20世紀に生まれたジャズを新世紀に引き継いで行こうと「幅広い音楽ファンに応える音」を目標に北村英治が編成したカルテット。高度なテクニックを土台に独自の個性を持ち、さらに北村英治が目指す「ハッピーでエレガントなジャズ」を共に追求できる仲間が、長年活動をともにしている。
■北村英治 (きたむらえいじ) クラリネット
1929年東京都生まれ。慶応大学在学中にクラリネットを学び、51年南部三郎クインテットでプロデビュー。54年に自己のバンドを結成し、以来国内外でのコンサート、ディナーショー、ラジオ・テレビ出演等、幅広い演奏活動を行っている。77年モンタレージャズ祭(米国)に招かれ大好評を博し、以来世界各地の有名なジャズ祭に数多く出演し、世界的ジャズ・クラリネット奏者として活躍している。
1977年、南里文雄賞受賞
2007年、旭日小綬章受章
■高浜和英 (たかはまかずひで) ピアノ・ヴォーカル
1955年福井県生まれ。「ロミ&ジョーカーズ」でレコードデビュー。 「ロミ&ジョーカーズ」解散後、自己のバンドで活躍すると共に数多くの有名バンドで経験を積み、北村英治スーパーカルテットのピアノとヴォーカルも担当している。小金井ゆかりのピアニストでもある。
■山口雄三 (やまぐちゆうぞう) ベース
1952年東京生まれ。東京理科大学在学中からジャズベースをはじめ、卒業後、宮之上貴昭のバンドでプロ入り。八城一夫トリオ、大井貴司率いるグッドバイブレーションなど、多くのグループとセッションし、2002年より北村英治のバンドに参加している。
■八城邦義 (やしろくによし) ドラム
1959年東京都生まれ。中学在学中よりジャズドラムを始め、17才でプロデビュー。国内の数多くの一流バンドで活躍する一方、来日アーティストとの共演も多い。96年、北村英治スーパークインテットの一員として、モンタレー・ジャズフェスティバル(米 カリフォルニア)に出演し、アメリカのジャズファンを魅了。現在は国内の数々のトッププレーヤーとの共演の他、自己のグループでも活動している。
■キャロル山崎 (キャロルやまざき) ヴォーカル
東京都出身。父はアメリカ人、母は日本人、静岡県富士市で育つ。大学在学中からモデルとしてテレビ・雑誌等で活躍し、TBSドラマの主題曲で歌手デビュー。その後ジャズ・シンガーとして活躍の場をひろげ、近年は湘南ビーチFMでパーソナリティーを務め、自己のCDアルバムを発表するほか、多くの一流ミュージシャンと共演しスター・シンガーとして活躍している。
1993年、第9回日本ジャズヴォーカル賞新人賞受賞。
2011年、第27回日本ジャズヴォーカル賞大賞受賞。