小金井 宮地楽器ホール

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【イベントレビュー】藤原道山 × SINSKE ~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~ 「Piazzolla」

まだまだ厳しい寒さが残る2月、一足早く春を感じる心地よい響きの尺八とマリンバの公演が行われました。

藤原道山さんは「昔よく小金井にきて従兄弟と学芸大で遊んだり花見をしていました。ホームグラウンドにきた気持ちです」と嬉しそうに話され、SINSKEさんは初の小金井公演とのこと。

前半は「タンゴの革命児」と呼ばれたアルゼンチンの作曲家、バンドネオン奏者のアストル・ピアソラの作品をメインに演奏。
ピアソラの趣味だったサメ釣りを表現した「エスクアロ〈鮫〉」は緊張感のある出だしに客席も惹きつけられました。
「オブリビオン〈忘却〉」「アディオス・ノニーノ」「ブエノスアイレスの冬」では哀愁を帯びたメロディが、深い尺八の音色と柔らかいマリンバの響きで歌われ、会場中の人々の心を揺さぶりました。
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うって変わって「〈タンゴの歴史より〉Bordel 1900、 Café 1930、Nightclub 1960」ではkの小気味良いテンポで駆け抜けて前半のクライマックスを迎えました。

後半の「ZUM~タンゴ武士」はアクション付き!
尺八とマレットを刀に見立てた決闘シーンのような演出に客席からは思わず笑いもあがり、足踏みなど気迫を感じる動きもまじえて目と耳の両方で楽しめました。
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続いて道山さんの楽器紹介。尺八は5つの穴があって、息の出し方(ムラ息)や指の使い方、首の振り方で音のバリエーションが出せることを身振り手振りで説明してくださって、観客も熱心に聴き入っていました。ソロの「空」では素晴らしいロングトーンを響かせました。
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SINSKEさんも楽器紹介をしてくださり、マリンバの歴史にふれられるめったにない機会に観客も熱心に耳を傾けていました。その後マレット(ばち)を左手に3本、右手に2本持ってソロの「JUPITER」を素晴らしい指さばきで聴かせてくれました。
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その後はまた2人のDUOで“和”を感じさせる、「荒城の月~月夜浮遊」「東風」と続き、
フィナーレの「展覧会の絵」では“世界最小オーケストラ”と謳われるにふさわしい迫力ある演奏を披露。

アンコールの「ボレロ」では道山さんが尺八を奏でつつ、ゆっくりと舞台を歩いて一筋の照明の下へ。
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息をするのも忘れてしまいそうなほど静かな音色から徐々に尺八とマリンバの音が上り詰めるように重なり合い、クライマックスを迎えました。
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「お二人の息の合った演奏に大満足です」
「二つの楽器のハーモニーに聴きほれました」
「尺八、マリンバの解説も楽しかったです」
などのお声をいただきました。

終演後は小金井市キャラクターのこきんちゃんと一緒に記念写真。
素敵なお二人です。
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■公演の様子は、「こがねいジュニア特派員」もレポートしてくれています。 ぜひご覧ください。
【こがねいジュニア特派員 イベントレポート vol.26】

(公演写真:藤本史昭)

本日のアンコール曲目

本日のアンコール曲目をお知らせします。

♪ラヴェル:BOLERO

ご来場ありがとうございました。

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