JR中央線「武蔵小金井駅」南口駅前にある文化施設です。578席の大ホールをはじめ、小ホール、市民ギャラリー、4つの練習室、和室、マルチパーパススペースがあります。
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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45 TEL: 042-380-8077 FAX: 042-380-8078 開館時間: 9:00 ~ 22:00 受付時間: 9:00 ~ 20:00 休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始 |
【イベントレポート】 「こがねいガラ・コンサートをもっと楽しむための茂木大輔音楽講座」 |
18. 09. 30 |
いよいよ来月に迫った、「こがねいガラ・コンサート2018」。毎年、本番公演のプレレクチャーとして人気を博している「こがねいガラ・コンサートをもっと楽しむための茂木大輔音楽講座(ミニコンサートつき)」を今年も開催しました。
前半は、こがねいガラ・コンサートの公演でソリストとして登場いただく有馬律子さんによるハープの演奏と、楽器の歴史や構造についてのミニレクチャー。
有馬さんが舞台上に上がられると会場の空気は一変し、バッハをはじめ3曲を演奏してくれました。
・J.S.バッハ:リュート組曲第1番BWV996
・C.サン=サーンス:ハープのための幻想曲Op.95
・F.ゴドフロア:ヴェニスの謝肉祭 Op.184
なかなか近くで見る機会の無いハープですが、その歴史は古く、最古の楽器といわれているそうです。有馬さんが弾いているのはハープの中で最も大きいグランドハープという種類。
今回多くの感嘆の声があがっていたのは、ハープについているペダルのお話の時でした。
弦にそれぞれドレミファソラシの音階があり、このペダルを踏むことで半音上げる・下げる(ピアノでいう黒鍵の音)を弾きわけているのだとか。
「ハープ奏者は白鳥に例えられます。弾いている姿は優雅ですが、足元は必死です笑」と、チャーミングな一面も。
質疑応答では「弦は全て同じ素材なのか」「手は痛くならないのか」など、ひとつひとつ丁寧にこたえてくださいました。
ハープという楽器がぐっと身近に感じられ、その魅力を存分に味わえる素敵な演奏とお話でした!
後半は、茂木大輔さんによるベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』の解説。
今年のプログラムのメインである『英雄』は、茂木さんが情熱を傾けている、思い入れたっぷりの作品。音楽のフランス革命ともいわれる歴史的な大曲の解説とあって、会場の方も思わず身を乗り出す熱弁ぶり。
それまでの交響曲との違い、この曲が世の中に与えたインパクト、楽章ごとに際立つ個性や影響を受けたと思われる楽曲の話など、溢れる情熱と知識を惜しみなく注いでいただきました。
茂木さん渾身のベートーヴェンの『英雄』。こがねいガラ・オーケストラの演奏が待ち遠しくなりました!
友の会イベントレポート 「知って楽しむ世界の音楽~魅惑のアルゼンチンタンゴ編~」 |
18. 09. 03 |
8/29(水)に、こがねいメンバーズ会員限定イベント「知って楽しむ世界の音楽~魅惑のアルゼンチンタンゴ編~」を、当館小ホールにて開催しました。
出演は、「小松亮太スペシャル・トリオ」コンサート(2016年大ホールにて開催)にもご出演いただいた、アルゼンチンが誇るギター奏者のレオナルド・ブラーボさん。
前半は、アルゼンチンタンゴの歴史についてのお話。
楽器編成、歌詞、リズム、ダンス、演奏スタイルなどの変遷や、タンゴと日本の関わりについて、写真や音源、映像も交えて紹介していただきました。穏やかで優しい語り口調の中に、タンゴへの深い情熱が感じられるお話で、アンケートにも「歴史の話がわかりやすかった」「タンゴにさらに興味がわいた」などのお声がたくさん寄せられました。また、ブラーボさんが時折放つ茶目っ気あるコメントに笑い声が起きるなど、あたたかい雰囲気のレクチャーとなりました。
後半は、ミニ・コンサート。
ガルデルやピアソラの名曲などを、ギター1本で演奏していただきました。夏の終わりに、優しくノスタルジックなギターの音色が響き渡り、満席の小ホールが異国の夕風を感じるテラスのような心地よい雰囲気に包まれました。
“情熱の”という形容詞で表されることが多い「タンゴ」ですが、それはある一面のこと。アルゼンチンタンゴの幅広さや奥深さを垣間見ることができ、もっと知りたく、もっと聴きたくなるような、好奇心をくすぐられるイベントとなりました。
今後の友の会こがねいメンバーズ限定イベントも、どうぞお楽しみに。