今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。
(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立第三小学校 5年 中川夏也子さん

私は、今回日本ぶようを初めて見ました。ふだんは、ヒップホップなどのダンスが好きです。見る前の日本ぶようの印象はおどりがゆっくりで、衣しょうがは手なイメージがありました。でもそれははずれていて、衣しょうは黒と白の羽おりとはかまでした。おどりは速いところとゆっくりなところがありました。

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そして、私がすごいと思ったところは三つあります。

一つ目は、せんすと体の動きだけでいろいろなものを表現することです。動作の強弱やせんすを使って、女の人や男の人、海や川などの生き物ではないものも表現していました。例えば、海はせんすを上下にゆらゆらと大きく動かしていました。後半でお客さんとせんすの使い方を体験した時に、使うのはむずかしいと実感しました。なぜなら私は大きなせんすを最初は開くこともできず、一緒に見ていたお父さんに広げてもらわなければならないくらい大変だったからです。最後に他のお客さんと一緒に波をつくりましたが、あまりそろわなくて、動きをそろえるのはむずかしいなと思いました。また男の人と女の人を表現のちがいは、力強さとしなやかさです。足をふむときの力の入れ方がちがいました。女の人は、やさしく足音はあまり立てず、男の人は、「ドンッ」と音を立てて、たくさん動かして表していました。

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二つ目は、「さるかに合戦」です。おどりとせんすだけなのに、物語の中にいるようでした。日本ぶようは、「とびはねる」というイメージがなかったのですが、とぶことによってたくさんのことを表現していました。

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三つ目は、最後に公演した「わかじし」です。なぜなら、おどっていた三人の動きがぴったりとそろっていたからです。と中から鈴が出てきて、鈴の音まで合わせられるのかなぁと思ったのですが、鈴の音も足音も動きも全部完ぺきにそろっていて、見入ってしまいました。

今回いくつかの作品を見て、日本ぶようについて少し知ることができたので、次は代表作「おんばしら」を見てみたいです。

(公演写真:藤本史昭)

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体と扇だけで様々な人物やモノを表現する振りを注意深く観察し、説明をとてもよく聞いてくれていたことがわかる原稿用紙3枚の力作です!

スタッフによるイベントレビューはこちらから

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TEL: 042-380-8077
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開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 19:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 / 保守点検日
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.3】
伝統芸能NEO~躍動する日本舞踊
21. 07. 23

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。
(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立第三小学校 5年 中川夏也子さん

私は、今回日本ぶようを初めて見ました。ふだんは、ヒップホップなどのダンスが好きです。見る前の日本ぶようの印象はおどりがゆっくりで、衣しょうがは手なイメージがありました。でもそれははずれていて、衣しょうは黒と白の羽おりとはかまでした。おどりは速いところとゆっくりなところがありました。

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そして、私がすごいと思ったところは三つあります。

一つ目は、せんすと体の動きだけでいろいろなものを表現することです。動作の強弱やせんすを使って、女の人や男の人、海や川などの生き物ではないものも表現していました。例えば、海はせんすを上下にゆらゆらと大きく動かしていました。後半でお客さんとせんすの使い方を体験した時に、使うのはむずかしいと実感しました。なぜなら私は大きなせんすを最初は開くこともできず、一緒に見ていたお父さんに広げてもらわなければならないくらい大変だったからです。最後に他のお客さんと一緒に波をつくりましたが、あまりそろわなくて、動きをそろえるのはむずかしいなと思いました。また男の人と女の人を表現のちがいは、力強さとしなやかさです。足をふむときの力の入れ方がちがいました。女の人は、やさしく足音はあまり立てず、男の人は、「ドンッ」と音を立てて、たくさん動かして表していました。

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二つ目は、「さるかに合戦」です。おどりとせんすだけなのに、物語の中にいるようでした。日本ぶようは、「とびはねる」というイメージがなかったのですが、とぶことによってたくさんのことを表現していました。

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三つ目は、最後に公演した「わかじし」です。なぜなら、おどっていた三人の動きがぴったりとそろっていたからです。と中から鈴が出てきて、鈴の音まで合わせられるのかなぁと思ったのですが、鈴の音も足音も動きも全部完ぺきにそろっていて、見入ってしまいました。

今回いくつかの作品を見て、日本ぶようについて少し知ることができたので、次は代表作「おんばしら」を見てみたいです。

(公演写真:藤本史昭)

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体と扇だけで様々な人物やモノを表現する振りを注意深く観察し、説明をとてもよく聞いてくれていたことがわかる原稿用紙3枚の力作です!

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