今回の友の会会員向けイベントは、宮地楽器の調律師さんをお招きし、ピアノの歴史や構造、調律の秘密についてのレクチャーをお届け。
ステージ上には、中身が丸見えになったグランドピアノとアップライトピアノ、そして、アクションモデルや各種工具が並びました。

piano1212_01.JPGpiano1212_02.JPG

まずは調律師の上島さんがピアノの歴史について、資料を投影しながらレクチャー。
1700年頃にイタリアのクリストフォリがピアノの原型となる楽器を発明後、ドイツのジルバーマンが改良を重ね、その楽器でバッハが即興演奏を披露したと伝えられています。ハイドン、モーツァルトの時代を経てベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームス...と多くの作曲家がより幅広い表現を求めるに伴い、また、宮廷のサロンから一般のコンサートホールへ音楽を楽しむ場も大きくなるにつれより豊かな響きが求められるようになり、さらには産業革命による工業面での技術の向上が後押しとなって、現代のピアノの形へと変化していったそうです。

piano1212_03.JPGpiano1212_04.JPG

続いて、調律師の市川さんがピアノの構造について、ハンマーのアクションモデルを用いたり、グランドピアノの中や裏側などを映し出しながらの実演を交えて説明。
よりコンパクトに家庭でも楽しめるように考案されたアップライトピアノは、ピアノ誕生の約100年後にアメリカで生まれ、大流行したそう。グランドピアノとアップライトの構造、音の止め方、ペダル、弾き心地や響きの違いなどについて詳しく紹介しました。

piano1212_05.JPGpiano1212_06.JPG

興味深いお話に、時折感嘆の声があがっていた客席ですが、休憩時間にも多くのお客様がピアノの構造をより近くで見ようとステージに集まり、5名の調律師の方々と会話する様子も見られました。

piano1212_07.JPG

休憩後は、ひとくちに「ピアノ調律」といっても具体的にどのような作業をしているか、というお話。大きく3つの作業に分けられるそうですが、弾き心地を整える「整調」、ピッチや響きを整える「調律」、ハンマーのバランスを整える「整音」と、ここでも実際の工具やデモンストレーションを披露しながらの説明で、そのひとつひとつの作業の緻密さに驚きの連続でした。

piano1212_08.JPG

最後は、立候補してくださったお客様による調律の「ユニゾン」という作業体験と、質疑応答のコーナー。「調律を依頼するときに準備しておくとよいことは?」「ピアノにとって快適な環境とはどんなもの?」「調律師になったきっかけは?」など、ピアノ愛にあふれた熱心な質問の数々に大いに盛り上がり、ピアノの魅力の秘密を、コンサートとはまた異なる視点から掘り下げるイベントとなりました。

piano1212_09.JPGpiano1212_10.JPG

寒い中ご来場いただいたみなさま、レポートをご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。

次回の友の会イベントは朗読と室礼(しつらい)がテーマです。次回もぜひお楽しみに。

市内の小学生が「こがねいジュニア特派員」として鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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ユナイテッド・ユーロ ブラス・クインテットのかんそう
2024年11月23日

小金井市立小金井第三小学校 1年 水野 菫

 このコンサートでは、いつつのがっきで
わになってえんそうしていました。
わたしのかんそうをレポートにまとめます。

① えんそうしてくれている人もたのしくえんそうしている。

② いっしょに、音をならしているからいい音がでる。

③ 小さい、大きいがあると、いい音がでる。

④ 目だけあわせてこころの中で せーのっていっているとおもった。

⑤ 3人ぐらいでもいい音がでる。

⑥ たのしいきょくがたくさんでておまつりかんアップ!

⑦ めっちゃひくい音でもキレイな音のまま。

⑧ トロンボーンがすっごくはやい手でえんそうしていた。

かんそう
がっきは、いつつしかないのに、こんなにいっぱいえんそうしてくれました。
アンコールを2かいしてくれました。
おきゃくさんがよろこびすぎて とちゅうから かえる人はいませんでした。
ながいおんがくをがんばってききました。

(公演写真:藤本史昭)

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水野さんは箇条書きで読みやすいレポートを書いてきてくれました。
のびのびとした文章ですが、アンサンブルの本質をとらえた鋭い気づきに驚きました。
5人の絵もとってもキュート!

★スタッフによるイベントレビューは【こちら

市内の小学生が「こがねいジュニア特派員」として鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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ユナイテッド・ユーロ ブラス・クインテット←(五重奏)
2024年11月23日(土) 

小金井市立小金井第四小学校 1年1組 石塚千晶

すきな音がくはありました。
五このがっきで大きい音をだしたり小さい音をだしたり音のかさなりかたがすごかったです。
あとばらばらに一かいもしなかったのですばらしかったです。
音もはっきりしていました。

わたしがすきながっきはホルンです。なぜかというとかたちがまるくて、あさがおみたいだからです。
やわらかい音がよかったです。

5人 みんなで、一つのきょくをえんそう
たかい音 ひくい音 ピン・ちーん ボーン
いろんな音がまざってきれいな音になるのがすごかったです。
アンコールは、げんきでわくわくするかんじがすごかったです。
わたしもいっしょにからだがうごいてスイングしていました。
ホルンはさわったことないけど、いつかやってみたいです。

すきな音がく
グレン・ミラーメドレー ♪インザ・ムード。

トランペットのパンパカパと曲をささえるチューバのボンがよい。

(音楽さいこー!)

(公演写真:藤本史昭)

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金管楽器の中からホルンに注目してくれた石塚さん。
「まるくて、あさがおみたい」という表現が素敵です。
レポート全体のカラフルなデザインからも、金管楽器のきらびやかな音色が
伝わってくるようです。

★スタッフによるイベントレビューは【こちら

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TEL: 042-380-8077
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受付時間: 9:00 ~ 19:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 / 保守点検日
友の会イベントレポート
調律師に聞く!ピアノの秘密
24. 12. 20

今回の友の会会員向けイベントは、宮地楽器の調律師さんをお招きし、ピアノの歴史や構造、調律の秘密についてのレクチャーをお届け。
ステージ上には、中身が丸見えになったグランドピアノとアップライトピアノ、そして、アクションモデルや各種工具が並びました。

piano1212_01.JPGpiano1212_02.JPG

まずは調律師の上島さんがピアノの歴史について、資料を投影しながらレクチャー。
1700年頃にイタリアのクリストフォリがピアノの原型となる楽器を発明後、ドイツのジルバーマンが改良を重ね、その楽器でバッハが即興演奏を披露したと伝えられています。ハイドン、モーツァルトの時代を経てベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームス...と多くの作曲家がより幅広い表現を求めるに伴い、また、宮廷のサロンから一般のコンサートホールへ音楽を楽しむ場も大きくなるにつれより豊かな響きが求められるようになり、さらには産業革命による工業面での技術の向上が後押しとなって、現代のピアノの形へと変化していったそうです。

piano1212_03.JPGpiano1212_04.JPG

続いて、調律師の市川さんがピアノの構造について、ハンマーのアクションモデルを用いたり、グランドピアノの中や裏側などを映し出しながらの実演を交えて説明。
よりコンパクトに家庭でも楽しめるように考案されたアップライトピアノは、ピアノ誕生の約100年後にアメリカで生まれ、大流行したそう。グランドピアノとアップライトの構造、音の止め方、ペダル、弾き心地や響きの違いなどについて詳しく紹介しました。

piano1212_05.JPGpiano1212_06.JPG

興味深いお話に、時折感嘆の声があがっていた客席ですが、休憩時間にも多くのお客様がピアノの構造をより近くで見ようとステージに集まり、5名の調律師の方々と会話する様子も見られました。

piano1212_07.JPG

休憩後は、ひとくちに「ピアノ調律」といっても具体的にどのような作業をしているか、というお話。大きく3つの作業に分けられるそうですが、弾き心地を整える「整調」、ピッチや響きを整える「調律」、ハンマーのバランスを整える「整音」と、ここでも実際の工具やデモンストレーションを披露しながらの説明で、そのひとつひとつの作業の緻密さに驚きの連続でした。

piano1212_08.JPG

最後は、立候補してくださったお客様による調律の「ユニゾン」という作業体験と、質疑応答のコーナー。「調律を依頼するときに準備しておくとよいことは?」「ピアノにとって快適な環境とはどんなもの?」「調律師になったきっかけは?」など、ピアノ愛にあふれた熱心な質問の数々に大いに盛り上がり、ピアノの魅力の秘密を、コンサートとはまた異なる視点から掘り下げるイベントとなりました。

piano1212_09.JPGpiano1212_10.JPG

寒い中ご来場いただいたみなさま、レポートをご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。

次回の友の会イベントは朗読と室礼(しつらい)がテーマです。次回もぜひお楽しみに。

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.16】ユナイテッド・ユーロ ブラス・クインテット 24. 12. 03

市内の小学生が「こがねいジュニア特派員」として鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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ユナイテッド・ユーロ ブラス・クインテットのかんそう
2024年11月23日

小金井市立小金井第三小学校 1年 水野 菫

 このコンサートでは、いつつのがっきで
わになってえんそうしていました。
わたしのかんそうをレポートにまとめます。

① えんそうしてくれている人もたのしくえんそうしている。

② いっしょに、音をならしているからいい音がでる。

③ 小さい、大きいがあると、いい音がでる。

④ 目だけあわせてこころの中で せーのっていっているとおもった。

⑤ 3人ぐらいでもいい音がでる。

⑥ たのしいきょくがたくさんでておまつりかんアップ!

⑦ めっちゃひくい音でもキレイな音のまま。

⑧ トロンボーンがすっごくはやい手でえんそうしていた。

かんそう
がっきは、いつつしかないのに、こんなにいっぱいえんそうしてくれました。
アンコールを2かいしてくれました。
おきゃくさんがよろこびすぎて とちゅうから かえる人はいませんでした。
ながいおんがくをがんばってききました。

(公演写真:藤本史昭)

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水野さんは箇条書きで読みやすいレポートを書いてきてくれました。
のびのびとした文章ですが、アンサンブルの本質をとらえた鋭い気づきに驚きました。
5人の絵もとってもキュート!

★スタッフによるイベントレビューは【こちら

 
【こがねいジュニア特派員レポート vol.15】ユナイテッド・ユーロ ブラス・クインテット 24. 12. 03

市内の小学生が「こがねいジュニア特派員」として鑑賞レポートを書いて発信!
ぜひご覧ください。(原文のまま、書き起こしています。)

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ユナイテッド・ユーロ ブラス・クインテット←(五重奏)
2024年11月23日(土) 

小金井市立小金井第四小学校 1年1組 石塚千晶

すきな音がくはありました。
五このがっきで大きい音をだしたり小さい音をだしたり音のかさなりかたがすごかったです。
あとばらばらに一かいもしなかったのですばらしかったです。
音もはっきりしていました。

わたしがすきながっきはホルンです。なぜかというとかたちがまるくて、あさがおみたいだからです。
やわらかい音がよかったです。

5人 みんなで、一つのきょくをえんそう
たかい音 ひくい音 ピン・ちーん ボーン
いろんな音がまざってきれいな音になるのがすごかったです。
アンコールは、げんきでわくわくするかんじがすごかったです。
わたしもいっしょにからだがうごいてスイングしていました。
ホルンはさわったことないけど、いつかやってみたいです。

すきな音がく
グレン・ミラーメドレー ♪インザ・ムード。

トランペットのパンパカパと曲をささえるチューバのボンがよい。

(音楽さいこー!)

(公演写真:藤本史昭)

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金管楽器の中からホルンに注目してくれた石塚さん。
「まるくて、あさがおみたい」という表現が素敵です。
レポート全体のカラフルなデザインからも、金管楽器のきらびやかな音色が
伝わってくるようです。

★スタッフによるイベントレビューは【こちら