JR中央線「武蔵小金井駅」南口駅前にある文化施設です。578席の大ホールをはじめ、小ホール、市民ギャラリー、4つの練習室、和室、マルチパーパススペースがあります。
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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45
TEL: 042-380-8077
FAX: 042-380-8078

開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 20:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.27】
ピアノ・フェスティバル「トイピアノで聴くショパン」
23. 03. 15

市内の小中学生が鑑賞レポートを書いて発信する「こがねいジュニア特派員」企画!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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トイピアノで聴くショパン

小金井市立小金井第二小学校 4年 山田絵真

★コンサートについて

小金井宮地楽器ホールでは、2月23日~26日に「ピアノ! ぴあの!! PIANO!!!」というフェスティバルで、ピアノの色々なコンサートやイベントがありました。その中で、私は「トイピアノで聴くショパン」という世界一小さなコンサートに参加しました。90名程度のお客さんで、小ホールはほとんど満席です。赤ちゃんや子どもも30名くらいいて、会場はとてもにぎやかです。飯田さんは6台のトイピアノについて分かりやすく説明して、ショパンの一生について演そうとろう読をしてくれました。

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★トイピアノってどんな楽器?

「トイピアノとは、夢と思い出をかなでてくれる、大事な相ぼうです。」飯田有抄さんは、このように思いをこめて話していました。

私は、トイピアノは、小さなおもちゃで、どれも同じ音色かと思っていましたが、6台のトイピアノは様々な音色をかなでていてびっくりしました。うっとりするような音、キラキラした音、ロマンチックな音、やさしい音...。私のとなりに座っていた赤ちゃんは、演そうをきくと落ち着いたようですやすやと眠ってしまいました。トイピアノでむずかしいのは、けんばん数が少ないためピアノの曲の必要な音だけを残して、曲をアレンジすることだそうです。私も、本番の後に少しひかせてもらったのですが力加減がむずかしかったです。

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★トイピアノでつづるショパンの一生

「ピアノで歌を歌い、ピアノで詩を書いたショパン。」ショパンといえば、歌うようなメロディーが有名な、美しい曲をたくさん生みだしたポーランド出身の作曲家です。
みなさんが一番好きなショパンの曲は何ですか?飯田さんは「前奏曲 第4番ホ短調 Op.28-4」が好きだそうです。トイピアノでひくと、暗い音も明るく聞こえました。私がショパンで好きなのは、「華麗なる大円舞曲 変ホ長調 Op.18」です。かっこよくて、華やかな曲ですが、トイピアノだと、夢のような音楽に聞こえました。

ショパンは「サロンこそ、ぼくの生きる場所だ」と言ったそうです。私はサロンに興味を持ちました。サロンは貴族のパーティーのような場所だそうです。私のイメージでは、サロンはごうかなお城のような広間に、きれいなドレスやかっこいいスーツを着た人たちが集まって楽んでいるところです。ショパンはそんなキラキラした場所にぴったりだと思います。とても楽しそうなので、私もサロンに行ってみたいです。

一方で、ショパンは結核という病気で、39さいという若さで亡くなりました。短い一生でしたがたくさんの名曲を残していて、本当に才能あふれる作曲家だと思います。そんなショパンの曲をトイピアノの演そうで聞かせてもらって、ショパンの一生について深く感じることができました。

(公演写真:藤本史昭)

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山田さんのトイピアノへの気持ち、ショパンの気持ちを
丁寧に文章と絵で書いてきてくれました。
サロンでショパンがピアノを弾いている絵も
とてもすてきです!

 

スタッフによるレビューはこちらから