街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

 今回は、小金井市立本町小学校5年生のみなさんへ、東京農工大学卒、同大学落語研究会出身の落語家、柳家小八(こはち)さんによる「落語のいろは」をお届けしました。

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まずは、小八さんから、「顔の方向が変わったら違う人物という意味だよ」「扇子と手ぬぐいを色々なものに見立てて使っていくよ」という“落語のルール”を教えてもらい、所作当てクイズなどをしながら、落語を聞くための想像力のウォーミングアップ!

「桃太郎」「鶴の恩返し」「花咲じいさん」などの小噺を、最初はポカーンと聞いていたみなさんでしたが、“情景を想像しながら聞く”ことや、“オチ”の要領がわかってくると、次第に笑い声が大きくなりました。

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次は、“おそばを食べる”“フライドチキンを食べる”などの所作の体験。2人の男の子と、担任の先生が挑戦し、大いに盛り上がりました。

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最後は、落語『牛ほめ』を鑑賞。「はじめての落語で、どのような反応をするか・・・」という先生方の心配をよそに、子どもたちはケラケラ、ゲラゲラ、時にはお腹をよじって爆笑しながら、すっかり日本の話芸を堪能した様子でした。

 

毎年開催している入場無料の「クリスマス・ミニ・コンサート」。

今年は、小金井吹奏楽団 GREEN’Sに出演いただき、1回目は「子どものためのブラス」、2回目は「みんなのためのブラス」と、内容を変えて開催。1回目の様子をレポートします。

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楽器ごとにワンフレーズ吹きながらの出演者入場に、みんなのワクワクが高まったところで1曲目。ベルギーの作曲家、ヤン・ヴァン・デル・ローストによるコンサートマーチ「アルセナール」です。これぞ“ブラス(吹奏楽)”という華やかな音色が響きました。

次は保育士をしているという団員が“うたのお兄さん”として登場!みんなと一緒に「となりのトトロ」を歌って盛り上がりました。

IMG_2626.JPGIMG_2621.JPGIMG_2629.JPG

「ファミリーアニメ・コレクション」で聞きなじみのあるアニメのメロディーを、豪華なブラスバンドバージョンで演奏した後は、さらに小さな観客向けに「手遊びメドレー」。うたのお兄さんのリードで、「大きな栗の木の下で」「むすんでひらいて」などを、パパ・ママのお膝のうえで、またはノリノリで通路に踊り出て、ご家族みんなで楽しんでいました。

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最後は手作りマラカスのプレゼントを配り、「クリスマス・メドレー」を演奏。赤ちゃんは抱っこでゆらゆらしてもらいながら、少し大きい子はマラカスを振ったり歌ったりしながらクリスマスのひとときを楽しみました。出演者もお客さまも笑顔いっぱいのあたたかいコンサートとなりました。

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出演:小金井吹奏楽団 GREEN’S
指揮:佐々木由美子

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また、会場の外には、このコンサートのチラシデザインにご協力をいただいた、東京工学院専門学校グラフィックデザイン科のみなさまの作品を展示。多くの方にご覧いただきました。

全国各地から引っ張りだこの人気オペラ歌手、森麻季と林美智子によるデュオ・リサイタルを開催しました。

コンサートの幕開けはアダンの「オー・ホーリー・ナイト」。ソプラノ、メゾ・ ソプラノの二重唱で会場全体がクリスマスムードに。

デュオの後は、森さん、林さんがそれぞれソロを披露。森さんの透明感溢れる歌声と、林さんの情感たっぷりの艶やかな歌声がホールを包みます。

_DSC4997.jpg _DSC4950.jpg

後半は、オペラ・アリアの有名曲を中心とした贅沢なプログラム。衣装をチェンジしたお2人が、時に妖艶に、時に可憐に・・・と歌い演じていきました。オペラの世界へと引き込まれた聴衆から、『ブラボー!』の声が飛び交います。

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最後は歌劇『ラクメ』より花の二重唱「ジャスミンが咲くドームへ」。

鳴り止まない拍手に、ピアニストの山岸茂人さんとともに満面の笑みの歌姫(ディーバ)たち。

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アンコールに応えて、『ヘンゼルとグレーテル』より 二重唱「夕べの祈り」で今年のクリスマスコンサートを締めくくりました。

恒例となったこきんちゃんとの撮影にも、「かわいい!」と快く応じてくださいました。

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みなさまも素敵なクリスマスをお過ごしください☆

公演写真:©藤本史昭

 

友の会「こがねいメンバーズ」では、年に数回、会員限定イベントを開催しています。
今回は、小金井ゆかりのヴァイオリニスト滝 千春と、注目の若手ピアニスト沼沢淑音(よしと)によるコンサートを開催しました。
クラシックといえば古典作品というイメージが強い中、滝さんがこの日のために特別に用意した演奏される機会の少ない現代曲を交えたプログラム構成。

 IMG_2364.JPG

前半はブラームスの「ヴァイオリン・ソナタ」と、滝さんのデビュー10周年を記念して編曲された「ピーターと狼」。
「ピーターと狼」では、演奏前に物語と登場するキャラクターの旋律モチーフを紹介し、
演奏とともに情景が目に浮かぶユニークな演出で聴かせました。

 IMG_2363.JPG

後半は、現代音楽中心のプログラム。
足踏みをしながら演奏するコリリアーノの「ストンプ」や、
超絶技巧がふんだんに使われているツィンマーマンの「ヴァイオリン・ソナタ」、そして難曲といわれるラヴェルの「ツィガーヌ」と熱演。
参加した会員さまからは「クラシックの幅の広さを感じた」「刺激的で良いプログラムだった」などのお声をいただきました。

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最後はこきんちゃんと一緒に記念撮影です!

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12/2(日)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者アンドレアス・オッテンザマー、人気急上昇中の注目のヴァイオリニスト郷古 廉(ごうこ すなお)、そして2人の音楽をより上質な音楽へと誘うホセ・ガヤルドのピアノによる「オッテンザマー・トリオ コンサート」を開催しました。

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今回、このトリオとして初の日本公演ということもあり、自己紹介とばかりに、はじめはそれぞれの楽器の音色をたっぷりと聴かせる曲が続きました。

_DSC4471.jpg _DSC4498.jpg

アンドレアス・オッテンザマーは、ドビュッシーの「クラリネットのための第1狂詩曲」。クラリネット1本とはとても思えない重厚な響きと、想像を超える甘美な音色で、1音目が鳴った瞬間から、観客の心は釘付けに。

2曲目に登場した郷古 廉は、ドビュッシーの「ヴァイオリン・ソナタ」。まだ20代とは思えない堂々とした佇まいの中、力強く、歌心たっぷりに奏でるヴァイオリンの演奏に、圧倒される観客たち。

「亜麻色の髪の乙女」をはさみ、前半最後はトリオでプーランクの「城への招待」。高い演奏技術を求められる難曲にもかかわらず、それを楽しみながら、お互いの演奏で会話をするかのようなかけあいを披露しました。

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後半はバルトークとブラームスの楽曲で構成されたプログラム。それぞれのソロで情緒たっぷりに奏でたあと、いよいよ「コントラスツ」へ。ジャズ・クラリネット奏者のベニー・グッドマンの依頼を受けて作曲されたこの曲は、ジャズ的要素やアドリブ的奏法、そして超絶技巧がたっぷりと盛り込まれています。それぞれの旋律が寄り添ったり、相対したりと、躍動感と緊張感あふれる演奏を披露。最後は割れんばかりの拍手が沸き起こりました。 

こきんちゃんと一緒に満面の笑顔で記念写真もバッチリGETです!

IMG_2356.JPG

 

公演写真:©藤本史昭
 

日曜の朝、飲み物片手に楽しむミニ講座『日曜カフェ』。
今回から3回に渡りクラシック音楽ファシリテーターの飯田有抄さんをナビゲーターに迎え、第一線で活躍する音楽家からクラシック音楽のうんちく、トリビア、裏話を聴き出します。
初回のゲストは小金井ゆかりのヴァイオリニスト滝千春さん。今年、デビュー10周年を迎え、来年はミュンヘン放送管弦楽団の客演コンサートマスターに就任が決定している、今をときめくヴァイオリニストの一人です。

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ひとつ目の質問は「ヴァイオリンを始めるきっかけは?」
「親の影響ですね。姉はピアノ、私はヴァイオリンを5歳から始めました。
今はもう弾けませんけど、子どもの弾くヴァイオリンはとても小さいんですよ」と和やかな雰囲気でスタート!

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「プロへの道を歩み始めた分岐点について」の質問には、
「2002年にコンクールに出場して優勝するまでは、練習がつらく感じることもあったけど、自分がどれだけ成長できるかが面白くなってきたので、自然とその道を目指すようになりました」と、振り返っていました。

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本番のときにもパンツルックでとってもスタイリッシュな滝さん。トークはそんなファッションの話題にも展開。
「ヨーロッパでは、このスタイルがスタンダードだと思います。私自身、足でしっかり踏ん張らないと弾けないので、スカートをはくことは無いかもしれません」

その他にも、室内楽の活動への熱い思いや、これからの抱負など、
テレビのトーク番組を見ているような明るい雰囲気の中、興味深いお話を聞くことができました。

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次回は2019年1月13日(日)にリコーダー奏者の水内謙一さんをゲストに迎えて開催します。
お楽しみに! 

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

今回は、小金井市内の幼稚園、保育園のみなさまを当館大ホールに招待し、小金井ゆかりのチェロ奏者、阪田宏彰さんが代表を務める「チェロアンサンブルユイット」によるコンサートを開催。 

園ごとに手作りの動物プラカードでお席までご案内。先生やお友だちとドキドキしながら開演を待ちます。

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 アンダーソンの「舞踏会の美女」で華々しくコンサートが開幕。みんなが大好きな「さんぽ」「となりのトトロ」では演奏に合わせて、弾むような歌声も響きました。

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続くプログラムは再びアンダーソンの「踊る子猫」。かわいいワルツのリズムに、子猫の鳴き声のようなメロディ、スライドホイッスルの不思議な音を楽しみました。

 次は全員立ち上がって「幸せなら手をたたこう」の演奏に参加。全身を使って音楽を体感しました。

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「スーパーマリオブラザーズ」「アンパンマンマーチ」「勇気100%」という子どもたちになじみのあるプログラムに続き、アンコールでは、風船を使ってメロディを奏でるサプライズも。

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終演後は「楽しかった」「チェロっていい音がした」「ヒューっていう笛が面白かった」「風船が面白かった」など、口々に興奮した様子でお話をしてくれて、スタッフとハイタッチをしながら元気に帰っていきました。

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【チェロアンサンブルユイット】

(写真左から)櫻井慶喜、阪田宏彰、中林成爾、野村奈美、横山二葉、佐野朋子、宮坂俊一郎、小川泰典

 

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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45
TEL: 042-380-8077
FAX: 042-380-8078

開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 19:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 / 保守点検日
【イベントレポート】
まちかどコンサート(at.小金井市立本町小学校)
18. 12. 28

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

 今回は、小金井市立本町小学校5年生のみなさんへ、東京農工大学卒、同大学落語研究会出身の落語家、柳家小八(こはち)さんによる「落語のいろは」をお届けしました。

IMG_2498.JPGIMG_2485.JPG

まずは、小八さんから、「顔の方向が変わったら違う人物という意味だよ」「扇子と手ぬぐいを色々なものに見立てて使っていくよ」という“落語のルール”を教えてもらい、所作当てクイズなどをしながら、落語を聞くための想像力のウォーミングアップ!

「桃太郎」「鶴の恩返し」「花咲じいさん」などの小噺を、最初はポカーンと聞いていたみなさんでしたが、“情景を想像しながら聞く”ことや、“オチ”の要領がわかってくると、次第に笑い声が大きくなりました。

IMG_2459.JPGIMG_2470.JPG

次は、“おそばを食べる”“フライドチキンを食べる”などの所作の体験。2人の男の子と、担任の先生が挑戦し、大いに盛り上がりました。

IMG_2482.JPG

最後は、落語『牛ほめ』を鑑賞。「はじめての落語で、どのような反応をするか・・・」という先生方の心配をよそに、子どもたちはケラケラ、ゲラゲラ、時にはお腹をよじって爆笑しながら、すっかり日本の話芸を堪能した様子でした。

 

 
【イベントレポート】
クリスマス・ミニ・コンサート
18. 12. 25

毎年開催している入場無料の「クリスマス・ミニ・コンサート」。

今年は、小金井吹奏楽団 GREEN’Sに出演いただき、1回目は「子どものためのブラス」、2回目は「みんなのためのブラス」と、内容を変えて開催。1回目の様子をレポートします。

IMG_2594.JPGIMG_2600.JPG

楽器ごとにワンフレーズ吹きながらの出演者入場に、みんなのワクワクが高まったところで1曲目。ベルギーの作曲家、ヤン・ヴァン・デル・ローストによるコンサートマーチ「アルセナール」です。これぞ“ブラス(吹奏楽)”という華やかな音色が響きました。

次は保育士をしているという団員が“うたのお兄さん”として登場!みんなと一緒に「となりのトトロ」を歌って盛り上がりました。

IMG_2626.JPGIMG_2621.JPGIMG_2629.JPG

「ファミリーアニメ・コレクション」で聞きなじみのあるアニメのメロディーを、豪華なブラスバンドバージョンで演奏した後は、さらに小さな観客向けに「手遊びメドレー」。うたのお兄さんのリードで、「大きな栗の木の下で」「むすんでひらいて」などを、パパ・ママのお膝のうえで、またはノリノリで通路に踊り出て、ご家族みんなで楽しんでいました。

IMG_2635.JPGIMG_2639.JPG

最後は手作りマラカスのプレゼントを配り、「クリスマス・メドレー」を演奏。赤ちゃんは抱っこでゆらゆらしてもらいながら、少し大きい子はマラカスを振ったり歌ったりしながらクリスマスのひとときを楽しみました。出演者もお客さまも笑顔いっぱいのあたたかいコンサートとなりました。

IMG_2678.JPG

出演:小金井吹奏楽団 GREEN’S
指揮:佐々木由美子

IMG_2641.JPGIMG_2644.JPG

また、会場の外には、このコンサートのチラシデザインにご協力をいただいた、東京工学院専門学校グラフィックデザイン科のみなさまの作品を展示。多くの方にご覧いただきました。

 
【イベントレポート】
「こがねいクリスマスコンサート 森麻季&林美智子 デュオ・リサイタル」
18. 12. 25

全国各地から引っ張りだこの人気オペラ歌手、森麻季と林美智子によるデュオ・リサイタルを開催しました。

コンサートの幕開けはアダンの「オー・ホーリー・ナイト」。ソプラノ、メゾ・ ソプラノの二重唱で会場全体がクリスマスムードに。

デュオの後は、森さん、林さんがそれぞれソロを披露。森さんの透明感溢れる歌声と、林さんの情感たっぷりの艶やかな歌声がホールを包みます。

_DSC4997.jpg _DSC4950.jpg

後半は、オペラ・アリアの有名曲を中心とした贅沢なプログラム。衣装をチェンジしたお2人が、時に妖艶に、時に可憐に・・・と歌い演じていきました。オペラの世界へと引き込まれた聴衆から、『ブラボー!』の声が飛び交います。

_DSC5094.jpg _DSC5056.jpg

最後は歌劇『ラクメ』より花の二重唱「ジャスミンが咲くドームへ」。

鳴り止まない拍手に、ピアニストの山岸茂人さんとともに満面の笑みの歌姫(ディーバ)たち。

_DSC5212.jpg _DSC5238.jpg

アンコールに応えて、『ヘンゼルとグレーテル』より 二重唱「夕べの祈り」で今年のクリスマスコンサートを締めくくりました。

恒例となったこきんちゃんとの撮影にも、「かわいい!」と快く応じてくださいました。

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みなさまも素敵なクリスマスをお過ごしください☆

公演写真:©藤本史昭

 

 
【イベントレポート】
友の会こがねいメンバーズ会員限定イベント
滝 千春&沼沢淑音~ブラームスとドイツで聴く現代音楽を小金井に~
18. 12. 23

友の会「こがねいメンバーズ」では、年に数回、会員限定イベントを開催しています。
今回は、小金井ゆかりのヴァイオリニスト滝 千春と、注目の若手ピアニスト沼沢淑音(よしと)によるコンサートを開催しました。
クラシックといえば古典作品というイメージが強い中、滝さんがこの日のために特別に用意した演奏される機会の少ない現代曲を交えたプログラム構成。

 IMG_2364.JPG

前半はブラームスの「ヴァイオリン・ソナタ」と、滝さんのデビュー10周年を記念して編曲された「ピーターと狼」。
「ピーターと狼」では、演奏前に物語と登場するキャラクターの旋律モチーフを紹介し、
演奏とともに情景が目に浮かぶユニークな演出で聴かせました。

 IMG_2363.JPG

後半は、現代音楽中心のプログラム。
足踏みをしながら演奏するコリリアーノの「ストンプ」や、
超絶技巧がふんだんに使われているツィンマーマンの「ヴァイオリン・ソナタ」、そして難曲といわれるラヴェルの「ツィガーヌ」と熱演。
参加した会員さまからは「クラシックの幅の広さを感じた」「刺激的で良いプログラムだった」などのお声をいただきました。

 IMG_2401.JPG

最後はこきんちゃんと一緒に記念撮影です!

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【イベントレポート】
オッテンザマー・トリオ コンサート
18. 12. 20

12/2(日)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者アンドレアス・オッテンザマー、人気急上昇中の注目のヴァイオリニスト郷古 廉(ごうこ すなお)、そして2人の音楽をより上質な音楽へと誘うホセ・ガヤルドのピアノによる「オッテンザマー・トリオ コンサート」を開催しました。

 miyaji_OttensamerTorio_A4_CC_5-001 - .jpg

今回、このトリオとして初の日本公演ということもあり、自己紹介とばかりに、はじめはそれぞれの楽器の音色をたっぷりと聴かせる曲が続きました。

_DSC4471.jpg _DSC4498.jpg

アンドレアス・オッテンザマーは、ドビュッシーの「クラリネットのための第1狂詩曲」。クラリネット1本とはとても思えない重厚な響きと、想像を超える甘美な音色で、1音目が鳴った瞬間から、観客の心は釘付けに。

2曲目に登場した郷古 廉は、ドビュッシーの「ヴァイオリン・ソナタ」。まだ20代とは思えない堂々とした佇まいの中、力強く、歌心たっぷりに奏でるヴァイオリンの演奏に、圧倒される観客たち。

「亜麻色の髪の乙女」をはさみ、前半最後はトリオでプーランクの「城への招待」。高い演奏技術を求められる難曲にもかかわらず、それを楽しみながら、お互いの演奏で会話をするかのようなかけあいを披露しました。

_DSC4687.jpg

後半はバルトークとブラームスの楽曲で構成されたプログラム。それぞれのソロで情緒たっぷりに奏でたあと、いよいよ「コントラスツ」へ。ジャズ・クラリネット奏者のベニー・グッドマンの依頼を受けて作曲されたこの曲は、ジャズ的要素やアドリブ的奏法、そして超絶技巧がたっぷりと盛り込まれています。それぞれの旋律が寄り添ったり、相対したりと、躍動感と緊張感あふれる演奏を披露。最後は割れんばかりの拍手が沸き起こりました。 

こきんちゃんと一緒に満面の笑顔で記念写真もバッチリGETです!

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公演写真:©藤本史昭
 

 
【イベントレポート】
日曜カフェ~飯田有抄のクラシックは面白い~<Vol.1>
18. 12. 08

日曜の朝、飲み物片手に楽しむミニ講座『日曜カフェ』。
今回から3回に渡りクラシック音楽ファシリテーターの飯田有抄さんをナビゲーターに迎え、第一線で活躍する音楽家からクラシック音楽のうんちく、トリビア、裏話を聴き出します。
初回のゲストは小金井ゆかりのヴァイオリニスト滝千春さん。今年、デビュー10周年を迎え、来年はミュンヘン放送管弦楽団の客演コンサートマスターに就任が決定している、今をときめくヴァイオリニストの一人です。

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ひとつ目の質問は「ヴァイオリンを始めるきっかけは?」
「親の影響ですね。姉はピアノ、私はヴァイオリンを5歳から始めました。
今はもう弾けませんけど、子どもの弾くヴァイオリンはとても小さいんですよ」と和やかな雰囲気でスタート!

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「プロへの道を歩み始めた分岐点について」の質問には、
「2002年にコンクールに出場して優勝するまでは、練習がつらく感じることもあったけど、自分がどれだけ成長できるかが面白くなってきたので、自然とその道を目指すようになりました」と、振り返っていました。

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本番のときにもパンツルックでとってもスタイリッシュな滝さん。トークはそんなファッションの話題にも展開。
「ヨーロッパでは、このスタイルがスタンダードだと思います。私自身、足でしっかり踏ん張らないと弾けないので、スカートをはくことは無いかもしれません」

その他にも、室内楽の活動への熱い思いや、これからの抱負など、
テレビのトーク番組を見ているような明るい雰囲気の中、興味深いお話を聞くことができました。

taki_03.jpg

次回は2019年1月13日(日)にリコーダー奏者の水内謙一さんをゲストに迎えて開催します。
お楽しみに! 

 
【イベントレポート】
こどものためのコンサート
18. 12. 03

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

今回は、小金井市内の幼稚園、保育園のみなさまを当館大ホールに招待し、小金井ゆかりのチェロ奏者、阪田宏彰さんが代表を務める「チェロアンサンブルユイット」によるコンサートを開催。 

園ごとに手作りの動物プラカードでお席までご案内。先生やお友だちとドキドキしながら開演を待ちます。

IMG_2209.JPGIMG_2145.JPG

 アンダーソンの「舞踏会の美女」で華々しくコンサートが開幕。みんなが大好きな「さんぽ」「となりのトトロ」では演奏に合わせて、弾むような歌声も響きました。

IMG_2154.JPG

続くプログラムは再びアンダーソンの「踊る子猫」。かわいいワルツのリズムに、子猫の鳴き声のようなメロディ、スライドホイッスルの不思議な音を楽しみました。

 次は全員立ち上がって「幸せなら手をたたこう」の演奏に参加。全身を使って音楽を体感しました。

IMG_2179.JPG

「スーパーマリオブラザーズ」「アンパンマンマーチ」「勇気100%」という子どもたちになじみのあるプログラムに続き、アンコールでは、風船を使ってメロディを奏でるサプライズも。

IMG_2196.JPG

終演後は「楽しかった」「チェロっていい音がした」「ヒューっていう笛が面白かった」「風船が面白かった」など、口々に興奮した様子でお話をしてくれて、スタッフとハイタッチをしながら元気に帰っていきました。

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【チェロアンサンブルユイット】

(写真左から)櫻井慶喜、阪田宏彰、中林成爾、野村奈美、横山二葉、佐野朋子、宮坂俊一郎、小川泰典