JR中央線「武蔵小金井駅」南口駅前にある文化施設です。578席の大ホールをはじめ、小ホール、市民ギャラリー、4つの練習室、和室、マルチパーパススペースがあります。
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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45
TEL: 042-380-8077
FAX: 042-380-8078

開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 20:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始
【友の会イベントレポート】
江戸糸あやつり人形に迫る! 人形と遣い手が織り成す不思議な魅力
20. 01. 11

友の会「こがねいメンバーズ」では、年に数回、会員限定イベントを開催しています。
今回は、小金井市に拠点を構え、「国記録選択無形民俗文化財」「東京都無形文化財」に指定されている、江戸糸あやつり人形劇団「結城座」さんによる、レクチャーとミニ公演をお届けしました。

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まずは、人形遣いの結城育子さんより、結城座の成り立ちや歴史についてのお話。
結城座は、江戸時代の寛永12年(1635年)に初代結城孫三郎が江戸の葺屋町に旗揚げして以来、現在の十二代目まで、なんと385年もの歴史があるそうです。
近年では、「伝統と革新、古典と新作の両輪」を活動方針に掲げ、海外を巡演したり、国際演劇祭に招かれて共同制作をしたりなど、活動の内容もエリアもぐんぐん広がっています。

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次に、人形の仕組みについてもわかりやすく解説。 
手板(ていた)という板から、ピンと張って人形を吊っている「ききいと」が両肩と頭に計3本、ゆるみがあって人形を動かすための「あそびいと」が10数本あり、遣い手は手板を左手で持って一部の糸の操作をしながら、それ以外の糸は右手で操作します。糸の数は1本~40本まで、人形のサイズは5センチ~2メートルまで、演目によってさまざまなものがあるそうです。
日本の糸あやつり人形が独特なのは、首を左右に振る動きと、あごを前に出す動きができること、とのこと。心の機微を大切にし、より細やかな表現を追求してきた先代たちによる日本人ならではの工夫といえます。
着物を脱がせた胴も見せていただきましたが、竹、桐、たこ糸、ゴムの組み合わせでできた、意外にも簡素なつくり。ここから衣装をまとわせ、頭と糸をつけ、遣い手が息を吹き込むことによって、まるで生きているかのような人形の動きが生まれるのは驚きです。

続いて、2つの演目を披露いただきました。

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まずは、坊主と幽霊・・・そしてガイコツ!のコミカルなやりとりが楽しい『千人塚』。
人形遣い自らがセリフを発するというスタイルの始まりとなった、9代目結城孫三郎が作り上げた演目だそうです。
客席からは、ときおり笑いが起き、ガイコツがバラバラになったところでは「お~!」と驚きの声もあがりました。

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次は、新春にふさわしく、縁起のいい『寿獅子』。 ひとりで、どうしたらこんな複雑で躍動感あふれる動きを作れるのか不思議で、一瞬も目を離せない演目でした。

質疑応答を挟んで、最後は体験コーナー。

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舞台にあがって、人形の写真を撮ったり、手板の持ち方を教えてもらって動かしてみたり。
人形の足を浮かせず、たるませず、普通に地面に立っているように持つだけでも難しく、「指がつりそう!」「これで長時間の演目をやるなんて本当に大変・・・」など伝統芸能の奥深さの一端を体感いただけたようです。

今後の友の会「こがねいメンバーズ」会員限定イベントも、どうぞお楽しみに。

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[出演]結城座
結城育子、結城数馬、岡 泉名、湯本アキ

 
【イベントレポート】
まちかどコンサート@小金井市立本町小学校
20. 01. 08

昨年に引き続き、小金井市立本町小学校5年生のみなさんへ、東京農工大学卒、同大学落語研究会出身の落語家、柳家小八(こはち)さんによる「落語のいろは」をお届けしました。

軽快な出囃子にあわせて、小八さんが登場すると、子どもたちから「師匠!」という元気な掛け声があがり、小八さんも苦笑い。

まずは"落語のいろは"をお勉強。小噺を聞きながら落語の聞き方を知り、落語を演じるためのコツを知り、扇子や手ぬぐいを使って「箸を割る」「お茶をのむ」「七味の効いた、から~い、おそばを食べる」などの所作を覚えて、いざ体験。

「やりたい!」と手をあげた子どもたちの中から代表で3人が挑戦しました。

その後、子どもたちだけでなく先生も高座にあがり所作に挑戦!

小八さんから厳しい突っ込みを受ける場面もあり、大いに盛り上がりました!

 

会の最後は、「牛ほめ」を鑑賞。今ではあまり使われない昔言葉もあるため「どこまで噺についていけるのだろう」との、心配もありましたが、子どもたちの豊かな想像力と理解力で終始笑いにあふれ、拍手喝采、大盛況に終わりました。

 
施設利用抽選会を実施しました 20. 01. 04

1月4日(土)に抽選会を実施しました。

抽選会終了後の空き状況は、インターネット施設予約システム、または下記リンクよりPDFファイルをご参照ください。

なお、2021年2月分の空き状況は、インターネット施設予約システムでは1月5日(日)より公開されます。

  ・大ホール・小ホール・市民ギャラリー(2021年2月)PDF

  ・練習室・和室(2020年7月)PDF

  市内の方は1月5日(日)、市外の方は1月11日(土)午前9時より、小金井 宮地楽器ホール2階事務室にて随時お申込みを承ります。

 ※インターネット施設予約システムでのご予約は、市内の方は1月5日(日)、市外の方は方は1月11日(土)、午前10時からです。(対象:練習室・和室)

 
2020年 新年のごあいさつ 20. 01. 04

あけましておめでとうございます。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

小金井 宮地楽器ホールは、本日1月4日より通常どおり営業しております。

今年も小金井市文化連盟華道部のご協力により、新年の迎え花が正面入口を飾っています。

ぜひ、お立ち寄りください。(1月7日(火) まで)

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【立華花材名】

・桐   ・松  ・梅もどき   ・オンシジウム    

・ ドラセナ   ・クジャクの羽 

 
【イベントレポート】
クリスマス・ミニ・コンサート
19. 12. 25

本日はクリスマス!
12/22(日)、今年も事前申込不要・入場無料の「クリスマス・ミニ・コンサート」を開催しました。

今回は、小金井北高等学校 コーラス部 KKC に出演いただき、コーラスのコンサートをお届けしました。

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今年大流行した Official 髭男dism の「宿命」や、映画『君の名は』の挿入歌でヒットした RADWINPS の「スパークル」などのポップスから、アカペラでの讃美歌「荒野の果てに」や、本格的な混声合唱曲「風に寄せて」まで、高校生らしい幅広い選曲で聴かせてくれました。

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クリスマスソングは少数編成のグループで。
最初のグループのプログラムは「クリスマス・メドレー」。しっかりとしたアンサンブルを聴かせながら、途中でサンタが登場して光るスティックをお客さまに配る楽しい演出も。

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次のグループのプログラムは「きよしこの夜」。透き通る歌声に加え、ハンドベルの演奏が厳かなクリスマスの雰囲気を盛り上げます。

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最後のグループのプログラムは「サンタが街にやってくる」。振りつけもまじえた、弾むような歌声に、小さなお客さまたちも大喜びでした。

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コーラス部のみなさんが手作りした壁のかざりは、より一層クリスマスのワクワク感を盛りたてました。 
そして、プログラム裏面にシールがあった方には、手作りオーナメントをプレゼントするサプライズも!

音楽が好きで、コーラスが好きで、真摯に向き合い、楽しんで表現している歌声は、クリスマスのイルミネーションにも負けない"キラキラ"に溢れていました。

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会場の入口には、東京工学院専門学校グラフィックデザイン科の学生さんに制作いただいたデザイン案を展示。採用させていただいた髙橋紗羽さんの作品を含む、全11作品をみなさまにご覧いただきました。

ご来場、ありがとうございました。
それではみなさま、良いクリスマスを♪

 
【イベントレポート】
チェコ少女合唱団《イトロ》 
19. 12. 20

12/8(日)に、こがねいクリスマスコンサート「チェコ少女合唱団《イトロ》」を開催しました。

この合唱団の特徴の一つに、パートが固定ではないことがあります。曲によってソプラノパートを歌ったり、

アルトパートを歌ったり、また、いわゆる合唱で一般的な定位置で歌うのとは大きく異なり、曲ごとに並びや位置を変え、時には客席に下りるなど、並び方自体を演出の一つにしてしまいます。

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前半は、華やかな赤い衣装でクリスマス・ソングが中心のプログラム。

ブリテン作曲の《キャロルの祭典》やビーブル作曲の〈アヴェ・マリア〉、そしてチェコのクリスマスを歌った〈イトロとチェコのクリスマス〉などをお贈りしました。

カンパヌス作曲の〈一つの言葉を大切に〉では、4名が1階席の客席後方にたち、ステージとの掛け合いを披露。まるで、教会にいるかのような美しい響きに包まれました。

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後半は民俗衣装を身に纏い、チェコを代表する作曲家たちの名曲を披露。

誰もが一度は耳にしたことがある、スメタナ作曲の《モルダウ》やドヴォルザーク作曲《新世界》の〈ラルゴ〉、そしてチェコの民謡を題材にした曲など、自然や暮らしなどを取り上げたチェコの魅力をたっぷりと歌い上げました。

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そして、そして・・・当初アンコールは小金井市内の中学生を中心とし結成された有志のコーラス隊との共演2曲のみを予定していましたが、ホールの響きをすっかり気に入ったイトロの関係者からの提案もあり、急遽4曲に倍増!

最後に披露した「花は咲く」では、涙を流すお客様の姿が多く、心の底まで響く素敵なコンサートになりました。

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(公演写真:藤本史昭)

 
【イベントレポート】
こがねいガラ・コンサート2019 みんなのオペラ 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』
19. 11. 30

11/24(日)に、こがねいガラ・コンサートの第8回として、「みんなのオペラ 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』」を開催しました。

オペラは総合芸術といわれるとおり、まさに多くの人の想いと力が結集した舞台となりました。

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まずご紹介するのは、こがねいガラ・オーケストラのみなさん。毎秋、茂木大輔マエストロを中心に集結する、小金井ゆかりの音楽家たちによる"わが街のオーケストラ"です。
本番2週間前、要である茂木さん急病の知らせを受け、驚きと心配で衝撃が走りましたが、急遽指揮の代役に立ってくださった平林遼さんと出演者のみさなんが気合のこもった熱いリハーサルを重ね、迫真のアンサンブルを聴かせてくれました。
(茂木さんは順調に回復中と伺っています。みなさまご安心ください。)

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音楽面では、歌手陣もなんとも豪華!オペラ好きの方なら誰もが唸るような面々が出演。有名なアリア「カタログの歌」(レポレッロ)、「セレナーデ」(ドン・ジョヴァンニ)、「薬屋の歌」(ツェルリーナ)をはじめ、聴きどころがたたみかけるようにやってきて、会場からはたびたび拍手が沸き起こっていました。素敵な衣装も、それぞれのキャラクターを際立たせています。

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構成・演出はドン・ジョヴァンニ役の宮本益光さん。当館にはオーケストラピットがないため、オーケストラと歌い手が全てステージ上にのる(そのため大道具が仕込めない、合唱がのれない)という物理的な制約がある中で、これまたスゴ腕のスタッフを集めて、ダ・ポンテの台本とモーツァルトの音楽を丁寧に紡ぎながらも、初めてオペラを観る方にも優しい舞台を作ってくださいました。

ナビゲーターがナレーションで場面をつないだり、ダンサーがあるときは死神、あるときはエルヴィラの侍女、あるときはドン・ジョヴァンニの心情を表現したり。

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普段は見せない音響反射板の裏の鉄骨を全面的に活かし、照明の陰影によって、木立や街並みや壁紙に見立てたり、照明だけで窓辺やサロンの室内を表現したり。

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時にはオーケストラやマエストロを巻き込んだ演出で観客の笑いを誘ったり。

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そんな楽しいしかけが詰まったステージも終盤。ドン・ジョヴァンニが殺めてしまった騎士長が石像となって現れると、死を彷彿とさせる戦慄のニ短調、弦楽器によるざわざわした不穏な生暖かい風、金管楽器による葬送の重音、ティンパニによる死への足音が聴こえてきます。1オクターブという大きな跳躍の下降音を伴って地獄へと引きずり込もうと「ドン・ジョヴァンニ!」と静かに呼びかけた瞬間、観客全員が固唾を呑んでいる雰囲気が伝わってきました。

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カーテンコールでは、満席の会場から惜しみない拍手が贈られ、お客さまひとりひとりもまた、この総合芸術の参加者であることが強く感じられた、あたたかい"みんなのオペラ"となりました。

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また、"みんなのオペラ"と冠した今回の公演には、チラシとプログラムのデザインを東京工学院専門学校グラフィックデザイン科の学生さんに制作いただき、公演当日は市内の中学生がご案内係のインターンシップとして参加、プロモーション協力として、プレ講座からリハーサル、当日を通して、市民レポーター(まろんレポーター)さんに取材していただきました。

まろん通信はこちらから 
・東西南北さん https://koganei-kanko.jp/maron/archives/22826
・ちとらさん https://koganei-kanko.jp/maron/archives/22771

ご来場、ご協力いただきましたみなさま、ありがとうございました。

(公演写真:藤本史昭)

 
【施設見学会】大ホール・小ホールの施設見学会を実施します 19. 11. 04

大ホール、小ホールをご覧いただける施設見学会を実施します。

施設ご利用予定の方、ご利用を検討中の方は、この機会にぜひご参加ください。

日程      2019年12月5日(木)

【小ホール】

時間       19:00~(5分前に1階カウンター付近にお集まりください)

【大ホール】

時間       19:30~(5分前に1階カウンター付近にお集まりください)

定員 各ホール 15名(要事前申込)

参加費 無料

申込方法 電話または窓口

お申込み・お問合せ    小金井 宮地楽器ホール

Tel 042-380-8077(受付時間9:00~20:00 / 休館日 第2・3火曜日)

※大ホール・小ホール両方の見学会参加も可能です。

※定員になり次第、受付を終了いたします。

※参加される方、みなさまご一緒に各施設をご案内いたします。

チラシはこちら

 
【イベントレポート】
まちかどコンサート@小金井市公民館緑分館
19. 11. 03

ホールを飛び出して、市内各地に生の音楽をお届けする「まちかどコンサート」。

今回は、小金井の名所「浴恩館公園」の隣にある小金井市公民館緑分館にて、ソプラノ歌手の莟道子さんとピアニストの今川恵美子さんを迎えて、歌のコンサートを開催しました。

会場に入ると、まず驚くのが黒板に描かれたハロウィン版まちかどコンサートのチョークアート。前夜、リハーサル終了後に、莟ファミリーが描いてくれました。 完成品はこちらの画像。Excellent!

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たくさんの子どもたちとご近所さんが駆けつけてくださり、超満員御礼となりました。
みんな小金井の人びと。始まる前からあたたかい雰囲気になるのは、小金井らしいですね。

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さて、ドレスアップし登場した莟さんと今川さん。 コンサートへの期待を感じる大きな拍手をいただきました!

前列に座っている子どもたちに向けて『切手のないおくりもの』でスタート。 続いて『サッちゃん』や『犬のおまわりさん』で有名な作曲家、大中恩さんの『ドロップスのうた』と『子供部屋より ぴいぴ、麦笛』を演奏。子どもたちの心を掴みました。

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そして、ちょっと大人向けの作品へ。 作曲家木下牧子さんの『竹とんぼに』。

♪ なるべく高く、なるべく遠く でも、ここを忘れないで

日本らしさあふれる作品。緑に包まれた緑分館で聞くこの歌は、より心に染みました。歌詞の意味や作曲家の思いを知ると、歌はもっともっと楽しくなると話す莟さん。 まだ聴いたことのない方は、ぜひ聴いてみてください!

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最後は、ヘンデルの『私を泣かせて下さい』、グノーの歌劇『ロミオとジュリエットより 私は夢に生きたい』の2曲を披露してくださりました。

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大きな拍手と『ブラボー』の掛け声。音楽を心から楽しんでくださっている気持ちが伝わってくるあたたかいコンサートとなりました。

 
【イベントレポート】
「みんなのオペラ」をもっと楽しむための茂木大輔音楽講座
19. 11. 01

今年8回目を迎える"こがねいガラ・コンサート"はオペラに初挑戦!
11/24(日)に開催する「みんなのオペラ こがねいガラ・コンサート2019 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』」のプレ・レクチャーとして、「茂木大輔音楽講座」を開催しました。

かねてから、「1曲だけオペラを振らせてやるといわれたら、『ドン・ジョヴァンニ』と答えていた」という茂木さんだけに、開講から2時間フルスロットル!お話にも熱が入ります。

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前半は、台本のダ・ポンテ、作曲のモーツァルト、今回の演出・主演の宮本益光さんの素晴らしさなどにも触れながら、ストーリーと曲目の解説。時折、現代の日本に置き換えて例えるなど、軽妙な茂木節でストーリーを追っていきました。そして、ポイントとなる曲は音源を流して、その音楽の作りや特徴を丁寧に解説しました。

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後半は、登場人物の人物像について。
主人公は稀代のプレイボーイで、ペラッペラに軽薄な放蕩貴族ドン・ジョヴァンニ。でも一方で、非常に魅力的な人物として映るようにも描かれているといいます。あるときは捨てられてもなお愛してしまう貴婦人エルヴィーラによって、またあるときは若くて美しい花嫁ツェルリーナのよろめきかたによって、さらには騎士長を剣でしとめてしまう場面や、美しいセレナーデを歌い上げる場面などによって、魅力的な人物像が浮き彫りにされています。

"悪者"であるジョヴァンニが地獄に落ちて、残った一同は大団円となる、オペラ・ブッファ(喜劇)と位置づけられている本作品ですが、"ハッピー"なはずの残った人物がみんなどこか虚ろで寂しく映り、観客はなぜか悲しみを感じて涙してしまうという、深みのあるオペラ。その所以は、ジョヴァンニという人物の魅力にあるのかもしれません。

ほかの登場人物も同様に、ダ・ポンテの台本と、モーツァルトの音楽表現によって、しっかりと人物造形がされており、またそれぞれの対比によって、そのキャラクターが浮き彫りにされる設計となっているとのこと。

そんな深いレクチャーに、熱心にメモをとる方や、質疑応答コーナーで質問をする方も。

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アンケートには、オペラを初めて観る方からは「11/24の本番が楽しみになりました。予習ができて安心しました」など、オペラを既に楽しんでいる方からは「茂木さんの曲や人物像に関する解釈をきいて、これまでとはまた違った見方ができるような気がします」などの声が寄せられました。

終了後には、「みんなのオペラ」のプロモーション協力として参加いただいている、小金井市観光まちおこし協会のまろんレポーターのお二人による取材も行われました。

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まろんレポーターによる記事はこちら
・東西南北さん https://koganei-kanko.jp/maron/archives/21780
・タッドさん https://koganei-kanko.jp/maron/archives/22246

あいにくの冷たい雨の中、たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。
11/24(日)の「みんなのオペラ こがねいガラ・コンサート2019 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』」公演も、どうぞお楽しみに。