東京藝術大学、同大学院独唱専攻、文化庁オペラ研修所修了。ミラノとミュンヘンに留学し、プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクール「オペラリア」等多数の国内外のコンクールに上位入賞を果たす。ワシントン・ナショナル・オペラ 『後宮からの逃走』でアメリカ・デビュー。ドレスデン国立歌劇場に『ばらの騎士』ゾフィー役でデビュー。エディンバラ音楽祭、トリノ王立歌劇場に出演し国際的な評価を得る。コンサートではアシュケナージ、テミルカーノフ、インバル、小澤征爾、チョン・ ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィ等の著名指揮者やNHK交響楽団、フランクフルト放響等の内外の主要オーケストラ、ドレスデン聖十字架教会合唱団と共演し成功を収める。2017年11月モンテヴェルディ生誕450年記念鈴木優人指揮BCJ歌劇『ポッペアの戴冠』のタイトルロールで好評を博す。コロラトゥーラの類稀なる技術、透明感のある美声と深い音楽性は各方面から絶賛され、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のメインテーマ、文部科学省主催公式プログラム「The Land of the Rising Sun」(宮本亜門演出)に出演など、日本を代表するオペラ歌手として常に注目を集めている。CD「春の声」ほかをリリース(エイベックス・クラシックス)。ワシントン・アワード、五島記念文化賞、出光音楽賞、ホテルオークラ賞、安宅賞受賞。
東京音楽大学卒業。桐朋学園大学研究科、二期会オペラスタジオ、新国立劇場オペラ研修所第1期修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミュンヘンへ留学。アテネで開催された「国際ミトロプーロス声楽コンクール2003」で最高位入賞。第5回ホテルオークラ音楽賞受賞。
2002年、新国立劇場『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼルでオペラ・デビュー。以降、二期会、新国立劇場を中心に多数のオペラ公演に出演。2015年には紀尾井ホールにて『オリンピーアデ』のアルジェーネ役、日生劇場にて『ドン・ジョヴァンニ』エルヴィーラ役と、初役に挑み卓越した歌唱と抜群の存在感を示した。また、モーツァルト作曲『コジ・ファン・トゥッテ』や『フィガロの結婚』を自らプロデュースするなど幅広く活動を行なっている。
これまでにチョン・ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィなど国内外の指揮者と主要オーケストラに共演を重ねるなどその活躍ぶりは目覚しい。
CDは「赤と黒」「地球はマルイぜ~武満徹:SONGS~」(レコード芸術特選盤)「ベル・エクサントリック~林美智子ベル・エポック歌曲集」をリリース。
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学大学院(音楽学専攻)修了。在学中に安宅賞受賞。 古典から近代にわたるイタリア歌曲を嶺貞子氏に、ドイツ歌曲を佐々木成子、ライナー・ホフマン各氏より学ぶ。 ピアノを川口恒子、渡辺健二、高出紘子の諸氏に、また、音楽学を船山隆、本田脩の各氏に師事。 声楽の伴奏者としては演奏家から常に深く信頼され、これまで著名な歌手と数多く共演を重ねる。現在、東京藝術大学声楽科伴奏助手、二期会イタリア歌曲研究会ピアニスト。