JR中央線「武蔵小金井駅」南口駅前にある文化施設です。578席の大ホールをはじめ、小ホール、市民ギャラリー、4つの練習室、和室、マルチパーパススペースがあります。
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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45 TEL: 042-380-8077 FAX: 042-380-8078 開館時間: 9:00 ~ 22:00 受付時間: 9:00 ~ 20:00 休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 |
【イベントレポート】まちかどコンサート(at.小金井市立図書館) | 19. 03. 28 |
街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。
今回は、小金井市立図書館本館にて、図書館との連携事業として、平成30年度図書館イベント「落語の世界へようこそ」を開催しました。
会場は満席!小学生のお客さまもいらっしゃいました。
まずは、立川談志最後の弟子、立川談修(たてかわだんしゅう)さんが登場。
本編に入る前の、自己紹介に早くも笑い声が起き、お客さまの期待も高まりました。
一席目は、“味噌豆”というホクホク煮えた豆を旦那と定吉がつまみぐいする噺。おいしそうにほおばる所作にも笑いが起きました。二席目はそそっかしい熊五郎のうっかりエピソードがポンポン飛び出す楽しい噺“堀の内”。三席目は雰囲気がガラっと変わり、お花と半七の馴れ初めを描いた、いわゆる『恋バナ』“宮戸川”。気弱な若者から、瑞々しい若い女性、厳格なお父さん、お花と半七を泊めてあげるおじいさんとおばあさん、といった、多くの人物を巧みに演じ分け、お客さまはどんどん惹きつけられていきました。
仲入り(休憩)中は、会場に設けられた落語関連図書コーナーで、本をパラパラとめくるお客さまも多くいらっしゃり、図書館スタッフが「貸し出しもしていますよ」とお声がけしていました。
仲入り後は、鏡味仙成(かがみせんなり)さんによる太神楽(だいかぐら)。最年少22歳の太神楽師ということで、一段と大きな拍手で出迎えられました。
“投げる”“回す”“バランス”の技に歓声の連続!クライマックスの五階茶碗は天井まで届きそうな高さで、一番前の席の方は思わず体をのけぞらせるほどハラハラドキドキ。コンパクトな会場ならではの緊張感があり、大いに盛り上がりました。
そして、締めくくりは談修さんの落語、“人情八百屋”。長屋で起きた事件を巡る、ウルッとくるような人情噺に聴き入り、大充実の落語イベントとなりました。
今後も小金井市内の様々な施設と連携した「まちかどコンサート」をお届けしたいと思います。どうぞお楽しみに!