1985年の初演以来、全国各地で公演を重ね、800を超える公演をおこなってきた朗読劇。
唯一の被爆国である日本。日本人としての経験を記録ではなく、記憶にとどめたいと、演出の木村光一が膨大な資料から「母と子」に絞り朗読劇としてまとめた作品。
公演日時 | 7月12日(日) 14:30開場/15:00開演 |
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会場 | 大ホール (座席表はこちら) |
出演 | 有森也実・旺 なつき・かとうかず子・古村比呂・島田歌穂・原 日出子(五十音順) |
第一部 ヒロシマ/ 第二部 ナガサキ/ 第三部 その後 | 唯一の原子爆弾での被爆国である日本。日本人としての経験を記録でなく記憶に留めたいと、構成・演出の木村光一氏が遺稿や手記、詩歌など膨大な資料の中から、テーマを「母と子」に絞り朗読劇としてまとめたのが本作品です。母を亡くした子供、子を失った母たちの書いた手記が中心となっています。普通の生活を送っていた人々の言葉が静かに私たちの心に語りかける朗読劇。 第一部 ヒロシマ/ 第二部 ナガサキ/ 第三部 その後となっています。 死を目前にし、残した子供たちの言葉。大豆ごはんを食べなかった息子を叱ったまま補習授業の学校へ送り出した母の後悔。自分の目の前、校庭で親兄弟を荼毘にふすという想像も出来ない体験をせざるを得なかった少年の思い…。 朗読される言葉には人を思いやる気持ちや優しさが溢れ、そしてもっと生きたかったという思いが見えかくれしているのです。 その声と想いを次の世代に引き継ごうと、2011年以降、出演者は全員戦後世代になりました。戦争を知らない人間が、これからを担う若者たちに伝えてゆく。体験のない女優が、細かい演出・指導のもと、戦争の疑似体験をし、大切なものは何なのかを身体で受け止め表現することにより新しい作品としてよみがえりました。 「生きよう、生き抜こう!」と最期まで明日を夢みて死んでいった子供たちの、明るく前向きな言葉。 あの原爆で命を落とした彼らの死の上にある“今”を生きる私たち。 夏の一日は、彼らを思い考える日にと思い、毎夏続けているのです。 |
料金 |
全席指定 一般2,500円 U-25席1,500円 こがねいメンバーズ 一般2,000円 ※未就学のお子様の入場はご遠慮ください。 |
チケット発売日 | こがねいメンバーズ 3月15日(日) 市内先行 3月16日(月)~3月21日(土) 一般 3月29日(日) |
お問合せ | 小金井 宮地楽器ホールチケットデスク(当館2階事務室) TEL:042-380-8099(10:00~19:00/休館日第2・3火曜日を除く) |