梅雨の晴れ間の暑い昼下がり。
今回の友の会会員限定イベントは、今年度の主催公演の目玉である「にっぽん、体感。―古典芸能の祭典」シリーズにも関連し、「知って楽しむ伝統芸能~祈りと華の琉球舞踊~」をお届けしました。出演は、小金井出身で琉球舞踊太圭流華の会師範の孤島丘奈(こじまたかな)さんと、そのお弟子さんの川上こころさん、大城穂乃佳さんです。

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まずは孤島さんの曲紹介から、川上さんと大城さんによる「かぎやで風(かじゃでふう)」の演舞で幕開け。
「かぎやで風」は結婚式などでも演じられる、華やかなお祝いの舞です。雅やかな雰囲気でご来場いただいたお客様に感謝とお祝いの気持ちを贈ります。

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続いて、孤島さんによるレクチャーでは沖縄の歴史と琉球王国の特徴、それを踏まえた琉球舞踊の歴史と種類について、映像も交えてわかりやすく解説。
神様を「呼ぶ」→恵みを「いただく」→神様に「お帰りいただく」という祭祀での所作から、琉球舞踊の特徴的な動き「こねり手」になったというお話を聞きながら、お客様も一緒に手を動かしてみるなど、体験もしながら、楽しく理解を深めることができました。

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休憩の後は、再び、川上さんと大城さんによる演舞「加那よ」。
「加那よ」とは「愛しい人よ」という意味で、リズミカルで賑々しい恋の舞。若い踊り手さんのフレッシュさも相まって、とても愛らしく魅力的なパフォーマンスに大きな拍手が送られました。

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後半のレクチャーは、沖縄の染織物について。
沖縄は「工芸の島」とも称され、その中でも染織物は、13品目もが国の伝統工芸品指定を受けているそう。
琉球王朝時代に位の高い女性の礼装だった「琉球びんがた」と、沖縄の自然や動植物を図柄に取り入れた「琉球絣(がすり)」は、立候補いただいたお客様をモデルに、実際に着付け体験も行いました。和装は着物を羽織ったあとに太い帯を締めますが、琉装は細帯を体に結んでから着物を羽織って、細帯に布を挟み込む着付け方。和装と全く異なる着方に、感嘆の声が聞こえました。

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ステージ横に沖縄の染織物の実物を展示したところ、開演前や休憩時間に手に取って観察する方も多く、質疑応答では、小金井出身の孤島さんが琉球舞踊の世界に入ったきっかけや、立ち姿の基本とその意味など、深い質問が次々とあがり、友の会会員のみなさまの関心度の高さが伺い知れました。

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最後は、孤島さんによるキリっと鮮やかな「鳩間節」の演舞で締めくくり、まさに「知って楽しむ」そして、「もっと知りたくなる」イベントとなりました。

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ご来場いただいたみなさま、レポートをご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。

今後の友の会会員限定イベントもお楽しみに!
【友の会の詳細はコチラから】

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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45
TEL: 042-380-8077
FAX: 042-380-8078

開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 19:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 / 保守点検日
友の会イベントレポート
知って楽しむ伝統芸能~祈りと華の琉球舞踊~
23. 06. 30

梅雨の晴れ間の暑い昼下がり。
今回の友の会会員限定イベントは、今年度の主催公演の目玉である「にっぽん、体感。―古典芸能の祭典」シリーズにも関連し、「知って楽しむ伝統芸能~祈りと華の琉球舞踊~」をお届けしました。出演は、小金井出身で琉球舞踊太圭流華の会師範の孤島丘奈(こじまたかな)さんと、そのお弟子さんの川上こころさん、大城穂乃佳さんです。

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まずは孤島さんの曲紹介から、川上さんと大城さんによる「かぎやで風(かじゃでふう)」の演舞で幕開け。
「かぎやで風」は結婚式などでも演じられる、華やかなお祝いの舞です。雅やかな雰囲気でご来場いただいたお客様に感謝とお祝いの気持ちを贈ります。

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続いて、孤島さんによるレクチャーでは沖縄の歴史と琉球王国の特徴、それを踏まえた琉球舞踊の歴史と種類について、映像も交えてわかりやすく解説。
神様を「呼ぶ」→恵みを「いただく」→神様に「お帰りいただく」という祭祀での所作から、琉球舞踊の特徴的な動き「こねり手」になったというお話を聞きながら、お客様も一緒に手を動かしてみるなど、体験もしながら、楽しく理解を深めることができました。

0619-3.JPG0619-4.JPG

休憩の後は、再び、川上さんと大城さんによる演舞「加那よ」。
「加那よ」とは「愛しい人よ」という意味で、リズミカルで賑々しい恋の舞。若い踊り手さんのフレッシュさも相まって、とても愛らしく魅力的なパフォーマンスに大きな拍手が送られました。

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後半のレクチャーは、沖縄の染織物について。
沖縄は「工芸の島」とも称され、その中でも染織物は、13品目もが国の伝統工芸品指定を受けているそう。
琉球王朝時代に位の高い女性の礼装だった「琉球びんがた」と、沖縄の自然や動植物を図柄に取り入れた「琉球絣(がすり)」は、立候補いただいたお客様をモデルに、実際に着付け体験も行いました。和装は着物を羽織ったあとに太い帯を締めますが、琉装は細帯を体に結んでから着物を羽織って、細帯に布を挟み込む着付け方。和装と全く異なる着方に、感嘆の声が聞こえました。

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ステージ横に沖縄の染織物の実物を展示したところ、開演前や休憩時間に手に取って観察する方も多く、質疑応答では、小金井出身の孤島さんが琉球舞踊の世界に入ったきっかけや、立ち姿の基本とその意味など、深い質問が次々とあがり、友の会会員のみなさまの関心度の高さが伺い知れました。

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最後は、孤島さんによるキリっと鮮やかな「鳩間節」の演舞で締めくくり、まさに「知って楽しむ」そして、「もっと知りたくなる」イベントとなりました。

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ご来場いただいたみなさま、レポートをご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。

今後の友の会会員限定イベントもお楽しみに!
【友の会の詳細はコチラから】