ロシア民謡研究家であった北川剛を祖父に、バラライカ奏者であった北川つとむを父に持ち、幼少よりロシアの音楽に親しむ。
バラライカを北川つとむ、アレクサンドル=ダニーロフ、シンフォ二ー・オペラ指揮法をアレクサンドル=ゴンチャロフ、セミョーン=コーガン、
作曲・編曲を中島克磨、ゲンナージー=タルスチェンコ各氏に師事。
2004年にロシア国立ラフマニノフ記念ロストフ音楽院に特別奨学生として入学。
2008年に国際ロシア民族音楽コンクール〈ベロゴーリエ杯〉バラライカ部門で日本人初の優勝。
これまでに日本、ロシアで計7回ソロリサイタルを開催(05年ロストフ音楽院小ホール、06年カザルスホール、08年ロストフ州立フィルハーモニー、東京文化会館小ホール、11年ロストフ州立フィルハーモニー、15年トッパンホール、21年浜離宮朝日ホール)。
NHK交響楽団、モスクワ放送ロシア民族楽器オーケストラ、ロシア民族楽器オーケストラ「モスクワ」、新堀ギターオーケストラ、東京バラライカアンサンブル、国立モスクワ合唱団、合唱団「白樺」等と共演。
2007年にCD「Sounds of Balalaika」、10年に「バラライカ」(音楽センター)13年に「BalalaiQuartet」(音楽センター)17年に「Balalaika Concerts」を発表。
その他CDアニメ「ヘタリア」、映画「神様の言う通り」(三池崇史監督)の録音に参加。
全国各地での公演や、テレビ朝日「徹子の部屋」、NHK「うたコン」、BSジャパン「おんがく交差点」、文化放送「吉田照美のソコダイジナトコ」、TBSラジオ「久米宏ラジオなんですけど」など、TV、ラジオ、新聞等にたびたび登場し、日本でのロシア民族楽器普及の為、幅広く活動している。
2018年より歌手の加藤登紀子コンサートツアーに参加。
ロシアの国際民族楽器コンクールの審査員に日本人バラライカ奏者として初めて選ばれる。
ロシアの音楽を、祖父、父、子と三代にわたり継承する稀有な環境ばかりでなく、その豊かな音楽性とテクニックは、本場でも高い評価を得、日本はもちろん、世界から注目されるバラライカ奏者である。
日本ユーラシア協会常任理事。神奈川県日本ユーラシア協会バラライカ・ドムラ教室講師。北川記念ロシア民族楽器オーケストラ音楽監督。
幼少の頃よりピアノをはじめ、10歳からアコーディオンを江森登に師事。国立音楽大学附属音楽高等学校ピアノ科を卒業後、渡独。デトモルト音楽大学アコーディオン教育学科、フォルクヴァンク音楽大学芸術家コースを経て、2009年2月同大学ソリストコース・アコーディオン科を首席で卒業、ドイツ国家演奏家資格(Konzertexamen)を取得。御喜美江に師事。またウィーン私立音楽大学でも研鑽を積む。第三回JAA国際アコーディオン・コンクール上級の部、第3位入賞。
2009年夏に帰国後は、ソロや室内楽、新曲初演、オーケストラとの共演等、幅広い分野において、日本をはじめヨーロッパやアメリカなど国内外での演奏活動と共に、楽器についてのワークショップ&コンサートを日本各地の音楽大学で行うなど、特にクラシックや現代音楽の分野でのアコーディオンの普及にも尽力し、この楽器の魅力と可能性を発信している。
近年では、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京佼成ウインドオーケストラ定期公演、東京・春・音楽祭、サントリーホールサマーフェスティバル、東京文化会館プラチナ・シリーズ、武生国際音楽祭、久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ、井上芳雄による舞台「夜と霧」、NHKFMベストオブクラシック等に出演。また国内の現代音楽アンサンブル公演にも多く客演している。CDのリリースやレコーディング参加も多く、その確かな技術と音楽性を高く評価されている気鋭のアコーディオン奏者である。
NPO法人日本アコーディオン協会副理事長。