みんなでココロとカラダいっぱいに
音楽のシャワーを浴びよう!
日曜日の気持ちの良い午後、「0歳からの脳育クラシック」が開催されました。
赤ちゃん、小さなお子さん連れのご家族が多く、子どもたちのにぎやかな声の中、
弦楽四重奏のクァルテット・エクセルシオが登場。
ヴァイオリンの西野ゆかさん、北見春菜さん、ヴィオラの吉田有紀子さん、チェロの大友肇さんが素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
始まりはモーツァルト作曲「ディヴェルティメント」。リズミカルで楽しい曲の後は、
ボロディン作曲「ノクターン」で心地良い音色が会場を包み込みます。
聴き入っている方、泣いている子、拍手している子、眠っている赤ちゃん…
クラシックの名曲を思い思いに感じている様子。
2曲が終わったところで、ナビゲーターの浦久俊彦さんが登場してトークコーナーへ。
ゲストは元・東小金井えんどう小児科院長の遠藤泰弘先生。
「泣いても騒いでも、子ども達の元気な声を聞けるのは嬉しい」と笑顔で会場内を見渡していました。
観客の大人たちは遠藤先生から配布された資料を見ながら、
普段からの体調観察が大切だというお話を熱心に聞き入っていました。
お話のあとはエルガー作曲「愛の挨拶」の柔らかな曲から、モンティ作曲「チャルダッシュ」へ。
ゆったりとした音色が徐々にスピード感を増していく、超絶技巧の演奏に魅了されました。
そしてチャイコフスキー作曲「アンダンテ・カンタービレ」では深々としたチェロの音色と美しいアンサンブルが会場に響き渡り、
ドヴォルザーク作曲「アメリカ」は弦楽四重奏の温かみを感じる演奏が心を安らかにしていきます。
再び浦久さんのナビゲートで、今度はクァルテット・エクセルシオとのトークタイム。
ヴァイオリンの西野さん、北見さんは、小金井での演奏を楽しみにしていたとのこと。
ヴィオラの吉田さんが「祖父母が小金井に住んでいたのでとてもなじみ深いです」と話されたり、
チェロの大友さんが「4人子どもがいます」と話されると会場は和やかな雰囲気で満たされました。
後半のバーバー作曲「弦楽のためのアダージョ」では美しくも哀しいメロディが歌われ、
グレインジャー作曲「岸辺のモリ―」でテンポの良い楽しいリズムに客席もノリが良くなってきたところで
スペシャルゲスト、小金井市のイメージキャラクターこきんちゃんが登場!
子ども達は一斉に目が釘付けに。(笑)
アンダーソン作曲「フィドル・ファドル」の軽快でスピード感あふれる曲に乗せて、踊るこきんちゃん。
アンコールは「八木節(やぎぶし)」の威勢の良い日本の曲でフィナーレ!
楽しい空気に包まれての終演となりました。
お客様からは「1歳の子どもと初めてのコンサートは居心地よくて楽しかった」
「本格的なクラシックの生演奏を子どもに聞かせてあげられて嬉しかった」「泣いてもOKでよかった」などのお声をいただきました。
ご来場いただいた皆様、レビューを読んでくださった皆様ありがとうございました。
終演後はみんなで記念写真。
■公演の様子は、小中学生の「こがねいジュニア特派員」もレポートしてくれています。こちらもぜひご覧ください。
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.1】
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.2】
(公演写真:藤本史昭)
今回のコンサートは、弦楽四重奏の古今東西の名曲をちりばめた、まさに「いいとこどり」プログラムになっています。
楽しい、わくわく、しみじみ、しっとり・・いろいろな気持ちがあふれる演奏会です。
私達と一緒に、音楽の世界旅行に出かけませんか?
クラシックや弦楽四重奏になじみがないな・・と思われていらっしゃる方も、気軽にお楽しみいただけます!
素敵な響きの小金井宮地楽器ホールでぜひお会いしましょう!
■八木節(やぎぶし)
ご来場ありがとうございました。