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JR中央線「武蔵小金井駅」南口駅前にある文化施設です。578席の大ホールをはじめ、小ホール、市民ギャラリー、4つの練習室、和室、マルチパーパススペースがあります。
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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45 TEL: 042-380-8077 FAX: 042-380-8078 開館時間: 9:00 ~ 22:00 受付時間: 9:00 ~ 20:00 休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 |
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(市内団体対象) 4月1日実施「施設利用抽選」のお知らせ | 25. 03. 15 |
*大・小ホール、市民ギャラリー →『抽選用施設利用申込書』をご提出ください。
*練習室・和室 →施設予約システムよりお申し込みください。
*大ホール・小ホール・市民ギャラリー 令和8年5月分
*練習室・和室 令和7年10月分
令和7年3月15日(土)9:00~3月25日(火)20:00 必着
※3月18日(火) 休館
*大ホール・小ホール・市民ギャラリー 令和8年4月の空き状況表PDF (令和7年3月15日現在)
*練習室・和室 施設予約システムにてご確認ください
『抽選用施設利用申込書』は館内に設置しているほか、こちらからもダウンロードできます。
*大ホール 『抽選用施設利用申込書大ホールPDF』 『大ホール申込書記入例PDF』
*小ホール 『抽選用施設利用申込書小ホールPDF』 『小ホール申込書記入例PDF』
*市民ギャラリー 『抽選用施設利用申込書市民ギャラリーPDF』 『市民ギャラリー申込書記入例PDF』
※大・小ホール、市民ギャラリーで2件以上の予約(2巡目、3巡目)をご希望の場合は、『抽選用施設利用申込書』をそれぞれご提出ください。空いているスペースに「2巡目用」「3巡目用」とご記入ください。
●注意事項
<全施設共通>
*保守点検や、当館の主催公演・小金井市による利用などにより、ご予約いただけない日があります。空き状況をご確認のうえ、希望日を決定してください。
*抽選参加には、事前に利用者登録が必要です。利用者登録は、代表者本人が確認書類をお持ちになり、当館2階事務室にご来館の上お手続きください。また、練習室・和室の抽選参加には、団体の有効期限が、予約対象月まで有効であることが必要です。
<大・小ホール、市民ギャラリー>
*大・小ホール、市民ギャラリーの『抽選用施設利用申込書』は、受付期間中にご提出ください。なお、確認事項がある場合、当館よりご連絡させていただきます。申込書の連絡先には、必ず日中連絡がつく電話番号をご記入ください。
*大・小ホール、市民ギャラリーの抽選に参加できるのは、1催事につき1団体のみです。
*大ホールをリハーサル/舞台面限定利用割引で予約する場合、2巡目に申込みの受付をします。1巡目では、全面利用を対象に申込みの受付をします。
※1巡目で全面利用として予約をした場合、抽選後に各割引利用への変更はできません。
<練習室・和室>
*練習室・和室の抽選に申し込めるのは、1団体につき最大6件までです。
〈来館による提出〉
提出先 当館2階事務室
受付時間 9:00~20:00
休館日 毎月第2.3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) 年末年始および保守点検日
〈郵送による提出〉
〒184-0004 東京都小金井市本町6-14-45 小金井 宮地楽器ホール 2階事務室 抽選 係
〈FAXによる提出〉
FAX番号 042-380-8078
※FAXでご提出の場合は、送信後お客様より確認のお電話をお願いいたします。(TEL番号 042-380-8077)
友の会イベントレポート 朗読と年中行事の愉しみ~桜の季節に寄せて~ |
25. 03. 08 |
今回の友の会会員向けイベントは、小金井ゆかりの俳優で朗読家の長谷川葉月さんと、季節の室礼(しつらい)を研究されている枝川寿子さんを迎え、桜にまつわる作品の朗読と講話をお届けしました。
まずは梶井基次郎 作『桜の樹の下には』の朗読から。
暗い舞台にスポットライトがあたると「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」という強烈なセリフで幕が開きました。
病床に臥せっていて「生」と「死」について逡巡していた梶井が表した「桜」。その妬ましいほどの神々しい美しさや、それと表裏一体であるおどろおどろしさが、長谷川さんの抑揚をおさえた朗読や時折落とす視線などによって表現されました。
続く、枝川さんによる講話では、そんな「桜」の語源や、なぜ日本人は花見をするのか、などについて、興味深い話を聞くことができました。
サクラは「サ」の音=農耕・稲の意、と、「クラ」の音=神聖な高い所の意、が合わさった言葉で、「春の農作の開始時期に咲く、農耕民族である日本人にとって重要な花。満開の桜を秋の豊作に見立て先に喜びお祝いをしたり、田の神に豊作を祈ったり、という意味で花見をします」とのこと。今年の桜を見るときには、より深く味わえそうな気がするレクチャーでした。
後半は、冒頭の作品とはうって変わって明るい作品、角田光代 作『名前』の朗読をお届けしました。
「春に生まれたから」という簡単な理由で平凡な「春子」という名前を付けられたと思っていた彼女が、陣痛が来て乗り込んだタクシーの中から満開の桜を見て「春だ、と今さら気づいたかのように思った。~視界のすみずみまで春だった。~そうか、母が私を産むために急いだ道も、こんなふうにまるごと春だったんだろう」と名前に込められた愛情に気づき、そして、これから名前をつけるお腹の中の子のことを想うというストーリー。
子ども時代のコミカルなシーンから、最後の畳みかけるような鮮やかな春の描写と感情の高揚までをありありと演じ、客席はあたたかい感動に包まれました。
最後は二人の対談で、名前につく「子」の由来や、お花見以外の年中行事や節供(節句)、それに伴う室礼についてなど、話が弾みました。
寒波が到来していた中でしたが、桜をテーマにした朗読と講話を通して、よりいっそう春が待ち遠しくなったひとときとなりました。
ご来場いただいたみなさま、レポートをご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。