JR中央線「武蔵小金井駅」南口駅前にある文化施設です。578席の大ホールをはじめ、小ホール、市民ギャラリー、4つの練習室、和室、マルチパーパススペースがあります。
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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45
TEL: 042-380-8077
FAX: 042-380-8078

開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 20:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始
友の会イベントレポート
知って楽しむ!華麗なる金管五重奏の世界
24. 07. 16

今回の友の会会員向けイベントは、楽器の魅力を演奏者自らがお伝えする「知って楽しむ」シリーズとして、「華麗なる金管五重奏の世界」をお届けしました。出演は、小金井市ゆかりのトランペット奏者、林千紗さんを中心とした金管五重奏団「こきんブラス」です。

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まずはデュカス「舞踊詩《ラ・ペリ》の前奏用ファンファーレ」。
色彩豊かで独特なカデンツが会場いっぱいに鳴り響き、華々しくコンサートがスタートしました。

続いて、楽器紹介。トランペットの阿部一樹さんの進行で、それぞれの楽器の成り立ちや、歴史などのレクチャーを交えながら、トランペット、ホルン、トロンボーン、テューバの音色をじっくり聴き比べました。アンケートにも、ピアノなどと違って「意外に1つずつの楽器の音色を聴く機会がないから面白かった」というお声も。

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楽器の構造についてのレクチャーでは、ぐるぐる巻いた形状になっている管と同じ長さのホースを使い、マウスピースをつけた模型に息を吹き込むと実際に音が鳴ります。
テューバの管の長さは約5mもあるそうで、そのホースを吹き鳴らすと「おお!」と感嘆の声が上がりました。

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演奏に戻り、チャイコフスキー「バレエ音楽《眠りの森の美女》よりワルツ」を。ロマンティックなクラシックの名曲を楽しんだあとは、一転し、「スウィング」「ファンク」「ジャズワルツ」の3つの形式が連なった、ネーゲル「ジャイヴ・フォー・ファイブ」をお届け。
各楽器にソロがあり、個人技も必要とされるエネルギッシュでかっこいい曲で、金管五重奏の多彩さを実感しました。

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続く質疑応答コーナーでは、お客様も一緒に和気藹々と盛り上がりました。

そして、締めくくりの1曲は、金管五重奏というジャンルの黎明期に書かれた作品の一つである、エワルド「金管五重奏曲 第1番」。
緊迫したメロディーや、美しいコラール、荘厳なフィナーレなど、オーケストラを聴いているかのような迫力と充実感がありました。

金管楽器の魅力を、レクチャーや質疑応答を通して〝知って"、19世紀後半~20世紀初頭に書かれた各曲の演奏を聴いて〝楽しむ"、充実のひとときとなりました。

暑い中ご来場いただいたみなさま、レポートをご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。
今後の友の会イベントもお楽しみに!

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【出演】こきんブラス(写真左から)
・阿部一樹(トランペット)
・北山順子(ホルン)
・喜名 雅(テューバ)
・戸髙茂樹(トロンボーン)
・林 千紗(トランペット)