今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第二小学校 4年 山田康太さん

ぼくが今回演そうを聞いて印象に残った事が3つありました。それを今からご紹介します。

一つ目は、席が満席だった事です。お客さんは大人の女性がほとんどで、後からスタッフの小林さんが「とても人気のある演奏家さん」だと教えてくれました。始まる前会場を見学させていただき「とても広々としたホールだと」感じもした。その会場を満席にするほど人気のある人の演奏を聴けると思うとワクワクしました。

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二つ目は、今回バンドネオンという楽器の音色を初めて聞けた事です。チェロは名古屋に住むおじいちゃんが習っていて聞いたことがあり、ヴァイオリンよりも低かったり高かったりする楽器だなぁ。と思って聞いていました。だけど、バンドネオンは初めてでした。バンドネオンを最初に三浦一馬さんが持って出て来た時に「アコーディオンのようだな」と思いました。でもけんばんが無く、代わりにボタンが沢山ついていました。聞く前はどんな音か想像できなかったけど、多分アコーディオンのような音かな?と想像しました。後から調べたらバンドネオンの発祥はドイツで、現在はアルゼンチンタンゴで主に使われているそうです。三浦さんが「構造はパイプオルガンが小さくなったような物」と話していました。

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三つ目は、二つの楽器の演奏がとても合っていた事です。最初見た時に形が全く違う楽器の音色が合うと思いませんでした。実際聞くとそれぞれ違った音色なのに、一緒に奏でると同じようなひびき方をしていてとても心が踊りました。バロック、ワルツ、タンゴなど爽やかな曲、悲しげな曲を沢山演奏してくれましたがそのどれがととも合っていました。僕は「ガルデル:首の差で」という曲が爽やかで好きでした。それを後から家で聞いたら母が「昔の映画で使われていた曲でとてもすてきな曲だった」といっていました。そして印象的だったのが三浦さんも宮田さんも手だけでは無く、体全体を、リズムに合わせて動かし演奏してた事です。小さな音を出すときはゆっくり小さく動き大きな強い音を出すときは素早く動いていました。手だけで弾くよりも体を一緒に動かして演奏すると曲が観客により伝わると感じました。観ていて気分が盛り上がりました。

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〈まとめ〉
たった2人なのに沢山の種類のキレイな演奏を出来る事がすごいと思いました。ぼくも感動したけど会場を見渡すと手を高く上げて拍手をする人、立って拍手を送る人が沢山いました。それをみて「素てきな音楽だったよ」と皆がほめているようだと感じました。また三浦さん宮田さんの演奏を聞きに行きたいと思いました。


〈おまけ〉
曲の間のお話でチェロの宮田さんが「演奏する前に鼻の油を弦につける」と言っていたのがびっくりしました。弦のすべりを良くするために行うそうです。ぶたいを直接聞きに行ったからこそ聞けた話だと思いました。

(公演写真:藤本史昭)

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山田さんは、演奏についてはもちろん、会場のお客さんの様子もよく観察してレポートしてくれました。また、音色を予想して聴いたり、おうちに帰ってから家族でお話したりさらに調べたりと、演奏会の前後も楽しんでくれたことが伝わってきて、すばらしいなと思いました。

スタッフによるレビューはコチラ

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開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 19:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 / 保守点検日
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.15】
三浦一馬×宮田 大 スペシャル・デュオ
21. 12. 13

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第二小学校 4年 山田康太さん

ぼくが今回演そうを聞いて印象に残った事が3つありました。それを今からご紹介します。

一つ目は、席が満席だった事です。お客さんは大人の女性がほとんどで、後からスタッフの小林さんが「とても人気のある演奏家さん」だと教えてくれました。始まる前会場を見学させていただき「とても広々としたホールだと」感じもした。その会場を満席にするほど人気のある人の演奏を聴けると思うとワクワクしました。

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二つ目は、今回バンドネオンという楽器の音色を初めて聞けた事です。チェロは名古屋に住むおじいちゃんが習っていて聞いたことがあり、ヴァイオリンよりも低かったり高かったりする楽器だなぁ。と思って聞いていました。だけど、バンドネオンは初めてでした。バンドネオンを最初に三浦一馬さんが持って出て来た時に「アコーディオンのようだな」と思いました。でもけんばんが無く、代わりにボタンが沢山ついていました。聞く前はどんな音か想像できなかったけど、多分アコーディオンのような音かな?と想像しました。後から調べたらバンドネオンの発祥はドイツで、現在はアルゼンチンタンゴで主に使われているそうです。三浦さんが「構造はパイプオルガンが小さくなったような物」と話していました。

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三つ目は、二つの楽器の演奏がとても合っていた事です。最初見た時に形が全く違う楽器の音色が合うと思いませんでした。実際聞くとそれぞれ違った音色なのに、一緒に奏でると同じようなひびき方をしていてとても心が踊りました。バロック、ワルツ、タンゴなど爽やかな曲、悲しげな曲を沢山演奏してくれましたがそのどれがととも合っていました。僕は「ガルデル:首の差で」という曲が爽やかで好きでした。それを後から家で聞いたら母が「昔の映画で使われていた曲でとてもすてきな曲だった」といっていました。そして印象的だったのが三浦さんも宮田さんも手だけでは無く、体全体を、リズムに合わせて動かし演奏してた事です。小さな音を出すときはゆっくり小さく動き大きな強い音を出すときは素早く動いていました。手だけで弾くよりも体を一緒に動かして演奏すると曲が観客により伝わると感じました。観ていて気分が盛り上がりました。

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〈まとめ〉
たった2人なのに沢山の種類のキレイな演奏を出来る事がすごいと思いました。ぼくも感動したけど会場を見渡すと手を高く上げて拍手をする人、立って拍手を送る人が沢山いました。それをみて「素てきな音楽だったよ」と皆がほめているようだと感じました。また三浦さん宮田さんの演奏を聞きに行きたいと思いました。


〈おまけ〉
曲の間のお話でチェロの宮田さんが「演奏する前に鼻の油を弦につける」と言っていたのがびっくりしました。弦のすべりを良くするために行うそうです。ぶたいを直接聞きに行ったからこそ聞けた話だと思いました。

(公演写真:藤本史昭)

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山田さんは、演奏についてはもちろん、会場のお客さんの様子もよく観察してレポートしてくれました。また、音色を予想して聴いたり、おうちに帰ってから家族でお話したりさらに調べたりと、演奏会の前後も楽しんでくれたことが伝わってきて、すばらしいなと思いました。

スタッフによるレビューはコチラ