ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席フルート奏者。
ソリストとしてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ブルサ国立交響楽団、ジュール・フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、京都市交響楽団、九州交響楽団、山形交響楽団、サンディエゴ交響楽団、ケルンテン交響楽団などと共演。“オーケストラで歌う”ことはまさに彼が演奏で成し遂げようとしていることであり、彼の独特なサウンドを際立たせている。ヨハネス・フォン・カルクレウス、ミヒャエル・コフラー、アンドレアス・ブラウに師事。オーレル・ニコレに薫陶も受ける。ドレスデンフィルハーモニー管弦楽団の首席奏者、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団を経て、2003年よりウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席奏者を務める。ミュンヘン国際コンクール等、多数の国際コンクールで入賞。カメラータ、ナミレコード、マイスターミュージック、BIS等からCDを出している。常に新しいレパートリーを増やし、現代曲の委嘱や初演も行なっている。また、世界中でマスタークラス、ワークショップを開催し、後進の指導にも力を入れている。三響フルート24K(頭部管はヴェルナー・トマジ)を使用。
1998 年横浜生まれ。9 歳より箏を始める。
音楽教師であり箏曲家のカーティス・パターソン氏の指導を受け、のちに箏曲家 沢井一恵氏に師事。16 歳でくまもと全国邦楽コンクール史上最年少 最優秀賞・文部科学大臣賞受賞。一躍脚光を浴び、2017年19 歳でメジャーデビュー。同年、東京藝術大学に入学。21年、藤倉大委嘱新作の箏協奏曲を鈴木優人指揮・読売日本交響楽団との共演で世界初演し、24年9月にはスロヴァキア及びウィーンにおいてそれぞれ招聘され、同曲で好演を果たしている。22年にはSUMMER SONICに異例の出演を果たし、同年、箏奏者として初めてブルーノート東京でライブを開催したことでも話題を集めた。これまでにMBS「情熱大陸」、テレビ朝日「題名のない音楽会」「徹子の部屋」など多数のメディアに出演。出光音楽賞、神奈川文化賞未来賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞受賞。伝統を受け継ぎながら、箏の新たな魅力を追求する若き実力者として注目と期待が寄せられている。
写真: ©日本コロムビア