今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第三小学校 5年 荒川幹史さん

<はじめに>
ぼくは今回のコンサートがオーケストラだったので、すごく楽しみにしていました。なぜかというと、楽器がたくさんあり、すごくはく力があるからです。
開演後、バイオリンの1人が音を鳴らすと、他の人も同じ音を出して音を合わせていました。

<曲を聞いて>

《J.S.バッハ:ブランデンブルク協そう曲 第2番 ヘ長調 BWV1047》

[第1楽章]
バイオリンのなめらかな音がきれいにひびいていました。バイオリンの一人一人の動きがそろっていてかっこよかったです。指揮者が、演そうしている人の中で大きい音を出す人を見ていたりしました。前に立っているバイオリンがたくさん手を動かしているのに対し、後ろの人は少ししか手を動かしていませんでした。ほぼ全ての楽器が、同じせんりつを鳴らしていたときは、すごく大きく元気な音が出ていました。

[第2楽章]
チェンバロ→バイオリン→フルート→クラリネットの順に音を出していました。最初前に立っている3人とチェンバロしか演そうしていませんでしたが、すごくきれいに聞こえていました。フルートとクラリネットの音が合わさって、流れるようになめらかな音が出ていました。指揮者が時々、なめらかに手を上下させていました。

[第3楽章]
出だし、すごく元気なメロディーで聞いていて元気が出ました。トランペットが加わるだけで、すごく曲のふんいきや印象が変わりました。バイオリンがたくさんあると、すごくはく力のある音になりました。曲のと中で、音を鳴らしているとき、コントラバスや、バイオリンが小きざみに指を動かしていました。曲が終わると演そう者は退場していきました。

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《ドヴォルザーク:チェロ協そう曲 ロ短調Op.104》
2曲目になると1曲目に比べて楽器がたくさん増えました。

[第1楽章]
最初低く、少し暗く悲しい音から始まりました。ティンパニが連打する音はすごく力強くはく力がありました。金管楽器の音ははく力があり、1曲目に比べて力強くイメージがガラっと変わりました。第1楽章は同じせんりつをくりかえし使っていました。1人で演そうするチェロの音と、フルートの音がすごく合い、気持ちよく鳴っていました。低い音がより一そう曲をきれいにしていました。ホルンが音をきざみながら音を大きくしていくところがすごくかっこよく聞こえました。ほぼ全ての楽器で最初のせんりつを演そうしたとき最初のときよりはく力があり、あまりの音の大きさにびっくりしました。チェロが一人で最初のせんりつを弾いたとき、たくさんの楽器で演そうするのとちがい、悲しくひびいていました。チェロの人が指でげんをはじいて音を出していました。もり上がるとき金管楽器の音が楽しく元気に鳴っていました。もり上がる少し前に指揮者が大きく手をふっていました。バイオリンがいっせいに1つの音を鳴らすと、きんぱく感が増しました。

[第2楽章]
すごく平和な感じにゆったりと始まりました。トロンボーンがゆったりと気持ちよく聞こえ、落ちつく気分になりました。チェロの音が悲しく聞こえました。コントラバスが指でげんをはじいて低い音を出していました。チューバの低い音がホールにすごくきれいに広がって聞こえました。

[第3楽章]
低い音をじくに勇ましいメロディーがかっこよく聞こえました。ティンパニがすごく速い連打で曲のみ力をひきたてていました。トライアングルの「チリリリリリリ」という音がするどく大きくひびいていました。二つのフルートがぴったりとそろってきれいにひびいていました。同じようなせんりつを色々な楽器でかわりばんこに演そうしていました。第一楽章でよく出てきたせんりつが聞こえました。曲が終わった後、かん客が退場する演そう者にはく手していました。

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《ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 Op.68「田園」》

[第一楽章]
のどかな田園のようなゆったりとした始まりでした。リラックスするゆったりとしたリズムでした。同じ音をずっとバイオリンが続けて鳴らしていました。チェロやコントラバスのメロディーがゆったりとしていて気持ちがよくなる曲でした。悲しい感じはまったくなく、楽しくリラックスする曲で、ゆったりとなめらかなメロディーでした。大きく元気なメロディーのとき指揮者が大きく手をふっていました。フルートのやさしい音が田園の風景を思いうかばせてくれました。

[第2楽章]
最初から気持ちのいい音でした。楽しいリズムで元気が出て、やさしい音でリラックスもできました。同じせんりつをくりかえし使っていてすごくきれいでした。フルートの音がきれいにひびいて安心する気持ちでした。

[第3,4,5楽章]
今までよりはやいテンポで演そうしていました。指揮者はそのテンポに合わせてはやく手をふっていました。最初の音が大きくリズミカルに聞こえました。コントラバスが高速で弾く音は嵐の風のように聞こえ、ティンパニが力いっぱいたたいたところは雷のように聞こえました。だんだん大きくなる金管楽器の音はすさまじいはく力でした。

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〈感想〉
今回すごく良かったなという点は2つあります。1つ目は楽器のすさまじいはく力です。たくさんの楽器が力いっぱい音を出すとびっくりするぐらい大きな音がでるので、本当にオーケストラはいいなと思いました。
2つ目はアンコール曲についてです。曲の合い間に「ポッポ」という音を入れたりと中で鳥の効果音を付けるという所で、見ている人をさらに楽しませてくれました。
すごく感動しましたし、すごく楽しかったので来てよかったなと思いました。

(公演写真:藤本史昭)

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荒川さんは2回目の特派員レポート。1回目よりも熱量倍増!
まるでオーケストラスコアを見ながら聞いていたかのような詳細なレポートで、集中力と耳の良さにびっくりです。

スタッフによるレビューはコチラ

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休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 / 保守点検日
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.10】
こがねいガラ・コンサート 2021
21. 11. 11

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第三小学校 5年 荒川幹史さん

<はじめに>
ぼくは今回のコンサートがオーケストラだったので、すごく楽しみにしていました。なぜかというと、楽器がたくさんあり、すごくはく力があるからです。
開演後、バイオリンの1人が音を鳴らすと、他の人も同じ音を出して音を合わせていました。

<曲を聞いて>

《J.S.バッハ:ブランデンブルク協そう曲 第2番 ヘ長調 BWV1047》

[第1楽章]
バイオリンのなめらかな音がきれいにひびいていました。バイオリンの一人一人の動きがそろっていてかっこよかったです。指揮者が、演そうしている人の中で大きい音を出す人を見ていたりしました。前に立っているバイオリンがたくさん手を動かしているのに対し、後ろの人は少ししか手を動かしていませんでした。ほぼ全ての楽器が、同じせんりつを鳴らしていたときは、すごく大きく元気な音が出ていました。

[第2楽章]
チェンバロ→バイオリン→フルート→クラリネットの順に音を出していました。最初前に立っている3人とチェンバロしか演そうしていませんでしたが、すごくきれいに聞こえていました。フルートとクラリネットの音が合わさって、流れるようになめらかな音が出ていました。指揮者が時々、なめらかに手を上下させていました。

[第3楽章]
出だし、すごく元気なメロディーで聞いていて元気が出ました。トランペットが加わるだけで、すごく曲のふんいきや印象が変わりました。バイオリンがたくさんあると、すごくはく力のある音になりました。曲のと中で、音を鳴らしているとき、コントラバスや、バイオリンが小きざみに指を動かしていました。曲が終わると演そう者は退場していきました。

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《ドヴォルザーク:チェロ協そう曲 ロ短調Op.104》
2曲目になると1曲目に比べて楽器がたくさん増えました。

[第1楽章]
最初低く、少し暗く悲しい音から始まりました。ティンパニが連打する音はすごく力強くはく力がありました。金管楽器の音ははく力があり、1曲目に比べて力強くイメージがガラっと変わりました。第1楽章は同じせんりつをくりかえし使っていました。1人で演そうするチェロの音と、フルートの音がすごく合い、気持ちよく鳴っていました。低い音がより一そう曲をきれいにしていました。ホルンが音をきざみながら音を大きくしていくところがすごくかっこよく聞こえました。ほぼ全ての楽器で最初のせんりつを演そうしたとき最初のときよりはく力があり、あまりの音の大きさにびっくりしました。チェロが一人で最初のせんりつを弾いたとき、たくさんの楽器で演そうするのとちがい、悲しくひびいていました。チェロの人が指でげんをはじいて音を出していました。もり上がるとき金管楽器の音が楽しく元気に鳴っていました。もり上がる少し前に指揮者が大きく手をふっていました。バイオリンがいっせいに1つの音を鳴らすと、きんぱく感が増しました。

[第2楽章]
すごく平和な感じにゆったりと始まりました。トロンボーンがゆったりと気持ちよく聞こえ、落ちつく気分になりました。チェロの音が悲しく聞こえました。コントラバスが指でげんをはじいて低い音を出していました。チューバの低い音がホールにすごくきれいに広がって聞こえました。

[第3楽章]
低い音をじくに勇ましいメロディーがかっこよく聞こえました。ティンパニがすごく速い連打で曲のみ力をひきたてていました。トライアングルの「チリリリリリリ」という音がするどく大きくひびいていました。二つのフルートがぴったりとそろってきれいにひびいていました。同じようなせんりつを色々な楽器でかわりばんこに演そうしていました。第一楽章でよく出てきたせんりつが聞こえました。曲が終わった後、かん客が退場する演そう者にはく手していました。

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《ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 Op.68「田園」》

[第一楽章]
のどかな田園のようなゆったりとした始まりでした。リラックスするゆったりとしたリズムでした。同じ音をずっとバイオリンが続けて鳴らしていました。チェロやコントラバスのメロディーがゆったりとしていて気持ちがよくなる曲でした。悲しい感じはまったくなく、楽しくリラックスする曲で、ゆったりとなめらかなメロディーでした。大きく元気なメロディーのとき指揮者が大きく手をふっていました。フルートのやさしい音が田園の風景を思いうかばせてくれました。

[第2楽章]
最初から気持ちのいい音でした。楽しいリズムで元気が出て、やさしい音でリラックスもできました。同じせんりつをくりかえし使っていてすごくきれいでした。フルートの音がきれいにひびいて安心する気持ちでした。

[第3,4,5楽章]
今までよりはやいテンポで演そうしていました。指揮者はそのテンポに合わせてはやく手をふっていました。最初の音が大きくリズミカルに聞こえました。コントラバスが高速で弾く音は嵐の風のように聞こえ、ティンパニが力いっぱいたたいたところは雷のように聞こえました。だんだん大きくなる金管楽器の音はすさまじいはく力でした。

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〈感想〉
今回すごく良かったなという点は2つあります。1つ目は楽器のすさまじいはく力です。たくさんの楽器が力いっぱい音を出すとびっくりするぐらい大きな音がでるので、本当にオーケストラはいいなと思いました。
2つ目はアンコール曲についてです。曲の合い間に「ポッポ」という音を入れたりと中で鳥の効果音を付けるという所で、見ている人をさらに楽しませてくれました。
すごく感動しましたし、すごく楽しかったので来てよかったなと思いました。

(公演写真:藤本史昭)

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荒川さんは2回目の特派員レポート。1回目よりも熱量倍増!
まるでオーケストラスコアを見ながら聞いていたかのような詳細なレポートで、集中力と耳の良さにびっくりです。

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