「シェイクスピアってどんな人?」を

テーマにお話いただきました。

シェイクスピアの人生を追っかけた後は、シェイクスピアの劇場(グローブ座)を囲んで

物語の世界へ。

シェイクスピアの世界の楽しみ方が広がりました。

明日は「『ハムレット』を体感してみよう!」をテーマに、

シェイクスピアをお楽しみいただく予定です。

当日のご参加もできますので、是非お立ち寄りください。

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 「『ハムレット』を体感してみよう!」 近藤弘幸(東京学芸大学教育学部准教授)

 7月25日(金)19:00~ 90分程度 無料

   シェイクスピア4大悲劇の一つにして、世界でも数多く上演されている『ハムレット』。

    『ハムレット』の1シーンにスポットをあて、みんなで体感(表現)してみましょう。

    ご自身が思い描いているシーンとは違った『ハムレット』に出会えるかも。

 

 

「シェイクスピア物語の読み聞かせ」は11時~開催です。

30分程度のお子様でもお楽しみいただける物語です。

 

15時~は「シェイクスピアの劇場を作ってみよう(クラフトアート)」を開催。

好きな色をぬって、立体の劇場が作れます。

 

 
本日開催【シェイクスピア・カフェ】の様子 14. 07. 23

本日より27日(日)まで、スペース「N」にて『シェイクスピア』を自由にお楽しみいただる

イベントを開催しています。

関連本を読んだり、お越しいただいた方同士シェイクスピアについて語り合ったり、

思い思いにお過ごしいただけますが、19時からは講師を囲んで

ドリンク片手にシェイクスピアを楽しむひととき「シェイクスピア・カフェ」で

お楽しみいただけます。

 

本日は、小金井市を拠点に活動していて、国と都の無形文化財に指定されている

日本唯一の糸あやつり人形劇団「結城座」の結城孫三郎さんをお招きし、

『日本の人形劇とシェイクスピア』についてお話いただきました。

実際に舞台で使用した人形をお持ちいただき、人形の構造や裏話も交えた

シェイクスピアのお話は、普段なかなか聞くことができない貴重な内容でした。

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『シェイクスピア・カフェ』は、明日と明後日もテーマを変え開催しますので、

是非お気軽にお立ち寄りください。

 

  「シェイクスピアってどんな人?」 近藤弘幸(東京学芸大学教育学部准教授)

 7月24日(木)19:00~ 90分程度 無料

   シェイクスピアという人や、シェイクスピアの作品はとても有名ですが、

   彼自身についてはあまり知られていません。

   シェイクスピアが戯曲を書いていた時代や彼自身の作品から、シェイクスピアを紐解きます。   

 

 「『ハムレット』を体感してみよう!」 近藤弘幸(東京学芸大学教育学部准教授)

 7月25日(金)19:00~ 90分程度 無料

   シェイクスピア4大悲劇の一つにして、世界でも数多く上演されている『ハムレット』。

    『ハムレット』の1シーンにスポットをあて、みんなで体感(表現)してみましょう。

    ご自身が思い描いているシーンとは違った『ハムレット』に出会えるかも。

 

 
◆◆公演レビュー◆◆8月11日(土)お話の森 12. 08. 12

8月11日(土)子どもとおとなのための◎読み聞かせ「お話の森」が終了しました!

夏休みということもあり、たくさんのお子さまとご家族が遊びに来てくれました。

小ホールに足を踏み入れると…子ども達がステージを間近で鑑賞できるよう、舞台と客席の間にカーペット敷きの      スペースが設けてあり、小さいお子様たちはこぞって、陣取り合戦!

舞台の上には本棚とちゃぶ台。小林顕作さんのお家にお邪魔しているような感じの、密接で、でもどこか            リラックスした空間のなか、いよいよ読み聞かせが始まりました。

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絵本の内容によって、声色を変えたり、早く読んだりゆっくり読んだり…そして時には、子ども達に語りかけたり、        顕作さんのユーモア溢れる個性と豊かな表現力で、子どもも大人もぐんぐんと絵本の世界に入り込んでいきます!

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1時間あまりの上演中、目を輝かせながら絵本にくい入る子ども達の姿と、顕作さんの一挙手一投足に歓喜する       お客様の笑い声が常に響き渡っていました。

小さなホールがたくさんの「わくわく」「ドキドキ」で満たされ、最後にはお客様皆さまが、とても晴れ晴れとした笑顔で      お帰りになっているようでした。

アンケートでは「子供も親も楽しい時間を過ごせました」「あっという間の一時間でした」                       「次回はパパにもきかせたいです。」といった声が寄せられ、ご満足いただけたようです。

ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!!

交流センターでは、今後も、親子・ご家族で気軽に楽しめる公演を開催する予定です。                       「親と子のためのシリーズⅡ」もどうぞご期待ください。

※小林顕作さんが読んでくれた絵本はこちらからご覧いただけます。

【親と子のためのシリーズ Ⅱ】

ファミリーオーケストラ・コンサート                                                      2013年3月17日(日) 開 演:14:00 (開 場:13:30) 演奏:室内オーケストラ ARCUS(アルクス)

チケット料金                                                                    大人 3,000円、中高生 1,500円、こども 1,000円/会員(大人) 2,700円 ※4歳以上入場可                                                      <友の会先行発売> 11/3(土)~                                                     <市内先行> 11/5(月)~11/12(月)                                                   <一般発売> 11/28(水)

 
市民レセプショニスト講座を実施しました! 12. 08. 03

全4回にわたって開催された市民レセプショニスト講座が、7月28日(土)大ホールの実習で最終回を迎えました!

都内のコンサートホールでレセプション・マネージャーを務めるサービスのプロが、レセプショニストとしての            基本マナーやチケットもぎり、場内案内等について実習をまじえたレクチャーが行われました。                             40名の参加者の皆さまは、毎回とても熱心に講義を聴き、メモをとりながら受講していらっしゃいました。

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でも!

レセプショニストのお仕事は座っていては覚えられません!とばかりに、実際に身体を動かして実感してみる          ロールプレイングがふんだんに取り入れられました。                                                      参加者同士が、お客様役、レセプショニスト役に分かれて何度も練習を重ねている姿が印象的でした。              ロールプレイングをすることで、動きと言葉を同時に行う難しさやお客様の気持ちを感じることができ、上達度が                          アップするそうです。

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そして、講師が参加者の皆さまに対して、キーワードのように何度もおっしゃっていたのが「笑顔」。                 どんなときでも最後は「笑顔」を忘れないこと。サービスのプロがどれほど「笑顔」を大切にしているのかが            伝わってきます。

参加者の皆さまからは「とても中身の濃い講座でとても楽しかったです。」「専門的な知識まで深く教えていただけておもしろかったです。」「講師の先生の説明がとてもわかりやすかった。」といった感想が寄せられ、                充実の内容と、講師の楽しく熱心な指導にご満足いただけた様子でした。

交流センターでは今後も、様々な講座や公演を皆さまに提供していきます。                              まだ交流センターに来たことがない、という方も、ぜひお気軽に足を運んでみてください。

 

 
大ホール見学会を実施しました! 12. 05. 25

5月20日、交流センター大ホール見学会を実施しました。
13:30からと15:30からの計2回実施し、それぞれ11名のお客様がご参加くださいました。

交流センターは、演劇などに使用されるプロセニアム形式と、コンサートなどに利用される音響反射板形式の両方が
利用できるホールです。この日は特別に、その2つの形態をご覧いただきました。
今回は、その見学会の様子をお伝えします!コピー ~ 画像 005.jpg


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見学会ではまず、プロセニアム形式の舞台でスクリーンの迫力ある映像をご覧いただきました。また、通常の見学ではご案内できない照明等の演出をご紹介します。

その後は、実際ホールを利用するときに気になる、楽屋の使い方や受付周りの様子をご覧いただきました。

その間、舞台では大急ぎ音響反射板への転換を行います。音響反射板設置の風景は、普段なかなかご覧いただくことができませんので、参加者の皆さまも興味津々。



そして、見学会の締めくくりはプロのピアニストである吉橋雅孝さんのピアノ演奏です。

吉橋さんからの「ぜひ、客席の色々なところに移動して、音の響きを体感してください」という言葉のとおり、参加者の皆さまは客席のいろんなところに移動しつつ、ホールの音の響きを確かめていらっしゃいました。もちろん、なかには吉橋さんのピアノ演奏に聴き入っているお客様も・・・。本当に素敵な演奏でした!
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ご参加の皆さまからは「音の響きを体験できよかったです」「充実した内容でした」など、ご好評をいただきました。

次回の開催は未定ですが、ホールの利用が入っていない日は、随時見学のご予約を承っておりますので、ご興味のある方はぜひ、ご来館ください。
(※通常の見学案内はプロセニアム形式でのご案内となります。音響・照明の演出、ピアノ演奏等はご覧いただけませんのでご了承ください。)