JR中央線「武蔵小金井駅」南口駅前にある文化施設です。578席の大ホールをはじめ、小ホール、市民ギャラリー、4つの練習室、和室、マルチパーパススペースがあります。
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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45
TEL: 042-380-8077
FAX: 042-380-8078

開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 20:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.13】
ピアノと物語「ジョルジュ」
21. 11. 27

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立緑小学校 5年 藤井陽香さん

私が今回観賞したピアノと物語「ジョルジュ」は、女流作家ジョルジュとかの女を支えた弁護士との手紙のやりとりと朗読と同じ時代に作られたショパンの曲がピアノで演奏されています。

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私の心に残った音楽と朗読をいくつか紹介します。

演奏曲の中で一番心に残ったのは、前半の最後に演奏された「雨だれ」です。この曲の特徴は、雨音のような低い音の伴奏に、やさしいメロディーが重なるところです。やさしいメロディーからは、春の暖かい様子が心にうかびました。低音の伴奏からは、まるで本当に雨がふっているような気がしました。

後半の中ごろに演奏された「英雄」も心に残りました。この曲のおもしろさは曲の調子がいろいろと変化していくところです。後から調べたことですが、ショパンが故郷のポーランドに帰りたいと思いながら帰ることができなかった思いがこの曲に表されているといわれているそうです。私も、この曲を聞いて、ショパンの強い思いが伝わってきました。

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朗読の中では、終盤のジョルジュと弁護士の二人が、ショパンとの思い出を語る場面が心に残りました。

「散歩中にジョルジュのポケットに入っている食べ物のくずをジョルジュの後ろを歩いているロバがほしがって鼻でジョルジュの背中をつっつく。そうするとロバの上に乗っているショパンが笑う。その笑い声が今でも聞こえてくるよう。」

このセリフは、観賞しながら思わずメモを取りました。私は、このセリフから、今でもジョルジュはショパンのことを愛しているのだなと思いました。

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今までに音楽だけの演奏会は何度か行ったことがありますが、朗読を聞いたのは初めてでした。げきとはちがって動きが少なく、読むだけなのに、げき以上に話の中身が伝わってきました。

学校の授業などで、音読や朗読をすることがありますが、初めて聞いた相手でも、話の中身が良く伝わるようにできるようになりたいです。

(公演写真:藤本史昭)

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藤井さんは心に残った曲やシーンについて、レポートしてくださいました。「北村英治スーパ―カルテット」の時と同様に、自分自身の体験に結び付けた学びとして吸収しているのもすばらしい!

スタッフによるレビューはコチラ

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.12】
ピアノと物語「ジョルジュ」
21. 11. 27

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第一小学校 1年 佐久間和葉さん

【このこうえんは...】
ショパンのピアノと、ジョルジュとミッシェルのやりとりをたのしいこうえんでした。はじめての、ろうどくといっしょに、コンサートをきいたら、ショパンのことがよくわかってきたと、おもいます。

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【ジョルジュってこんな人】
ショパンのきょくをつくるために、ジョルジュはひつようでした。
ジョルジュはつよくて、あたまがよくて、ショパンのひくきょくがすきと、かんじました。

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【ショパンのきょく ベスト3】
ジョルジュは「青」といっていたけど、わたしがおもった色もあるよ!

①「げんそうそっきょうきょく」・・・わたしがすきだったからきけてうれしい(※紫・青)
②「えいゆうぽろねーず」・・・きゃくがうれしそう(※赤・オレンジ・黄色)
③「ロマンチェ」・・・きれい、いやすような...(※黄色・緑)

※描いてくれた色を文字で表記しました。

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(公演写真:藤本史昭)

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佐久間さんは、セリフも曲数も盛りだくさんだった情報量の多い公演を、画用紙1枚に一目でわかる楽しい記事に上手にまとめてくれました。絵も記事の構成も素晴らしくてびっくりです!!

スタッフによるレビューはコチラ

 
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.11】
こがねいガラ・コンサート 2021
21. 11. 11

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第三小学校 5年 中川夏也子さん

私は、今回クラシックのコンサートを初めて聴きました。聴く前は、「どんなだろう」と想像もつきませんでした。そして、他のお客さんを見ると、クラシックを聴きなれているような人がたくさんいました。なぜかというと、拍手のタイミングや曲の聴き方など、マナーを知っていたからです。

 一曲目のバッハのブランデンブルク協奏曲では、4人の奏者に私はひきつけられました、男性がトランペットを、女性3人がフルート、オーボエ、ヴァイオリンの楽器を奏でました。そして、オーボエのはっきりしていて、芯のある音と、フルートの高く品のある音がすてきでした。すずしい朝に4人の人たちが楽しくお話しているような、元気で明るい曲でした。後ろの楽器の人たちも、それぞれ楽しくお話しているようでした。

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 二曲目のドヴォルザークのチェロ協奏曲は、最初はすごくミステリアスで、森の中を歩きながらうすぐらくてけものと出会いそうな曲でした。チェロの音がすごく強くて、かっこよかったです。

 そして、三曲目のベートーヴェンの交響曲ではヴァイオリンとティンパニーの二つの楽器がすごく合っているなと思いました。私はバレーボールをやっているのですが、ティンパニーが「ドン!」と強い一つの音を出してトスをあげて、ヴァイオリンがスパイクを打つような感じでした。ティンパニーは、細かく小きざみな音でも、全部の音が生きているように感じました。

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 最後のアンコール曲は、すごく楽しかったです。女の人がふいたハトの鳴き声がするふえと、他の楽器も合わせて手をたたいたのが、春の公園できれいなお花を見ながら小鳥の大合唱を聴いているみたいでした。

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 クラシックのコンサートは、はげしかったり、強弱があったり、バラエティが豊かでした。私も、学校の発表会のために楽器の練習をがんばっているので、上手に合わせたいです。

(公演写真:藤本史昭)

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中川さんは前回の日舞公演に続き、2回目の特派員レポート。「クラシックのコンサートは初めて」とは思えないほど、曲からいろいろな情景をイメージしたり、自分が習っているバレーボールに重ね合わせて表現したりと、感性豊かな楽しいレポートです。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.10】
こがねいガラ・コンサート 2021
21. 11. 11

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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小金井市立小金井第三小学校 5年 荒川幹史さん

<はじめに>
ぼくは今回のコンサートがオーケストラだったので、すごく楽しみにしていました。なぜかというと、楽器がたくさんあり、すごくはく力があるからです。
開演後、バイオリンの1人が音を鳴らすと、他の人も同じ音を出して音を合わせていました。

<曲を聞いて>

《J.S.バッハ:ブランデンブルク協そう曲 第2番 ヘ長調 BWV1047》

[第1楽章]
バイオリンのなめらかな音がきれいにひびいていました。バイオリンの一人一人の動きがそろっていてかっこよかったです。指揮者が、演そうしている人の中で大きい音を出す人を見ていたりしました。前に立っているバイオリンがたくさん手を動かしているのに対し、後ろの人は少ししか手を動かしていませんでした。ほぼ全ての楽器が、同じせんりつを鳴らしていたときは、すごく大きく元気な音が出ていました。

[第2楽章]
チェンバロ→バイオリン→フルート→クラリネットの順に音を出していました。最初前に立っている3人とチェンバロしか演そうしていませんでしたが、すごくきれいに聞こえていました。フルートとクラリネットの音が合わさって、流れるようになめらかな音が出ていました。指揮者が時々、なめらかに手を上下させていました。

[第3楽章]
出だし、すごく元気なメロディーで聞いていて元気が出ました。トランペットが加わるだけで、すごく曲のふんいきや印象が変わりました。バイオリンがたくさんあると、すごくはく力のある音になりました。曲のと中で、音を鳴らしているとき、コントラバスや、バイオリンが小きざみに指を動かしていました。曲が終わると演そう者は退場していきました。

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《ドヴォルザーク:チェロ協そう曲 ロ短調Op.104》
2曲目になると1曲目に比べて楽器がたくさん増えました。

[第1楽章]
最初低く、少し暗く悲しい音から始まりました。ティンパニが連打する音はすごく力強くはく力がありました。金管楽器の音ははく力があり、1曲目に比べて力強くイメージがガラっと変わりました。第1楽章は同じせんりつをくりかえし使っていました。1人で演そうするチェロの音と、フルートの音がすごく合い、気持ちよく鳴っていました。低い音がより一そう曲をきれいにしていました。ホルンが音をきざみながら音を大きくしていくところがすごくかっこよく聞こえました。ほぼ全ての楽器で最初のせんりつを演そうしたとき最初のときよりはく力があり、あまりの音の大きさにびっくりしました。チェロが一人で最初のせんりつを弾いたとき、たくさんの楽器で演そうするのとちがい、悲しくひびいていました。チェロの人が指でげんをはじいて音を出していました。もり上がるとき金管楽器の音が楽しく元気に鳴っていました。もり上がる少し前に指揮者が大きく手をふっていました。バイオリンがいっせいに1つの音を鳴らすと、きんぱく感が増しました。

[第2楽章]
すごく平和な感じにゆったりと始まりました。トロンボーンがゆったりと気持ちよく聞こえ、落ちつく気分になりました。チェロの音が悲しく聞こえました。コントラバスが指でげんをはじいて低い音を出していました。チューバの低い音がホールにすごくきれいに広がって聞こえました。

[第3楽章]
低い音をじくに勇ましいメロディーがかっこよく聞こえました。ティンパニがすごく速い連打で曲のみ力をひきたてていました。トライアングルの「チリリリリリリ」という音がするどく大きくひびいていました。二つのフルートがぴったりとそろってきれいにひびいていました。同じようなせんりつを色々な楽器でかわりばんこに演そうしていました。第一楽章でよく出てきたせんりつが聞こえました。曲が終わった後、かん客が退場する演そう者にはく手していました。

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《ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 Op.68「田園」》

[第一楽章]
のどかな田園のようなゆったりとした始まりでした。リラックスするゆったりとしたリズムでした。同じ音をずっとバイオリンが続けて鳴らしていました。チェロやコントラバスのメロディーがゆったりとしていて気持ちがよくなる曲でした。悲しい感じはまったくなく、楽しくリラックスする曲で、ゆったりとなめらかなメロディーでした。大きく元気なメロディーのとき指揮者が大きく手をふっていました。フルートのやさしい音が田園の風景を思いうかばせてくれました。

[第2楽章]
最初から気持ちのいい音でした。楽しいリズムで元気が出て、やさしい音でリラックスもできました。同じせんりつをくりかえし使っていてすごくきれいでした。フルートの音がきれいにひびいて安心する気持ちでした。

[第3,4,5楽章]
今までよりはやいテンポで演そうしていました。指揮者はそのテンポに合わせてはやく手をふっていました。最初の音が大きくリズミカルに聞こえました。コントラバスが高速で弾く音は嵐の風のように聞こえ、ティンパニが力いっぱいたたいたところは雷のように聞こえました。だんだん大きくなる金管楽器の音はすさまじいはく力でした。

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〈感想〉
今回すごく良かったなという点は2つあります。1つ目は楽器のすさまじいはく力です。たくさんの楽器が力いっぱい音を出すとびっくりするぐらい大きな音がでるので、本当にオーケストラはいいなと思いました。
2つ目はアンコール曲についてです。曲の合い間に「ポッポ」という音を入れたりと中で鳥の効果音を付けるという所で、見ている人をさらに楽しませてくれました。
すごく感動しましたし、すごく楽しかったので来てよかったなと思いました。

(公演写真:藤本史昭)

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荒川さんは2回目の特派員レポート。1回目よりも熱量倍増!
まるでオーケストラスコアを見ながら聞いていたかのような詳細なレポートで、集中力と耳の良さにびっくりです。

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【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.9】
こがねいガラ・コンサート 2021
21. 11. 11

今年度、当館では新企画として、市内の小中学生から主催公演を鑑賞してレポートを書いてくれる「こがねいジュニア特派員」を募集しました。応募者多数の中、採用された特派員の鑑賞レポートをぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)
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はじめてのしゅざい

小金井市立東小学校 1年 田中美桜さん

 こんかいはじめてジュニアとくはいんになりました。はじめてのしゅざいはとてもドキドキしました。

 みやじがっきホールは、ひろくてすてきなところでした。ホールは、ガラコンサートをみにきたおきゃくさんでまんぱいでした。わたしは2かいせきからかんしょうしました。

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 ガラコンサートできいたきょくは、どれも音がそろっていてきれいな音いろになっていました。

 おすすめしたいきょくは、二ばんめの「ドヴォルザーク チェロきょうそうきょく ロたんちょう」で、きれいな音がこころにひびいてきました。小さながっきや大きながっきが、みんなそろって一つの音をだすと、こんなにこころにひびく音になるのかと、おもいました。とくに、チェロとティンパニーがどのがっきの音よりも大きい音でした。はじめてみるがっきの音は、どれもあたらしい音でした。

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 わたしのすきながっきは、ヴァイオリンです。わたしもあんなふうにがっきをひけるようになって、いつかみやじがっきホールで、おきゃくさんたちをにこにこにしてあげたいです。

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(公演写真:藤本史昭)

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まず、小学1年生とは思えないきれいな字で、ていねいに聴いて書いてくれたことに感動!
そして、「はじめてのしゅざいにドキドキ」し、「はじめてみるがっきはあたらしい音」がしたという、キラキラした感想にも感動!フレッシュでステキなレポートです。

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