夏休みに親子で楽しめるクラシックコンサートを大ホールで開催しました。
小さなお客さまたちを、おそろいのスタッフポロシャツで出迎えると、お気に入りの動物のぬいぐるみをギュッと抱きしめたり、ほこらし気に見せたりしながら、ニコニコご入場。
開演直前には、ホワイエで金管五重奏のズーラシアンブラスが華やかなファンファーレを響かせ、まるでお祭りが始まるかのようなワクワク感が!
最初のステージは、弦うさぎ・ベスによるピアノ演奏で「幻想即興曲」。心地よい美しい音色が響き渡ります。
続いて演奏された「こぎつね」では、満席の客席からの拍手に応えながら、ズーラシアンブラス(金管五重奏)やサキソフォックス(サックス四重奏団)のメンバーが次々と登場し、会場はどんどん盛り上がっていきました。最後に指揮者のオカピが加わり、全員で演奏された「はげ山の一夜」は大迫力でした。
続くモーツァルトメドレーではサキソフォックスが息の合った四重奏で会場全体を魅了!ズーラシアンブラスによる「オーラ・リー」もそれぞれの個性を主張し合っての演奏がとても楽しく、客席もかけ声あり、手拍子ありで応援。特にのんびり屋さんのマレーバクの居眠りを観客全員のかけ声で「おきてー!」と起こす場面は、動物さんとの距離をとても近くに感じられました。
前半はクラシックの名曲を中心に、後半はディズニー楽曲、タンゴ、ジャズ、歌謡曲までバラエティ豊かなプログラムでお届け。
前半とはうって変わって、後半のサキソフォックスの息の合わない(?)お茶目なやりとりに、子どもたちの笑い声が溢れ、スマトラトラとサキソフォックスが演奏を競い合う場面では、歓声も上がりました。
最後はオカピ指揮のもと、全員で織り成す華やかな演奏に大きな拍手が送られ、さらにアンコールでは2曲も披露。「音楽」と「物語」が生み出す楽しさと感動がたっぷりと詰まった公演となりました。
公演終了後、お客様からは「子どもが楽しんで本格的なクラシックに触れられる貴重な機会でした」「赤ちゃんを連れて楽しめる気軽さが良かったです」「すごく面白くて演奏もかっこよくて素敵でした」などのお声をいただきました。
ご来場いただきましたみなさま、レビューをお読みいただいたみなさま、ありがとうございました。
■公演の様子は、小学生の「こがねいジュニア特派員」もレポートしてくれています。こちらもぜひご覧ください。
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.7】
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.8】
(公演写真:藤本史昭)
アンコール曲目は以下の通りです。
アメリカ民謡/山口尚人 編曲:
スウィング・ロウ・スウィート・チャリオット
ご来場、ありがとうございました。