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【イベントレビュー】[第24回 こがねい落語特選]新春 欣喜雀躍の会

年の初めを飾る豪華な顔ぶれが揃った「第24回 こがねい落語特選 新春 欣喜雀躍の会」を、満員御礼で開催しました。

開口一番を務めたのは、桃月庵白酒師匠のお弟子さん、桃月庵ぼんぼりさん。演目は『のめる』。二人の男が罰金を賭けて互いの口癖を指摘し合う軽妙な噺で、会場を笑いで温めました。

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続いて登場したのは、昨年春に落語協会で12年ぶりの抜擢で真打に昇進した人気急上昇中の三遊亭わん丈師匠。公式サイトから届いた弟子志願のエピソードや、母親とのハワイ旅行の話を盛り込んだ軽快なマクラで観客を引き込むと、その後は『星野屋』を披露。テンポの良い語り口の中でも、主人公の水茶屋お花とその母親の掛け合いが見事で、会場は大きな笑いに包まれました。

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前半の最後を飾ったのは、古今亭菊之丞師匠。「昔は売り声で四季がわかったそうで~」という語りから、売り声の七変化を披露。そして、1月から縁起の良い『火焔太鼓』へ。テンポの良い夫婦の掛け合いや、「(太鼓の買い取り額を)手いっぱいに申せ」と言われた道具屋の主人が、これでもかと手を広げる愛嬌たっぷりの演技で観客を魅了し、サゲまで一気に駆け抜けました。

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仲入り後には、切れ味鋭いマクラと美声が魅力の桃月庵白酒師匠が登場。演目は『代書屋』。話の通じない客に感情を抑えて質問をする代書屋と、聞かれたことを率直に答える客との滑稽なやり取りが絶妙。師匠の間の妙を存分に生かした語りで会場を沸かせました。

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最後に登場したのは、春風亭一朝師匠。「イッチョウケンメイやりますのでよろしくお願いします」というおなじみの挨拶に大きな拍手が送られる中、演目『二番煎じ』を披露。落ち着いた語り口と絶妙な間合いで、江戸の旦那衆の夜回り情景を鮮やかに描き出しました。猪鍋を囲んで酒を酌み交わす場面では、まるで本当に鍋の香りが漂ってくるような臨場感があり、こちらもお腹が空いてしまうほど(笑)。会場には終始笑いが絶えず、和やかな空気の中で幕を閉じました。

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お客様からは「話芸の素晴らしさを満喫できました」「落語家さんと一体感があって大笑いできました」などのお声をいただきました。
ご来場いただきましたみなさま、このレポートを読んでいただきましたみなさま、ありがとうございました。

■公演の様子は、小学生の「こがねいジュニア特派員」もレポートしてくれています。こちらもぜひご覧ください。
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.17】

(公演写真:藤本史昭)

本日の番組表

本日の番組表は以下の通りです。

[開口一番]のめる・・・桃月庵ぼんぼり
[落語]星野屋・・・・・三遊亭わん丈
[落語]火焔太鼓・・・・古今亭菊之丞
    <お仲入り>
[落語]代書屋・・・・・桃月庵白酒
[落語]二番煎じ・・・・春風亭一朝

ご来場、ありがとうございました。

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