11/18(日)、クロード・ドビュッシー没後100年のメモリアル企画として、フランスの巨匠、パスカル・ロジェのピアノ・リサイタルを開催しました。

_DSC1536.jpg

海外ピアニストのリサイタルは実に7年ぶりということもあり、大きな拍手に包まれて登場したロジェ氏。

_DSC1679.jpg

リサイタルの幕開けは、ドビュッシーとも親交のあったサティの「ジムノペディ」と「グノシエンヌ」。続いて、ラヴェルの「ソナチネ」。序盤から、言葉にならないほど美しい音色に、観客は飲み込まれていきました。

_DSC1574.jpg

そしていよいよ本命のドビュッシー。「版画」、「映像」、「喜びの島」と人気の高い3曲を披露。
過剰さの無い淡々と控えめな語り口でドビュッシーの魅力をあるがままに聴かせたロジェ氏。

_DSC1668.jpg  _DSC1701.jpg

続く第2部も、ドビュッシーの「ヴェール(帆)」で幕開け。
抽象的でミステリアスな「前奏曲集 第1集&第2集」から12曲を演奏されました。

あっという間の後半40分。最後の一音を鳴らし終えると、ひと際大きな拍手が沸き起こりました。

恒例となった、こきんちゃんとの記念写真もバッチリGETです!

DsRbWTxU0AAx5Ax.jpg

 公演写真:©藤本史昭
 

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

今回は小金井市市制施行60周年記念事業「東京楽所 ~源氏物語が誘う『雅楽の世界』~」に関連し、音楽プロデューサーの野原耕二さんによるレクチャーと、東京楽所メンバー3名による演奏をお届けしました。

野原さんの「1,000年って、どの位の長さかイメージしてみよう!」という呼びかけから始まったレクチャーは、雅楽の成り立ち、今も解明されていない楽器のフシギ、雅楽の宇宙観などに拡がりました。

IMG_1972.JPGIMG_1973.JPG

東京楽所のメンバーは、なんと、装束をまとって登場!天平琵琶の初めの1音で音楽室が異空間へ変わったような雰囲気になり、生徒さんたちは、ハッと顔を上げて聴き入っていました。楽器や調子の説明に対応した、三管(鳳笙、篳篥、竜笛)での各種演奏のあと、締めくくりは雅楽の名曲、古今和歌集の「君が代」。「これって“君が代”じゃない?」というヒソヒソ声が、あちこちから聞こえてきて、興味を持って聴いている様子が伝わってきました。

IMG_1980.JPGIMG_2001.JPG

野原さんからは「インターナショナルな今、例えば留学した時に聞かれることは、留学先の国のことではなく、日本のこと。雅楽を始め、日本のことをまず知ろう!」「平成生まれの君たちに、次の1,000年に残る日本文化を作ってほしい!」という熱いエールも送られました。

終了後、吹奏楽部でトロンボーンを吹いているという生徒さんは、「私たちが普段吹いている音楽のような、4拍子とかのわかりやすい拍が無いのが不思議だったけど、それがステキで、かっこいいなーと思いました。」との感想をニコニコ話してくれました。

 次はみなさんの学校や施設でお会いできるかもしれませんね。お楽しみに!

月別アーカイブ

2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
最新の書き込み
 
 
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年

 
〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45
TEL: 042-380-8077
FAX: 042-380-8078

開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 19:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 / 保守点検日
【イベントレポート】
パスカル・ロジェ ピアノ・リサイタル
18. 11. 28

11/18(日)、クロード・ドビュッシー没後100年のメモリアル企画として、フランスの巨匠、パスカル・ロジェのピアノ・リサイタルを開催しました。

_DSC1536.jpg

海外ピアニストのリサイタルは実に7年ぶりということもあり、大きな拍手に包まれて登場したロジェ氏。

_DSC1679.jpg

リサイタルの幕開けは、ドビュッシーとも親交のあったサティの「ジムノペディ」と「グノシエンヌ」。続いて、ラヴェルの「ソナチネ」。序盤から、言葉にならないほど美しい音色に、観客は飲み込まれていきました。

_DSC1574.jpg

そしていよいよ本命のドビュッシー。「版画」、「映像」、「喜びの島」と人気の高い3曲を披露。
過剰さの無い淡々と控えめな語り口でドビュッシーの魅力をあるがままに聴かせたロジェ氏。

_DSC1668.jpg  _DSC1701.jpg

続く第2部も、ドビュッシーの「ヴェール(帆)」で幕開け。
抽象的でミステリアスな「前奏曲集 第1集&第2集」から12曲を演奏されました。

あっという間の後半40分。最後の一音を鳴らし終えると、ひと際大きな拍手が沸き起こりました。

恒例となった、こきんちゃんとの記念写真もバッチリGETです!

DsRbWTxU0AAx5Ax.jpg

 公演写真:©藤本史昭
 

 
【イベントレポート】
まちかどコンサート(at.小金井市立小金井第一中学校)
18. 11. 10

街なかにアートをお届けする「まちかどコンサート」。

今回は小金井市市制施行60周年記念事業「東京楽所 ~源氏物語が誘う『雅楽の世界』~」に関連し、音楽プロデューサーの野原耕二さんによるレクチャーと、東京楽所メンバー3名による演奏をお届けしました。

野原さんの「1,000年って、どの位の長さかイメージしてみよう!」という呼びかけから始まったレクチャーは、雅楽の成り立ち、今も解明されていない楽器のフシギ、雅楽の宇宙観などに拡がりました。

IMG_1972.JPGIMG_1973.JPG

東京楽所のメンバーは、なんと、装束をまとって登場!天平琵琶の初めの1音で音楽室が異空間へ変わったような雰囲気になり、生徒さんたちは、ハッと顔を上げて聴き入っていました。楽器や調子の説明に対応した、三管(鳳笙、篳篥、竜笛)での各種演奏のあと、締めくくりは雅楽の名曲、古今和歌集の「君が代」。「これって“君が代”じゃない?」というヒソヒソ声が、あちこちから聞こえてきて、興味を持って聴いている様子が伝わってきました。

IMG_1980.JPGIMG_2001.JPG

野原さんからは「インターナショナルな今、例えば留学した時に聞かれることは、留学先の国のことではなく、日本のこと。雅楽を始め、日本のことをまず知ろう!」「平成生まれの君たちに、次の1,000年に残る日本文化を作ってほしい!」という熱いエールも送られました。

終了後、吹奏楽部でトロンボーンを吹いているという生徒さんは、「私たちが普段吹いている音楽のような、4拍子とかのわかりやすい拍が無いのが不思議だったけど、それがステキで、かっこいいなーと思いました。」との感想をニコニコ話してくれました。

 次はみなさんの学校や施設でお会いできるかもしれませんね。お楽しみに!