小金井 宮地楽器ホール

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【イベントレビュー】「弦楽器は語る」~弦楽器のしくみ

12/9(土)に控える「滝 千春 12-toneS」公演のプレ講座として、市内に工房を構える弦楽器職人の岩崎清夫さんを迎えて「弦楽器は語る」(全2回)と題したトークイベントを開催しました。第2回目のテーマは「楽器編~弦楽器のしくみ」です。

最初はヴァイオリニストの滝千春さんが登場し、J.S.バッハ作曲「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番」を演奏。凛とした伸びやかな音色に大きな拍手が贈られました。
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続いて講座はヴァイオリンの成り立ちの解説からスタート。「ヴァイオリンは最初、太鼓から始まりました」と岩崎さん。皮を張ってあったものから木を薄く削って張ったものに変わり、それに弦をつけてギターやリュートになり、弦を弓で弾きだしたのが馬頭琴やヴァイオリンへと形が変わっていったそうです。
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そして、弦楽器のしくみについて。魂柱(こんちゅう)という、表板と裏板の間に立ててある棒状の柱がヴァイオリンの音色を左右することを、岩崎さん特製のヴァイオリンの中の構造が見られるように表板がないヴァイオリンを見せながらお話くださいました。「まさに柱を立てることで魂が吹き込まれるんですね」と滝さん。
演奏家の意思を組んでプロの弦楽器職人が魂柱の調整をすることによって、弦楽器の美しい音色が生まれます。
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また、ヴァイオリンの形には黄金比がたくさん使われています。黄金比とは「人間が最も美しいと感じる」といわれている比率です。ヴァイオリンの特徴的な渦巻きや、f字孔の縦横の比率など、1つ1つ黄金比のある部分を説明しました。
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そして、今回は「弦楽器のしくみ」というテーマの通り、ヴァイオリン以外の弦楽器についても触れ、ヴィオラ奏者の瀧本麻衣子さん、チェロ奏者の奥村 景さんも登場。滝さんと瀧本さんがモーツァルト作曲「ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲」を、3人でドホナーニ作曲「セレナード」を演奏。力強く心に響く音色を聴けて、とても贅沢な時間でした。12月9日のコンサートもお楽しみに。
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12月9日(土)14:00開演「滝 千春 12-toneS」
詳細は【コチラ】から!

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