11/18（日）、クロード・ドビュッシー没後100年のメモリアル企画として、フランスの巨匠、パスカル・ロジェのピアノ・リサイタルを開催しました。

海外ピアニストのリサイタルは実に7年ぶりということもあり、大きな拍手に包まれて登場したロジェ氏。

リサイタルの幕開けは、ドビュッシーとも親交のあったサティの「ジムノペディ」と「グノシエンヌ」。続いて、ラヴェルの「ソナチネ」。序盤から、言葉にならないほど美しい音色に、観客は飲み込まれていきました。

そしていよいよ本命のドビュッシー。「版画」、「映像」、「喜びの島」と人気の高い3曲を披露。
過剰さの無い淡々と控えめな語り口でドビュッシーの魅力をあるがままに聴かせたロジェ氏。

続く第2部も、ドビュッシーの「ヴェール（帆）」で幕開け。
抽象的でミステリアスな「前奏曲集 第１集＆第2集」から12曲を演奏されました。

あっという間の後半40分。最後の一音を鳴らし終えると、ひと際大きな拍手が沸き起こりました。

恒例となった、こきんちゃんとの記念写真もバッチリGETです！

 公演写真：©藤本史昭