小金井 宮地楽器ホール

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【イベントレビュー】神田伯山 独演会

講談界の風雲児、神田伯山さんの独演会を満員御礼にて開催しました。
開演前から伯山さんの講談を楽しみにしている老若男女のお客様の熱気が感じられました。

前座は神田梅之丞さん。演目『狼退治』で、元気に始まりました。
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そして、伯山さんの登場!
小金井市は初めてとのことで大いにほめちぎり、(笑)
特に小金井市のイメージキャラクターこきんちゃんを気に入ってくださり、高座に持ってきてお客様にもご紹介。
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そして注目の一席目は《阿武松》。
大食いがすぎて相撲部屋を破門になってしまい、身投げしようとするが、良き人達と出会い相撲取りとして出世していく人情噺。
よどみなく畳みかける伯山さんの勢いに、勝ち上がっていく阿武松の姿が見えるように話に引き込まれました。
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2席目は《万両婿》。
背負い(行商)の小間物屋が、道中人助けをしたことによってスリリングな展開に巻き込まれ、最後は大岡裁きとあいなる痛快な噺。
登場人物が多く、伯山さんの役に応じた声色の使い分けに次から次へと笑いが起こります。話の最後に伯山さんが「情けは人の為ならず」と締めると大きな拍手が沸き起こりました。
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そして後半の幕開け。
伯山さんが赤穂浪士伝の中でも大好きな噺だという《南部坂雪の別れ》。
討入り直前の、大石内蔵助と浅野内匠頭の奥方・瑤泉院との別れの噺。

噺が始まると、客席がすっと暗くなり、高座の明かりのみ。

ホールの中には伯山さんの声と、張り扇が机を叩く音が響き渡り、
お客さまも一言たりとも聞き漏らすまいと舞台に全集中。
話の情景が頭の中にありありと思い浮かべられ、最後は雪の中にいるかのよう。
特に「討ち入り連判状」で四十七士の名を一気に読み上げるところは圧巻で、拍手が沸き起こりました。
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師走にふさわしい最高の演目で、講談の世界にどっぷりと浸ることができました。

また、ホワイエでは『にっぽん、体感。―古典芸能の祭典』シリーズ公演共通の来場者特典企画を実施。神田伯山サイン色紙、友の会年会費無料、主催公演で使えるカフェチケット、和イラストの雑貨など(特典は公演により異なります)が抽選で当たる企画に、多くの方からご応募があり、大変賑わいました。古典芸能公演へご来場いただいた際は、来場者特典企画へもぜひご参加ください。 詳しくはこちら→【にっぽん、体感。―古典芸能の祭典】

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ご来場いただきましたみなさま、このレポートを読んでいただきましたみなさま、ありがとうございました。

■公演の様子は、小中学生の「こがねいジュニア特派員」もレポートしてくれています。こちらもぜひご覧ください。
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.21】
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.22】

公演写真:藤本史昭

本日の番組表

こがねい落語特選<特別編>「神田伯山 独演会」の番組は、以下の通りです。

〔前座〕 神田梅之丞・・・狼退治
〔講談〕 神田伯山・・・・阿武松
〔講談〕 神田伯山・・・・万両婿
    <お仲入り>
〔講談〕 神田伯山・・・・南部坂雪の別れ

ご来場、誠に有難うございました。

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