JR中央線「武蔵小金井駅」南口駅前にある文化施設です。578席の大ホールをはじめ、小ホール、市民ギャラリー、4つの練習室、和室、マルチパーパススペースがあります。
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〒184-0004
東京都小金井市本町6-14-45
TEL: 042-380-8077
FAX: 042-380-8078

開館時間: 9:00 ~ 22:00
受付時間: 9:00 ~ 20:00
休館日: 毎月第2火曜日および第3火曜日(祝日の場合はその直後の平日) / 年末年始
【友の会イベントレポート】
時代考証のプロが語る! 落語にみる江戸のくらし リターンズ!
19. 01. 28

1/22(火)に、友の会「こがねいメンバーズ」会員限定イベント「時代考証のプロが語る!落語にみる江戸のくらし リターンズ!」を、当館小ホールにて開催しました。

 江戸時代から伝わる大衆芸能の落語を聞きつつ、時代考証のプロが噺に描かれている江戸のくらしの“ホント”に迫るこの企画。2017年に開催し、お客さまと出演者から寄せられた「ぜひ第2弾を!」との熱い声にお応えしての“リターンズ!”です。

 まずは、「御慶(ぎょけい)」という正月を題材にした落語のネタによせて、東京学芸大学教授、日本時代考証学会会長の大石学先生より、江戸の年末年始についてのお話。

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すす払い、新暦配布、芝居の千秋楽、浅草寺や神田明神の市、年忘れの宴、売初に向けての仕入れ、餅つきなどで賑わう暮れの風景を、文献をもとに紹介。正月は、夜中の0時ではなく、明け方の鶏の一声をもって始まり、新しい桶で若水を汲むことが事始めであるという、今とは異なる考え方や、お屠蘇やお雑煮、松飾や凧あげ、羽つき遊びといった今も残る風習など、平成最後の年末年始を過ごしたばかりのタイミングに興味深い話が盛りだくさんでした。

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続いて、農工大学落語研究会出身の女流落語家、立川こはるさんによる落語「御慶」。

富くじに狂じている八五郎が、ついに一攫千金、裃袴で長屋中をやたら「ギョケイ、ギョケイッ!」と、新年の挨拶をして回るという噺。大石先生のお話によって、より鮮明に江戸の年末年始の情景が目に浮かんだところで、こはるさんの活き活き、はつらつとした熱演を楽しみました。「早く一張羅で挨拶周りに行きたいけど鶏が鳴くまで待つ」というくだりでは、思わずひざを打つ方も。

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後半は、落語「棒鱈(ぼうだら)」からスタート。

料理屋を舞台にした、田舎侍と江戸っ子のケンカの噺。こはるさんの小気味良いべらんめい調が炸裂。スピード感溢れるパフォーマンスに、笑い声が絶えませんでした。

 続いて、その登場人物「田舎侍」と「江戸っ子」について、大石先生のお話。現代のように交通網や情報網が発達していなかった江戸時代は、参勤交代によって、物や文化の行き来がありました。そのため、江戸で流行した最先端ファッションが地方に伝わり、それを“粋”だと思って身に着けて江戸に戻る頃には、流行遅れ=“野暮”になっているという時差も。「なるほど~!」という話の連続に、熱心にメモを取っている方もたくさんいらっしゃいました。

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最後はお二人の対談。小金井の地元ネタや、興味が尽きないお互いの分野についての話題で大盛り上がりのうちに終了しました。大石先生の「われわれの先祖の暮らしぶりは、歴史の教科書からだけでは見えてこない。落語や文学から学ぶことがたくさんある」という言葉が印象的でした。

 今後の友の会こがねいメンバーズ限定イベントも、どうぞお楽しみに!

 
【イベントレポート】
友の会こがねいメンバーズ会員限定イベント
滝 千春&沼沢淑音~ブラームスとドイツで聴く現代音楽を小金井に~
18. 12. 23

友の会「こがねいメンバーズ」では、年に数回、会員限定イベントを開催しています。
今回は、小金井ゆかりのヴァイオリニスト滝 千春と、注目の若手ピアニスト沼沢淑音(よしと)によるコンサートを開催しました。
クラシックといえば古典作品というイメージが強い中、滝さんがこの日のために特別に用意した演奏される機会の少ない現代曲を交えたプログラム構成。

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前半はブラームスの「ヴァイオリン・ソナタ」と、滝さんのデビュー10周年を記念して編曲された「ピーターと狼」。
「ピーターと狼」では、演奏前に物語と登場するキャラクターの旋律モチーフを紹介し、
演奏とともに情景が目に浮かぶユニークな演出で聴かせました。

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後半は、現代音楽中心のプログラム。
足踏みをしながら演奏するコリリアーノの「ストンプ」や、
超絶技巧がふんだんに使われているツィンマーマンの「ヴァイオリン・ソナタ」、そして難曲といわれるラヴェルの「ツィガーヌ」と熱演。
参加した会員さまからは「クラシックの幅の広さを感じた」「刺激的で良いプログラムだった」などのお声をいただきました。

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最後はこきんちゃんと一緒に記念撮影です!

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友の会イベントレポート
「知って楽しむ世界の音楽~魅惑のアルゼンチンタンゴ編~」
18. 09. 03

8/29(水)に、こがねいメンバーズ会員限定イベント「知って楽しむ世界の音楽~魅惑のアルゼンチンタンゴ編~」を、当館小ホールにて開催しました。

出演は、「小松亮太スペシャル・トリオ」コンサート(2016年大ホールにて開催)にもご出演いただいた、アルゼンチンが誇るギター奏者のレオナルド・ブラーボさん。

前半は、アルゼンチンタンゴの歴史についてのお話。

楽器編成、歌詞、リズム、ダンス、演奏スタイルなどの変遷や、タンゴと日本の関わりについて、写真や音源、映像も交えて紹介していただきました。穏やかで優しい語り口調の中に、タンゴへの深い情熱が感じられるお話で、アンケートにも「歴史の話がわかりやすかった」「タンゴにさらに興味がわいた」などのお声がたくさん寄せられました。また、ブラーボさんが時折放つ茶目っ気あるコメントに笑い声が起きるなど、あたたかい雰囲気のレクチャーとなりました。

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後半は、ミニ・コンサート。

ガルデルやピアソラの名曲などを、ギター1本で演奏していただきました。夏の終わりに、優しくノスタルジックなギターの音色が響き渡り、満席の小ホールが異国の夕風を感じるテラスのような心地よい雰囲気に包まれました。

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“情熱の”という形容詞で表されることが多い「タンゴ」ですが、それはある一面のこと。アルゼンチンタンゴの幅広さや奥深さを垣間見ることができ、もっと知りたく、もっと聴きたくなるような、好奇心をくすぐられるイベントとなりました。

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今後の友の会こがねいメンバーズ限定イベントも、どうぞお楽しみに。

 
友の会イベントレポート「パイプオルガンの魅力」 18. 03. 28

3/8(木)に、こがねいメンバーズ会員限定イベント「パイプオルガンの魅力 ~オルガン音楽で辿る、スヴェーリンクからバッハまで~」を、当館小ホールにて開催しました。

日本を代表するオルガニストであり、日本キリスト教団小金井教会のオルガニストを務める松居直美さんが出演。

前半は、オルガンの歴史や構造などのお話を交えながら、オルガンの音色の変化を楽しめる曲などを披露。後半は、各国のパイプオルガンの写真をスライドで紹介。いろいろなパイプオルガンの美しさや複雑な演奏台の写真に各国・時代へ思いを馳せた後に、バッハを3曲堪能しました。

 

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休憩時間には、オルガンの搬入・調律のために会場入りしていたオルガン製作者が、オルガンの内部を見せてくださり、オルガンを囲んで会話がはずみました。 

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製作者:Marc GARNIER Orgues(France) 製作年:1989年

普段、あまり触れることの出来ない、パイプオルガンの魅力を存分に体感できるイベントとなりました。

  

【演奏曲目】

 J.S.バッハ     :『アンナ・マグダレナのクラヴィーア小曲集』より メヌエット ト長調 、ト短調 

             『ゴルドベルグ変奏曲』より アリア ト長調 BWV988

J.P.スヴェーリンク :我が青春の日々は終わりぬ SwWV324

J.J.フローベルガー :VT・RE・MI・FA・SOL・LA によるファンタジア FbWV201

G.ムッファト      :『音楽とオルガンの資料』より トッカータ 7番

 J.S.バッハ      :尊き御神の統べしらすままにまつろい BWV691

             イエスよ、わが喜び BWV713

             甘き喜びに包まれ BWV729