今年のニューイヤーコンサートは、小金井市市制施行60周年を記念して、宮内庁式部職楽部のメンバーを主体に創設された「東京楽所」による雅楽のコンサートを開催しました。1,400年以上の歴史をもつ日本の伝統芸能でありながら、生の演奏には触れる機会の少ない「雅楽」。どんな歴史があり、どんな楽器を用い、どんな魅力が秘められているのかをよりわかりやすく知っていただくために、平安時代の古典文学の傑作「源氏物語」を題材として、その中で取り上げられた演目を上演しました。

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公演の冒頭で、音楽プロデューサーの野原耕二さんがナビゲーターを務め、雅楽の歴史や季節によって変化する調性など、「雅楽のいろは」を紹介しました。その後は、東京楽所代表の多忠輝(おおの ただあき)さんが引き継ぎ、雅楽で使用される「管・絃・打」の楽器の説明。それぞれの楽器が持つ意味や楽器の仕組みとともに、楽器の音色もお楽しみいただきました。

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そしていよいよ<管絃>の演奏がスタート。1曲目は「盤渉調音取(ばんしきちょうねとり)」。短い曲ながらも楽器の音あわせやいよいよ「雅楽のコンサートがはじまる」という雰囲気づくりをする重要な意味を持つ演目です。その後は源氏物語のお祝いの席で演奏された「青海波(せいがいは)」、雅楽の名曲「越天楽残楽三返(えてんらくのこりがくさんへん)」をつづけて演奏。ホール内が悠久の歴史を感じさせる荘厳な雰囲気に包まれ、前半は終了。

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後半は<舞楽>から2演目を上演しました。ともに源氏物語の中で舞われた人気の高い演目です。「萬歳楽(まんざいらく)」では4名の舞人が管絃の演奏にあわせて一糸乱れぬ舞を披露。つづく「落蹲(らくそん)」では、雅楽特有の面をつけた1名の舞人が躍動的な舞を披露しました。

 定番となったこきんちゃんと一緒のショットもゲットできました。

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また、小金井市内の「典雅きもの学院」様にご協力をいただき、スタッフ4名が和装でお客様をお出迎えしました。

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公演写真 ©藤本史昭

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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45
TEL: 042-380-8077
FAX: 042-380-8078

開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 19:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 / 保守点検日
【イベントレポート】
小金井市市制施行60周年記念事業 こがねいニューイヤーコンサート
東京楽所~源氏物語が誘う「雅楽の世界」~
19. 02. 20

今年のニューイヤーコンサートは、小金井市市制施行60周年を記念して、宮内庁式部職楽部のメンバーを主体に創設された「東京楽所」による雅楽のコンサートを開催しました。1,400年以上の歴史をもつ日本の伝統芸能でありながら、生の演奏には触れる機会の少ない「雅楽」。どんな歴史があり、どんな楽器を用い、どんな魅力が秘められているのかをよりわかりやすく知っていただくために、平安時代の古典文学の傑作「源氏物語」を題材として、その中で取り上げられた演目を上演しました。

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公演の冒頭で、音楽プロデューサーの野原耕二さんがナビゲーターを務め、雅楽の歴史や季節によって変化する調性など、「雅楽のいろは」を紹介しました。その後は、東京楽所代表の多忠輝(おおの ただあき)さんが引き継ぎ、雅楽で使用される「管・絃・打」の楽器の説明。それぞれの楽器が持つ意味や楽器の仕組みとともに、楽器の音色もお楽しみいただきました。

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そしていよいよ<管絃>の演奏がスタート。1曲目は「盤渉調音取(ばんしきちょうねとり)」。短い曲ながらも楽器の音あわせやいよいよ「雅楽のコンサートがはじまる」という雰囲気づくりをする重要な意味を持つ演目です。その後は源氏物語のお祝いの席で演奏された「青海波(せいがいは)」、雅楽の名曲「越天楽残楽三返(えてんらくのこりがくさんへん)」をつづけて演奏。ホール内が悠久の歴史を感じさせる荘厳な雰囲気に包まれ、前半は終了。

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後半は<舞楽>から2演目を上演しました。ともに源氏物語の中で舞われた人気の高い演目です。「萬歳楽(まんざいらく)」では4名の舞人が管絃の演奏にあわせて一糸乱れぬ舞を披露。つづく「落蹲(らくそん)」では、雅楽特有の面をつけた1名の舞人が躍動的な舞を披露しました。

 定番となったこきんちゃんと一緒のショットもゲットできました。

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また、小金井市内の「典雅きもの学院」様にご協力をいただき、スタッフ4名が和装でお客様をお出迎えしました。

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公演写真 ©藤本史昭