JR中央線「武蔵小金井駅」南口駅前にある文化施設です。578席の大ホールをはじめ、小ホール、市民ギャラリー、4つの練習室、和室、マルチパーパススペースがあります。
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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45 TEL: 042-380-8077 FAX: 042-380-8078 開館時間: 9:00 ~ 22:00 受付時間: 9:00 ~ 20:00 休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 |
【イベントレポート】 まちかどコンサート(at.小金井市東小学校) |
19. 01. 16 |
街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。
今回は小金井市市制施行60周年記念事業「東京楽所 ~源氏物語が誘う『雅楽の世界』~」に関連し、音楽プロデューサーの野原耕二さんによるレクチャーと、東京楽所メンバー3名による演奏を6年生のみなさんにお届けしました。
野原さんの「1,000年という長さはイメージできるかな?君たちのおじいちゃんの、そのまたおじいちゃんが生まれるよりずーっと前だね」という呼びかけから特別授業はスタートしました。シルクロードの終着駅として情報が蓄積していった日本に豊かな文化が育まれ、雅楽が生まれた歴史を、様々な資料を映しながらレクチャー。
楽器の紹介では、東京楽所のメンバーが、なんと装束をまとって登場!
まずは天平琵琶が、現存する最古の楽譜に記されていた音楽を奏でました。この譜面は、譜面を書き損じた紙が反古紙(裏紙)として東大寺の出納帖に使用されていたために、年月を経て発見されたもの。野原さんからは「失敗したからこそ活きることもある。失敗を恐れずに、いろいろなことにチャレンジしてほしい」という子どもたちへの熱いエールも送られました。
続いて、鳳笙、篳篥、竜笛について、それぞれの楽器がもつ意味合いや、特徴的な吹き方などの説明を交えながら音色を紹介。子どもたちは、次々に紹介される楽器を不思議そうに眺めながら、吸い込まれるように聴き入っていました。
雅楽が大切にしている四季と調子の関係についてのクイズや、質疑応答にも積極的に参加してくれた子どもたち。最後は古今和歌集の詩から生まれた雅楽の名曲「君が代」を楽人の生演奏に合わせてみんなで口ずさみ、終了しました。
終了後、子どもたちからは、「貴重な体験ができてよかった」「もっと難しいかと思ったけど、意外と楽しかった」「吹くのは大変そうだけど、聴くのは気持ちよかった」などの感想を話してくれました。
講師:野原耕二(音楽プロデューサー)、野津輝夫(天平琵琶/鳳笙)、高多祥司(篳篥)、纐纈拓也(竜笛)