今回の友の会「こがねいメンバーズ」会員限定イベントは、「知って楽しむ世界の音楽~祈りの島のガムラン~」と題し、インドネシア・バリ島のガムラン音楽のレクチャーコンサートを実施。
「知って楽しむ世界の音楽」シリーズとしては、「魅惑のアルゼンチンタンゴ」「幻の古楽器『バリトン』」に続き3本目となります。

6月に予定していた公演を12月に延期、感染症対策のため、会場を小ホールから大ホールへ移しての開催となりました。

レポートメイン.JPG

まずは荒内琴江さん、近藤友麻さんによる舞とスカル・ジュプンによるガムラン演奏「パニャンブラマ(歓迎の花撒きの踊り)」で幕開け。ガムランの響きと煌びやかな歓迎の踊りで、一気に大ホールからバリへと誘われました。

はなまき1.JPGはなまき2.JPG

続いて、スカル・ジュプンの代表・瀬戸宏さんが、ガムラン音楽の背景となる、バリ島の自然・社会・宗教についてのレクチャーを行いました。「バリ島に行ったことがある方は?」との呼びかけには多くのお客様の手が上がり、出演者のみなさんもびっくり。

各楽器と音楽の仕組みの説明では、旋律が繰り返される「周期性」、中心の旋律に高音の細かい装飾音、低音で音数の少ないベースパート、ゴング、太鼓、シンバルなどが重なって音響が作られる「多層性」、2台1組で異なるリズムを奏でて1つの旋律となるコテカンという技法が用いられる「共同性」について、実演を交えてわかりやすくレクチャーいただきました。

楽器紹介1瀬戸先生.JPG楽器紹介2.JPG楽器紹介3.JPG

楽器紹介4.JPG楽器紹介5.JPG楽器紹介6音楽特徴.JPG

そして、お客様も手拍子でガムランのリズムを体験し、大いに盛り上がりました。

手拍子.JPG

前半の最後は内藤愛さんによる、即興的で勇ましい男踊り「バリス(戦士の踊り)」。
目線、手の指先、足の指先まで力みなぎる迫力の舞踊と、緩急、大小と、目まぐるしく変化する演奏にくぎ付けになりました。

バリス1.JPGバリス2.JPG

後半は、レクチャーからスタート。バリ島の様々なガムランや踊りについて、それが奏される儀式の映像、そのリズムの元となったであろう自然の中の生き物の鳴き声や、人々の生活音など、多面的にガムランを紹介していただきました。自然や生活、祈りと密接に結びついているガムランを、より深く理解する機会となりました。

最後は再び荒内さんと近藤さんによる舞で「レゴン・ラッサム(ラッサム王物語)」。2人でシンクロして踊る前半と、ストーリーを表現する後半、どちらも見ごたえたっぷりでした。

ラッサム1.JPGラッサム2.JPG

お客様からは、「旅行に行ったときは異国情緒として楽しんだけれど、今回の解説でその背景や音楽的仕組みを知ることができて、より興味がわいた」「演奏も踊りも素晴らしかった」などのお声をいただきました。

今後の友の会「こがねいメンバーズ」会員限定イベントも、感染防止対策を講じながら、みなさまの興味関心が広がるような企画をご用意していきます。どうぞお楽しみに。

集合写真.JPG

[出演]
●スカル・ジュプン(ガムラン)
瀬戸 宏 足立真里子 岡部景子 加藤公敏 木下浩司 佐々木典子 田仲 文 塚原 尚
塚原 環 平川麻木子 平山麻実 藤田栄子 吉田有紀 渡邉暢子 亘 寛子 鈴木良枝
●荒内琴絵 近藤友麻 内藤 愛(舞踊)

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TEL: 042-380-8077
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開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 19:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 / 保守点検日
友の会イベントレポート
「知って楽しむ世界の音楽~祈りの島のガムラン~」
20. 12. 14

今回の友の会「こがねいメンバーズ」会員限定イベントは、「知って楽しむ世界の音楽~祈りの島のガムラン~」と題し、インドネシア・バリ島のガムラン音楽のレクチャーコンサートを実施。
「知って楽しむ世界の音楽」シリーズとしては、「魅惑のアルゼンチンタンゴ」「幻の古楽器『バリトン』」に続き3本目となります。

6月に予定していた公演を12月に延期、感染症対策のため、会場を小ホールから大ホールへ移しての開催となりました。

レポートメイン.JPG

まずは荒内琴江さん、近藤友麻さんによる舞とスカル・ジュプンによるガムラン演奏「パニャンブラマ(歓迎の花撒きの踊り)」で幕開け。ガムランの響きと煌びやかな歓迎の踊りで、一気に大ホールからバリへと誘われました。

はなまき1.JPGはなまき2.JPG

続いて、スカル・ジュプンの代表・瀬戸宏さんが、ガムラン音楽の背景となる、バリ島の自然・社会・宗教についてのレクチャーを行いました。「バリ島に行ったことがある方は?」との呼びかけには多くのお客様の手が上がり、出演者のみなさんもびっくり。

各楽器と音楽の仕組みの説明では、旋律が繰り返される「周期性」、中心の旋律に高音の細かい装飾音、低音で音数の少ないベースパート、ゴング、太鼓、シンバルなどが重なって音響が作られる「多層性」、2台1組で異なるリズムを奏でて1つの旋律となるコテカンという技法が用いられる「共同性」について、実演を交えてわかりやすくレクチャーいただきました。

楽器紹介1瀬戸先生.JPG楽器紹介2.JPG楽器紹介3.JPG

楽器紹介4.JPG楽器紹介5.JPG楽器紹介6音楽特徴.JPG

そして、お客様も手拍子でガムランのリズムを体験し、大いに盛り上がりました。

手拍子.JPG

前半の最後は内藤愛さんによる、即興的で勇ましい男踊り「バリス(戦士の踊り)」。
目線、手の指先、足の指先まで力みなぎる迫力の舞踊と、緩急、大小と、目まぐるしく変化する演奏にくぎ付けになりました。

バリス1.JPGバリス2.JPG

後半は、レクチャーからスタート。バリ島の様々なガムランや踊りについて、それが奏される儀式の映像、そのリズムの元となったであろう自然の中の生き物の鳴き声や、人々の生活音など、多面的にガムランを紹介していただきました。自然や生活、祈りと密接に結びついているガムランを、より深く理解する機会となりました。

最後は再び荒内さんと近藤さんによる舞で「レゴン・ラッサム(ラッサム王物語)」。2人でシンクロして踊る前半と、ストーリーを表現する後半、どちらも見ごたえたっぷりでした。

ラッサム1.JPGラッサム2.JPG

お客様からは、「旅行に行ったときは異国情緒として楽しんだけれど、今回の解説でその背景や音楽的仕組みを知ることができて、より興味がわいた」「演奏も踊りも素晴らしかった」などのお声をいただきました。

今後の友の会「こがねいメンバーズ」会員限定イベントも、感染防止対策を講じながら、みなさまの興味関心が広がるような企画をご用意していきます。どうぞお楽しみに。

集合写真.JPG

[出演]
●スカル・ジュプン(ガムラン)
瀬戸 宏 足立真里子 岡部景子 加藤公敏 木下浩司 佐々木典子 田仲 文 塚原 尚
塚原 環 平川麻木子 平山麻実 藤田栄子 吉田有紀 渡邉暢子 亘 寛子 鈴木良枝
●荒内琴絵 近藤友麻 内藤 愛(舞踊)