●日本舞踊家集団「弧の会」(このかい)
日本の伝統芸能を代表する身体表現の一つであり、歌舞伎をはじめとする数々の芸能と切っても切れない関係を持っている「日本舞踊」。その普及と新たな創造の可能性に挑む、第一線で活躍中の男性日本舞踊家たちが流派を超えて結集したユニット。1998年に結成。紋付・袴のみの「素踊り」というスタイルで、わかり易く迫力に満ちた新作舞踊を次々と発表。中でも代表作『御柱祭(おんばしら)』は、日本舞踊の新作としては異例の60回を超える再演を全国各地で重ね大反響を呼んでいる。また若い世代に向けたレクデモ、ワークショップなどを精力的に展開。そのクオリティは各方面より高い評価を得、伝統芸能の世界で今熱い注目を浴びる日本舞踊家集団である。2000年度 舞踊批評家協会新人賞、2008年度 文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。