3/20(水)~24(日)に開催した「世界の絵本展」を写真で振り返ります。

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会場は、当館1階のマルチパーパススペースと、地下1階の市民ギャラリー。

マルチパーパススペースには、この企画に賛同して小金井市立図書館からご提供いただいた「ぞうのババール」や「おさるのジョージ」などの人気シリーズを展示し、世界の絵本への導入を演出しました。

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 市民ギャラリーには、 IFLA(国際図書館連盟)の「絵本で世界を知ろうプロジェクト」によって集められ、世界の図書館員が選んだ、さまざまな国の絵本、約350冊を展示。

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当館スタッフがダンボールとスチレンボードを組み合わせて、手作りした展示棚にも飾りました。IMG_3590.JPGIMG_3617.JPG

実際に手にとって、気に入ったしかけ絵本を何度も「よんで、よんで~」と持ってくる男の子や、キレイな色の絵本をじっくり眺める女の子、ベビーカーの赤ちゃんがスヤスヤ寝ている間にじっくりといろいろな絵本をパラパラめくっているお父さん、合わせて展示されている日本語のあらすじを読んでから、読めない外国語の絵本に想像でストーリーをつけながら楽しむ親子など、様々なスタイルで世界の絵本に触れていました。

大人の方だけのご来場も多く、充実した展示に読みふける姿もありました。

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展示最終日には、主催公演「音楽物語『ぞうのババール』」を開催。そのコンサートに関連して設けた「ババールのぬりえをやってみよう」コーナーは、みんなが描いてくれたぬりえで壁一面が賑やか!会期中に描いてくれた作品もその場で展示し、最終日にはこんなに豪華な壁面となりました。

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親子が絵本に親しみ、世界へとイマジネーションを膨らませる、そんな春休みの心あたたまるイベントとなりました。

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

今回は、小金井市立図書館本館にて、図書館との連携事業として、平成30年度図書館イベント「落語の世界へようこそ」を開催しました。
会場は満席!小学生のお客さまもいらっしゃいました。

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まずは、立川談志最後の弟子、立川談修(たてかわだんしゅう)さんが登場。
本編に入る前の、自己紹介に早くも笑い声が起き、お客さまの期待も高まりました。

一席目は、“味噌豆”というホクホク煮えた豆を旦那と定吉がつまみぐいする噺。おいしそうにほおばる所作にも笑いが起きました。二席目はそそっかしい熊五郎のうっかりエピソードがポンポン飛び出す楽しい噺“堀の内”。三席目は雰囲気がガラっと変わり、お花と半七の馴れ初めを描いた、いわゆる『恋バナ』“宮戸川”。気弱な若者から、瑞々しい若い女性、厳格なお父さん、お花と半七を泊めてあげるおじいさんとおばあさん、といった、多くの人物を巧みに演じ分け、お客さまはどんどん惹きつけられていきました。

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仲入り(休憩)中は、会場に設けられた落語関連図書コーナーで、本をパラパラとめくるお客さまも多くいらっしゃり、図書館スタッフが「貸し出しもしていますよ」とお声がけしていました。

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仲入り後は、鏡味仙成(かがみせんなり)さんによる太神楽(だいかぐら)。最年少22歳の太神楽師ということで、一段と大きな拍手で出迎えられました。

“投げる”“回す”“バランス”の技に歓声の連続!クライマックスの五階茶碗は天井まで届きそうな高さで、一番前の席の方は思わず体をのけぞらせるほどハラハラドキドキ。コンパクトな会場ならではの緊張感があり、大いに盛り上がりました。

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そして、締めくくりは談修さんの落語、“人情八百屋”。長屋で起きた事件を巡る、ウルッとくるような人情噺に聴き入り、大充実の落語イベントとなりました。

 今後も小金井市内の様々な施設と連携した「まちかどコンサート」をお届けしたいと思います。どうぞお楽しみに!

自らの演奏活動だけでなく、作編曲家としても活躍している3名によるコンサートを開催しました。
ソロ、デュオ、トリオとさまざまな編成と・・・そして、オリジナルからカヴァー曲まで、この日のコンサートために編曲しなおされた特別なプログラムで満員御礼でした。

まずはNAOTOさんの演奏。
特殊な奏法がふんだんに盛り込まれた、超絶技巧の「Get Wild」からスタート!
1曲目からお客様を惹きこみます。

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続いて“チェロの魔術師”柏木広樹さん。ヴァイオリンとチェロのデュオで「strings shower」と、ソロでオリジナル曲「月からの使い」をお聞きいただきました。

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そして榊原 大さんの登場。柏木さんとのデュオで、映画『風とともに去りぬ』の「タラのテーマ」を演奏し、お客様を魅了しました。榊原さんいわく「演奏するのも、合わせるのも難しい」とこの公演の一番のヤマ場だったそうです。

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 シックで大人の魅力たっぷりの前半が終了し、後半は少し衣装もカジュアルなものにチェンジ!
後半は榊原さんのソロで「ファイト メイン・テーマ」からスタートです。
2曲目でヴァイオリンとピアノのデュオを披露し、3名の全ての組み合わせを制覇!!

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曲ごとに使い分ける変幻自在な音色、そして一糸乱れぬ息の合った演奏、間あいだのトークも息がピッタリで、お客様を魅了しました。演奏中に時折みせる笑顔は、この3人の人間関係を象徴するかのようで、この3人だからこそ成せる、温かでユーモア溢れるコンサートでした。

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実は、開場後に中央線の鉄道トラブルが起きましたが、出演者の全面的な協力のもと、予定になかった曲を1曲追加した上、お客様が到着するまでの間、「前座トーク(ご本人曰く)」で楽しませてくださいました。
アンケートには「感謝」のメッセージが多く寄せられました。

もちろんお三方とこきんちゃんの貴重なショットもゲットです!

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 公演写真 ©藤本史昭

 小金井市在住の能楽師、観世流緑泉会代表津村禮次郎さんを講師にむかえ、能楽を本気で挑戦する講座を2/3(日)、10(日)の2日間にわたり開催しました。

冒頭、津村先生から「『ガチdeチャレンジ!』というタイトルどおり、たっぷりと能を体験してもらいます」との宣言からスタート。まずは、「能楽」の歴史から始まり、舞台で使用される楽器についてなどのお話を聞きながら能楽の世界に入っていきます。能の舞台を構成する「謡」(うたい)と「仕舞」(しまい)のレクチャーを受け、「謡」のお稽古からいざ実践です。

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 「高砂」という演目を熱烈指導してくれる津村先生に応えるように、お腹から声を出し、物怖じせず難しいリズムや旋律をなぞる受講生の方々の声が練習室に響きます。

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 「謡」の次は「舞」の基本形である「カマエ」と「ハコビ」に挑戦します。同じ姿勢を保つだけでもバランスをとるのがかなり難しい能の所作。「この姿勢で居るだけで汗が出てくる」「意外ときつい」など、美しく優雅な動きに見せることがいかに大変かを実感したところで1回目は終了。宿題を出されながらも「次回も楽しみです!」と2回目が待ちきれない様子でした。

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2回目の講座は能の演目や面(おもて)のレクチャーから始まりました。

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レクチャー後は、前回宿題に出された謡のおさらいをし、ウォーミングアップが済むと、難易度は急上昇!「猩々(しょうじょう)」という演目を謡いながら舞うことに挑戦しました。

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最後は実際に面をつけての動きにも挑戦。狭い視界で動くむずかしさや角度が少し変わるだけで表情が違ってみえる面の面白さなどを体験しました。

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2回の体験講座を通じて、参加者からは「能はとっつきにくいと思っていたけど、やってみたら意外と面白かった」などの感想をいただき、伝統芸能である能の魅力や奥深さを肌で感じてもらうことができました。

 

 

 

日本を代表する雅楽団体の一つ「伶楽舎」のみなさんを講師に招き、雅楽に本気で挑戦する講座を開催しました。

まずは雅楽の音楽にふれるところからスタート!

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雅楽の演奏会の開始を告げる「平調音取(ひょうじょうねとり)」を聞いたあと、雅楽の名曲「越天楽(えてんらく)」を楽しみました。雅楽の構成、楽器の特徴などのお話とともに、楽器体験に備えて、演奏方法や演奏するときの姿勢など、細かなレクチャーがありました。

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そして、雅楽を演奏するために必ず行う練習の一つ、音楽の間や拍子などをあわせるために行う唱歌(しょうが)体験。楽譜の読み方を教わり、「チ~ラ~ロ、ル~ロ~タ・・・」と、節をつけて、実際に越天楽の一節の唱歌に挑戦してみました。

さていよいよ楽器体験の時間です。

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5つの楽器(笙、篳篥、龍笛、楽太鼓、鞨鼓)に一人ずつ講師がつき、楽器の持ち方や音の出し方などを教わります。はじめはおそるおそる楽器にふれながらも、実際に音がでると笑顔がはじけ、少し時間がたつと音階などにもチャレンジ!

参加者全員が5つ全ての楽器に触れ、体験することができました。

参加者からは「雅楽が身近に感じられました」「雅楽の演奏会を聞きに行きたいと思いました」などのお声をいただきました。平安時代からつづく日本の伝統文化の魅力を再認識する貴重な機会となりました。

 

 第一線で活躍するクラシック音楽の演奏家を招いて、クラシック音楽の魅力を知る講座の第3回。

3/30(土)開催の「こがねいのミューズたちによるMy Best of Music」に出演するピアニストの菊池洋子さんをゲストに迎え、クラシック音楽ファシリテーターの飯田有抄さんがその魅力に迫りました。

 日本人として初めてモーツァルト国際コンクールで優勝を果たし、モーツァルトの名手として注目を集める菊池さん。「モーツァルトの魅力は?」という質問に、とても一言では語れないけれど、と前置きしつつ、「人を喜ばせたいというサービス精神旺盛で、人間味に溢れた人柄」だと語ってくれました。

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菊池さんは、高校卒業後に留学したイタリアで「フォルテピアノ」という楽器に出会い、モーツァルトの世界へと足を踏み入れたそうです。

数多くあるモーツァルトの作品の中でも一際重要とされている作品の解説や、その作曲技法の凄さや面白みを、ピアニストならではの視点でたっぷりと語っていただきました。

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今なお、ウィーンの巨匠、ピアニストのパウル・バドゥラ・スコダ氏のレッスンに通われているそうで、「今までに何度も弾いてきた曲でも幾度も新たな発見があり、音楽が与えてくれる豊かな時間を楽しんでいる」というお話もありました。

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国内外で大活躍中の菊池さんに、ご来場のみなさんから数々の質問が飛び交い、充実した日曜カフェでした。

そして、いよいよ開催が3/30(土)に迫った「こがねいのミューズたちによるMy Best of Music」。

美しい桜とともに春の訪れを感じる華やかなコンサートへ、ぜひいらして下さい。

<奥村 愛さん、高木綾子さん、菊池洋子さんのインタビュー記事公開中!>

https://koganei-civic-center.jp/calendar/2019/03/029531_pickup.html

 

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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45
TEL: 042-380-8077
FAX: 042-380-8078

開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 19:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 / 保守点検日
【イベントレポート】世界の絵本展 19. 03. 28

3/20(水)~24(日)に開催した「世界の絵本展」を写真で振り返ります。

IMG_3613.JPGIMG_3612.JPG

会場は、当館1階のマルチパーパススペースと、地下1階の市民ギャラリー。

マルチパーパススペースには、この企画に賛同して小金井市立図書館からご提供いただいた「ぞうのババール」や「おさるのジョージ」などの人気シリーズを展示し、世界の絵本への導入を演出しました。

IMG_3702.JPGIMG_3705.JPG

 市民ギャラリーには、 IFLA(国際図書館連盟)の「絵本で世界を知ろうプロジェクト」によって集められ、世界の図書館員が選んだ、さまざまな国の絵本、約350冊を展示。

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当館スタッフがダンボールとスチレンボードを組み合わせて、手作りした展示棚にも飾りました。IMG_3590.JPGIMG_3617.JPG

実際に手にとって、気に入ったしかけ絵本を何度も「よんで、よんで~」と持ってくる男の子や、キレイな色の絵本をじっくり眺める女の子、ベビーカーの赤ちゃんがスヤスヤ寝ている間にじっくりといろいろな絵本をパラパラめくっているお父さん、合わせて展示されている日本語のあらすじを読んでから、読めない外国語の絵本に想像でストーリーをつけながら楽しむ親子など、様々なスタイルで世界の絵本に触れていました。

大人の方だけのご来場も多く、充実した展示に読みふける姿もありました。

IMG_3618.JPGIMG_3633.JPGIMG_3648.JPG

展示最終日には、主催公演「音楽物語『ぞうのババール』」を開催。そのコンサートに関連して設けた「ババールのぬりえをやってみよう」コーナーは、みんなが描いてくれたぬりえで壁一面が賑やか!会期中に描いてくれた作品もその場で展示し、最終日にはこんなに豪華な壁面となりました。

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親子が絵本に親しみ、世界へとイマジネーションを膨らませる、そんな春休みの心あたたまるイベントとなりました。

 
【イベントレポート】まちかどコンサート(at.小金井市立図書館) 19. 03. 28

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

今回は、小金井市立図書館本館にて、図書館との連携事業として、平成30年度図書館イベント「落語の世界へようこそ」を開催しました。
会場は満席!小学生のお客さまもいらっしゃいました。

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まずは、立川談志最後の弟子、立川談修(たてかわだんしゅう)さんが登場。
本編に入る前の、自己紹介に早くも笑い声が起き、お客さまの期待も高まりました。

一席目は、“味噌豆”というホクホク煮えた豆を旦那と定吉がつまみぐいする噺。おいしそうにほおばる所作にも笑いが起きました。二席目はそそっかしい熊五郎のうっかりエピソードがポンポン飛び出す楽しい噺“堀の内”。三席目は雰囲気がガラっと変わり、お花と半七の馴れ初めを描いた、いわゆる『恋バナ』“宮戸川”。気弱な若者から、瑞々しい若い女性、厳格なお父さん、お花と半七を泊めてあげるおじいさんとおばあさん、といった、多くの人物を巧みに演じ分け、お客さまはどんどん惹きつけられていきました。

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仲入り(休憩)中は、会場に設けられた落語関連図書コーナーで、本をパラパラとめくるお客さまも多くいらっしゃり、図書館スタッフが「貸し出しもしていますよ」とお声がけしていました。

IMG_3555.JPGIMG_3563.JPGIMG_3569.JPG

仲入り後は、鏡味仙成(かがみせんなり)さんによる太神楽(だいかぐら)。最年少22歳の太神楽師ということで、一段と大きな拍手で出迎えられました。

“投げる”“回す”“バランス”の技に歓声の連続!クライマックスの五階茶碗は天井まで届きそうな高さで、一番前の席の方は思わず体をのけぞらせるほどハラハラドキドキ。コンパクトな会場ならではの緊張感があり、大いに盛り上がりました。

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そして、締めくくりは談修さんの落語、“人情八百屋”。長屋で起きた事件を巡る、ウルッとくるような人情噺に聴き入り、大充実の落語イベントとなりました。

 今後も小金井市内の様々な施設と連携した「まちかどコンサート」をお届けしたいと思います。どうぞお楽しみに!

 
【イベントレポート】NAOTO×柏木広樹×榊原 大 アコースティック・コンサート 19. 03. 17

自らの演奏活動だけでなく、作編曲家としても活躍している3名によるコンサートを開催しました。
ソロ、デュオ、トリオとさまざまな編成と・・・そして、オリジナルからカヴァー曲まで、この日のコンサートために編曲しなおされた特別なプログラムで満員御礼でした。

まずはNAOTOさんの演奏。
特殊な奏法がふんだんに盛り込まれた、超絶技巧の「Get Wild」からスタート!
1曲目からお客様を惹きこみます。

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続いて“チェロの魔術師”柏木広樹さん。ヴァイオリンとチェロのデュオで「strings shower」と、ソロでオリジナル曲「月からの使い」をお聞きいただきました。

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そして榊原 大さんの登場。柏木さんとのデュオで、映画『風とともに去りぬ』の「タラのテーマ」を演奏し、お客様を魅了しました。榊原さんいわく「演奏するのも、合わせるのも難しい」とこの公演の一番のヤマ場だったそうです。

_DSC2735.jpg

 シックで大人の魅力たっぷりの前半が終了し、後半は少し衣装もカジュアルなものにチェンジ!
後半は榊原さんのソロで「ファイト メイン・テーマ」からスタートです。
2曲目でヴァイオリンとピアノのデュオを披露し、3名の全ての組み合わせを制覇!!

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曲ごとに使い分ける変幻自在な音色、そして一糸乱れぬ息の合った演奏、間あいだのトークも息がピッタリで、お客様を魅了しました。演奏中に時折みせる笑顔は、この3人の人間関係を象徴するかのようで、この3人だからこそ成せる、温かでユーモア溢れるコンサートでした。

_DSC2849.jpg

実は、開場後に中央線の鉄道トラブルが起きましたが、出演者の全面的な協力のもと、予定になかった曲を1曲追加した上、お客様が到着するまでの間、「前座トーク(ご本人曰く)」で楽しませてくださいました。
アンケートには「感謝」のメッセージが多く寄せられました。

もちろんお三方とこきんちゃんの貴重なショットもゲットです!

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 公演写真 ©藤本史昭

 
【イベントレポート】ガチdeチャレンジ!<能楽編> 19. 03. 10

 小金井市在住の能楽師、観世流緑泉会代表津村禮次郎さんを講師にむかえ、能楽を本気で挑戦する講座を2/3(日)、10(日)の2日間にわたり開催しました。

冒頭、津村先生から「『ガチdeチャレンジ!』というタイトルどおり、たっぷりと能を体験してもらいます」との宣言からスタート。まずは、「能楽」の歴史から始まり、舞台で使用される楽器についてなどのお話を聞きながら能楽の世界に入っていきます。能の舞台を構成する「謡」(うたい)と「仕舞」(しまい)のレクチャーを受け、「謡」のお稽古からいざ実践です。

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 「高砂」という演目を熱烈指導してくれる津村先生に応えるように、お腹から声を出し、物怖じせず難しいリズムや旋律をなぞる受講生の方々の声が練習室に響きます。

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 「謡」の次は「舞」の基本形である「カマエ」と「ハコビ」に挑戦します。同じ姿勢を保つだけでもバランスをとるのがかなり難しい能の所作。「この姿勢で居るだけで汗が出てくる」「意外ときつい」など、美しく優雅な動きに見せることがいかに大変かを実感したところで1回目は終了。宿題を出されながらも「次回も楽しみです!」と2回目が待ちきれない様子でした。

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2回目の講座は能の演目や面(おもて)のレクチャーから始まりました。

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レクチャー後は、前回宿題に出された謡のおさらいをし、ウォーミングアップが済むと、難易度は急上昇!「猩々(しょうじょう)」という演目を謡いながら舞うことに挑戦しました。

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最後は実際に面をつけての動きにも挑戦。狭い視界で動くむずかしさや角度が少し変わるだけで表情が違ってみえる面の面白さなどを体験しました。

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2回の体験講座を通じて、参加者からは「能はとっつきにくいと思っていたけど、やってみたら意外と面白かった」などの感想をいただき、伝統芸能である能の魅力や奥深さを肌で感じてもらうことができました。

 

 

 

 
【イベントレポート】ガチdeチャレンジ!<雅楽編> 19. 03. 07

日本を代表する雅楽団体の一つ「伶楽舎」のみなさんを講師に招き、雅楽に本気で挑戦する講座を開催しました。

まずは雅楽の音楽にふれるところからスタート!

 IMG_3282.JPG

雅楽の演奏会の開始を告げる「平調音取(ひょうじょうねとり)」を聞いたあと、雅楽の名曲「越天楽(えてんらく)」を楽しみました。雅楽の構成、楽器の特徴などのお話とともに、楽器体験に備えて、演奏方法や演奏するときの姿勢など、細かなレクチャーがありました。

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そして、雅楽を演奏するために必ず行う練習の一つ、音楽の間や拍子などをあわせるために行う唱歌(しょうが)体験。楽譜の読み方を教わり、「チ~ラ~ロ、ル~ロ~タ・・・」と、節をつけて、実際に越天楽の一節の唱歌に挑戦してみました。

さていよいよ楽器体験の時間です。

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5つの楽器(笙、篳篥、龍笛、楽太鼓、鞨鼓)に一人ずつ講師がつき、楽器の持ち方や音の出し方などを教わります。はじめはおそるおそる楽器にふれながらも、実際に音がでると笑顔がはじけ、少し時間がたつと音階などにもチャレンジ!

参加者全員が5つ全ての楽器に触れ、体験することができました。

参加者からは「雅楽が身近に感じられました」「雅楽の演奏会を聞きに行きたいと思いました」などのお声をいただきました。平安時代からつづく日本の伝統文化の魅力を再認識する貴重な機会となりました。

 

 
【イベントレポート】
日曜カフェ~飯田有抄のクラシックは面白い!~<Vol.3>
19. 03. 03

 第一線で活躍するクラシック音楽の演奏家を招いて、クラシック音楽の魅力を知る講座の第3回。

3/30(土)開催の「こがねいのミューズたちによるMy Best of Music」に出演するピアニストの菊池洋子さんをゲストに迎え、クラシック音楽ファシリテーターの飯田有抄さんがその魅力に迫りました。

 日本人として初めてモーツァルト国際コンクールで優勝を果たし、モーツァルトの名手として注目を集める菊池さん。「モーツァルトの魅力は?」という質問に、とても一言では語れないけれど、と前置きしつつ、「人を喜ばせたいというサービス精神旺盛で、人間味に溢れた人柄」だと語ってくれました。

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菊池さんは、高校卒業後に留学したイタリアで「フォルテピアノ」という楽器に出会い、モーツァルトの世界へと足を踏み入れたそうです。

数多くあるモーツァルトの作品の中でも一際重要とされている作品の解説や、その作曲技法の凄さや面白みを、ピアニストならではの視点でたっぷりと語っていただきました。

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今なお、ウィーンの巨匠、ピアニストのパウル・バドゥラ・スコダ氏のレッスンに通われているそうで、「今までに何度も弾いてきた曲でも幾度も新たな発見があり、音楽が与えてくれる豊かな時間を楽しんでいる」というお話もありました。

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国内外で大活躍中の菊池さんに、ご来場のみなさんから数々の質問が飛び交い、充実した日曜カフェでした。

そして、いよいよ開催が3/30(土)に迫った「こがねいのミューズたちによるMy Best of Music」。

美しい桜とともに春の訪れを感じる華やかなコンサートへ、ぜひいらして下さい。

<奥村 愛さん、高木綾子さん、菊池洋子さんのインタビュー記事公開中!>

https://koganei-civic-center.jp/calendar/2019/03/029531_pickup.html