小金井 宮地楽器ホール

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【イベントレビュー】江戸糸あやつり人形 結城座

大きな提灯、舞台が見下ろせる階段状の客席など、普段とは違う雰囲気の小ホールで、結城座の公演を開催しました。
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小金井市に拠点を構え、「国記録選択無形民俗文化財」「東京都無形文化財」に指定されている結城座を支えるメンバーの結城育子さんから、今回の演目「東海道中膝栗毛 ~赤坂並木から卵塔場まで~」の紹介がありました。十返舎一九作の大ベストセラーであり、江戸時代、庶民に大流行した本作。名コンビの弥次さん喜多さんのお話は、結城座を代表する古典演目の一つとなっているとのこと。

そして、いよいよ上演。新内のホープ、多賀太夫による生の弾き語りで江戸の旅の世界に引き込まれます。
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弥次郎兵衛(弥次さん)は十三代目 結城孫三郎さん、喜多八(喜多さん)は三代目 両川船遊さんが糸を操ると、人形に命が吹き込まれたように舞台が進みます。
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人形遣いが台詞を語るため、人形がみずから話しているよう。丁々発止の台詞のかけあいに思わず笑いも起き、人形の魅力を最大限に感じる時間になりました。
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上演が終わると人形の仕組みについての解説です。手板(ていた)という操作板から、人形を吊っている「きき糸」では、頭と肩を、「あそび糸」では、手足などを巧みに操りながら十数本の糸で人形を動かします。人形のサイズは演目によってさまざまなものがあるそうです。
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その後は観客の中から希望者を募って、実際の人形あやつりに挑戦!
観客が次々と舞台上に上がります。結城座の座員に教えてもらいながら、人形の足をあげたり、手を動かしたり。全員並んで観客の方に歩いてくる人形の動きには歓声が上がりました。
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終演後には「こがねいジュニア特派員」も体験。十三代目 結城孫三郎さん自らが、人形の動かし方を手ほどきしてくださいました。
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また、入口では『にっぽん、体感。―古典芸能の祭典』シリーズ公演共通の来場者特典企画を実施。友の会年会費無料、結城座オリジナルポストカード(2枚組)、主催公演で使えるカフェチケット、和イラストの雑貨など(特典は公演により異なります)が抽選で当たる企画に、多くの方からご応募があり、大変賑わいました。古典芸能公演へご来場いただいた際は、来場者特典企画へもぜひご参加ください。 詳しくはこちら→【にっぽん、体感。―古典芸能の祭典】
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ご来場いただきましたみなさま、このレポートを読んでいただきましたみなさま、ありがとうございました。

■公演の様子は、小中学生の「こがねいジュニア特派員」もレポートしてくれています。こちらもぜひご覧ください。
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.19】
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.20】

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